ファン・アンド・ファンシー・フリー






























































ファン・アンド・ファンシー・フリー

Fun and Fancy Free
監督
ウィリアム・モーガン(本編)
ハミルトン・ラスク(アニメ)
ジャック・キニー(アニメ)
ビル・ロバーツ(アニメ)
脚本
ホーマー・ブライトマン
ハリー・リーヴズ
テッド・シアーズ
ランス・ノリー
エルドン・デディーニ
トム・オレブ
製作
ウォルト・ディズニー
出演者
エドガー・バーゲン
ダイナ・ショア
音楽
チャールズ・ウォルコット
ポール・J・スミス
オリバー・ウォレス
エリオット・ダニエル
配給
アメリカ合衆国の旗 RKO
日本の旗 大映
公開
アメリカ合衆国の旗 1947年9月27日
日本の旗 1954年8月9日
上映時間
73分
製作国
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語
英語
前作
メイク・マイン・ミュージック
次作
メロディ・タイム
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ファン・アンド・ファンシー・フリー』(原題:Fun And Fancy Free)は、1947年9月27日公開のディズニー作品である。ディズニー長編アニメーション第9作。


(世界各国の公開年については、シンプル英文版「Fun and Fancy Free」も参照)




目次






  • 1 概要


  • 2 あらすじ


    • 2.1 ボンゴ


    • 2.2 ミッキーと豆の木




  • 3 キャラクター


    • 3.1 ミッキーと豆の木




  • 4 日本でのビデオ発売


  • 5 キャスト


    • 5.1 ボンゴ


    • 5.2 ミッキーと豆の木




  • 6 備考


  • 7 脚注


  • 8 外部リンク





概要


戦時中スタジオを移している時、製作されたオムニバス・シリーズ6作のうち第4作に当たる。



  • ボンゴ(ナレーション:ダイナ・ショア)

  • ミッキーと豆の木(ビデオ版=ミッキーのジャックと豆の木)


上記2作を収録。
繋ぎのシーンでは、「ボンゴ」の案内役をピノキオのジミニー・クリケットが、「ミッキーと豆の木」の案内役を腹話術師のエドガー・バーゲンと南部の唄のヒロインを演じたルアナ・パットンが務めている。


初公開当初のタイトルは「子ぐま物語(原題:Fun And Fancy Free)」であったが、後に現在の映画名に改題された。



あらすじ



ボンゴ


サーカスで育った子熊のボンゴはショーが終わるたびに乱暴に扱われ、冷たい檻の中で眠るという生活に嫌気がさし、サーカスから抜け出して森の中で生活をすることになる。そこで出会ったメスの子熊・ルルベルと恋に落ちるが、それを妬んだ乱暴者のオス熊・ランプジョーに取られてしまう。ボンゴはルルベルを取り返すため、サーカスで鍛えられたショーの技で単身ランプジョーに立ち向かう。



ミッキーと豆の木


自然豊かに活気あふれる村、しあわせ谷(VHS版では幸福の谷)。この村の宝物は何といっても丘にそびえ立つ城にある一台の魔法のハープの歌声であった。だがその時間は長くは続かず、一瞬にして崩れ去る。ある日突如城が黒い影に覆われ、同時にハープはどこかへ消えて無くなってしまった。ハープの歌声を失ったことで作物は枯れはて、川は干上がり、地獄と化した。


村の住民の一人であるミッキーマウスは仲間のドナルド、グーフィーと共に残り少ない食料をごく少量ながらも分け合いながら何とか苦難を乗り越えてきた。しかし、空腹に耐えかねたドナルドが混乱してしまい、挙句には乳牛に噛り付く始末。悩んだ末にミッキーは乳牛を町へ売ることを決意する。


その夜ご馳走を期待していたドナルドとグーフィーであったが、ミッキーが持ち帰ってきたのは何と豆。魔法の豆であると伝えるミッキーであったが怒ったドナルドはその豆を捨ててしまい、さらに運の悪いことに床に空いていた小さな穴に全て落ちてしまう。そしてその夜、その豆にある奇跡が起こる。



キャラクター



ミッキーと豆の木



ハープ

しあわせ谷の丘にそびえ立つ巨大な城にある楽器。村の宝として重宝されていたが、ウィリーによって盗まれる。人間の女性の姿を合わせたような形をしている。意思を持っているが、自分から動くことは出来ず、移動の際には誰かに運んでもらう必要がある。

美しい歌声で聞いた対象の者を眠らせる事も可能。ちなみに歌詞は関係無く、ミッキーがウィリーからドナルドとグーフィーが閉じ込められた箱を開けるための鍵を取りに行こうとした際にこの作戦を使っている。

ウィリー

山のような巨人。「ミッキーと豆の木」では、腕力だけは強いが頭が少し弱く、凶暴で我儘だが愛嬌のある悪役として登場。自分だけ子守唄を聞きたいがためにハープを奪い、しあわせ谷を荒れ地にさせた。最後は魔法のハープを奪われた事に激怒し、ミッキーを追いかけている挙句に豆の木をノコギリで切り倒され転落してこの世を去ったと思いきや、実は生きており、バーゲンの家の屋根をあけてミッキーの行方を尋ねた。

「ミッキーのクリスマスキャロル」では、よくばりな高利貸し・エヴェニーザ・スクルージを怖がらせる現在のクリスマスの精霊の役で出演。



日本でのビデオ発売


この作品のビデオは様々なバージョンが制作され、日本でもそれぞれに新しく吹き替えが録られている。




ポニーキャニオン版

「ボンゴ」と「ミッキーと豆の木」を収録したビデオが発売された。


ポニー版・バンダイ版

「ファン・アンド・ファンシーフリー」本編を収録したものを「子ぐま物語」と題し、発売されている。

近年オフィスワイケー版DVDが発売されるまで、唯一全編を収録していた希少なソフトであった。


ブエナ・ビスタ版

「とっておきの物語」シリーズの「ピーターとオオカミ」に「ボンゴ」が収録されている。

「ミッキーと豆の木」も同じく、「とっておきの物語」シリーズの「ミッキーと豆の木」に収録されている。このバージョンにはオリジナル版のエドガー・バーゲンらによる語りの部分がカットされており、代わりにルードヴィヒ・フォン・ドレイク教授と、虫のハーマンが進行役であるアニメーションに差し替えられている。


ディズニー・チャンネル版

ディズニー・チャンネルでは「子ぐま物語」というタイトルで全編が放送された。このバージョンの吹き替えは後に、WOWOWでも放送された。


オフィスワイケー版

パブリックドメインDVDとして廉価で発売されているが、初の正規題名での発売であり、同時に2016年現在では本編を収録した唯一のDVD。



キャスト



ボンゴ













































役名
原語版声優
日本語吹き替え

ポニー・
バンダイ版

BVHE版

DC版
ジミニー・クリケット クリフ・エドワーズ 内田稔
肝付兼太
サーカス団員   関時男  
ランプジョー キャンディ・キャンディード 原語版流用
クマたち ザ・キングスメン 劇団昴  
ミュージッククリエイション
ナレーション ダイナ・ショア 北村昌子 肝付兼太
戸田恵子


ミッキーと豆の木


































































































役名
原語版声優
日本語吹き替え

ポニー・
バンダイ版

BVHE版[1]

DC版
ミッキーマウス ジム・マクドナルド 後藤真寿美 納谷六郎
青柳隆志
ドナルドダック クラレンス・ナッシュ 関時男
山寺宏一
グーフィー ピント・コルヴィッグ 小山武宏
島香裕
ウィリー ビリー・ギルバート 内田稔
西尾徳
ハープ アニタ・ゴードン 下川久美子 勝生真沙子
ジミニー・クリケット クリフ・エドワーズ 内田稔  
肝付兼太
エドガー・バーゲン エドガー・バーゲン 久米明  
大木民夫
チャーリー・マッカーシー 牛山茂  
岡野浩介
モーティマー・スナード 吉水慶   島香裕
オフェリア 唐木ちえみ   大木民夫
ルアナ・パットン ルアナ・パットン 下川久美子  
岡村明美
ルードヴィヒ・フォン・ドレイク ポール・フリーズ   大木民夫  
ハーマン     松本梨香  

米国でTV放送されたバージョンの中にはスターリング・ホロウェイによるナレーションが収録されたバージョンも存在する。



備考



  • ポニーキャニオン版のミッキーと豆の木はオリジナル版と比べ一部シーンがカットされている。

  • 1つ目は巨人の家に向かうシーンでドナルドが巨大トンボを挑発するが、オリジナル版はその後トンボが攻撃してきて船が水浸しになり慌てふためく中、2回目の攻撃を食らいそうになる直前トンボは巨大魚に食べられるが1回目の攻撃シーンがカットされているため違和感がある。

  • 2つ目は巨人の家に到着して巨人のご馳走を食べるシーンで、グーフィーがゼリーの上で落とした帽子と奮闘するシーンが大幅にカットされていてかなり不自然な形になっている。

  • また、ミッキーがだぜと語尾につけたりグーフィーが『フニクリ・フニクラ』の替え唄で、ホットケーキやパンとケーキ、俺といって作るなどディズニーチャンネル版と言葉遣いが違うシーンも見受けられる。

  • 乳牛を町へ売りに行ったミッキーが帰るまでの間、ドナルドとグーフィーが歌っていたのは『フニクリ・フニクラ』の替え唄。

  • 1995年11月3日と1996年11月23日にWOWOWの「I LOVE Disney・スペシャルデー」内で放送された。



脚注


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  1. ^ 長らく放送等はなかったが、2018年11月3日・18日に、ディズニー・チャンネルで、1990年9月21日にVHSで発売されたものと同じ邦題タイトルである『ミッキーと豆の木』として、ハイビジョン放送が行われた。なお、ハイビジョン放送による『ミッキーと豆の木』で、BVHE版初代の日本語吹き替えが放送されるのはこれが初となり、BVHE版初代の日本語吹き替えにおける音楽協力にユニバーサルミュージックが関わるのは、1990年代前半から1999年の初夏までポニーキャニオンとライセンス契約を結んでいた時以来となる。




外部リンク




  • ファン・アンド・ファンシー・フリー - allcinema


  • ファン・アンド・ファンシー・フリー - KINENOTE


  • Fun and Fancy Free - オールムービー(英語)


  • Fun and Fancy Free - インターネット・ムービー・データベース(英語)

    • Mickey and the Beanstalk - インターネット・ムービー・データベース(英語)



  • Fun and Fancy Free - The Big Cartoon DataBase













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