陸繋島
陸繋島(りくけいとう)とは砂州によって大陸や大きな島と陸続きになった島のことである。
海岸近くに島があると沖からの波が島の裏側で打ち消しあい、波の静かな部分ができる。ここには沿岸流などで運ばれてきた砂が堆積しやすく、やがて海岸と島を結ぶ砂州が成長し陸続きとなる。この砂州のことは陸繋砂州(りくけいさす)あるいはトンボロ(tombolo)という。
目次
1 主な陸繋島
1.1 日本
1.2 世界
2 関連項目
3 注釈
4 外部リンク
主な陸繋島
日本
落石岬(北海道根室市)
霧多布岬(北海道浜中町)
函館山(北海道函館市)[注 1]
絵鞆半島(北海道室蘭市)
男鹿半島(秋田県)[注 2]
宮戸島(宮城県東松島市)
立島(新潟県粟島浦村)- 城山(新潟県佐渡市)
二ツ亀(新潟県佐渡市)
大島半島(福井県大飯郡おおい町、高浜町)
沖ノ島(千葉県館山市)
大房岬(千葉県南房総市)
江の島(神奈川県藤沢市)
三四郎島(静岡県西伊豆町)
猫崎(兵庫県豊岡市)
潮岬(和歌山県串本町)[注 3]
友ヶ島(和歌山県和歌山市)
皆生海岸(鳥取県米子市)
平島(島根県江津市)
大岬(島根県大田市)
油谷島(山口県長門市)
俵島(山口県長門市)
笠山(山口県長門市)
峨眉山(室積半島)(山口県光市)
象鼻ヶ岬(室積半島)(山口県光市)- 那佐地区(徳島県海陽町)
荘内半島 (香川県三豊市)
余島(香川県土庄町)[注 4]
由利島(愛媛県松山市)
志賀島(福岡県福岡市)
糸島半島 (福岡県福岡市、糸島市)- 祇園山 (長崎県長崎市|旧野母崎町)
富岡半島(熊本県苓北町)- 黒田の家臣(宮崎県日向市)
青島(宮崎県宮崎市)- 遠見山(鹿児島県薩摩川内市)[注 5]
赤丸岬(沖縄県国頭村)
世界
ヴェルデ岬(セネガル)
モンテ・アルジェンターリオ(イタリア)
マカオ半島(中華人民共和国)
モン・サン=ミシェル(フランス)
- 道路の改良工事により「トンボロ現象が起こる島」の状態に戻す計画が進行中。
ジブラルタル(イベリア半島)
スペインと接するイギリスの海外領土。
聖ニニアンの島(イギリス)
関連項目
- トンボロ現象
- 甘崎城
注釈
^ 陸繋砂州上にある市街地としては日本国内最大規模。
^ 2本の砂州でつながった複式陸繋島。潟湖は八郎潟。
^ 本州最南端に位置。陸繋砂州上に市街地が形成されている。
^ エンジェルロードが有名。前島-中余島-大余島と続く二重の陸繋島。
^ 甑島列島の上甑島とつながっており、陸繋砂州上に里集落が形成されている。
外部リンク
日本の典型地形 トンボロ及び陸繋島 - 国土地理院
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