府中駅 (広島県)
府中駅* | |
---|---|
駅舎(2007年12月30日) | |
ふちゅう Fuchū | |
◄鵜飼 (0.9km) (4.3km) 下川辺**► | |
所在地 | 広島県府中市府川町19 北緯34度34分17.93秒 東経133度14分9.68秒 / 北緯34.5716472度 東経133.2360222度 / 34.5716472; 133.2360222 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | Z 福塩線 |
キロ程 | 23.6km(福山起点) |
電報略号 | フチ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- | 966人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)7月21日 |
備考 | 直営駅 みどりの窓口 有 |
* 1956年に府中町駅から改称。 ** この間に岡山支社と広島支社の境界標あり(当駅から鵜飼寄りは岡山支社管内) |
府中駅(ふちゅうえき)は、広島県府中市府川町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福塩線の駅である。
目次
1 概要
2 歴史
3 駅構造
4 利用状況
5 駅周辺
6 特記事項
7 隣の駅
8 脚注
9 関連項目
10 外部リンク
概要
府中市の中心駅で、駅は市街地の中にある。福塩線の電化区間(福山方面)と非電化区間(塩町方面)の境界駅で、福山方面と塩町方面相互の旅客は必ず当駅で乗換が必要となる。福山方面の列車は1時間あたり1 - 2本、塩町方面へは朝夕の6本のみの運行となっており、後者は広島駅から当駅までの普通列車が設定されている(逆は設定なし)。
また、岡山支社と広島支社の境界駅でもあり、上り場内信号機付近に支社境界標が設置されている。
直営駅。駅の管理は、府中鉄道部からせとうち地域鉄道部を経て岡山支社直轄となり、福山駅の被管理駅(駅長配置の地区駅)となっている。
なお、当駅発着の切符には、駅名が「(塩)府中」と印字されているが、これはJR四国徳島線にある府中駅(こうえき)と区別するためである。
歴史
1914年(大正3年)7月21日 - 両備軽便鉄道(軌間762mm)の終着駅である府中町駅として開業。当時は現在地ではなく、現在地の西北の永井町交差点付近にあった。
1926年(大正15年)6月26日 - 両備軽便鉄道が両備鉄道に改称となる。
1927年(昭和2年)6月25日 - 両備福山駅(現在の福山駅)から当駅まで電化される。
1933年(昭和8年)
9月1日 - 両備鉄道が国に買収され、当駅も国有鉄道福塩線の駅となる。
11月15日 - 福塩北線開業に伴い、それまでの福塩線が福塩南線に改称され、当駅もその所属となる。
1935年(昭和10年)12月14日 - 横尾駅から当駅まで軌間1067mmに改軌。現在地に移転する。
1938年(昭和13年)7月28日 - 当駅から福塩北線上下駅までの区間が開業し途中駅となる。これを以って全通した福山駅 - 当駅 - 塩町駅間が現行の福塩線となり、当駅もその所属となる。
1954年(昭和29年)4月10日 - 当駅 - 下川辺駅間が電化される。
1956年(昭和31年)12月20日 - 府中駅に改称。
1962年(昭和37年)4月1日 - 当駅 - 下川辺駅の電化が廃止され、再び非電化となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
1991年(平成3年)4月1日 - 発足した府中鉄道部の管理駅となる。
2003年(平成15年)3月 - 当駅(構内除く) - 塩町駅間の管轄が岡山支社府中鉄道部から広島支社三次鉄道部に移管され、岡山・広島両支社の境界駅となる。
2008年(平成20年)6月1日 - 鉄道部制の見直しにより、駅構内に併設されていた府中鉄道部が、せとうち地域鉄道部に統合される。
2017年(平成29年)7月1日 - せとうち地域鉄道部廃止に伴い、岡山支社直轄の福山管理駅管轄となる。
駅構造
駅舎側に、1番線の切欠ホームと2番線の単式ホームの1面と、跨線橋で連絡する3・4番線の島式ホーム1面の2面4線の地上駅。
1番線と4番線の塩町方面は行き止まりとなっており、福山方面からの折返し列車が使用している。2・3番線のみ塩町方面に通じており、信号機上は2番線が上り本線、3番線が下り本線とされている。日中は主に1・2番線のみ使用されている。
両備鉄道時代から車両基地(府中町電車区 → 府中電車区/岡フチ)が併設されており、車両(電車)も配置されていた。当駅 - 三次駅間で使用されている気動車(キハ120系)の車庫が併設されていて、電車の夜間滞泊も設定されている。構内に府中鉄道部があった。
駅舎は木造瓦葺で小ぶりのものを改装して使っている。みどりの窓口設置駅であるが、夜間は営業していない。福塩線内では福山駅以外では唯一、発車案内板が設置されている(LED式)。
自動改札機は設置されておらず、ICOCAもサービスエリア外で使えない。ただし、サービスエリア内の備後本庄駅 - 神辺駅間の自動改札機を管理しているため、該当駅のインターホンは当駅と繋がっている。
営業時間外に発着するワンマン列車は、無人駅と同様に進行方向のみのドアを開閉し、車内での運賃収受を行っている。以前はワンマン列車も全列車が全ドア開閉をしていた。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | Z 福塩線 | 上り | 福山方面 | 主に日中の列車 |
2 | 下り | 塩町・三次方面 | 主に日中の列車 | |
上り | 福山方面 | 主に朝晩の列車 | ||
3 | 下り | 塩町・三次方面 | 主に朝晩の列車 | |
4 | 上り | 福山方面 | 朝ラッシュの一部列車のみ |
※3番線から福山方面の列車の発着も可能であるが、2017年3月4日改正ダイヤではそのような定期列車の設定がない。
利用状況
近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1987年(昭和62年) | 1,671 |
1988年(昭和63年) | 1,740 |
1989年(平成 元年) | 1,761 |
1990年(平成02年) | 1,861 |
1991年(平成03年) | 1,887 |
1992年(平成04年) | 1,878 |
1993年(平成05年) | 1,802 |
1994年(平成06年) | 1,606 |
1995年(平成07年) | 1,584 |
1996年(平成08年) | 1,531 |
1997年(平成09年) | 1,453 |
1998年(平成10年) | 1,387 |
1999年(平成11年) | 1,338 |
2000年(平成12年) | 1,287 |
2001年(平成13年) | 1,263 |
2002年(平成14年) | 1,171 |
2003年(平成15年) | 1,142 |
2004年(平成16年) | 1,086 |
2005年(平成17年) | 1,039 |
2006年(平成18年) | 954 |
2007年(平成19年) | 933 |
2008年(平成20年) | 928 |
2009年(平成21年) | 896 |
2010年(平成22年) | 889 |
2011年(平成23年) | 857 |
2012年(平成24年) | 872 |
2013年(平成25年) | 909 |
2014年(平成26年) | 885 |
2015年(平成27年) | 924 |
2016年(平成28年) | 966 |
駅周辺
周囲は古くから栄える府中市の中心地で、名産である家具店や工場も目に付く。幹線道路である国道486号からは離れているが、この付近を走行する路線バス(中国バス)の多くは現在も国道から分かれ、府中駅周辺に乗り入れている。
- 道の駅びんご府中
- 府中市役所
- 府中本町郵便局
- 府中市立府中中学校・府中小学校(府中学園)
- 府中郵便局
- 府中市立図書館
- 府中商工会議所
- 府中市文化センター
- 府中市立南小学校
- 府中第一ホテル
中国銀行府中支店
両備信用組合本部・本店営業部- 府中公共職業安定所(ハローワーク府中)
- 広島県立府中東高等学校
- 広島県立府中高等学校
府中電車区(廃止)- 芦田川
- 国道486号
- 首無地蔵
- 府中天満屋
- 恋しき
特記事項
- 市街地活性化のために、駅の南側にも改札口を設けて南口広場を整備することが検討されているが、実現に至っていない[1]。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
Z 福塩線
鵜飼駅 - 府中駅 - 下川辺駅
脚注
^ 府中市都市計画 第 5 章 地域別構想p71 府中市 都市計画課 2018年4月20日閲覧
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 境界駅
外部リンク
- 府中駅(JR西日本)
|