街コン
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街コン(まちコン)とは、地域振興を目的とした大規模なコンパイベントのこと。
概要
街コンは、街ぐるみで行われる大型の合コンイベントである。一般的な合コンと異なり、参加者は少ない場合でも数十名以上、規模の大きいものでは3000名弱にもなる。同性2名以上で1組となり、開催地区の定められた複数の飲食店を廻る。各店舗でリストバンドなどの参加証を呈示することで、制限時間内であれば定額で飲食が可能という内容で開催されるものが多い。最近は1店舗を貸切とするような「店コン」を、街コンというケースがほとんどとなっており、年間で40万回以上開催されている。婚活にくらべ気軽に楽しく参加できるのが特徴で、若い参加者を中心に盛り上がっている。
発祥は2004年に開催された栃木県宇都宮市の「宮コン」であり、その後、全国の都市に広がりを見せている[1]。こういった取り組みは全国各地で開催されており、「出会いの場創出」と「地域活性化」が融合したイベントとして注目を浴びている。また最近[いつ?]は1店舗を貸切にした「店コン」、ショッピングモールを使った「モールコン」などさまざまな恋愛系のイベントにも派生を見せている。
全国各地で開催される街コンをまとめたポータルサイトもあり、趣味を共通とした「趣味コン」や、参加者の年齢や職業を制限するものなど、多種多様な形態で開催され、理想の出会いを求める人たちにとって非常に有益なものとなっている。
料金はリーズナブルで、主に女性が低価格で楽しめるものが多く、飲み放題で料理もついているのが一般的な形となっている。
開催は土曜日・日曜日の午後が多く、飲食店にとってはアイドルタイムと呼ばれる来店が少ない時間帯であるため、売り上げにも貢献している。更に同じ地域内に住む人同士の出会いの機会が高くなる点も多くの人に受け入れられている理由の一つである。特に近年は少子化による若年層の人口減などで結婚に結びつくいい出会いの機会が減っていると言われるが、未婚率増加を解消する効果もある。
近年は街コンの人気をビジネスに利用する動きがあり、本来の飲食店の活性化と出会いの場をセッティングするという目的から逸脱したケースもある。そこで2012年に全国街コン協議会が発足し、公式サイトを通しての情報発信やSNSでの情報交換、全国街サミットの開催などを通して、街コン本来の趣旨を伝えるとともに街コンのモラルの維持に努めている。
現在の街コンでは、各ポータルサイトからの申し込みが一般的となっている。
脚注
^ “出会い求め「宮コン」大盛況 とちまるくんとミヤリー初参戦 栃木”. 産経新聞. (2012年9月9日). オリジナルの2012年9月9日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120909055310/http://sankei.jp.msn.com/region/news/120909/tcg12090902180003-n1.htm 2016年4月16日閲覧。
関連項目
- コンパ
- 地域おこし
- 結婚活動
- カップリングパーティー