宮崎交通









































































宮崎交通株式会社
Miyazaki Kotsu Co., Ltd.
種類
株式会社
市場情報
非上場
略称
宮交
本社所在地
日本の旗 日本
880-0001
宮崎県宮崎市橘通西3丁目10番32号 ボンベルタ橘東館7F[1]
設立
1926年4月22日
業種
陸運業
法人番号
6350001001667
事業内容
乗合バス事業、貨物⾃動⾞運送事業、観光・レジャー事業、旅館業、航空代理店業他
代表者
代表取締役社長 菊池 克頼
資本金
1億円
売上高
79億3100万円(2015年3月期)
従業員数
1067名
主要株主
宮交ホールディングス 100%
関係する人物
岩切章太郎(創業者、初代社長)、渡辺綱纜、三國連太郎(出身者)
外部リンク
http://www.miyakoh.co.jp/
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宮崎交通株式会社(みやざきこうつう)は、日本の宮崎県を中心にバス事業などを行う会社である。宮崎県内に広くバス路線網を有し、県内には同等規模の同業会社は存在せず、ほぼ独占企業である。




目次






  • 1 沿革


  • 2 バス事業


    • 2.1 事業所


      • 2.1.1 営業所・案内センター


      • 2.1.2 バスセンター・案内所




    • 2.2 宮交バスカ(ICカード乗車券)


    • 2.3 フリーパス


    • 2.4 現行路線


      • 2.4.1 宮崎市内線


        • 2.4.1.1 宮崎地区フリー乗降区間




      • 2.4.2 宮崎郊外線・宮崎空港リムジン・特急バス


      • 2.4.3 延岡市内線


      • 2.4.4 延岡郊外線


      • 2.4.5 高千穂地区


      • 2.4.6 日向地区


      • 2.4.7 西都・高鍋地区


      • 2.4.8 小林地区


      • 2.4.9 都城地区


      • 2.4.10 日南地区


      • 2.4.11 コミュニティバスの受託運行


      • 2.4.12 高速・特急バス


        • 2.4.12.1 廃止・休止路線




      • 2.4.13 定期観光バス


      • 2.4.14 行き先番号


        • 2.4.14.1 2011年9月まで






    • 2.5 車両




  • 3 鉄道事業


  • 4 その他の事業


  • 5 その他特記事項


  • 6 歴代社長


  • 7 宮交グループ各社


  • 8 脚注


  • 9 外部リンク





沿革


「宮崎県観光の父」である岩切章太郎により、1926年4月22日に前身である宮崎市街自動車が設立、戦時企業統合政策により宮崎鉄道・宮崎バス・都城自動車が合併して宮崎交通となり、現在の独占体制が形成される。1960年代前後の新婚旅行ブームの中核企業として発展する。


21世紀に入ってから収支が悪化し、2005年1月18日に産業再生機構の支援を受けることが決定。雲海酒造、宮崎空港ビル、宮崎ガス、宮崎銀行、宮崎太陽銀行、全日本空輸、九州電力、西日本鉄道、ニッポンレンタカーサービスなどの私企業の支援も受けたグループ8社の統括持株会社「宮交ホールディングス」の経営下に入り、2006年10月27日に弁済が完了した。この支援期間中に路線の見直しが行われ、減便や廃止が多くあった。



  • 1926年(大正15年)4月22日 宮崎市街自動車株式会社を設立。

  • 1926年(大正15年)5月10日 大淀駅 - 神宮間でバス事業を開始(同日が創立記念日となっている)。

  • 1929年(昭和4年)12月21日 宮崎バス株式会社に改称。

  • 1931年(昭和6年)11月1日 遊覧バス運行開始。

  • 1939年(昭和14年)3月21日 子供の国を開園。

  • 1942年(昭和17年)11月26日 都城自動車・宮崎鉄道と合併し、宮崎交通株式会社となる。

  • 1944年(昭和19年)10月30日 延岡バスから事業の譲渡を受けたことにより、ほぼ1県1社独占体制となる[2]

  • 1962年(昭和37年)7月1日 鉄道部路線を廃止。

  • 1973年(昭和48年)11月23日 宮交シティ開設。

  • 1981年(昭和56年)10月30日 宮崎交通初の高速バス「なんぷう号」を運行開始。

  • 1986年(昭和61年)9月1日 タクシー事業を分離し宮交タクシー株式会社の営業開始。

  • 1999年(平成11年)7月1日 宮崎交通観光を吸収合併。

  • 2002年(平成14年)10月10日 宮交バスカの運用を開始(2016年(平成28年)3月31日限りで終了)。

  • 2004年(平成16年)2月1日 宮交車輌サービスを吸収合併。

  • 2005年(平成17年)1月18日 産業再生機構による支援が決定。

  • 2005年(平成17年)5月23日 スポンサー企業決定。

  • 2006年(平成18年)7月27日 本社移転(宮崎市大淀3丁目4番26号 → 宮崎市大淀4丁目10番32号)

  • 2006年(平成18年)10月27日 産業再生機構による支援終了。

  • 2009年(平成21年)8月1日 株式会社宮崎熱源センターを吸収合併。

  • 2012年(平成24年)4月 不動産事業開始。

  • 2014年(平成26年)3月3日 本社移転(宮崎市大淀4丁目10番32号 → 宮崎市橘通西3丁目10番32号・ボンベルタ橘、現住所)

  • 2015年(平成27年)11月14日 宮交バスカの代替としてnimocaを導入。

  • 2016年(平成28年)6月1日 ヤマト運輸と提携し客貨混載バスを運行開始。

  • 2018年(平成30年)6月7日 九州運輸局から乗合バスによる貨物自動車運送事業許可を取得[3][4]



バス事業


宮崎県のほぼ全域を[5]主たる営業エリアとし、宮崎市・延岡市・都城市・小林市・児湯郡高鍋町を中心として広範囲に一般路線バス網を持つ。同エリア発着の中長距離高速バス9路線、エリア内の定期観光バス1路線を運行している。乗合バスは320系統、走行キロ1326万6000km[6]におよび、386台の車両を保有し年間939万4000人を運ぶ[6]同県の最大手公共交通機関となっている。また、貸切事業も行っている。



事業所



営業所・案内センター




2014年3月以降の本社が入居するボンベルタ橘東館(2008年撮影)



  • 宮崎中央営業所(宮崎市大字富吉78番地25)

  • 宮崎北営業所(宮崎市大字塩路3082番地15)

  • 宮崎南営業所(宮崎市大字本郷南方1750番地)

  • 日南自動車営業所(日南市飫肥7丁目5-1)

  • 西都自動車営業所(西都市小野崎1-96-1) - ☆西都バスセンター

  • 延岡自動車営業所(延岡市大武町1323-80)

  • 都城自動車営業所(都城市松元町3499-4) - ☆西都城駅前バスセンター

  • 小林自動車営業所(小林市大字細野2152) - ☆小林バスセンター

  • バス案内センター(宮崎市橘通西3丁目10番32号 ボンベルタ橘東館7階)

  • 宮崎予約センター(宮崎市橘通西3丁目10番32号 ボンベルタ橘東館7階)


2010年代に営業所 - 管理所制度を再編。☆印の営業所は旅客・小荷物の取り扱いも行っており(いわゆるバス駅に該当)、「バスセンター」とも称する。バスセンターでもある営業所は中心市街地に位置している。その他の営業所はバスセンターではないが、付近に停留所がある。また、宮崎中心市街地のデパート内に本社事務所「バス案内センター」を構える。



バスセンター・案内所




延岡駅前バスセンター



  • 西都バスセンター(西都自動車営業所)


  • 延岡駅前バスセンター(延岡自動車営業所)


  • 西都城駅前バスセンター(都城営業所)

  • 小林バスセンター(小林自動車営業所)


  • 宮交シティバスセンター(宮崎市大淀4丁目6-28)


  • 宮崎駅バスセンター(宮崎市錦町1番地10号)

  • 国富バスセンター(東諸県郡国富町大字本庄4037) - ファミリーマート国富町役場前店に併設[7][8]

  • 高千穂バスセンター(西臼杵郡高千穂町三田井804) - 宮交観光高千穂支店に委託

  • 高鍋バスセンター(児湯郡高鍋町大字北高鍋180-1) - 宮交観光高鍋支店に委託


  • イオンタウン日向(日向市日知屋字古田61-1) - 宮交観光日向支店に委託


  • 宮崎空港構内案内所(宮崎市大字赤江) - 現地案内・当日分の出札のみ[9]


「バスセンター」は他社で言うバスターミナルに近い概念であるが、専用バスバースの有無によらず出札所(券売所)の有無によるためいわゆる「バス駅」に該当する。営業所であるものと単に出札所を備えるだけの2種類がある。いずれも中心市街地または中心的な施設内に位置し、屋内待合所を設けている事例が多い。国富・宮崎空港は小荷物を取り扱わない。


宮交では従来よりバスセンターを重視し、県内主要都市中心部に配置させた。この方針は経営再建後も概ね維持されており、2013年には国富を「待合所」からバスセンターに昇格させている。2014年現在、県内に12ヶ所(内2箇所は案内所)設置されている。



宮交バスカ(ICカード乗車券)




宮交バスカ


ICカード式乗車カード「宮交バスカ」を2002年より導入していた。2015年11月14日より、nimocaを導入したため、宮交バスカは発行停止となった。利用も2016年3月31日をもって終了となった。




フリーパス


大人1800円、学割1500円、子供1000円の1日乗り放題乗車券を発売している。
一日乗り放題だが、高速バスなど一部のバスには乗れない。


購入は本人でも代理でも可能。ただし、乗車時は中高生用は生徒手帳などの身分証明書が必要。購入可能な所は県内各営業所および、コンビニ発券機。車内での購入は不可。



  • 2000年頃にユースホリデーパス、ホリデーパス(当時は休日のみ)を導入。

  • 2004年頃に休日のみだったユースホリデーパスを平日も使えるようにした。

  • 2005年8月から他のフリーパス(宮崎・日南海岸フリー、宮崎・綾フリーきっぷは廃止、こどものくにわくわくきっぷは販売を中止)を廃止し、ワンデーフリーパス(大人2000円、中高生1500円、子供1000円)として発行。

  • 2008年4月 大人運賃を500円値上げ。また、コンビニ等でも発券できるようになった。

  • 2008年11月 宮崎・延岡・都城エリア限定のワンコインパス(500円)を販売

  • 2009年6月 ワンデーフリーパスを廃止

  • 2010年11月 宮崎県内路線バス全線 1日乗り放題乗車券として復活(大人1800円、学割1500円、子供1000円。なお、10円を緑の基金へ寄付)。



現行路線


宮崎県内の全市町村、鹿児島県曽於市の一部に路線を持つ。車体は白地に青、薄青のストライプ塗装である。



宮崎市内線



  • 平和が丘・古賀総合病院

  • 波島・雁ヶ音・波島経由江田神社・動物園・シーガイア

  • 野崎東病院

  • 青葉町経由シーガイア・宮崎空港 - シーガイア


  • イオンモール宮崎・一ッ葉試験場

  • 平和台 - 青葉町・柳丸町

  • 上西中循環線

  • 飛江田団地(航空大学校アクセス路線)

  • 月見ヶ丘

  • 希望ヶ丘

  • 市民文化ホール・薫る坂

  • 宝塚ニュータウン・循環器病院経由生目台


  • 県病院経由大塚台・生目神社・生目台

  • 高松橋経由大塚台・生目台

  • 記念病院・有田・宮ノ下・小松台・悠楽園

  • 下北方- 海洋高校


宮崎市内を運行する路線。概ね郊外の住宅団地(大学)発着で中心市街地を貫通する系統が多い。宮崎市内線各系統は宮崎市街地(宮崎駅、デパート前、橘通、宮交シティなど、系統によって経由地は異なる)を通る。並行するJR日豊本線より本数面で優位に立っている。




宮崎地区フリー乗降区間

かつてフリー乗降区間は都城の山間部等の一部路線に限られていたが、2010年10月の改正において宮崎市内でも導入を始めた。宮崎市内のバス停の場合、該当区間のバス停にフリー乗降区間である旨の掲示が貼り出してある。



  • 国富ヶ丘団地北〜国富ヶ丘団地東[10]

  • 月見ヶ丘南〜月見ヶ丘郵便局前[11]

  • 東宮団地入口〜東宮団地2丁目[12]


  • 医大宿舎前〜木花台入口(熊野経由のみ)



宮崎郊外線・宮崎空港リムジン・特急バス




日南海岸



  • 佐土原・西都・西都原古墳(※)

  • 高速道経由西都(※)

  • 【特急】高速道経由都城(※)

  • 高岡・野尻・小林(※)JR九州バス宮林線を同社が継承。


  • 佐土原駅・光陽台・高鍋

  • 国富・綾・酒泉の杜

  • 高岡・綾

  • 七野・田野・青井岳温泉


  • 宮崎大学・大学病院

  • 上丸目・尾平・女子短大


  • 青島・折生迫・日南


宮崎市中心部から概ね約30km圏の地域に運行しており、平成の大合併により宮崎市域に入った町(旧佐土原町・旧田野町・旧清武町・旧高岡町)や、宮崎市の周辺の市町村(西都市・国富町・綾町・新富町・高鍋町・小林市・日南市)と宮崎市中心部を結ぶ。ほかに、宮崎市と都城市を結ぶ特急バスや、宮崎空港発着の空港リムジンバスがある。宮崎空港 - 宮交シティ・宮崎駅間はJR宮崎空港線より本数が多く、宮崎 - 青島間はJR日南線より本数が多い。日南海岸国定公園(青島・堀切峠・鵜戸神宮等)と宮崎市内を結ぶ路線もある。


宮崎市街地側のターミナルは宮崎駅前バスセンター、宮交シティなど系統によって異なる。


※印は宮崎空港リムジンバス(空港連絡バス)を兼ねる。



延岡市内線




工業都市延岡



  • 川口・東海 - 南一ヶ岡

  • 桜ヶ丘 - 雷管

  • 片田団地 - 今山ニュータウン


  • 延岡駅 - 大瀬町 - 県病院 - イオン延岡


  • 保健福祉大学線

    • 西高経由

    • 大貫経由

    • すみれ団地経由

    • 南延岡発着



  • 延岡駅 - 文化センター前・方財


旭化成の企業城下町である延岡市の中心部や工場を通り、郊外の住宅団地からの通勤・通学需要などを支える。2000年代までに市内一号線(南営業所前 - レーヨン前間)等純粋な市街地内完結系統は衰退した。これはより郊外へ直通する一ヶ岡、桜ヶ丘等の住宅団地路線が市街地を貫通しているためで、また郊外線系統も市内線区間で両者分け隔てなく利用されている背景もある。1999年から延岡駅前広場へ乗り入れるようになった。



延岡郊外線




高千穂



  • 延岡学園

  • 平田 - 行縢山登山口


  • 高千穂(旧道経由・バイパス経由) 

  • 鹿狩瀬 - 祝子川(ほうりがわ)温泉

  • 差木野 - 長井 - 熊田

  • 浦城港 - 須美江 - 古江 - 宮野浦(一部バイパス経由・浦城港不経由)

  • 土々呂 - 赤水・外浦


  • 日向(延岡 - 一ヶ岡・旭ヶ丘 - 土々呂 - 門川本町 - 都町 - イオンタウン日向・東細島・宮の上)


延岡市中心部から概ね約30km圏の延岡市郊外部・日之影町・高千穂町・門川町・日向市に路線を延ばす。高千穂・日豊海岸国定公園などの観光地も経由する。延岡 - 高千穂間はかつて高千穂鉄道高千穂線と競合したが、2005年の同線廃止以後はバスが唯一の公共交通機関となった。一部系統は延岡駅を越え南延岡を始発・終着とする。延岡 - 日向市間では以前はJR日豊本線より本数面で優位に立っていたが、土々呂を越え日向市方面については運賃面でJRに差を付けられており、本数は減少傾向にある。金・土曜日には延岡発日向行きの深夜便が運行される。長井方面は日豊本線延岡駅 - 北川駅間に並行する路線で、JRとともに著しく本数が少ないが、JR普通列車が運行されない昼間午後にも運行がある。祝子川温泉方面は経路の大半が宮崎県道207号岩戸延岡線となっており、断崖絶壁と祝子川に挟まれた非常に狭隘な道路を走行する路線である。2016年1月にイカロス出版より発売されたムック『秘境路線バスをゆく』で「キング・オブ・秘境バス」として同路線が紹介された[13]ことが地元メディアで取り上げられ[14]、本来平日のみの運行のところを日曜日にも運行したり[15]、全区間の運賃を1080円から500円に値下げしたりする[16]など活性化が図られている。


長年にわたり延岡駅に隣接する延岡駅前バスセンターがターミナルであったが、延岡市が進めている延岡駅周辺整備基本計画にともない2018年3月31日限りで延岡駅前バスセンターが廃止され、延岡駅前に新設されたバス乗り場への発着となった。




高千穂地区


  • 高千穂 - 五ヶ瀬町立病院

高千穂地区内運行の路線は高千穂町と五ヶ瀬町を結ぶ1路線のみとなり、他はすべて廃止・コミュニティバス化された。高千穂町中心部に高千穂バスセンターがあり、延岡 - 高千穂間のバス、高千穂発着・経由の高速バスも発着する。バスの運行は延岡自動車営業所が行っている。



日向地区




事実上のターミナルとなっているイオン日向




  • イオンタウン日向 - 富島高校前 - 黒木 - 宇納間 - 小原(こばる)

  • イオンタウン日向 - 山陰(池野) - 塚原 - 上椎葉

  • イオンタウン日向 - 山陰 - 坪谷 - 百済の館 - 神門


細島港にあるイオンタウン日向敷地内にある停留所をターミナルとし、富高市街地を通る。日向市駅東口も経由しJR日豊本線に接続する。かつては日向市駅の東側の富高市街地にあった日向バスセンター(日向自動車営業所)がターミナルであった。延岡 - 日向間のほか、日向市中心部と日向市西方の山間部の町村(旧東郷町・美郷町・諸塚村・椎葉村)を結ぶ路線が運行されている。これ以外の日向市内の路線は多くがコミュニティバス化された。かつては宮崎市と日向市を直通する一般路線もあったが現存しない。


イオンタウン日向内にある支店は乗車券・定期券発券および旅行取扱といった旅客窓口である。バスの運用については日向所属バスの運用をイオン日向近隣に所在する日向事業所にて行っており、この運行管理は延岡自動車営業所が担当している。


都農 - 日向市間が2016年3月31日限りで廃止され、日向地区と高鍋地区を結ぶ一般路線がなくなったことにより、一般路線バスの県北部(延岡・高千穂・日向地区)の路線網と都農町以南の路線網は分断された。


高速バス「ひむか号」が延岡~宮崎市間を結び、日向市の日向インターチェンジにも停留所が設定されているが、日向インターチェンジ近傍を通る宮崎交通の一般路線はなく、日向インターチェンジとイオンタウン日向等市中心部の間はコミュニティバス「南部ぷらっとバス」による連絡となる。




西都・高鍋地区



  • 高鍋 - 川南 - 都農線


  • 高鍋駅 - 高鍋 - 一丁田 - 西都

  • 高鍋 - 三納代 - 西都

  • 高鍋 - 茶臼原 - 西都

  • 高鍋循環線


  • 西都商業・妻高校‐西都‐佐土原駅(佐土原高校)

  • 西都 - 杉安峡 - 村所


西都市中心部の西都バスセンターと、高鍋町中心部の高鍋バスセンターを拠点に路線網を持つ。高鍋バスセンターは高鍋市街地にあり、高鍋駅とは1.5km程度離れている。宮交で単に「高鍋」という場合は高鍋バスセンターを指す場合が多い。鉄道結節よりも高鍋バスセンターにおける宮崎方面との接続が重視されている。宮崎市内との間を結ぶ路線のほか、西都バスセンターと西都市の西側の山間部の西米良村を結ぶバス路線や、高鍋バスセンターと北部・北西部の川南町・都農町・木城町を結ぶ路線がある。




小林地区




えびの高原



  • 小林 - えびの高原(季節運行)

  • 小林 - 高崎 - 都城

  • 小林 - 祓川

  • 小林 - 京町


小林市と周辺の高原町・えびの市を結ぶ路線や、宮崎市・都城市への路線がある。長年にわたり小林駅から約400m離れた小林バスセンターを拠点としていたが、2017年8月1日より小林駅前に新設されたバス乗り場より発着するようになった。



都城地区



  • 久保原 - 都原団地 - 都城ショッピングセンター前

  • 久保原 - 都原団地 - イオンモール

  • 久保原 - みの原 - 都城ショッピングセンター前


  • 三股駅 - 南九州大学 - イオンモール

  • 宮村 - イオンモール

  • イオンモール - 一万城団地 - イオン都城

  • 一万城循環

  • イオンモール - あやめ原循環

  • 川原谷 - 梅北 - ドミニコ学園 - イオン都城

  • 上尾平野 - イオンモール

  • 安久温泉 - イオンモール

  • イオンモール - 神柱公園 - イオン都城

  • ゆぽっぽ - 山田 - 熊野神社

  • ゆぽっぽ - やまだ温泉 - 山田

  • ゆぽっぽ - やまだ温泉 - 平山

  • 山田 - 平山

  • やまだ温泉 - 山田

  • 上野上 - 山之口 - 西都城駅


  • 青井岳温泉 - 山之口 - 西都城駅


都城市内および周辺の三股町・高原町・小林市への路線がある。西都城駅前にバスターミナル兼営業所があるがここを発着するバス路線は限られており、イオン都城、イオンモールを始発・終着(都城駅・西都城駅経由)とする系統が多い。宮崎方面特急バスとの結節点は西都城駅、都城駅前であり、都城市街地系統はいずれか両方とも経由する。



日南地区



  • 市内線(飫肥 - 油津港)

  • 市木線(飫肥 - 油津 - 贄波 - 夫婦浦 - 古都 - 幸島入口)

  • 北郷線(油津 - 一里松 - さくらアリーナ)

  • 風田線 (循環)


主に日南市内(旧北郷町・南郷町を含む)に路線があり、油津駅前を拠点に、飫肥城や幸島などの観光地へも運行する。


かつては串間市内にも路線があったが、日南 - 幸島間を除きすべて撤退し、コミュニティバスに置き換えられた。




コミュニティバスの受託運行




  • まちなか循環バス(延岡市)


  • ふれあいバス(高千穂町)※岩戸線のみ

  • 国富町コミュニティバス

  • 串間市コミュニティバス

  • 日南市コミュニティバス

  • 小林市コミュニティバス


まちなか循環バス・ふれあいバスは宮崎交通の車両で運行する。他は自治体所有の白ナンバーバスによる運行で、国富町は無料、串間市・日南市・小林市は自家用有償旅客運送となる。




高速・特急バス




高速バス


一般路線と同じ白地に青、薄青の塗装だが、塗り分けは一般路線バスとは異なっている。会社名等は共同運行相手先事業者。



  • 宮崎 - 福岡「フェニックス号」(西鉄高速バス・九州産交バス・JR九州バス)

  • 宮崎 - 長崎「ブルーロマン号」(長崎県交通局(長崎県営バス))

  • 宮崎 - 熊本「なんぷう号」(九州産交バス)

  • 宮崎 - 八代「B&Sみやざき号」(産交バス八代営業所・JR九州バス)

  • 宮崎 - 鹿児島「はまゆう号」(南国交通)

  • 延岡 - 福岡「ごかせ号」(西日本鉄道)

  • 延岡 - 熊本「あそ号」(九州産交バス) ※延岡⇒熊本は「あそ号」、熊本⇒延岡は「たかちほ号」と名称が変わる

  • 宮崎 - 延岡「ひむか号」(JR九州バス)[17][18]

  • 宮崎・延岡 - 大分・別府「パシフィックライナー」(大分バス・大分交通・亀の井バス・JR九州バス、2015年4月1日運行開始[19]) ※宮崎交通担当便は全便、別府北浜まで乗り入れる。

  • 宮崎・延岡 - 福岡(夜行)(西鉄高速バス)※運行開始当初は西鉄高速バス単独運行、2017年3月31日分より参入して共同運行化。



廃止・休止路線


  • 宮崎 - 大阪「夜行高速あおしま号」(2008年12月1日近鉄バス単独運行で、<宮崎-神戸・大阪・京都線>「おひさま号」として再開。発券業務等は宮崎交通も支援)

  • 延岡 - 大阪「夜行高速ひえつき号」

  • 延岡 - 高千穂 - 高森「特急ひのくに号」

  • 南宮崎(宮交本社前) - 延岡 - 重岡 - 大分 - 別府「ゆけむり号」「はまゆう号」(大分バスと共同運行。南宮崎⇒別府は「ゆけむり号」、別府⇒南宮崎は「はまゆう号」と名称が変わる)

  • 日南 - 南宮崎(宮交本社前) - 延岡 - 高千穂「特急いわと号」

  • 南宮崎(宮交本社前) - 高千穂「特急雲海号」

  • 日南 - 南宮崎(宮交本社前) - 延岡「特急しろやま号」

  • 都城 - 宮崎(宮崎営業所) - 延岡「特急もちお号」

  • 南宮崎(宮交本社前) - 細島カーフェリーターミナル「特急日向路号」

  • 宮崎(宮崎営業所) - 都城「特急朝霧号」

  • 宮崎(宮崎営業所) - 都城 - 丸尾「特急きりしま号」

  • 宮崎(宮崎営業所) - 日南「特急くろしお号」

  • 宮崎(宮崎営業所) - 串間「特急しおかぜ号」

  • 宮崎(宮崎営業所) - 宮崎空港 - 都井岬「特急岬号」

  • 宮崎空港 - 宮交シティ - 小林 - えびの高原 - 林田 - 丸尾「特急りんどう号」

  • 宮崎(宮崎営業所) - 宮崎空港 - 高速道 - 小林「快速」(のちに「特急」)

  • 宮崎(宮崎営業所) - 高速道 - 田野 - 日南「特急」

  • 宮交シティ - 宮崎空港 - 一ツ葉道路 - 延岡「快速」

  • 高鍋→宮崎空港「特急」

  • 西都(一般道経由)→宮崎空港「急行」

  • 延岡 - 北川 - 大分「特急わかあゆ号」

  • 高千穂 - 五ヶ瀬/河内 - 高森 - 熊本空港(九州産交バスと共同運行、2008年10月1日 - 2009年3月31日の期間限定運行、同年4月1日以降も運行が継続されたが、2010年3月31日をもって運行終了)



定期観光バス


「日南海岸と九州の小京都飫肥コース」の1種類がある。宮崎市内を起終点に、宮崎県南部の青島・堀切峠・鵜戸神宮・飫肥を回る。土日祝日・1月1日・1月2日のみ運行する。


宮崎観光が全盛期だった昭和40年代には6コースが設定され、毎日運行されていた[20]。宮崎市内を起終点に都井岬やシーガイアを回るコース、高千穂バスセンターを起終点に天岩戸神社・高千穂峡などの高千穂町内の観光地を回るコースもあった。



行き先番号


また、宮崎地区においては、1986年4月からすべての路線に行先番号がつけられている。2005年8月のダイヤ改正では若干の変更があった。現在行先番号の概要は次のとおり。ただし行き先に番号がついているため、逆経路が必ずしも同じ番号とは限らない。すなわち宮交シティ行や宮崎駅行などは番号が存在しない。


2011年10月より改正が行われ、都城行きなどの他営業所の路線にも路線番号が振り分けられた。また、同じ行き先の別経路には枝番号がつけられている[21]



  • 1桁・2桁 - 市内線  (1桁の経路は新路線を除いて番号の変更はない)

  • 100番台 - 高鍋方面 (100新名爪 103佐土原高校 104光陽台 105高鍋 106木城)

  • 200番台 - 西都方面 (200一般道経由 215高速道経由)

  • 300番台 - 国富・綾方面

  • 400番台 - 高岡・小林方面

  • 500番台 - 加納・田野方面

  • 600番台 - 都城

  • 700番台 - 短大(旧清武町内)方面

  • 800番台 - 宮崎大学方面

  • 900番台 - 青島・油津方面

  • 宮崎空港、宮崎港、宮交シティ、南宮崎駅、宮崎駅へのバスは番号の代わりに飛行機、船、バス、列車のピクトグラムとなる。



2011年9月まで


  • 1桁・2桁 - 市内線

  • 100番台 - 高鍋方面(120光陽台 150高鍋 160高鍋・木城)

  • 200番台 -西都方面(250西都バスセンター)

  • 300番台 - 平和が丘・綾・国富方面

  • 400番台 - 高岡方面

  • 500番台 - 青島方面

  • 600番台 - 宮崎大学方面

  • 700番台 - 中野経由清武町内方面

  • 800番台 - 田野・黒北方面



車両






日本4メーカー(三菱ふそう・日野自動車・いすゞ自動車・UDトラックス(旧:日産ディーゼル))の車両が均等に在籍しているものの、ここ最近は路線バスに関してはいすゞ、高速バスは三菱ふそう製が優先的に選択される傾向が強い。新車と中古車を並行して導入している一方、製造後25年以上経過しなお使用されている車両もある。なお、路線バスのほとんどは中型車である。


車体塗装は白地に青色・スカイブルーのラインである。一般路線車と貸切車・高速車では塗り分け方が異なる。かつては高速バスでは路線ごとの専用塗装が施されていたが、2000年代以降、貸切車と共通の塗装の新車が導入されている。




鉄道事業


1962年までは鉄道事業を行っていた。詳細は宮崎交通線の項を参照。



その他の事業


観光施設として「こどものくに」などを経営するほか、保険事業、航空事業(全日空宮崎地区総代理店)を行っている。全日空の総代理店では、名古屋鉄道と並び全日空に社外取締役を輩出するなど有力総代理店として、空港でのハンドリング業務を展開している。以前は、全日空総代理店としての市内カウンター業務や予約センター業務並びに、日本エアシステム総代理店業務や日本航空空港ハンドリング業務も行っていた。
宮崎交通が運営していた「サボテンハーブ園」は2005年3月31日に営業を終了した。また、霧島サービスエリアの事業も行っていたが、現在は「宮交ショップ&レストラン」に業務が移管されている。



その他特記事項




  • バス停留所のミニチュアを販売している。ミニチュアのバス停留所の名前は購入者の好みの名前が選べる。


  • 2015年10月1日からヤマト運輸と提携の上で、宅急便を路線バスに積載する貨客混載バスの運行を開始した。宅急便を路線バスに積載する貨客混載バスの運行は岩手県北自動車に次いで2社目となる。2016年6月現在、西都 - 村所、延岡 - 高千穂(バイパス経由)、諸塚車庫 - ヤマト運輸東郷美郷センター(回送便を利用)の3路線で運行されている[22][23][24][25]。2018年2月20日には国土交通省から物流総合効率化法の認定を受け、日本郵便も参画して、西都 - 村所線で宅急便と郵便物の共同輸送を開始した。ヤマト運輸と日本郵便の共同積載による貨客混載バスは初めてとなる[26][27][28]。2018年6月に乗合バスによる貨物自動車運送事業許可を取得したため、路線バスによる大量の貨物輸送が可能となった[4]

  • 宮崎交通の全盛時代を物語る存在として、「納涼バス」がある。夏の夕方、宮崎市の中心部から青島へ向かい、海岸で涼をとった後、宮崎市の中心部へと戻るもので、日南海岸が国定公園に指定された1955年7月に、当時の岩切章太郎社長の発案で開始された。1960年には「納涼バスの歌」のレコードも発売された。最盛期には、ちょうちんをつけた何十台ものバスが橘通りを連なって走り、宮崎市における夏の夜の風物として一世を風靡した。車の普及によって次第に乗客が減少し、1970年で運行が打ち切られている。その後は、アンコールにより、何回が「納涼バス」の運行を行っている。たとえば、2008年7月25日(日曜日)には、旧塗装の「青バス」が、最終運行として、納涼バスとして「こどものくに」まで往復運行を行っている。

  • 俳優の三國連太郎は、20代の頃に勤務していた事がある。



歴代社長











































氏名 備考
岩切章太郎
全日本空輸取締役兼務
2 岩切省一郎
3 岩満栄策
4 岩切達郎
5 中村彰利
産業再生機構常務兼務
6 塩見修
全日本空輸出身。宮崎市出身。
7 菊池克頼
全日本空輸出身・現職。西都市出身。


宮交グループ各社



  • 宮交ホールディングス株式会社 - 持株会社

  • 宮崎交通株式会社


  • 宮交タクシー株式会社

  • 株式会社宮崎観光ホテル

  • 青島リゾート株式会社

  • 宮交ショップアンドレストラン株式会社

  • 宮崎ビルサービス株式会社

  • 宮崎ゴルフ株式会社

  • 宮崎パブリックゴルフ株式会社

  • 宮崎空港ビル株式会社



脚注


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  1. ^ 本社移転のお知らせ (PDF) 宮交ホールディングス・宮崎交通、2014年1月29日。


  2. ^ 電気車研究会『鉄道ピクトリアル』1999年4月臨時増刊号(通巻668号)p.112


  3. ^ 路線バス事業者として全国初!貨物事業許可の取得について 宮崎交通 2018年6月12日

  4. ^ ab宮崎交通(株)の貨物事業許可取得について九州運輸局自動車交通部貨物課


  5. ^ 宮崎県外の一般路線として、都城地区の川原谷線が鹿児島県曽於市の橋野地区(末吉町南之郷橋野)を通る。

  6. ^ ab2013年3月宮崎県のバス対策 - 宮崎県総合交通課


  7. ^ 国富バスセンターがオープン致しました!


  8. ^ ファミリーマート×宮交バス 国富町役場前にファミリーマート店舗とバスセンター併設の施設をオープン!


  9. ^ 宮崎空港バスのりば


  10. ^ [1]


  11. ^ [2]


  12. ^ [3]


  13. ^ 秘境路線バスをゆく - イカロス出版


  14. ^ 話題の「秘境バス」に乗ってみた - 夕刊デイリー、2017年4月7日


  15. ^ 秘境路線バス「祝子川温泉線」が日曜日にも運行します! - 延岡観光協会


  16. ^ 【バス情報】祝子川温泉線バス運賃が値下げされます!! - 延岡市、2018年8月31日


  17. ^ ひむか号という名称で運行決定2014年4月1日 宮崎〜延岡間


  18. ^ JR九州バス プレスリリース 宮崎~(東九州道)~延岡直行便運行について 宮崎交通 愛称募集 宮崎~(東九州道)~延岡直行便運行について


  19. ^ 尾形有菜(2015年4月2日). “ぐっと身近に東九州:宮崎→大分 高速バス、運行開始”. 毎日新聞 (毎日新聞社)


  20. ^ 日本交通公社の時刻表1972年2月号


  21. ^ [4]


  22. ^ 西日本初!路線バスが宅急便を輸送する「客貨混載(きゃくかこんさい)」の開始 - ヤマト運輸 2015年9月24日


  23. ^ 路線バスで宅急便を輸送…ヤマト、宮崎県で「客貨混載」開始レスポンス - 2015年9月25日


  24. ^ バスが宅急便を輸送する「客貨混載」の路線拡大~延岡市-高千穂町、日向市-諸塚村を結ぶ2路線で「客貨混載」を開始し、地域住民の生活サービス向上を実現します~ヤマト運輸


  25. ^ ヤマト・宮崎交通、宮崎県北地域で貨客混載を拡大LogisticsToday 2016年6月1日


  26. ^ ヤマト運輸+日本郵便、路線バスの貨客混載で初の共同輸送 宮崎県レスポンス 2018年2月20日


  27. ^ 日本初!路線バスを活用した客貨混載で共同輸送を開始~宮崎交通とヤマト運輸の客貨混載に日本郵便が参画し、さらなる物流効率化と地域住民の生活サービス向上を実現します~ヤマト運輸 2018年2月20日


  28. ^ 日本初!路線バスを活用した客貨混載で共同輸送を開始~宮崎交通とヤマト運輸の客貨混載に日本郵便が参画し、さらなる物流効率化と地域住民の生活サービス向上を実現します~日本郵便 2018年2月20日




外部リンク










  • 宮崎交通





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