本土決戦第一次兵備
本土決戦第一次兵備(ほんどけっせんだいいちじへいび)とは、1945年(昭和20年)2月28日に行われた大本営の本土決戦に備えて行われた、最初の師団増強である。
沿岸配備師団16個師団・1個独立混成旅団が新設され、本土や朝鮮半島の沿岸部に配備された。所属した歩兵連隊は4個で、3個連隊が沿岸防衛を担い、1個連隊が機動防御に当たるという目的であった。装備は貧弱で、「はりつけ師団」や「かかし兵団」などと呼ばれた。
これらの師団が敵と戦闘に入れば、機動打撃師団と呼ばれた機動力・武装のすぐれた師団(本土決戦第二次兵備・第三次兵備で設立された)が応援に駆け付ける計画であった。
配備部隊一覧
- 第140師団
- 第142師団
- 第143師団
- 第144師団
- 第145師団
- 第146師団
- 第147師団
- 第150師団
- 第151師団
- 第152師団
- 第153師団
- 第154師団
- 第155師団
- 第156師団
- 第157師団
- 第160師団
- 独立混成第101旅団
関連項目
決号作戦 - 本土決戦
本土決戦第一次兵備 - 本土決戦第二次兵備 - 本土決戦第三次兵備
沿岸配備師団 - 機動打撃師団
- 根こそぎ動員
- 大日本帝国陸軍師団一覧
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