サラミス (キプロス島)
サラミス(古代ギリシア語: Σαλαμίς、英語: Salamis)は、地中海の東部に浮かぶキプロス島の東部海岸にあった町である。現在は北キプロス・トルコ共和国に属するファマグスタの近くに遺跡がある。
目次
1 歴史
2 ギャラリー
3 関連項目
4 脚注
5 外部リンク
歴史
古代ギリシャ時代から栄えた都市国家で、ローマ時代には聖パウロが第1回の宣教旅行でキプロス島を訪れた際に、サラミスと西海岸のパフォスに寄っている[1]。4世紀の地震で破壊されたサラミスはコンスタンティウス2世によってコンスタンチア(Constantia)として再建され、聖エピファニウスがここで司教を務めている[2]。その後この町は衰退し、7世紀にはアラビア人の攻撃を受けて、ムアーウィヤにより破壊されて住民は現在のファマグスタへ移動した。
ギャラリー
ギュムナシオン(公共施設)跡
円形劇場跡
関連項目
- コンスタンティウス2世
- サラミスの海戦 (紀元前450年)
- サラミスの海戦 (紀元前306年)
- キュプルス属州
脚注
^ 『新約聖書』「使徒言行録」13章4節から12節。
^ サラミスの聖エピファニウス
外部リンク
Salamis, Cyprus (英語)
座標: 北緯35度11分 東経33度54分 / 北緯35.183度 東経33.900度 / 35.183; 33.900