天児屋命
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天児屋命(あめのこやねのみこと)は、日本神話に登場する神。
目次
1 概要
2 系譜
3 信仰
4 関連項目
概要
神社の祭神としては天児屋根命とも表記される。春日権現(かすがごんげん)、春日大明神とも呼ぶ。居々登魂命(こごとむすび)の子で、妻は天美津玉照比売命(あめのみつたまてるひめのみこと)。天押雲命の父。
古事記には岩戸隠れの際、岩戸の前で祝詞を唱え、天照大御神が岩戸を少し開いたときに布刀玉命とともに鏡を差し出した。天孫降臨の際邇邇芸命に随伴し、には中臣連の祖となったとある。
名前の「コヤネ」は「小さな屋根(の建物)」、または「言綾根(ことあやね)」の意味で、託宣の神の居所、または祝詞を美しく奏上することと考えられる。
系譜
津速産霊命の御子神興台産霊命の御子神で、天美津玉照比売命を娶って、天押雲命、天御桙命、天表春命、天下春命をもうける。
信仰
中臣連の祖神であることから、中臣鎌足を祖とする藤原氏の氏神として信仰された。
中臣神社(京都市山科区)、枚岡神社(大阪府東大阪市)、春日大社(奈良県奈良市)、吉田神社(京都市左京区)などに祀られている。
関連項目
- 日本の神の一覧
- 春日神
- 児屋根塚古墳
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