バレンシアオレンジ















バレンシアオレンジ

Naranjas valencianas.jpg
バレンシアオレンジ


分類







































:

植物界 Plantae


:

被子植物門 Magnoliophyta


:

双子葉植物綱 Magnoliopsida


:

ムクロジ目 Sapindales


:

ミカン科 Rutaceae


:

ミカン属 Citrus


:

オレンジ C. sinensis


学名

Citrus sinensis Valencia

和名
バレンシアオレンジ
英名
Valencia orange



バレンシアオレンジの果実


バレンシアオレンジ(Valencia Orange)は柑橘類の一種で、スイートオレンジの中では最もよく知られた品種のひとつである。「バレンシア」からは、しばしばオレンジの産地として有名な、スペイン東部の地中海沿岸部にあるバレンシア州や、その州都であるバレンシアが連想されるが、原産地はアメリカ合衆国カリフォルニア州のサンタアナである。




目次






  • 1 来歴


  • 2 日本での栽培


  • 3 脚注


  • 4 外部リンク





来歴


バレンシアオレンジはアメリカ合衆国サンタアナでウィリアム・ウルフスキル(William Wolfskill)がはじめて作出した。後に、栽培権がアーバイン社(Irvine Company)に譲渡され、大々的に生産が行われた。この結果、ロサンゼルス郡からオレンジ郡(Orange County)が分割され現在にいたる。バレンシアオレンジの生産はその後、アーバイン社から分割されたサンキスト・グローワーズにより行われることとなったが、1990年代半ばには、コストの問題からオレンジ郡では生産されなくなった。しかし、バレンシアオレンジの栽培は、南カリフォルニアでの柑橘類産業の基礎を築いたと言える。



日本での栽培


日本でも栽培が試みられているが、他のスイートオレンジの多くの品種と同様カンキツかいよう病に弱く、また、回青現象(樹上で熟した果実が、気温が高くなると葉緑素を再吸収し果皮が青みがかる現象)を防ぐために袋がけが必要になるなど、日本での経済栽培は難しい。


2010年の収穫量は364 トンで、その内訳は和歌山県314 トン、神奈川県50 トンである[1]



脚注





  1. ^ 農林水産省 特産果樹生産動態等調査2013年7月24日閲覧




外部リンク


  • サンキスト日本語版








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