大阪アジアン映画祭















































大阪アジアン映画祭
Osaka Asian Film Festival

メイン会場のABCホールがある朝日放送本社(大阪・ほたるまち)
メイン会場のABCホールがある朝日放送本社(大阪・ほたるまち)

イベントの種類
映画祭
通称・略称
OAFF
正式名称
大阪アジアン映画祭
開催時期
毎年3月上旬
初回開催
2005年
会場
ABCホール
大阪市内の映画館・ホール
主催
大阪映像文化振興事業実行委員会
ABCホールへの交通アクセス
最寄駅
JR東西線新福島駅
駐車場
なし

公式サイト

大阪アジアン映画祭(おおさかあじあんえいがさい、英称 Osaka Asian Film Festival、 略称 OAFF)は、大阪市で毎年3月(2005年~2007年は11月)に開催されるアジア映画、またはアジアに関連する映画を上映する映画祭である。




目次






  • 1 歴史


  • 2 メイン会場


  • 3 これまでの映画祭


    • 3.1 2005年 韓国エンタテインメント映画祭2005 in 大阪


    • 3.2 2006年 大阪アジアン映画祭2006


    • 3.3 2007年 大阪アジアン映画祭2007


    • 3.4 2009年 大阪アジアン映画祭2009


    • 3.5 2010年 大阪アジアン映画祭2010


    • 3.6 2011年 大阪アジアン映画祭2011


    • 3.7 2012年 第7回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2012


    • 3.8 2013年 第8回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2013


    • 3.9 2014年 第9回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2014


    • 3.10 2015年 第10回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2015


    • 3.11 2016年 第11回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2016


    • 3.12 2017年 第12回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2017


    • 3.13 2018年 第13回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2018


    • 3.14 2019年 第14回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2019




  • 4 その他


  • 5 脚注


  • 6 外部リンク





歴史


2005年日韓国交正常化40周年を記念して「韓国エンタテイメント映画祭2005 in大阪」が開催される(第1回)。2006年(第2回)から「大阪アジアン映画祭2006」と名称が変更され、出品作の製作国が韓国のほか、香港、中国、日本など東アジアに拡大。2007年(第3回)にはマレーシア、タイと南アジアまで拡大する。


2009年(第4回)より、暉峻創三(映画評論家)がプログラミング・ディレクターに就任[1]
。「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマに日本初上映作品や新人監督の発掘に力を入れるようになる[2]。開催時期、メイン会場を変え、おおさかシネマフェスティバルも同時開催される[2]。また観客賞が新設される。


2011年(第6回)コンペティション部門、およびグランプリ(最優秀作品賞)、来るべき才能賞、ABC賞が新設される。当初からシネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)助成作品とアジアの新進監督の上映・交流を行うアジアン・ミーティング大阪を開催してきたが、2012年(第7回)にシネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)事業が統合され、インディ・フォーラム部門となる。同時に主催者名も大阪アジアン映画祭実行委員会から大阪映像文化振興事業実行委員会に変更される。


2015年(第10回)薬師真珠賞が新設される。


2016年(第11回)に、インディペンデント映画に焦点を当てたインディ・フォーラム部門で上映される日本映画を対象に、米国ニューヨーク市のジャパン・ソサエティー(日本映画祭「ジャパン・カッツ!」主催団体)がエキサイティングかつ独創性に溢れると評価した作品に授与する「JAPAN CUTS Award」を新設[3]


2018年(第13回)に、60分未満の作品のうち、日本初上映の作品を対象に最も高い評価を得た作品に授与される「芳泉短編賞」が芳泉文化財団により新設される。



メイン会場



  • 2005年(第1回)~2006年(第2回) リサイタルホール(フェスティバルホール内)

  • 2007年(第3回) そごうホール

  • 2009年(第4回)~2012年(第7回) ABCホール

  • 2013年(第8回) 梅田ブルク7

  • 2014年(第9回)以降 ABCホール



これまでの映画祭



2005年 韓国エンタテインメント映画祭2005 in 大阪


  • 期間 2005年12月9日~12月23日

    • <前夜祭>日韓新鋭監督特集「日韓New Waveの現在」

    • <日韓名作映画祭>近くて近い国へ




2006年 大阪アジアン映画祭2006



  • 期間 2006年11月4日~11月30日

  • 特集

    • 東アジア映画の現在

    • 憧れのアジア名優特集~特選!アジア人気スター映画一挙上映





2007年 大阪アジアン映画祭2007



  • 期間 2007年11月2日~11月23日

  • 特集:特別企画「映画はお笑いだ!」



2009年 大阪アジアン映画祭2009



  • 期間 2009年3月7日~3月22日

  • 受賞結果 
    • 観客賞:『サイアム・スクエア』




2010年 大阪アジアン映画祭2010



  • 期間 2010年3月6日~3月14日

  • 特集 

    • 関連企画「ヤスミン・アハマド監督追悼特集」

    • SAPPOROショートフェスト2009優秀作品特別上映



  • 受賞結果 
    • 観客賞:『聴説』




2011年 大阪アジアン映画祭2011



  • 期間 2011年3月5日~3月13日

  • 部門
    • コンペティション、特別招待作品 


  • 特集 

    • <Director in Focus>深田晃司という才能

    • <韓国映画傑作選>

    • <ジョニーは恋愛も語る>



  • 受賞結果 

    • グランプリ(最優秀作品賞):『恋人のディスクール』[4]

    • 来るべき才能賞:バンジョン・ピサンタナクーン(『アンニョン!君の名は』監督)

    • ABC賞:『アンニョン!君の名は』

    • 観客賞:『一万年愛してる』



  • 国際審査委員:審査委員長 行定勲(映画監督/日本)、キム・デウ(映画監督/韓国)、ミルクマン斉藤(映画評論家/日本)



2012年 第7回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2012



  • 期間 2012年3月9日~3月18日

  • 部門
    • コンペティション、特別招待作品、インディ・フォーラム


  • 特集 
    • 香港映画祭


  • 受賞結果

    • グランプリ(最優秀作品賞):『神さまがくれた娘』[5]

    • 来るべき才能賞:Namewee(『ナシレマ2.0』監督)

    • スペシャル・メンション:『ラブリー・マン』/『刀のアイデンティティ』

    • ABC賞:『神さまがくれた娘』

    • 観客賞:『セデック・バレ』



  • 国際審査委員:審査委員長 上野昂志(批評家・映画評論家/日本)、キム・テシク(映画監督/韓国)、アダム・ウォン(映画監督/香港)



2013年 第8回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2013




第8回の会場となった梅田ブルク7(梅田・E-MA内)



  • 期間 2013年3月8日~3月17日

  • 部門
    • コンペティション、特別招待作品、インディ・フォーラム


  • 特集 

    • Special Focus On Hong Kong

    • Director in Focus:リー・ユーの電影世界


    • GTHの7年ちょい~タイ映画の新たな奇跡

    • 日本映画人のニュー・フロンティア

    • 東日本大震災から2年「メモリアル3.11」



  • 受賞結果 

    • グランプリ(最優秀作品賞):『親愛』[6]

    • 来るべき才能賞:ホアン・ペイチア(『ポーとミーのチャチャ』主演女優)

    • スペシャル・メンション:仲代達矢(『日本の悲劇』主演男優)

    • ABC賞:『ポーとミーのチャチャ』

    • 観客賞:『恋の紫煙2』



  • 国際審査委員:ゾーイ・チェン(金馬奨プログラム・ディレクター/台湾)、ツァン・ツイシャン(映画監督/香港)、高橋陽一郎(映画監督/日本)



2014年 第9回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2014



  • 期間 2014年3月7日~3月16日

  • 部門 コンペティション、特別招待作品、インディ・フォーラム

  • 特集

    • 台湾:電影ルネッサンス2014
      • 小特集:台湾語映画、そして日本


    • Special Focus On Hong Kong 2014
      • 追悼 ランラン・ショウ


    • 東日本大震災から3年「メモリアル3.11」



  • 受賞結果 

    • グランプリ(最優秀作品賞):『シフト』(劇場公開題『SHIFT~恋よりも強いミカタ~』)(監督:シージ・レデスマ/フィリピン)

    • 来るべき才能賞:ハ・ジョンウ(『ローラーコースター』監督)

    • 最優秀女優賞:カリーナ・ラウ(『越境』主演女優)

    • スペシャル・メンション:『アニタのラスト・チャチャ』

    • ABC賞:『おばあちゃんの夢中恋人』

    • 観客賞:『KANO』(劇場公開題『KANO 1931海の向こうの甲子園』)[7][8]



  • 国際審査委員:ユージン・ドミンゴ(女優/フィリピン)、トム・リン(映画監督/台湾)、ヤン・リーナー(映画監督/中国)



2015年 第10回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2015



  • 期間 2015年3月6日~3月15日

  • 部門 コンペティション、特別招待作品、インディ・フォーラム

  • 特集

    • ニューアクション! サウスイースト

    • 台湾:電影ルネッサンス2015
      • 小特集:エドワード・ヤンとその仲間たち


    • Special Focus On Hong Kong 2015

    • 東日本大震災から4年「メモリアル3.11」



  • 受賞結果[9]

    • グランプリ(最優秀作品賞):『コードネームは孫中山』(監督:イー・ツーイェン/台湾)

    • 来るべき才能賞:メート・タラートン(『アイ・ファイン、サンキュー、ラブ・ユー』監督)

    • スペシャル・メンション:シャーリーン・チョイ(『セーラ』主演女優)

    • ABC賞:『いつかまた』(劇場公開題『いつか、また』)

    • 薬師真珠賞:プリーチャヤー・ポンタナーニコン(アイス)(『アイ・ファイン、サンキュー、ラブ・ユー』主演女優)

    • 観客賞:『コードネームは孫中山』



  • 国際審査委員:審査委員長 パン・ホーチョン(映画監督/香港)、武田梨奈(女優/日本)、ユン・ジンソ(女優/韓国)



2016年 第11回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2016



  • 期間 2016年3月4日~3月13日

  • 部門 コンペティション、特別招待作品、インディ・フォーラム

  • 特集

    • ニューアクション! サウスイースト

      • 小特集:刷新と乱れ咲き ベトナム・シネマのここ数年

      • サウスイースト・クラシック



    • 台湾:電影ルネッサンス2016

    • Special Focus On Hong Kong 2016



  • 受賞結果

    • グランプリ(最優秀作品賞):『豚のような女』(監督:チャン・ムニル/韓国)

    • 来るべき才能賞:ウィゼマ・ボルヒュ(『そんな風に私を見ないで』監督、脚本、主演)

    • JAPAN CUTS Award:『想い出の中で』(監督:完山京洪/日本)

    • ABC賞:『フリーランス』(監督:ナワポン・タムロンラタナリット/タイ)

    • 薬師真珠賞:エラ・チェン(陳嘉樺)(『欠けてる一族』主演女優)

    • 観客賞:『湾生回家(わんせいかいか)』(監督:ホァン・ミンチェン(黄銘正)/台湾)



  • 国際審査委員:審査委員長 イー・ツーイェン(易智言)(映画監督/台湾)、ファン・ダン・ジー(PHAN Dang Di)(映画監督/ベトナム)、ジョコ・アンワール(Joko ANWAR)(映画監督/インドネシア)



2017年 第12回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2017



  • 期間 2017年3月3日~3月12日

  • 部門 コンペティション、特別招待作品、インディ・フォーラム

  • 特集企画

    • アジアの失職、求職、労働現場

    • ニューアクション! サウスイースト

    • Special Focus On Hong Kong 2017



  • 日タイ修好130周年 タイ映画プロモーション

  • 協賛企画
    • 芳泉文化財団の映像研究助成


  • 受賞結果

    • グランプリ(最優秀作品賞):『一念無明』(監督:ウォン・ジョン/香港)

    • 来るべき才能賞:フィッシュ・リウ(Fish LIEW)(『姉妹関係』女優)

    • スペシャル・メンション:『暗くなるまでには』(監督:アノーチャ・スウィチャーゴーンポン/タイ・オランダ・フランス・カタール)

    • JAPAN CUTS Award:『恋とさよならとハワイ』(監督:まつむらしんご/日本)

    • ABC賞:『七月と安生』(監督:デレク・ツァン/香港・中国)

    • 薬師真珠賞:イザ・カルサド(Iza CALZADO)(『至福』女優)

    • 観客賞:『29歳問題』(監督:キーレン・パン/香港)



  • 国際審査委員:ホー・ユーハン(HO Yuhang)(監督/マレーシア)、モンスター・ヒメネス(Monster JIMENEZ)(プロデューサー・脚本家・監督/フィリピン)、中西美帆(女優/日本)



2018年 第13回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2018



  • 期間 2018年3月9日~3月18日

  • 部門 コンペティション、特別招待作品、インディ・フォーラム

  • 特集企画

    • ニューアクション! サウスイースト

    • Special Focus On Hong Kong 2018

    • 台湾:電影ルネッサンス2018

    • 祝フィリピン・シネマ100年





  • 受賞結果

    • グランプリ(最優秀作品賞):『中英街一号』(監督:デレク・チウ/香港)

    • 来るべき才能賞:ミカイル・レッド(Mikhail RED)(『ネオマニラ』監督)

    • 最優秀女優賞:飯島珠奈(IIJIMA Shuna)(『東京不穏詩』女優)

    • ABC賞:『私を月に連れてって』(監督:シェ・チュンイー/台湾)

    • 薬師真珠賞:ライザ・セノン(Ryza CENON)(『ミスターとミセス・クルス』女優)

    • JAPAN CUTS Award:『クシナ』(監督:速水萌巴/日本)

    • 芳泉短編賞:『CYCLE-CYCLE』(監督:金井純一/日本)

    • 観客賞:『恋の紫煙3』(監督:パン・ホーチョン/香港、中国)



  • 国際審査委員:ファン・ザー・ニャット・リン(PHAN Gia Nhat Linh)(監督/ベトナム)、キム・ジョンウン(KIM Jungeun)(監督/韓国)、リム・カーワイ(LIM Kah Wai)(監督/マレーシア)



2019年 第14回大阪アジアン映画祭/OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2019


  • 期間 2019年3月8日~3月17日




その他


2009年から2014年までDHLジャパンが映画祭の物流面での支援(映画フィルムや作品素材などの輸送)を行っていた[10]



脚注





  1. ^ “インタビュー&レポート”. ぴあ関西版WEB. (2014年2月18日). http://kansai.pia.co.jp/interview/cinema/2014-02/oaff2014-teruoka.html 2015年8月1日閲覧。 

  2. ^ ab大阪アジアン映画祭開幕 日本初の作品一挙上映.『産経新聞(大阪)』.2009年3月14日付朝刊、25面


  3. ^ “大阪アジアン映画祭、邦画対象アワード新設”. 映画.com (2016年2月14日). 2016年2月14日閲覧。


  4. ^ 大阪アジアン映画祭 グランプリに香港作品 完成度抜きんでた愛の物語.『読売新聞(大阪)』.2011年3月18日付夕刊、9面


  5. ^ 法廷闘争描くインドの感動作 大阪アジアン映画祭グランプリ.『読売新聞(大阪)』.2012年3月22日付夕刊、9面


  6. ^ 憂楽帳=芽生え.『毎日新聞』.2013年6月28日付夕刊、15面


  7. ^ <お知らせ>「KANO 1931海の向こうの甲子園」.『朝日新聞』.2015年1月21日付朝刊、37面


  8. ^ 戦前甲子園で活躍 台湾「嘉義農林」野球部映画化 後進の国立大で教えた岡山大・土屋准教授に聞く.『山陽新聞』.2015年2月7日付夕刊、1面


  9. ^ “第10回大阪アジアン映画祭グランプリ&観客賞は『藍色夏恋』監督の新作!”. シネマトゥデイ. (2015年3月16日). http://www.cinematoday.jp/page/N0071557 2015年8月1日閲覧。 


  10. ^ DHLジャパン 大阪アジアン映画祭 物流サポート.『日本海事新聞』.2014年3月6日付朝刊、3面




外部リンク


  • 映画祭公式ウェブサイト







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