尾道大橋
尾道大橋 | |
---|---|
尾道大橋(奥)と並走する新尾道大橋(手前) | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 広島県尾道市 起点側 : 向東町 - 終点側 : 高須町 |
交差物件 | 尾道水道(瀬戸内海) |
座標 | 北緯34度24分33.8秒 東経133度12分59.9秒 / 北緯34.409389度 東経133.216639度 / 34.409389; 133.216639 |
地図 | |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
尾道大橋(おのみちおおはし)は、広島県尾道市の国道317号にある海上道路橋である。本州本土と向島を結ぶ。1968年土木学会田中賞受賞[1]。
目次
1 概要
1.1 諸元
2 歴史
2.1 年表
3 尾道大橋有料道路当時のデータ
3.1 概要
3.2 有料当時の料金
4 特記事項
5 ギャラリー
6 脚注
6.1 出典
7 関連項目
8 外部リンク
概要
1968年(昭和43年)3月に尾道大橋有料道路として開通[2]。
2013年(平成25年)3月31日に料金徴収期間満了を迎え[3]、翌日の4月1日0時に無料開放された[4]。
本州本土と向島の間にある幅約 200 m [5]の尾道水道を渡り、西側55 m の位置に並行する「双子橋」[6]の新尾道大橋が西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の有料自動車専用橋、尾道大橋は歩行者も渡ることのできる生活道路として用いられる。
諸元
- 路線名 : 国道317号
- 全長 : 386 m [7]
- 最大支間長 : 215 m [8]
- 海面からの主塔高 : 約 76 m [8]
- 海面からの路面高 : 34 m
- 橋種 : 3径間連続鋼箱桁放射形斜張橋[6]
- 管理 : 広島県[9]
- 設計 : 日本構造橋梁研究所[1]
- 施工
- 上部工 : 日立造船[5]
- 下部工 : 大林組[10]
- 上部工 : 日立造船[5]
歴史
日本道路公団の一般有料道路事業として建設。道路公団管理の橋としては初めて竣工した鋼斜張橋[1]であり、日本で初めて主径間長が 200 m を超えた斜張橋[8]である。
年表
1966年(昭和41年)
3月、着工[5]。
1968年(昭和43年)
1月、竣工[5]。
3月4日、日本道路公団「尾道大橋有料道路」として開通。
土木学会田中賞受賞[1]。
1988年(昭和63年)
2月1日 本州四国連絡橋公団へ移管。
1999年(平成11年)
12月1日、広島県道路公社へ移管[3]。
2013年(平成25年)
3月31日、料金徴収期間満了[3]。
4月1日0時、広島県へ移管され、無料開放[9][4]。
尾道大橋有料道路当時のデータ
概要
- 起点 : 広島県尾道市向東町(国道317号交点)
- 終点 : 広島県尾道市尾崎本町(国道2号交点)
- 全長 : 2.9 km
- 規格 : 第3種第2級
- 車線数 : 2車線
- 設計速度 : 50 km/h
- 償還完了日 : 2013年(平成25年)3月31日
有料当時の料金
- 軽車両(125cc以下の原付・自転車) : 10円
- 軽自動車・自動二輪車(125cc超) : 50円
- 普通車・中型車 : 150円
- 大型車 : 250円
- 特大車 : 580円
- 料金徴収期間満了時
- 歩行者は無料。
- 係員がいない午前0時から5時までは無料。
- 通行料金の収受業務は本四バス開発に委託。
特記事項
- 歩行者・二輪車は風速 20 m 、その他の車両は風速 25 m で通行止めとなる。
- 歩道は斜張橋特有のケーブルもあり部分的に非常に狭く、特に自転車での通行は困難である。沿線自治体などは安全の為に向島 - 尾道間を自転車で移動する場合は渡船の利用を勧告している。
- 新尾道大橋は景観を配慮し、尾道大橋と橋種・最大支間長は共に同じで主塔高もほぼ同じである。新尾道のほうがケーブルが細くケーブル本数が多く、主塔も1本とスリム化しているが、設計解析は複雑化している。これは尾道大橋の設計から30年間で技術向上を果たしたことを意味している[8][11]。
ギャラリー
尾道駅前から見た橋。
尾道水道と尾道大橋遠景。
天寧寺境内から。
尾道大橋(奥)と並走する新尾道大橋(手前)。
脚注
出典
- ^ abcd“業務実績”. 日本構造橋梁研究所. 2013年4月2日閲覧。
^ “渡船への影響懸念 : 広島 : 地域”. 読売新聞 (読売新聞社). (2013年3月30日). オリジナルの2013年4月5日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130405073835/http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20130329-OYT8T01806.htm 2015年6月21日閲覧。
- ^ abc“公社概要”. 広島県道路公社. 2013年4月2日閲覧。
- ^ ab“尾道大橋の無料化スムーズ”. 中国新聞 (中国新聞社). (2013年4月2日). オリジナルの2013年4月6日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130406001724/http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201304020029.html 2015年6月21日閲覧。
- ^ abcd“尾道大橋”. 鋼橋技術研究会. 2013年4月2日閲覧。
- ^ ab“尾道と向島を結ぶ双子橋 尾道大橋・新尾道大橋”. 愛媛県庁. 2009年3月25日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2011年7月18日閲覧。
^ “広島県橋梁長寿命化修繕計画 (PDF)”. 広島県庁土木局道路整備課. p. 5 (2011年5月). 2015年6月21日閲覧。
- ^ abcd“尾道大橋と新尾道大橋(広島県)”. 大阪大学. 2013年4月2日閲覧。
- ^ ab“尾道大橋有料道路の無料開放について”. 広島県庁. 2013年4月2日閲覧。
^ “実績の紹介”. 大林組. 2013年4月2日閲覧。
^ “景観との調和 工夫”. 中国新聞 (中国新聞社). (1998年3月27日). オリジナルの2006年10月7日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20061007021116/http://www.chugoku-np.co.jp/setouti/shima7/980327.html 2011年7月18日閲覧。
関連項目
- 日本の離島架橋
- 本州四国連絡橋
外部リンク
広島県庁
- 東部建設事務所三原支所
新尾道大橋・尾道大橋 (広島県観光ホームページ)- 広島県道路公社
|