冠名




冠名(正しくは「かんむりめい」と湯桶読みだが、しばしば「かんめい」とも読まれる)は、馬主が自分が所有する競走馬の競走名中に含める特定の言葉のことである。「冠号」(かんむりごう)とも称す。


特に日本の馬主が好んで用いるが、世界の一部の国でも使用されており、日本独特の手法というわけではない。




目次






  • 1 概要


  • 2 主な冠名一覧


    • 2.1 2018年現在使用されているもの


    • 2.2 現在使用されていない冠名




  • 3 日本国外での冠名


  • 4 脚注





概要


一般的には馬主が自分の所有馬であることを目立たせることに加え、ほかの馬と馬名が重複し競走馬としての登録が行えないことを防ぐなどといった目的で使われる。冠という文字がついているが必ずしも競走馬名の冒頭につくとは限らず、「シチー」(友駿ホースクラブ)のように末尾につく冠名も存在する。


金子真人ホールディングスや社台レースホース、キャロットファーム、サンデーレーシングなど、冠名を用いない有力馬主もある。ただし、社台レースホースは1986年デビューの競走馬までは「ダイナ」の冠名を使用していた。


日本中央競馬会(JRA)では、競馬施行規程の第22条5項の規定により、競走馬名には広告宣伝を目的にした名称は使用できないと定められているが、冠名に関しては事実上容認されている。その一方で、冠名の付いている馬は功績顕著であったとしても基本的に競走名には用いられないが、これは馬名に入っている冠名が馬主の宣伝に当たるためとされている。ただし、2004年にJRAゴールデンジュビリーキャンペーンの一環で行なわれた「名馬で振り返る50年」では、冠名の有無の区別なく年度代表馬・顕彰馬から特別競走名に採用された。なお、地方競馬では1997年から2004年までダートグレード競走として施行されていたオグリキャップ記念(1996年以前と2005年以降は地区重賞として施行)のように使用されている例もある。


日本軽種馬登録協会(現在は競馬国際交流協会と統合し公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル)の「馬名登録実施基準」によれば、冠名を使用している馬主が冠名のみの馬名の登録を申請した場合、認められないことがある[1]。冠名そのものは登録制ではなく、また独占権もないので、つながりのない複数の馬主が同時期に同一の冠名を使用する場合がある。中にはセイウンワンダーのように、父馬や母馬の名前に含まれる他者の冠名が馬名登録申請の際に「父名(母名)の一部」として扱われることもある。


冠名が同じ競走馬について、馬主が異なる場合でも得意距離や血統構成などに似たような傾向が現れたり、同じ馬主が複数の冠名を持つ場合に特定の冠名に活躍馬が集中したりするケースがよく見られる。このことから、井崎脩五郎と須田鷹雄は「ウマ家」(うまけ)という概念を提唱し、これらを馬券予想に役立てようとしている。



主な冠名一覧







2018年現在使用されているもの











































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































冠名 馬主 由来・意味 主な活躍馬
アイアム

堀紘一
I am

アイアムカミノマゴ
アイアン
池上一馬
不明

アイアンルック
アオイ
新谷幸義
新谷正子
自身が理事長を務める医療法人社団「葵会」から
アオイプリンセス
アグネス

渡辺孝男
渡辺公美子

アグネス・チャン[2]

アグネスタキオン
アサクサ

田原源一郎
田原慶子
経営する会社所在地の浅草(東京都台東区元浅草)

アサクサデンエン
アサヒ
寺内倉蔵
土屋増雄
不明

アサヒエンペラー
アドマイヤ

近藤利一
admire

アドマイヤベガ 
アポロ

アポロTB
菅原太陽
クラブ名(apollo)

アポロマーベリック
イイデ

アールエスエーカントリ

飯豊

イイデケンシン
イシノ
石嶋清仁
→イシノ
→イシジマ
馬主姓

イシノサンデー
イソノ
磯野俊雄

イソノルーブル
イナズマ

小泉賢悟
所有馬・イナズマクロスの父・シービークロスの愛称「白い稲妻」から

イナズマアマリリス
ウイン

ウイン
クラブ名(win)

ウインクリューガー
ウエスタン
西川商事
西川
西川幸男
西川賢
Western

ウエスタンダンサー
エア

吉原貞敏
吉原毎文
(株)ラッキーフィールド
air=空
所有馬でエア・ジョーダンの名を用いたエアジョーダンから

エアグルーヴ
エーシン
平井宏承
→(株)栄進堂
経営する会社名「栄進堂」

エーシンフォワード
エイシン

平井豊光
→平井克彦

エイシンフラッシュ
ガール
girl、外国産牝馬用、末尾に付ける

テネシーガール
エリモ
山本菊一
山本慎一
山本敏晴
えりも牧場(現「エクセルマネジメント」・北海道えりも町)

エリモジョージ
オウケン

福井明
経営している道場「桜拳塾」

オウケンブルースリ
オグリ

小栗孝一
馬主姓

オグリキャップ
オメガ
原禮子
馬主が経営する会社「オメガコンサルタンツ」から
オメガハートランド
オンワード

樫山純三
オンワード牧場
親会社の「オンワードホールディングス」

オンワードゼア
カシノ

柏木務
馬主姓

カシノエタニティ
カネトシ
兼松利男
馬主姓名

カネトシガバナー
カフェ

西川清
西川光一
西川恭子
西川清の所有馬・カリブカフェから(cafe)、前後に付ける

イーグルカフェ
カフジ

加藤守
不明

カフジテイク
カラダ

子安裕樹
自身が経営する整体サロンの名前「カラダファクトリー」より

カラダレジェンド
カラノテガミ

千田幸信
「カナダからの手紙」(平尾昌晃、畑中葉子)から、末尾に付ける

ジョンカラノテガミ
セタガヤ
東京都世田谷区

セタガヤフラッグ
カリスマサン
畔柳年言
カリスマ+サン(太陽)

カリスマサンオペラ
カレン
鈴木隆司
馬主の娘の名から

カレンブラックヒル
カワカミ

三石川上牧場
牧場所在地の三石川上(北海道新ひだか町)

カワカミプリンセス
キタサン
大野穣
→(有)大野商事
代表者の芸名北島三郎(北三=キタサン)から

キタサンブラック
キョウエイ

松岡正雄
松岡留枝
インターナショナルホース
馬主の経営している会社、キョウエイアドインターナショナル

キョウエイプロミス
インター

インターグロリア
ケイシュウ
馬主が一時期「ケイシュウNEWS」の代表を務めたため

ケイシュウフオード
クラウン

クラウン
会社名(Crown)

クラウンロゼ
グラス
半沢(有)
現・オーナーの兄の所有馬・グリーングラスから(grass)

グラスワンダー
グランプリ
(株)グランプリ
会社名(Grand Prix)

グランプリボス
グリーン
(株)グリーンファーム
会社名(green)

セレクトグリーン
クレバー
田邉正明
不明

クレバートウショウ
ケイアイ
(株)啓愛義肢材料販売所
亀田守弘
会社名

ケイアイノーテック
コアレス
小林昌志
馬主が経営する会社の主力商品、芯なしトイレットペーパーから

コアレスハンター
ブライティア
不明、牝馬用

ブライティアパルス
シャイニー
不明、牡馬用
シャイニールック
コスモ

ビッグレッドファーム
岡田美佐子
cosmo※牝馬は2013年産から使用していない

コスモバルク
コパノ

小林祥晃
馬主の芸名「Dr.コパ」から

コパノリッキー
ラブミー
所有馬・ラブミーチャンが活躍したことから以後冠名として使用
特になし
キモン
鬼門
キモンレッド
ゴールド
(株)ゴールドレーシング

特になし

居城要

ゴールドアクター
コマノ
長谷川芳信
不明

コマノインパルス
コンゴウ
金岡久夫
経営する会社名「金剛建設」

コンゴウリキシオー
サウス
南波壽
馬主姓の一部「南」から

サウスヴィグラス
サザン
サザンビューティー
サウンド
増田雄一
sound

サウンドリアーナ
山田弘

サウンドトゥルー
サクセス

高嶋哲
高嶋祐子
success

サクセスブロッケン
サクラ
(株)さくらコマース
会社名

サクラローレル
サダム
大西定
馬主名

サダムパテック
サトノ

里見治
→サトミホースカンパニー
馬主姓

サトノダイヤモンド
サミー
馬主が代表を務める「サミー」から
特になし
サニー
宮崎守保
sunny

サニーブライアン
サンライズ

松岡隆雄
sunrise

サンライズバッカス
シービー

千明牧場
牧場名のローマ字イニシャル「Chigira Bokujo」

ミスターシービー
シゲル

森中蕃
馬主名

シゲルホームラン
シチー
(株)友駿ホースクラブ
city、末尾に付ける※牝馬は2013年産から使用していない

タップダンスシチー
シャチョウ

ミキハウスHKサービス
社長
特になし
シャドウ

飯塚知一
不明

ダークシャドウ
ショウナン

国本哲秀
(有)湘南

湘南(神奈川県)

ショウナンカンプ
ジョー
上田けい子
馬主姓「上」の音読み

ジョーカプチーノ
ジョブック
(株)萩本企画
上(ジョウ)+本(ブック)。本の一番上(表紙)に来るような馬になるような願いを込めて。
また、上は坂二郎、本は萩欽一からも来ている。[3]
特になし
シルク
(有)シルクレーシング
クラブ名(Silk)※牝馬は2005年産、牡馬も2010年産から使用していない

シルクジャスティス
シルキー

シルキーラグーン
シンボリ

シンボリ牧場
牧場旧所在地の新堀(千葉県)
「Symbolic」からの造語「Symboli」、牡馬用

シンボリルドルフ
スイート
牧場の基礎牝馬の1頭、スヰートから、牝馬用

スイートネイティブ
スズカ

永井啓弍
永井商事(株)

鈴鹿山脈[4](三重県)

サイレンススズカ
サンレイ
会社所在地の重県 鹿市

サンレイジャスパー
ミスズ

重県鹿[4]

ミスズシャルダン
サン

重県、および太陽[4]

サンコメーテス
スリー
会社所在地の重県

スリーロールス
スプリング
加藤春夫
spring

スプリングゲント
スマート
大川徹
smart

スマートファルコン
スワーヴ
株式会社NICKS
不明

スワーヴリチャード
セイ
金田成基
不明

セイクリムズン
ゼンノ

大迫忍
大迫久美子
大迫忍が経営した会社名「ゼンリン」、牡馬用

ゼンノエルシド
ビコー
大迫久美子の名前下二文字「美子」の音読み、牝馬用。末尾に付ける

ダイヤモンドビコー
レジェンド
不明

ビコーペガサス
ダービー

ダービー社
会社名

ダービーレグノ
タイ
(有)名鯛興業

タイテエム
ダイシン

大八木信行
馬主の姓名から「大信」

ダイシンオレンジ
タイキ
(有)大樹ファーム
会社名と所在地の大樹町(北海道)
2010年代より主に牡馬に付けられている[5]

タイキシャトル
アン
2010年代より使用開始した冠名。牝馬用[6]
特になし
タイセイ
田中成奉
不明

タイセイレジェンド
ダイワ
ダイワ
→大和商事(株)
→大城敬三
経営する会社名「大和商事」

ダイワメジャー
タガノ

八木良司
経営する会社の所在地、井手町多賀(京都)

タガノテイオー
タケデン
武市伝一
武市弘
初代馬主の通称

タケデンバード
タテヤマ
辻幸雄

立山(富山県)、末尾に付ける

ファストタテヤマ
ダッシャー
芦田信
Dasher、「元気のいい人」

ダッシャーゴーゴー
タニノ

谷水信夫
谷水雄三
馬主姓

タニノギムレット
ダノン
(株)ダノックス
馬主名(代表・野田順弘のノダを逆にしたもの)

ダノンシャンティ
タマモ
タマモ
会社名・玉藻城(高松城の別名)[7]

タマモクロス
ダンツ

山元哲二
不明

ダンツシアトル
チョウサン
長山尚義
株式会社チョウサン
馬主姓の音読み、所有馬・チョウサンが活躍したことから以後冠名として使用

オジュウチョウサン
ツクバ
荻原昭二
筑波
ツクバホクトオー
ツルマル

鶴田任男
馬主名

ツルマルボーイ
ディア

ディアレスト
会社名

ディアヤマト

寺田千代乃
不明

ディアチャンス
テイエム

竹園正繼
馬主のローマ字イニシャル「Takezono Masatsugu」[8]

テイエムオペラオー
ディープ

深見敏男
馬主姓「深」→deep[9]

ディープスカイ
デルマ
浅沼廣幸
dermatology(英)、「皮膚科」
デルマドゥルガー
トウカイ

内村正則
経営する会社名「東海パッキング工業」

トウカイテイオー
トウケイ
木村信彦
不明

トウケイヘイロー
トーセン

島川隆哉
馬主姓の音読み(2013年産駒から使用していない)

トーセンジョーダン
トーホウ
東豊物産(株)
会社名

トーホウジャッカル
トーヨー
トーヨークラブ

トーヨーリファール
トシザ
上村叶
上村叶の父の名の一部"利"より

トシザブイ
トシ

トシヴォイス
トラスト
菅波滿
trust、英語で信頼・信用

トラストファイヤー
ドリーム

セゾンレースホース
→ライオンレースホース
dream、牡馬用
前身のクラブ法人で活躍したドリームパスポートに因む※2013年産から使用していない

ドリームバレンチノ
サマー
summer、牝馬用
セゾン=季節を意味することからの連想※2013年産から使用していない
特になし
ナカヤマ

和泉信一
和泉信子
信和商会
不明

ナカヤマフェスタ
ナナヨー
尾崎和助

ナナヨーヒマワリ
ナムラ

奈村信重
馬主姓

ナムラコクオー
ナリタ

山路秀則
→(株)オースミ

成田山大阪別院明王院[10](大阪府)

ナリタタイシン
オースミ

大隅半島[10](鹿児島県・宮崎県)

オースミダイナー
ニシノ

西山正行
→西山牧場
→西山茂行
馬主姓、自家生産馬用

ニシノフラワー
セイウン
不明、主に購入馬用

セイウンスカイ
ニチドウ
山田敏夫
→山田伸
経営する会社「日動建設」

ニチドウタロー
ニットウ

日東牧場
牧場名

ニットウチドリ
ニホンピロ
ニホンピロー
小林保
小林百太郎
小林保一
経営する会社名「日本ピローブロック」

ニホンピロウイナー
ネコ
桐谷茂
ネコ科のサーベルから命名したネコパンチ[11]
ネコパンチ
ノボ
池ばた
LS.M
不明

ノボトゥルー
バイオ
バイオ
会社名(Bio)、末尾に付ける

マジェスティバイオ
ハギノ
日隈広吉
日隈良江
安岡美津子
不明

ハギノトップレディ
ハタノ
グッドラック・ファーム
不明

ハタノヴァンクール
ハナズ
マイケル・タバート
馬主の妻の名から[12]

ハナズゴール
バニヤン
津村靖志
ハワイの聖樹「バニヤンツリー」から

バトルバニヤン
バローズ
猪熊広次
馬主の経営する会社「バローズ(BAROWS)」から

アントニオバローズ
バンブー
竹田辰一
バンブー牧場
馬主姓「竹」→bamboo

バンブーメモリー
ビービー

坂東牧場
Bando Bokujoの頭文字から

ビービーガルダン
ビッグ
(有)ビッグ
会社名(big)

ビッグテースト
ピサノ

市川義美
経営する会社名「ピサダイヤモンド」

ピサノガルボ
ピサ
由来は「ピサノ」と同上、末尾に付ける

ヴィクトワールピサ
ヒシ

阿部雅信
阿部雅一郎
馬主の会社の屋号「菱雅」

ヒシアマゾン
ヒラボク

平田牧場
馬主の会社名 2004年度産駒(ヒラボクロイヤルなど)より使用

ヒラボクディープ
ヒルノ
ヒルノ
蛭川正文
馬主姓

ヒルノダムール
フィールド

地田勝三
地(field)

フィールドルージュ
フォンテン
吉橋計
fontaine

ホワイトフォンテン
フジヤマ
藤本龍也
藤本美也子
不明

フジヤマケンザン
キタヤマ

キタヤマリィフォー
スノー

スノーエンデバー
フミノ
谷二
不明

フミノイマージン
ブルー
(株)ブルーマネジメント
クラブ名と勝負服の色(blue)

ブルーコンコルド
ホーマン
久保久人
久保博文
宝満山

ホーマンキュート
ホッカイ
(有)北海牧場
牧場名

ホッカイルソー
ホッコー
矢部幸一
経営する会社「海土建業」の略称

ホッコータルマエ
マイネル

サラブレッドクラブ・ラフィアン
Meiner(独)、牡馬用、「私の」

マイネルマックス
マイネ
Meine(独)、牝馬用、「私の」(2011年産駒まで)

マイネレーツェル
マコト
眞壁明
尾田左知子
馬主姓

マコトスパルビエロ
マジン

佐々木主浩
自身の現役プロ野球選手時代の愛称「大魔神」から(牡馬のみ)

マジンプロスパー
マスター
(有)ヤナガワ牧場
master
特になし
ヒガシ
不明

ヒガシマジョルカ
マツリダ
高橋文枝
「祭り」や「集まり」から

マツリダゴッホ
マヤノ

田所祐
田所英子

摩耶山(兵庫県)

マヤノトップガン
マックス
max。伊藤雄二厩舎および伊藤正徳厩舎所属馬

マックスビューティ
マルカ

河長産業(株)
関連会社の「丸河商事」の社名

マルカラスカル
マルブツ

大澤毅
不明

マルブツトップ
マルターズ

藤田与志男
藤田在子

マルチーズ

マルターズスパーブ
シベリアン

シベリアン・ハスキー

シベリアンホーク
マルモ
まるも組合
馬主名

マルモセーラ
ミッキー
野田みづき
馬主名

ミッキーアイル
ミヤジ
曽我司
不明
ミヤジタイガ
メイケイ

名古屋競馬株式会社

古屋馬の略

メイケイペガスター 
メイショウ

松本好雄
松本和子
松本好隆

石(兵庫県明石市・会社所在地)の本(馬主姓)

メイショウサムソン 
メルシー

永井康郎
merci(仏)

メルシータカオー
モエレ

中村和夫
北海道札幌市にあるモエレ沼公園に馬主が経営している健康センターがあることから

モエレエスポワール
モズ
キャピタル・システム
馬主の出身地である大阪府堺市百舌鳥(もず)[13]

モズカッチャン
モンテ
毛利喜八
毛利喜昭
不明

モンテプリンス
ヤマカツ
山田博康
山田和夫
不明

ヤマカツスズラン
ヤマニン
土井宏二
土井肇
土井薫
土井商事(株)
馬主一族の屋号「ヤマニンベン」

ヤマニンゼファー
ユノ
細川祐季子
不明

ユノペンタゴン
ランド
木村善一
不明

ランドプリンス
キシュウ
不明

キシュウローレル
リキアイ
高山幸雄

少林寺拳法の教えのひとつである「力愛不二」[14]

リキアイオー
リーゼント

三浦大輔
馬主自身のヘアースタイルから

リーゼントロック
レオ
田中竜雨
→(株)レオ
会社名

レオダーバン
レッド
(株)東京ホースレーシング
勝負服の色である赤色から

レッドディザイア
ロード
(株)ロードホースクラブ
馬主名

ロードカナロア
レディ
lady、牝馬用

レディパステル
ローレル
(株)ローレルレーシング
クラブ名(laurel)

ローレルゲレイロ
ロジ

久米田正明
経営する会社名「ロジフレックス」

ロジユニヴァース
ロング
中井長一
中井敏雄
初代馬主の名から「」→Long

ロングエース
ワンダー
山本信行
wonder

ワンダーパヒューム


現在使用されていない冠名







































































































































































































































































































































































冠名 馬主 由来・意味 活躍馬
アサカ
佐久間有寿
不明

アサカリジェント
オサイチ
野出長一
馬主の名前(長一→オサイチ)

オサイチジョージ
カツラギ
野出一三
不明

カツラギエース
カネ
金指吉昭
金指利明
畠山伊公子
馬主姓から

カネケヤキ
カネツ
ローレルレーシング
旧馬主名(カネツ競走馬)

カネツフルーヴ
カミノ

野上政次
馬主名

カミノクレッセ

保手浜忠弘
保手浜弘規
不明

カミノスミレ
テイエッチ
外国産用(馬主のイニシャル)

テイエッチドリーム
イナリ
地方競馬用

イナリワン
コバノ
小林昌雄
馬主名

コバノリッチ
サイコー
(株)中村
最高

サイコーキララ
シャダイ

吉田善哉
経営する会社「社台ファーム」、末尾に付ける場合もあり

アンバーシャダイ
シン
林幸雄
信義・信頼・信念の「信」、真、心[15]

シンチェスト
シンコウ

安田修(撤退)
経営していた会社名「新興産業」

シンコウラブリイ
スター
山本信行
Star

アチーブスター
ゴールドレーシング
(旧クローバークラブ)

スターキングマン
ステラ
牝馬用
特になし
スワン
平井豊光
swan、1999年生産の外国産馬のみ、末尾に付ける

キーンランドスワン
タイガー
穴澤正
不明

タイガーボーイ
ダイシン
高橋金次
経営していた会社名

ダイシンボルガード
ダイタク
中村建
太陽ファーム
中村雅一
中村和子(撤退)
経営していた会社名「大拓」

ダイタクヘリオス
ダイナ

社台レースホース
提携先だった「日本ダイナースクラブ」、末尾に付ける場合もあり
1987年頃より順次冠名の使用を中止

ギャロップダイナ
タカトモ
高橋顯輔(撤退)
経営する会社名「高友産業」

ドントコイタカトモ
ハイフレンド
高友=ハイ+フレンド

ハイフレンドコード
タヤス
横瀬寛一
横瀬兼二
中村篤
経営する会社名「田安商事」

タヤスツヨシ
チアズ
北村キヨ子
不明

チアズグレイス
チョウカイ

新田嘉一
→平田牧場
馬主が在住する山形県の最高峰「鳥海山」より

チョウカイキャロル
ドウカン
新井操
新井興業
馬主が江戸城を築城した太田道灌の子孫

ドウカンヤシマ
トキオ
坂田時雄
馬主名

トキオパーフェクト
トウコウ
渡辺喜八郎
経営する会社名「東江運輸」

プレストウコウ
トウショウ

トウショウ産業(株)
トウショウ牧場
藤田衛成
創設者・藤田正明の姓名(藤正=トウショウ)
牝馬は末尾に付ける(例:スイープトウショウ)

トウショウボーイ
ブランド

西山牧場
西山正行
西山茂行
不明、関東所属自家生産牝馬

ブランドアート
セント
不明、主に関東所属自家生産牡馬

セントビッド
チヨノ
不明

チヨノマツカゼ
シロー
正行が経営していた高級クラブの店名(現在閉店)
中央所属馬は末尾に付け、地方所属馬は頭に付ける

カブトシロー
マルサ
不明
マルサチャーリー
アマノ
特になし
ハク

西博
馬主名

ハクチカラ
ビゼン
藤田正蔵
不明

ビゼンニシキ
ビワ

ビワ(撤退)
会社名・琵琶湖(滋賀県)

ビワハヤヒデ
フサイチ

関口房朗
馬主名と一番の造語「朗が番」

フサイチコンコルド
ペンタ

星野初太郎
会社名・ペイントハウス(撤退)のマスコットペン太より
特になし
ホウシュウ

上田清次郎
上田牧場(廃業)

豊州

ダイナナホウシユウ
ブゼン

豊前

ブゼンキャンドル
ホクト
森滋
金森森商事(撤退)
初期の所有馬・ホクトボーイ[16]

ホクトベガ
ポット

ポット牧場(廃業)
牧場名

ポットテスコレディ
マキノ

田中角栄
娘の田中眞紀子の名

マキノホープ
マチカネ

細川益男
細川悦男

待兼山(大阪府)

マチカネフクキタル
ミクロン
自身が社長の会社名「ホソカワミクロン」
ミクロンテンロー
ミホ
堤勘時
堤賢一

美浦トレーニングセンター[17]

ミホシンザン
メイヂ
新田新作
→新田松江
経営していた劇場「明治座」

メイヂヒカリ
メイジ

ヒカルメイジ
メジロ
メジロ商事
メジロ牧場
親会社の所在地の目白(東京都豊島区)

メジロマックイーン
モガミ

早坂太吉
経営する会社名

モガミヤシマ

最上ホースクラブ

モガミナイン
ヤシマ
小林庄平
ヤシマ牧場
牧場名

ヤシマドオター
毛利喜昭
経営する会社名

ヤシマソブリン
ラッキー

吉原貞敏
吉原毎文
ラッキーフィールド
吉(lucky)

ラッキールーラ
リンド
デルマークラブ
鶴巻智徳
不明

リンドシェーバー
エーピー
鶴巻が経営していたサーキット、オートポリス(AutoPolis)

エーピーインディ
リュウ
三好諦三
三好笑子
不明

リユウフオーレル
リード
熊本芳雄

リードホーユー


日本国外での冠名


日本と比較すると、日本以外の国では冠名が使用されるケースはあまり見受けられないが、少なからず使用例はある。また日本人馬主が日本以外の国での所有馬に使用することもある。


ここでは日本以外の国での冠名の使用例とその著名馬の例を挙げる。

































冠名 馬主 由来・意味 活躍馬
キングプローン

劉錫康
蝦王(King Prawn)

フェアリーキングプローン(蝦王)
ドバイ

ゴドルフィン
Dubai

ドバイミレニアム
ファンタジー

林大輝
奇妙(Fantasy)

ウルトラファンタジー(極奇妙)
ブリッシュ

王永強
牛精(Bullish)

ブリッシュラック(牛精福星)


脚注


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  1. ^ 日本軽種馬登録協会馬名登録実施基準 (PDF)”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. p. 3. 2015年12月8日閲覧。


  2. ^ 「オーナー愛馬を語る(44) アグネスフローラの渡辺孝男さん」、『優駿』、日本中央競馬会、1990年5月、 64頁。


  3. ^ ジョブックコメン―欽ちゃんの描く「すてきな馬の物語」 スポーツ報知 2018年1月25日

  4. ^ abc松永郁子 「日本一、競馬が好きな馬主 永井啓弐インタビュー」『競馬名馬&名勝負年鑑1999-2000 ファンのファンによるファンのための年度代表馬』 宝島社、2000年3月、62頁。ISBN 4796694927。


  5. ^ TEAM TAIKI WEBデータファイル
    かつては牝馬にも「タイキ」を使用していたが新冠名「アン」に順次移行している。



  6. ^ TEAM TAIKI WEB所属馬情報


  7. ^ 2005年産馬からは冠名が付かない馬もいる。


  8. ^ 出身地の垂水(TaruMizu)とも掛けている。


  9. ^ ディープインパクトやその産駒(ディープブリランテなど)は無関係(馬主が異なる)。

  10. ^ ab石川喬司「優駿・ロングインタビュー 山路秀則『馬、また人を選ぶ』」、『優駿』、日本中央競馬会、1994年10月、 47頁。


  11. ^ “珍名馬が大暴れするぞ ウマなのにネコ” (日本語). 日刊スポーツ (2011年6月7日). 2012年1月2日閲覧。


  12. ^ 乗峯栄一 (2012年4月3日). “桜花賞の栄冠来るか、京大卒の豪州人オーナー ハナズゴールの馬主、M・タバート氏インタビュー” (日本語). スポーツナビ. ワイズ・スポーツ. p. 1. 2013年4月1日閲覧。


  13. ^ http://race.sanspo.com/keiba/news/20180604/ope18060405060007-n1.html


  14. ^ 石黒祐子「ゆうしゅんひろば『馬名の由来尋ねます リキアイタイヨー』」、『優駿』、日本中央競馬会、2002年7月、 172頁。


  15. ^ 「オーナー愛馬を語る(14) シンチェストの林幸雄さん」、『優駿』、日本中央競馬会、1987年4月、 64頁。


  16. ^ 「オーナー愛馬を語る(10) ホクトヘリオスの森滋さん」、『優駿』、日本中央競馬会、1986年12月、 48頁。


  17. ^ 「オーナー愛馬を語る(1) ミホシンザンのオーナー 堤勘時さん」、『優駿』、日本中央競馬会、1986年3月、 48頁。









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