網
Multi tool use
この項目では、道具としての網について説明しています。その他の網については「網 (曖昧さ回避)」を、その他の用法については「ネット」をご覧ください。
網 (网 、あみ)とは、柔軟性に富む糸などを用いて格子状に結びつけて編み込まれた物である。ネット (英語: net )ともいう。
目次
1 概要
2 製法
3 歴史
4 分類
5 生物の世界における網
6 出典
7 関連項目
概要
古くから虫や魚等の捕獲・採取に用いられたり、容器として物を入れる用途に利用されている。通気性が高いため、密閉性が必要な用途には不向きである。竹細工や蔦などの比較的固いもので編み込まれたものは笊(ざる)や籠(篭、かご)といわれる容器であり、区別されている。
網の形状から転じて、多くのものが複雑に結びついた状態・関係を網(もう) と呼ぶようになった。例えば連絡網、情報網。また、放送・通信分野での各種のネットワーク(例:電話網・回線網・放送網)でも使われ、単に網(もう) と呼ぶこともある。「ネットワーク」という言葉自体、原義は「網状の製品」の意味である。
製法
製造方法により、大きく3つに分けられる。
結節網
網の節を結んで作っているもの。(現在は「かえるまた」という結び方のものが主流である)
無結節網
網の節を撚り合わせて作っているもの。結び目がないため切れにくく軽量で嵩張らない。
成型網
樹脂を押し出し、延伸等により網の形にしたもの。
歴史
江戸時代から明治時代中期までは手作業により製作されていた。
1907年(明治40年)に「広井式足踏かえるまた機」という製網機械が発明され、1925年(大正14年)には「無結節網機」が完成[1] 。
工業としての製造がはじまる。昭和時代は三重県・愛知県・静岡県・石川県を中心に網の製造業は隆盛を見るが、平成に入ると人件費の安い海外生産に押されて業者数・国内生産とも減少傾向である。
分類
網はその用途・形状に応じて分類されている。
捕獲用の網
漁網
落とし網
地引き網
底引き網
刺し網
巻き網
投網
かすみ網
携帯用の捕獲網
防護や遮断を目的とする網
防鳥ネット
防虫ネット
防球ネット
防風ネット
遮光ネット
防犯ネット
落石防止ネット
落下防止ネット
ファッション
その他
植生ネット
養生ネット
捕縛ネット
蜜柑袋
洗濯ネット
排水口などの水切りネット(ネットタイプ、ストッキングタイプ)
例外的に固い素材で編まれた網
金網
焼網 - 魚類や餅などを焼くときにもちいる。食材を焼くときは、串(くし)に刺して火のうえでやきあぶることもある。おおきいものはウナギ用の大網から、網目形の餅焼網、格子状の魚焼網などがあり、かつては石綿製の網もあった。蒸焼網もある。形は、円形ないし方形で、針金を縦横にくみあわせた網目方形のものは元禄網 (げんろくあみ)といった [要出典 ] 。
生物の世界における網
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生物の世界でも、網、ないし網状と言われるものが多数ある。これには生物が作り出す網と、生物体自体が網のような形になったものとがある。
生物が作り出す網でもっともよく知られているのはクモの網である。これは主として獲物を捕獲するために用いられる。同様の例では他にもヒゲナガカワトビケラなどトビケラ類の一部、オタマボヤ、オオヘビガイなどがそれに類似のものを作る。いずれも体からの分泌物で網を作り、獲物を捕らえる。また、がなどは分泌物で繭を作るが、これの目が粗いと網状になる。スカシダワラはその代表的な例である。
体やその一部が網状になるのは、分枝したものがその先で癒合した場合、あるいは平らな部分に複数の穴が開いて、それが大きくなった場合などがある。アミミドロやラビリンチュラなどは葉状体そのものが網の姿になったものである。変形菌や有孔虫ではその仮足が分枝し、あちこちで癒合するので網状仮足という。また、スゲ属の植物には、基部の葉鞘が繊維に裂けて網状になるものがあり、これを糸網という。他に、アミシダ、アミメアリは網のような模様があるものである。
出典
^ “沿革”. 日東製網株式会社 (2007年 ). 2011年1月30日 閲覧。
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、網 に関連するカテゴリがあります。
道具
漁業
昆虫採集
クモの巣
网部 - 漢字の部首
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