空対空ミサイル
QF-102A標的機を直撃するAIM-120 空対空ミサイル (くうたいくうミサイル、英語: air-to-air missile, AAM )は、兵器の1種であり、空中から発射され空中の目標を攻撃するためのミサイルである。 目次 1 概要 2 メカニズム 2.1 飛翔制御・推進方式 2.2 誘導方式 2.2.1 捕捉方式 2.2.2 中間誘導 2.2.3 終末誘導 3 技術史・運用史 3.1 初撃墜 3.2 全方位交戦能力の獲得 3.3 オフボアサイト射撃能力の獲得 4 運用術 5 主要な空対空ミサイルの一覧 6 出典 概要 長い円筒形をした本体形状に加え、前後中央の内の2箇所に4枚程の安定翼や姿勢制御翼をそなえているものが多い。本体は前から、シーカーを含む誘導部、弾頭部、固体ロケットエンジンなどの推進部で構成される。 空対空ミサイルの多くが戦闘機から発射され、敵航空機の撃墜によって航空優勢を得るために使用されるが、攻撃機や攻撃ヘリコプターのような航空機でも自衛的な目的など必要に応じて武装に加えられる。固定翼航空機では主翼下や主翼端、胴体下や胴体内部に搭載される。 第二次世界大戦中頃から開発が始まり、1960年代頃から本格的に用いられるようになった。成功した空対空ミサイルは地上発射機や海上艦艇に載せられ、比較的短射程の地対空ミサイルや艦対空ミサイルとして使用されるものもいくつかある。 メカニズム 飛翔制御・推進方式 詳細は「ミサイル#エンジン」および「ミサイルの飛翔制御方式」を参照 航空機同士の制空戦闘などでの使用が中心となり、短時間で高速度まで加速できる能力が要るためロケットエンジンが採用され、また、多くが小型で多数運用時での保守の手間やコストも考慮されて固体燃料ロケットが多い。 近年では射程を延ばすためロケットエンジンに加え、ラムジェットエンジンを装備するものも開発されている。 姿勢制御翼によって飛翔方向を制御するものが多いが、推力偏向方式を取り入れたものもある。 誘導方式 詳細は「ミサイルの誘導方式」を参照 空対空ミサイルの誘導プロセスは、発射前の目