コンパ
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コンパは、仲間と親睦を深めるために行う飲み会のこと。主に日本の学生や若者の使う俗語で、語源はドイツ語: Kompanie、英語: company、フランス語: compagnieなどに由来する[注釈 1]。1950年代には「コンパ」という名称のパブも流行した[2]。コンパには、合コン(合同コンパ)、新歓コンパ、追いコン(追い出しコンパ)、意見交換会などの種類がある。
目次
1 概要
2 コンパと飲酒
3 ゲーム
4 脚注
4.1 注釈
4.2 出典
5 参考文献
6 関連項目
概要
明治期に学生・書生の風俗が確立すると、同じ寮やクラスなどに属する者が互いに親睦を深めるために酒席をともにする習慣が生まれた。もっとも明治期では、酒は必須でなかったらしい。生方敏郎『明治大正見聞史』の81、85頁には、お金を出し合ってパンや餅菓子、焼き芋を買って食べながら歓談する「コンパニー」という集まりが記されている。これが旧制高校・大学を経て、戦後の新制大学に受け継がれ、大学進学率の上昇とともにひろく一般的な習俗として受け入れられるようになったのが現在のコンパである。
コンパと飲酒
コンパが行われる際には、「一気飲み」と呼ばれる一気に酒のグラスを飲み干す飲み方をすることがある。なお、「一気飲み」を行う際には、手拍子や掛け声(コールと呼ばれる)、歌(掛け声ソング)などで観衆が盛り上げる風習がある。また、これらに関してはホストクラブのような水商売の現場でも行われている。
他の飲酒にまつわる諸問題としては、下戸など、酒を飲めない、または飲まない人に対する飲酒の強要や、未成年者の飲酒[3]などがある。
近年では一気飲みなどの無謀な飲み方や、飲酒の強要によって急性アルコール中毒になる可能性が高いとして、医療関係者などから警告が出ている。実際、1990年代から、急性アルコール中毒による死者が多発して社会問題となっている。2006年(平成18年)、熊本大学医学部漕艇部での急性アルコール中毒死事件では、福岡高裁による安全配慮義務に違反しているという被害者側の逆転勝訴判決(一審の熊本地裁では被害者側敗訴)が下され[4]、一気飲みに対する有罪の判例ができた。
ゲーム
また、場を盛り上げるためや酒の勢いを増すことのために、参加者の間でゲームが行われることがある。主なゲームとしては以下のようなものがある。
- 山手線ゲーム
- 笑っちゃいけないゲーム
- ピンポンパンゲーム
- ポッキーゲーム
- 王様ゲーム
- 野球拳
脚注
注釈
^ コンパは和製英語である。コンパに相当する、学生の飲み会を意味する英語は無い。より広い意味を持つパーティー(party)という語を使い、コンパを英語でいうことができる。語源のcompanyには飲み会の意味は無い[1]。
出典
^ 坂田俊策 『NHKカタカナ英語うそ・ほんと』 日本放送出版協会、1988年5月20日、47頁。
^ デイリーポータルZ「コンパ」ってどんなお店?
^ “イッキ飲みは死を招く”. 全国大学生活協同組合連合会. 2017年12月17日閲覧。
^ “熊本大学医学部・高裁逆転勝訴までの経緯”. 特定非営利活動法人アスク. 2017年12月17日閲覧。
参考文献
- 生方敏郎 著『明治大正見聞史』1978年(昭和53年) (中央公論新社)
関連項目
- ナンパ
- イベント系サークル
- ナイトクラブ
- ディスコ
- 全日本コール選手権
- 歌垣
- カップリングパーティー
- 結婚活動
- 街コン
メンサ - ランス・ウェア氏がIQが高すぎて男性が寄ってこない妹の為に結成した高IQの合コンパーティー。