オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート

































































































































































オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート

US Navy 021116-N-1810F-028 USS Gary (FFG 51) cruises along side Kitty Hawk.jpg
艦級概観
艦種 ミサイルフリゲート
艦名 海軍功労者。
建造期間
1975年 - 1988年
就役期間
アメリカ合衆国の旗1977年 - 2015年
前級

タコマ級 (PF)

ノックス級 (DE→FF)

ブルック級 (DEG→FFG)
次級

フリーダム級 (LCS)

インディペンデンス級 (LCS)
性能諸元
基準
排水量
3,159 t(短船体型)
3,225 t(長船体型)
満載
排水量
4,057 t(短船体型)
4,100 t(長船体型)
全長
135.6 m(短船体型)
138.1 m(長船体型)
水線長
124.4 m
全幅 14.4 m
吃水 4.4 m
機関

COGAG方式

LM2500-30ガスタービンエンジン
(20,500 hp/15.3 MW)
2基
可変ピッチ・プロペラ 1軸
非常用旋回式スラスタ(350hp) 2基
速力
最大29ノット+

公試36ノット
航続距離 4,200海里 (20ノット巡航時)
乗員 215名(士官17名)
兵装
Mk.75 76mm単装速射砲 1基
Mk.38 25mm単装機銃 2基

Mk.15 20mmCIWS
1基
M2 12.7mm単装機銃 4基

Mk.13 mod.4 ミサイル単装発射機[注 1]
• SM-1MR SAM
• ハープーン SSM
を発射可能

1基

Mk.32 mod.7/17 3連装短魚雷発射管
(Mk.46/Mk.50 短魚雷用)
2基

艦載機

SH-2F LAMPSヘリコプター
※さらに1機収容可能
(短船体型)
1機

SH-60B LAMPSヘリコプター
(長船体型)
2機

C4I
STAR
AN/WSC-3衛星通信装置

JTDS戦術情報処理装置
Mk.92 FCS (SM-1MR, 76ミリ砲用)

AN/SQQ-89 ASWCS

レーダー

AN/SPS-49 対空捜索用
1基

AN/SPS-55 対水上用
1基

ソナー

AN/SQS-56 船底装備式
1基
AN/SQR-18/19 曳航式 1基

電子戦・
対抗手段

AN/SLQ-32(V)2電波探知装置
→ AN/SLQ-32(V)5電波探知妨害装置

Mk.137 6連装デコイ発射機
2基

AN/SLQ-25 対魚雷デコイ装置

オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート(英語: Oliver Hazard Perry-class missile frigate) は、アメリカ海軍のミサイルフリゲートの艦級。対潜戦とともに防空も重視した新しいフリゲートとして、1973年度から1984年度にかけて51隻が建造された。基本計画番号はSCN-207/2081[1]


2006年の「サンプソン」(アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦52番艦)の進水まで、第二次世界大戦後のアメリカ海軍の水上戦闘艦としては最多の建造数を誇っていた。


1番艦の名は米英戦争で功績を挙げた軍人であり、浦賀に来航したマシュー・ペリー提督の兄でもあるオリバー・ハザード・ペリー代将に因む。




目次






  • 1 概要


  • 2 来歴


  • 3 設計


    • 3.1 船体


    • 3.2 機関




  • 4 装備


    • 4.1 C4I


    • 4.2 対空・対水上戦


    • 4.3 対潜戦


    • 4.4 電子戦


    • 4.5 艦載機




  • 5 同型艦


    • 5.1 アメリカ国内で建造された艦


    • 5.2 アメリカ国外でライセンス生産で建造された艦


    • 5.3 退役艦を購入して運用


    • 5.4 退役艦購入を検討




  • 6 登場作品


    • 6.1 映画


    • 6.2 小説


    • 6.3 ゲーム




  • 7 注釈


  • 8 出典


  • 9 参考文献


  • 10 関連項目





概要


本級は、アメリカ海軍が船団護衛や低脅威海域の哨戒を主任務として、SCB261計画により、1970年代から1980年代にかけて開発・建造したフリゲートである。


低コストを目標としながらも、多用途ヘリコプター2機と戦術曳航ソナーを搭載し、また長射程のスタンダード艦隊防空ミサイルを装備するなど、決して「安物」ではない戦闘能力を備えている。さらには、スターク被弾事件においては2発のエグゾセ対艦ミサイルを被弾しながらも、応急修理ののち自力でのアメリカ本土帰還に成功するなど、抗堪性も優れている。このため、オーストラリア海軍やスペイン海軍、台湾海軍などは自国でライセンス建造を行い、さらにはアメリカ海軍の退役艦を購入する国も後を絶たない。


イージス艦全盛のアメリカ海軍水上戦闘艦勢力のなかにあって、ペリー級の戦闘能力は取るに足らないものではあったが、運用コストが安い上に小回りが効き、ヘリコプターも搭載していることから、海上治安活動などの戦争以外の軍事作戦(MOOTW)に多く充当されて活躍した。このために、当初予想されたよりも退役のペースは落ちたものの、2015年までにアメリカ海軍の所属艦はすべて退役し、運用を終了した[2]



来歴


アメリカ海軍では、戦後第二世代の航洋護衛艦(DE)の嚆矢として、1960年度でブロンシュタイン級(SCB-199)が建造され、1961年度よりガーシア級(SCB-199A)と、順次に拡大強化が図られていき、1964年度から建造されたノックス級(SCB-199C)において一応の完成を見た[3]。特にノックス級は1967年度までに46隻が建造され、対潜掃討群や護衛艦部隊の中核戦力として活躍した[4]


一方、これらの動きと並行して、1962年より新型対潜駆逐艦としてのシーホーク計画艦(SCB-239)の検討が着手されており、1966年からはDX/DXG計画艦として仕切り直されていた。これはアレン・M・サムナー級、ギアリング級など、艦隊再建近代化計画(FRAM)改修を受けた大戦型駆逐艦の更新用として見込まれており、最終的にスプルーアンス級として結実することになる。しかし1970年に海軍作戦部長に就任したズムウォルト大将は、DX計画艦でFRAM艦全てを更新することは困難として、「コスト重視の設計」を掲げて、より安価なパトロール・フリゲート(PF)によって補完するハイ・ロー・ミックス (High Low Mix) コンセプトの導入を模索しはじめた[5]


当初は対潜特化のASW型と、最低限の対潜戦能力とともに艦隊防空能力も備えたAAW型の組み合わせが検討されていたが、検討の過程で、AAW型の対潜戦能力を強化するかたちで一本化された[5]。DX/DXG計画は国防長官府 (OSD) 主導で進められていたのに対して、この新PFでは海軍が主導権を取り戻し、ズムウォルト海軍作戦部長の腹心の部下であるプライス中将の指導下で、海軍艦船技術センター(NAVSEC; NAVSEAの前身組織)がフィジビリティスタディを進めた。中将の名前から、設計は"Design-to-Price"とあだ名された。その後、造船所の支援を受けて、NAVSECにおいて艦船システム設計(SSD)が進められた。これは従来の契約設計に代わる包括的な設計であった[6]


1971年12月、各造船所に対して技術提案要請(RFP)が出され、1972年12月にはバス造船所がSSD支援契約を獲得し、続いて1973年7月には詳細設計・建造の契約を獲得した。なお本級では、1番艦と2番艦の建造間隔を2年開け、2番艦以降は1番艦の建造で得たノウハウをもとに、様々な問題点や改善点を把握した上で建造が行えるように計画された。また各造船所における能力の違いを考慮し、基本的な設計は指定するも、ある程度自由な設計も行えるよう配慮された[6]


なお、上記の通り、当初は従来の航洋護衛艦(DE)とは区別して、タコマ級以来途絶えていたパトロール・フリゲート(PF)と類別される予定であったが、1975年の艦種再編に伴って、ミサイルフリゲート(FFG)に変更された[5]



設計



船体




「ロドニー・M・デイヴィス」の青図。


当初、ノックス級やハミルトン級カッターの船体設計を流用することも検討されたものの、結局、遮浪甲板型の船体が新規に設計された[5]。上部構造物は、従来までのアメリカ海軍艦船のように艦橋や煙突などがそれぞれ独立しておらず、艦橋から煙突、後部に備えたヘリコプター格納庫まで艦の前後にわたってほぼ一体化され、実に艦の全長の50%を占めている。これは空母戦闘群(現 空母打撃群)に随伴して長期間の航海を行うために居住性を向上させたためと各種物品倉庫を大型化したためで、これまでの平甲板型の小型の駆逐艦やフリゲートで問題とされていた点を考慮したものである。なお戦闘指揮所(CIC)も、02甲板に位置する艦橋との往来を重視して、その斜め後方、上部構造物内の01甲板レベルに配置されている[7]


排水量低減のため、上部構造物を中心にアルミニウム合金が多用されており、これが抗堪性において欠点になっているとの指摘もある。また排水量低減を重視するあまり、アルミ合金や高張力鋼(HY80)など高価な素材を多用したために、逆に船価の上昇に繋がっている面もあった[7]。ただしバイタルパートにはある程度の装甲措置が導入されており、弾庫区画には19mmのアルミニウム合金装甲、主機関管制室上には16mm鋼板装甲、主要な電子・指揮区画には19mmのケブラー・プラスチック装甲が施されている[8]


前任のノックス級が凌波性に問題を抱えていた反省から、艦橋前面の上甲板にミサイル発射機を装備した関係もあって、艦首は甲板が波をかぶらないよう長く前に伸び、さらに波除けに大きなブルワーク(甲板外側防壁、艦首の1段上がっている部分)が装備されている。このため、艦首部分はソナーを艦首装備とした艦のように鋭く尖っており、乗員からは、マグロ漁船からの連想で“tuna bow”と称されている。またSH-60ヘリコプターの搭載に伴い、航空運用能力向上のため、FY79以降の計画で建造された艦には2.36メートル長のフィンスタビライザーが装備されており[7]、それ以前の建造艦にも1982年よりバックフィットされた[1]


なお、#艦載機運用能力強化のため、「ブーン」は艦尾側船体を8フィート (2.4 m)延長するよう設計変更して建造された。この改修は、トランサムを45度まで後傾させることで行われており、排水量も増加しているが、水線長は変更されていない。「アンダーウッド」以降の全艦がこの仕様で建造されており、また既に建造・就役していた艦の一部もこの仕様に準じて改修されている(#同型艦参照)[7]


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FFG-9 ワズワース 原型のRAST非装備型




FFG-60 ロドニー・M・ディヴィス RASTを装備したLAMPS III対応型






機関




LM2500ガスタービンエンジン


主機関としては、スプルーアンス級と同じLM2500ガスタービンエンジンによるCOGAG構成を採用しており、2基のLM2500からの出力をSSSクラッチ付の歯車式減速機を介して1軸にまとめて、推進器を駆動する。推進器としては、直径5.03メートル、5翅の可変ピッチ・プロペラ(CPP)が用いられる[7]。スプルーアンス級では、計4基のLM2500を両舷の2軸に2基ずつ配して駆動していたことから、本級ではその1軸分を搭載している形になっており、機械室も1室構成とされている。なお本級の計画速力は最大28.5ノットであるが、LM2500×1基でも最大25ノットの速力発揮が可能とされている[9]


また抗堪性を持たせるため補助推進装置として艦橋下付近に引き込み式のアジマススラスター (各325馬力) 2基を装備し、スクリューまたは舵が破損した場合にはそれによって推進(最大6ノット)と操舵を行う。このポッドは360度自由旋回できるため、低速時の操舵にも使用できる[9]


本級の48番艦「サミュエル・B・ロバーツ」は1988年4月14日、アーネスト・ウィル作戦に従事してペルシャ湾にてタンカーを護衛中に触雷、機関室が浸水して機能を喪失したが、この補助推進によって、バーレーン港に独力で帰還することに成功した[7]



装備




Mk 13発射機から発射されるSM-1 スタンダードSAM


開発に当たって策定されたペリー級の戦闘のコンセプトは、以下のとおりであった[10]



  1. 対艦ミサイル装備のソ連潜水艦に対し、自艦装備の戦術曳航ソナーにより遠距離で探知して、ミサイルの発射以前にLAMPSによって位置を局限・撃破する。

  2. 能力限定型ターターシステム、簡易型海軍戦術情報システムによる、フリゲートとしては十分に強力な防空戦闘能力により、船団に対して対空援護を提供する。


また本級は継続的に装備の更新を図りつつ建造されており、4つのフライトと最終艦に大別される。



フライトI/II


1973~8年度計画艦 - FFG-7~34

フライトIII


1979年・1980年度計画艦 - FFG-36~49

フライトIV


1981~3年度計画艦 - FFG-50~60

イングラハム(FFG-51)

1984年度計画艦



C4I




戦闘システムのシェーマ。


上記の通り、本級搭載の戦術情報処理装置は「簡易型」と位置づけられていたことから、通常の海軍戦術情報システム(NTDS)に対してJTDS(Junior Tactical Data System)として区別されたが、後にWSSと改称された[11]


最初期のフライトI・IIの艦では、電子計算機として1ベイのAN/UYK-7(メモリサイズ16キロワード)2基を搭載し、指揮管制を担当する武器支援処理装置(Weapon Support Processor, WSP)および武器管制を担当する武器管制処理装置(Weapon Control Processor, WCP)として配した。コンソールとしては、WSPと連接されるCDSコンソールとしてAN/UYA-4 (OJ-194) ワークステーション4基とAN/UYA-4 (OJ-197)ワークステーション2基、またWCPと連接される武器管制コンソール2基を備えていた。戦術データ・リンクは受信専用のリンク 14であった[11]


フライトIIIではAN/UYK-7電子計算機のメモリサイズを96キロワードに拡張するとともに、対潜戦用のWAP(Weapon Alternate support Processor)が追加された。またこれらの情報処理機能の強化とともに、リンク 11の送受信に対応したほか、AN/SLQ-32電波探知装置がシステムに連接された。またフライトIVではWAP/LAMPSやリンク 11の機能強化が図られたほか、最終艦「イングラハム」ではWSP・WAPをAN/UYK-43に更新した[11]


また1999年より、一部の艦でRAIDS(Rapid Anti-Ship Cruise Missile Integrated Defense System)の実装が開始された。これはファランクスCIWSの火器管制レーダーとAN/SLQ-32電波探知装置からの情報を、COTS化されたコンピュータを介して、艦の戦闘システムに統合するものであった[1]



対空・対水上戦






AN/SPS-49レーダー




STIRレーダー



レーダーとしては、当初は他のミサイル艦と同様にAN/SPS-52を搭載することも検討されたが、トレードオフ開発の結果、2次元式のAN/SPS-49のみとなった。これにより、本級は、アメリカ海軍のミサイル艦として唯一、3次元レーダーなどの高角測定手段を備えない艦級となった[5]。当初は(V)4が搭載されていたが、最終艦「イングラハム」では(V)5とされ、これ以前の建造艦の一部にもバックフィットされた[1]


コンセプト開発で決定されたように、本級は能力限定型ターター・システムを装備する[10]
その射撃指揮装置としては、もともとはMk.87(シグナール社製M22のライセンス生産版[12])にSTIR追尾レーダー(separate target illumination radar)を連接して搭載する予定とされており、またこれが頓挫した場合はターター-C・システムの搭載が予定されていた。結局、M22の改良型にあたるWM28をライセンス生産したMk.92 mod.2が搭載された。WM28シリーズの特徴となっていた卵型レドームを備えたCAS(Combined Antenna System)のほか、別体のSTIR追尾レーダーとしてAN/SPG-60の改良型が連接された[5]。同時に4目標を追尾できる[1]。また最終艦「イングラハム」では、CORT(Coherent Receiver Transmitter)を適用して低空目標への対処能力などを強化したmod.6に更新され、これ以前の建造艦の一部にもバックフィットされた[13]


ミサイル発射機としては、計画当初は連装のMk.26が検討されていたが、後にアスロック対潜ミサイルの搭載要求が削除されると、よりコンパクトなMk.13に変更された[5]。艦対空ミサイルとしてはSM-1MRが用いられた。同ミサイルは2003年度にアメリカ海軍から退役したことから、Mk.13発射機も順次に撤去され、2009年9月より、撤去跡には遠隔操作式の87口径25mm単装機銃(Mk.38 mod.2)が搭載された[1]。このほか、両舷にも砲側照準式の25mm機銃が装備される。ただしオーストラリア海軍のアデレード級などでは、Mk.92をmod.12にアップデートし、SAMをSM-2MRに更新している[14]


艦砲としては、計画当初は90口径35mm機銃が検討されていたが、近距離での高速戦闘艇との交戦も考慮して、結局、62口径76mm単装速射砲(Mk.75 3インチ砲)が搭載された。これはイタリアのオート・メラーラ社製の76mmコンパット砲のライセンス生産版であった[5]。当初計画の名残もあり、砲の装備位置は、通常ありがちな艦首・艦尾甲板ではなく、艦体の中央部、上部構造物上とされている。また対艦兵器としては、Mk.13からハープーン艦対艦ミサイルを発射することができた[5]


1988年より、Mk.15ファランクス 20mmCIWSが順次に搭載され、1990年代後半よりブロック1に更新された。また2005年までに、当時アメリカ海軍で運用されていた艦ではブロック1Bにアップデートされた[1]




対潜戦




乾ドックに入ったペリー級。艦首のSQS-56ソナー・ドームが見える。


従来のアメリカ海軍の護衛駆逐艦は、低周波のAN/SQS-26探信儀とアスロック対潜ミサイルを組み合わせて搭載してきた。しかし新PF計画の初期段階で、既に艦隊には十分数のAN/SQS-26が配備されており、新しい戦術曳航ソナー(TACTASS)による遠距離探知能力を加味すると、このように強力・高価な船体装備ソナーの搭載は不要との判断が下された。またDX計画での検討を踏まえて、本級には哨戒ヘリコプターを用いたLAMPSの搭載が予定されていたが、この検討において、従来のAN/SQS-26探信儀とLAMPSを搭載した艦では、アスロックはごく補完的な役割しか果たしていないことが判明した[5]
このことから本級では、アスロック対潜ミサイルを省き、探信儀も従来より高周波で簡便安価なものとして、遠距離での戦闘はTACTASSとLAMPSに多くを依存する運用構想となった。探信儀としては、以前用いられていたAN/SQS-23(5 kHz級)を改良したAN/SQQ-23が検討されたが、結局、更に周波数が高いAN/SQS-56(7 kHz級)が採用された。これにより、おそらく600トンの排水量削減を実現したものと考えられている。ただし将来的にAN/SQS-23級の探信儀に換装できるよう、所定の強度が確保された[5]。なお、アメリカ海軍と同様にAN/SQS-23を運用していた海上自衛隊では、カタログスペックで期待されたような長距離探知が少ない一方、低周波ゆえに分解能が低く、探知が不安定なこともあり、ソナー探知距離内に存在する潜水艦を探知できないままに攻撃を受ける「スリップ」と称される戦術事象が問題になっていたことから、本級に範をとって、遠距離探知性能は妥協しつつ探知の確実性を高めるよう方針転換し、OQS-4を装備化している[15]


また遠距離探知をTACTASSに委任したことにより、自艦の水中放射雑音の低減がそこまで厳格でなくなったことから、ディーゼル発電機を採用できるなど、設計の自由度が向上するという副産物もあった[5]。AN/SQR-19 TACTASSは、開発の遅延から初期建造艦では後日装備となったが、フライトIIIより搭載が開始された[11]。また、その遠距離探知性能を活用するため、29番艦よりAN/SQQ-89(V)2統合対潜システムが実装された。これは対潜戦のパッシブ化に対応して、曳航ソナーとソノブイの音響信号処理を統合するものであったが、スプルーアンス級などで搭載されたバージョンとは異なり、本級のシステムでは、探信儀の音響信号処理や水中攻撃指揮機能は統合されなかった[16]。初期建造艦でも、LAMPS Mk.IIIの運用に対応して改修された艦では、AN/SQR-19とともにAN/SQQ-89(V)2を搭載する予定であったが、AN/SQQ-89の開発遅延のために、漸進的な施策として、AN/SQR-18 TACTASSとAN/SQR-17ソノブイ情報処理装置のみを搭載した艦も多かった[17]。なお、のちに一部の艦ではAN/SQQ-89を(V)10にアップデートしたほか、AN/SQS-56にキングフィッシャー機雷探知改修を施した艦もある[1]


このようなコンセプト開発の結果、艦固有の対潜兵器は、324mm3連装短魚雷発射管のみとなった。この短魚雷発射管およびLAMPSヘリコプター用として、Mk.46またはMk.50が24発搭載された[1]



電子戦


竣工当初は、従来のDEと同様、電子戦支援(ESM)機能しかもたないAN/SLQ-32(V)2電波探知装置を搭載していた。当初は艦の戦闘システムと連接されていなかったが、フライトIIIより連接されるようになった[11]


また1987年10月より、電子攻撃(ECM)機能を備えたAN/SLQ-32(V)5電波探知妨害装置へのアップデートが開始された。これは別体のサイドキック電波妨害装置を搭載・連接するもので、スターク被弾事件で適切な電子戦的対応が行えなかったことへの反省を受けた施策であった。このサイドキック電波妨害装置は、AN/SLQ-32(V)3電波探知妨害装置のECM部分と同様の機能だが、送信出力はやや低いものであった。数年前に台湾向けに開発したものを発展させて開発されたことから、発注からわずか3ヶ月後から配備に入った[18]


デコイ発射機としては、19番艦(FFG-27)よりMk 36 SRBOCが標準装備となり、これ以前の建造艦にもバックフィットされた[5]。また一部の艦では、新型のNULKAアクティブデコイのためのMk.53連装発射機も搭載された[1]



艦載機




補給物資輸送中のロバート・G・ブラッドレイ (FFG-49)搭載機


1971年11月の決定に基づき、本級は2機のLAMPSヘリコプターを搭載するものとされた。初期建造艦では、従来のDEと同じくSH-2を用いたLAMPS Mk.Iが搭載されていた[5]


その後、大型で強力なSH-60Bを使用するLAMPS Mk.IIIが搭載されることになり、まず2番艦「マッキナニー」がLAMPS Mk.IIIのテストベッドとして改修され、1981年2月に再竣工した。この改修では、上記の通りにヘリコプター甲板を艦尾側に延長し、ヘリコプター運用支援設備 (RAST) が装備されている。フライトIII以降の艦はいずれもこの仕様で建造されたほか、これ以前の建造艦の一部でも同様の改修が行われた[1]


なおLAMPS Mk I搭載の短船体型でもハンガーは2機分が確保されているが、実際には航空艤装の制約上、通常は1機のみの搭載・運用となっていた。



同型艦



アメリカ国内で建造された艦














































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































 アメリカ海軍
退役/再就役後
船体
#
艦名
建造所
起工
就役
退役
再就役先
#
艦名
就役
退役
その後

リンク
短船体型
FFG-7

オリバー・ハザード・ペリー
(USS Oliver Hazard Perry)

バス鉄工所
1975年6月
1977年12月
1997年2月20日
スクラップとして廃棄

[1]
長船体型
[注 2]
FFG-8

マッキナニー
(USS McInerney)
1978年1月
1979年11月
2010年8月31日

パキスタン海軍
F-260
アラムジル(Alamgir
2010年8月31日



[2]
短船体型
FFG-9

ワズワース
(USS Wadsworth)

トッド造船所,
サンペドロ
1977年7月
1980年4月
2002年6月

ポーランド海軍
273
ゲネラウ・タデウシュ・コシチュシュコ
Gen. T. Kos'ciuszko
2002年6月



[3]
FFG-10

ダンカン
(USS Duncan)
トッド造船所,
シアトル
1977年4月
1980年5月
1994年12月

トルコ海軍
船体部品として
2017年4月に実艦的として海没処分

[4]
FFG-11

クラーク
(USS Clark)
バス鉄工所
1978年7月
1980年5月
2000年3月

ポーランド海軍
272
ゲネラウ・カジミェシュ・プワスキ
(Gen. K. Pulaski)
2000年3月



[5]
FFG-12

ジョージ・フィリップ
(USS George Philip)
トッド造船所,
サンペドロ
1977年12月
1980年10月
2003年3月
スクラップとして廃棄

[6]
FFG-13

サミュエル・エリオット・モリソン
(USS Samuel Eliot Morison)
バス鉄工所
1978年12月
1980年10月
2002年4月

トルコ海軍
F 496
ゴコーヴァ
(Gokova)
2002年4月



[7]
FFG-14

サイズ
(USS Sides)
トッド造船所,
サンペドロ
1978年8月
1981年5月
2003年2月
スクラップとして廃棄

[8]
FFG-15

エストシン
(USS Estocin)
バス鉄工所
1979年4月
1981年1月
2003年4月

トルコ海軍
F 497
ギョクス (Göksu)
2003年4月



[9]
FFG-16

クリフトン・スプレイグ
(USS Clifton Sprague)
1979年7月
1981年3月
1995年6月
F 490
ガズィアンテプ
(Gaziantep)
1997年8月



[10]
FFG-17
FFG-01 アデレード
(HMAS Adelaide)
オーストラリア海軍 アデレード級
トッド造船所,
シアトル
1977年7月
1980年11月
2008年1月
2011年4月に海没処分し漁礁に

[11]
FFG-18
FFG-02 キャンベラ
(HMAS Canberra)
オーストラリア海軍 アデレード級
1978年3月
1981年3月
2005年11月
2009年10月に海没処分し漁礁に

[12]
FFG-19

ジョン・A・ムーア
(USS John A. Moore)
トッド造船所,
サンペドロ
1978年12月
1981年11月
2000年9月

トルコ海軍
F 495
ゲティズ (Gediz)
2000年9月



[13]
FFG-20

アントリム
(USS Antrim)
トッド造船所,
シアトル
1978年6月
1981年9月
1996年5月
F 491
ギレスン
(Giresun)
1997年8月



[14]
FFG-21

フラットレイ
(USS Flatley)
バス鉄工所
1979年11月
1981年6月
1996年5月
F 492
ゲムリク
(Gemlik)
2001年10月



[15]
FFG-22

ファーリオン
(USS Fahrion)
トッド造船所,
シアトル
1978年12月
1982年1月
1998年3月
エジプト海軍
F 901

Sharm El-Sheik
1998年3月



[16]
FFG-23

ルイス・B・プラー
(USS Lewis B. Puller)
トッド造船所,
サンペドロ
1979年5月
1982年4月
1998年9月
F 906
トシュカ
(Toushka)
1998年9月



[17]
FFG-24

ジャック・ウィリアムズ
(USS Jack Williams)
バス鉄工所
1980年2月
1981年9月
1996年9月
バーレーン海軍
90
ソパン
(Sabha)
1996年9月



[18]
FFG-25

コープランド
(USS Copeland)
トッド造船所,
サンペドロ
1979年10月
1982年8月
1996年9月
エジプト海軍
F 911
アレクサンドリア
(Alexandria)

旧名ムバラク
(Mubarak)


1996年9月



[19]
FFG-26

ギャラリー
(USS Gallery)
バス鉄工所
1980年5月
1981年12月
1996年6月
F 916
タバ (Taba)



[20]
FFG-27

マーロン・S・ティスデイル
(USS Mahlon S. Tisdale, )
トッド造船所,
サンペドロ
1980年3月
1982年11月
1996年9月

トルコ海軍
F 494
ギョクチェアダ
(Gokceada)
1999年4月



[21]
長船体型
FFG-28

ブーン
(USS Boone)
トッド造船所,
シアトル
1979年3月
1982年5月
2012年2月23日
スクラップとして廃棄

[22]
長船体型
[注 2]
FFG-29

スティーブン・W・グローブス
(USS Stephen W. Groves)
バス鉄工所
1980年9月
1982年4月
2012年2月24日

[23]
短船体型
FFG-30

リード
(USS Reid)
トッド造船所,
サンペドロ
1980年10月
1983年2月
1998年9月

トルコ海軍
F 493
ゲリボル
(Gelibolu)
1999年1月



[24]
FFG-31

スターク
(USS Stark)
トッド造船所,
シアトル
1979年8月
1982年10月
1999年5月
スクラップとして廃棄

[25]
長船体型
[注 2]
FFG-32

ジョン・L・ホール
(USS John L. Hall)
バス鉄工所
1981年1月
1982年6月
2012年3月9日

[26]
FFG-33

ジャレット
(USS Jarrett)
トッド造船所,
サンペドロ
1981年2月
1983年7月
2011年5月

[27]
短船体型
FFG-34

オーブリー・フィッチ
(USS Aubrey Fitch)
バス鉄工所
1981年4月
1982年10月
1997年12月

[28]
FFG-35
FFG-03 シドニー
(HMAS Sydney)
オーストラリア海軍 アデレード級
トッド造船所,
シアトル
1980年1月
1983年1月
2015年11月7日


[29]
長船体型
FFG-36

アンダーウッド
(USS Underwood)
バス鉄工所
1981年7月
1983年1月
2013年2月15日
スクラップとして廃棄

[30]
FFG-37

クロメリン
(USS Crommelin)
トッド造船所,
シアトル
1980年5月
1983年6月
2012年10月
2016年7月に実艦的として海没処分

[31]
FFG-38

カーツ
(USS Curts)
トッド造船所,
サンペドロ
1981年7月
1983年10月
2013年1月25日
実艦的として海没処分予定

[32]
FFG-39

ドイル
(USS Doyle)
バス鉄工所
1981年10月
1983年5月
2011年7月
スクラップとして廃棄

[33]
FFG-40

ハリバートン
(USS Halyburton)
トッド造船所,
シアトル
1980年9月
1984年1月
2014年9月4日
外国軍等への売却のため係留中

[34]
FFG-41

マクラスキー
(USS McClusky)
トッド造船所,
サンペドロ
1981年10月
1983年12月
2015年1月14日
2018年7月実艦的として海没処分

[35]
FFG-42

クラクリング
(USS Klakring)
バス鉄工所
1982年2月
1983年8月
2013年3月22日
外国軍への売却のため係留中

[36]
FFG-43

サッチ
(USS Thach)
トッド造船所,
サンペドロ
1981年3月
1983年3月
2013年11月1日
2016年7月に実艦的として海没処分

[37]
FFG-44
FFG-04 ダーウィン
(HMAS Darwin )
オーストラリア海軍 アデレード級
トッド造船所,
シアトル
1981年7月
1984年7月
就役中

[38]
FFG-45

ド・ワート
(USS De Wert)
バス鉄工所
1982年6月
1983年11月
2014年4月4日
外国軍への売却のため係留中

[39]
FFG-46

レンツ
(USS Rentz)
トッド造船所,
サンペドロ
1982年9月
1984年6月
2014年3月10日
2016年9月に実艦的として海没処分

[40]
FFG-47

ニコラス
(USS Nicholas)
バス鉄工所
1982年9月
1984年3月
2014年3月10日
スクラップとして廃棄

[41]
FFG-48

ヴァンデグリフト
(USS Vandegrift)
トッド造船所,
シアトル
1981年10月
1984年11月
2015年2月19日
外国軍等への売却のため係留中

[42]
FFG-49

ロバート・G・ブラッドレイ
(USS Robert G. Bradley)
バス鉄工所
1982年12月
1984年6月
2014年3月28日

[43]
FFG-50

テイラー
(USS Taylor)
1983年5月
1984年12月
2015年5月8日

台湾海軍
PFG-1112
銘傳
2018年11月8日



[44]
FFG-51

ゲイリー
(USS Gary)
トッド造船所,
サンペドロ
1982年12月
1984年11月
2015年7月23日
PFG-1115
逢甲



[45]
FFG-52

カー
(USS Carr)
トッド造船所,
シアトル
1982年3月
1985年7月
2013年3月13日

台湾海軍への売却を検討中

[46]
FFG-53

ハウズ
(USS Hawes)
バス鉄工所
1983年8月
1985年2月
2010年12月10日
スクラップとして廃棄

[47]
FFG-54

フォード
(USS Ford)
トッド造船所,
サンペドロ
1983年7月
1985年6月
2013年10月31日
実艦的として海没処分予定

[48]
FFG-55

エルロッド
(USS Elrod)
バス鉄工所
1983年11月
1985年5月
2015年1月

台湾海軍への売却を検討中

[49]
FFG-56

シンプソン
(USS Simpson)
1984年2月
1985年11月
2015年9月29日
外国軍等への売却のため係留中

[50]
FFG-57

ルーベン・ジェームズ
(USS Reuben James)
トッド造船所,
サンペドロ
1983年11月
1986年3月
2013年8月1日
2016年1月に実艦的として海没処分

[51]
FFG-58

サミュエル・B・ロバーツ
(USS Samuel B. Roberts)
バス鉄工所
1984年5月
1986年4月
2015年5月22日
スクラップとして廃棄

[52]
FFG-59

カウフマン
(USS Kauffman)
1985年4月
1987年2月
2015年9月18日
外国軍等への売却のため係留中

[53]
FFG-60

ロドニー・M・デイヴィス
(USS Rodney M. Davis)
トッド造船所,
サンペドロ
1982年10月
1987年5月
2015年1月23日
スクラップとして廃棄予定

[54]
FFG-61

イングラハム
(USS Ingraham)
1987年3月
1989年8月
2014年11月12日
実艦的として海没処分予定

[55]


アメリカ国外でライセンス生産で建造された艦


 オーストラリア海軍


上記4隻を購入した他、2隻をライセンス生産し、1980年より運用中。このうち、初期に購入した2隻は退役したものの、残る4隻はMk 13 GMLSの改修、Mk 41 VLSの追加装備、Mk 92 FCSの改修によってSM-2MRおよびESSMの運用能力を付与する近代化改修を受けて現役にとどまる予定である。


 スペイン海軍


6隻をライセンス生産し、1986年より運用中。これはSQR-19 TACTASSが輸出された初の例であった。CIWSはスペイン国産のメロカ20mmCIWSを搭載している。


 台湾海軍


8隻をライセンス生産し、1993年より運用中。国産の雄風II型SSMを搭載し、Mk 13 GMLSはSM-1MRの運用に特化している。






オーストラリア海軍の「シドニー」
Mk.41 VLSを追加搭載した状態




スペイン海軍の「ビクトリア」
後部格納庫上のCIWSが国産の メロカ 20mmCIWS となっている







退役艦を購入して運用




バーレーン海軍の「サバー」


 バーレーン海軍


アメリカ海軍を退役したジャック・ウィリアムズ (FFG-24)を購入し、1996年よりソパン(Sabha)として運用中。

 エジプト海軍


アメリカ海軍の退役艦4隻を購入し、1996年より運用中。

 トルコ海軍


アメリカ海軍の退役艦8隻を購入し、1997年より運用中。なお、Mk 41 VLS(8セル)の追加装備、Mk 92 FCSの改修によるESSM運用能力の付与、3次元レーダーの搭載、リンク 16への対応などを含む近代化改修が計画されている。


 ポーランド海軍


2002年と2003年に、アメリカ海軍の退役艦1隻ずつを購入し、運用中。

 パキスタン海軍


6隻を取得したいという意向を示しており、2010年8月にマッキナニー (FFG-8)の引渡しを受け、同日「アラムジル」という艦名で就役した。[19]

 台湾海軍


2014年12月4日、アメリカ上院は本級の4隻(テイラー, カー, ゲイリー, エルロッド)を台湾へ売却する内容を含む法案を可決した[20]。この内、テイラーは銘傳(PFG-1112)、ゲイリーは逢甲(PFG-1115)として2017年5月に中華民国海軍に引き渡され、2018年11月に正式に就役した[21]


退役艦購入を検討


 ウクライナ海軍


2009年頃当時にマクラスキー、シンプソン、ロドニー・M・デイヴィスの3隻を購入の調停がなされていたが、経済状態が悪化しているため1隻はメキシコ海軍に転売、1隻はスクラップにされるなど事態は流動的である。

 メキシコ海軍


ウクライナ海軍が買い取る予定だったマクラスキーを引き取り僚下にて運用予定となっていたが政治的理由でキャンセルされている。


登場作品



映画



『キャプテン・フィリップス』

「ハリバートン」が登場。ソマリア沖の海賊に拉致されたフィリップス船長の救出作戦に従事する、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ベインブリッジ」を支援する。

『レッド・オクトーバーを追え!』

「ルーベン・ジェームズ」が登場。原子炉の異常で総員退艦を行うため洋上へ浮上した、架空のタイフーン型原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」を拿捕しようと接近する。



小説



『レッド・ストーム作戦発動』

「ルーベン・ジェームズ」が主人公の乗艦として登場。大西洋での護衛作戦などの描写において中心的な役割を担う。



ゲーム



Wargame Red Dragon(英語版)


NATO陣営で使用可能なフリゲートとして「オリバー・ハザード・ペリー」が登場する。

『World in Conflict』

パインバレー攻防戦やシアトル攻防戦において、前者は沖合に停泊しているアイオワ級戦艦「ミズーリ」の護衛艦として、後者は艦隊の1隻として、マップ外部に配置されている。

『エースコンバット5』


オーシア海軍の艦艇として登場。

『大戦略シリーズ』

『バトルフィールドシリーズ』



『BFBC2』

マルチプレイの一部マップにオブジェクトとして登場する。

『BF3』

キャンペーンのムービー中に登場し、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦とともに洋上を航行する。





注釈




  1. ^ Mk.13 GMLSは、アメリカ海軍所属艦においては順次撤去中。

  2. ^ abc建造当初は短船体型、後に船体延長改修



出典




  1. ^ abcdefghijkWertheim 2013, pp. 854-856.


  2. ^ 香田 2016.


  3. ^ アメリカ護衛艦の歩み


  4. ^ アメリカ護衛艦史

  5. ^ abcdefghijklmnFriedman 2004, pp. 377-385.

  6. ^ ab吉原 1997.

  7. ^ abcdef野木 1997.


  8. ^ 小滝 1997.

  9. ^ ab機関 (アメリカ護衛艦の技術的特徴)

  10. ^ ab大熊 2006.

  11. ^ abcdeFriedman 1997, pp. 122-125.


  12. ^ “M20/WM20/WM22/WM25/WM27/WM28/Mk 92 (Netherlands), Command, surveillance and weapon control systems”. Jane's Naval Weapon Systems. Jane's Information Group. (2012年5月25日). http://articles.janes.com/articles/Janes-Naval-Weapon-Systems/M20-WM20-WM22-WM25-WM27-WM28-Mk-92-Netherlands.html. 


  13. ^ Friedman 1997, pp. 384-385.


  14. ^ Wertheim 2013, pp. 22-23.


  15. ^ 香田 2015, pp. 174-175.


  16. ^ Friedman 1997, pp. 623-626.


  17. ^ Prezelin 1990.


  18. ^ Friedman 1997, p. 551.


  19. ^ Pakistan to get refurbished warship from US ザ・タイムズ・オブ・インディア, October 19, 2008


  20. ^ 米国、台湾にミサイルフリゲート4隻売却へ 中央社フォーカス台湾, 2014/12/06


  21. ^ 台湾、米から購入のフリゲート艦2隻就役 - AFPBB News 2018年11月9日(フランス通信社)




参考文献




  • Friedman, Norman (1997). The Naval Institute guide to world naval weapon systems 1997-1998. Naval Institute Press. ISBN 9781557502681. 


  • Friedman, Norman (2004). U.S. Destroyers: An Illustrated Design History, Revised Edition. Naval Institute Press. ISBN 1-55750-442-3. 


  • Gardiner, Robert (1996). Conway's All the World's Fighting Ships 1947-1995. Naval Institute Press. ISBN 978-1557501325. 


  • Prezelin, Bernard (1990). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 1990-1991. Naval Institute Press. pp. 806-808. ISBN 978-0870212505. 


  • Moore, John E. (1975). Jane's Fighting Ships 1974-1975. Watts. p. 441. ASIN B000NHY68W. 


  • Wertheim, Eric (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. ISBN 978-1591149545. 

  • 阿部, 安雄「アメリカ護衛艦史」、『世界の艦船』第653号、海人社、2006年1月、 86-93頁、 NAID 40007060042。

  • 阿部, 安雄「アメリカ護衛艦の歩み」、『世界の艦船』第653号、海人社、2006年1月、 NAID 40007060042。

  • 阿部, 安雄「機関 (アメリカ護衛艦の技術的特徴)」、『世界の艦船』第653号、海人社、2006年1月、 124-129頁、 NAID 40007060042。

  • 大熊, 康之 『軍事システム エンジニアリング』 かや書房、2006年。ISBN 4-906124-63-1。

  • 香田, 洋二「国産護衛艦建造の歩み」、『世界の艦船』第827号、海人社、2015年12月、 NAID 40020655404。

  • 香田, 洋二「現代水上戦闘艦の新傾向を読む (特集 世界の水上戦闘艦 その最新動向)」、『世界の艦船』第832号、海人社、2016年3月、 70-77頁、 NAID 40020720323。

  • 小滝, 國雄「O.H.ペリー級の抗堪性」、『世界の艦船』第526号、海人社、1997年7月、 82-85頁。

  • 多田, 智彦「兵装 (アメリカ護衛艦の技術的特徴)」、『世界の艦船』第653号、海人社、2006年1月、 130-135頁、 NAID 40007060042。

  • 野木, 恵一「O.H.ペリー級のメカニズム」、『世界の艦船』第526号、海人社、1997年7月、 74-81頁。

  • 吉原, 栄一「艦隊のワークホース O.H.ペリー級 その設計思想」、『世界の艦船』第526号、海人社、1997年7月、 70-73頁。

  • forecastinternational.com (2005年). “FFG-7 Oliver Hazard Perry Class” (英語). 2017年9月29日閲覧。



関連項目







  • アデレード級フリゲート

  • サンタ・マリア級フリゲート

  • 成功級フリゲート






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