シュンギク





















シュンギク

Chrysanthemum coronarium May 2008.jpg
シュンギクの花


分類







































:

植物界 Plantae


:

被子植物門 Magnoliophyta


:

双子葉植物綱 Magnoliopsida


:

キク目 Asterales


:

キク科 Asteraceae


:

シュンギク属 Glebionis


:

シュンギク G. coronarium


学名

Glebionis coronaria (L.) Cass. ex Spach

シノニム

Leucanthemum coronarium
Chrysanthemum coronarium



和名
シュンギク(春菊)
英名
crown daisy


















































































































































しゅんぎく 葉 生   [1]
100 gあたりの栄養価
エネルギー
92 kJ (22 kcal)

炭水化物

3.9 g

食物繊維
3.2 g

脂肪

0.3 g

飽和脂肪酸
0.02 g
一価不飽和
0.01 g
多価不飽和
0.10 g

タンパク質

2.3 g


ビタミン

ビタミンA相当量
β-カロテン


(48%)
380 μg

(42%)
4500 μg


チアミン (B1)

(9%)
0.10 mg

リボフラビン (B2)

(13%)
0.16 mg

ナイアシン (B3)

(5%)
0.8 mg

パントテン酸 (B5)

(5%)
0.23 mg
ビタミンB6

(10%)
0.13 mg

葉酸 (B9)

(48%)
190 μg
ビタミンC
(23%)
19 mg
ビタミンE
(11%)
1.7 mg
ビタミンK
(238%)
250 μg

ミネラル
ナトリウム
(5%)
73 mg
カリウム
(10%)
460 mg
カルシウム
(12%)
120 mg
マグネシウム
(7%)
26 mg
リン
(6%)
44 mg
鉄分
(13%)
1.7 mg
亜鉛
(2%)
0.2 mg

(5%)
0.10 mg
セレン
(3%)
2 μg

他の成分
水分
91.8 g
水溶性食物繊維
0.8 g
不溶性食物繊維
2.4 g
ビオチン(B7
3.5 µg
硝酸イオン
0.3 g



ビタミンEはα─トコフェロールのみを示した[2]。別名: きくな

廃棄部位: 基部


廃棄率: 根つきの場合 15 % 




  • 単位

  • μg = マイクログラム • mg = ミリグラム

  • IU = 国際単位



%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。

シュンギク(春菊、Glebionis coronaria)は、キク科シュンギク属に分類される植物。原産地は地中海沿岸。春に花を咲かせ、葉の形がキク(菊)に似ていることから春菊と呼ばれている。葉に切れ込みの少ない大葉(おおば)が四国・九州で(また「おたふく」・「ろーま」とも呼ばれる)、切れ込みのある中葉(ちゅうば)がそれ以東でそれぞれ栽培される。中葉はさらに、株立ち型と株張り型とに分かれる。香りと葉や花の形から、関西では菊菜(きくな)とも呼ばれる。稀に新菊(しんぎく)と表記されることもある。




目次






  • 1 品種


    • 1.1 大葉種


    • 1.2 中大葉種


    • 1.3 中葉種


    • 1.4 小葉種




  • 2 食用


  • 3 観賞


  • 4 ギャラリー


  • 5 脚注


  • 6 関連項目





品種



大葉種



  • 香りは弱い。

  • 葉の切れ込みが少なくて肉厚。

  • 味にクセが無く柔らかい。


  • 九州や四国に多い。



中大葉種



  • 葉の切れ込みが深い中葉系と、独特の香気が柔らかく葉の切れ込みが少ない大葉系、両方の特徴をもつ。


  • 奈良県北部の農家が受け継いできた品種で、奈良県で選抜されたものが全国に広まる原形となった。「中村系春菊」と呼ばれることもある。


  • 奈良県で栽培されるものは市場で「大和きくな」と呼ばれる。



中葉種



  • 香りは強い。

  • 葉の切れ込は大葉種と小葉種の間。

  • さらに株の形で分けられる。

    • 株立ち型 茎が立ち上がって分枝。 伸長した茎葉を順次摘み取り出荷する品種(関東に多い)。

    • 株張り型 茎があまり伸びず、株ごと抜き取り流通出荷する(関西に多い)。 葉の切れ込みが株立ち型よりは浅めで丸みを帯びている。





小葉種


葉の切れ込みは深く、香りが強いものの収量が少ない為、あまり栽培されていない。



食用


春菊が食用とされるのは東アジアにおいてのみである。宋の時代に中国に流入して蔬菜となった。
特有の香りを持つ葉と茎を食用とし、ビタミン・カルシウム・葉緑素が豊富に含まれている。すき焼き・ふぐ鍋など鍋料理の具材に使われるほか、生でサラダに使われる。天麩羅のネタとしても好まれ、「春菊天」は立ち食いそば・うどん店では定番メニューのひとつである。旬は11月から 3月。中国では炒め物にする。


味は産地によって違い、例えば東京産の春菊は苦いが、逆に広島産は甘い。


栽培がしやすく、需要はあるが、傷みやすいのが欠点であるため大阪府など、都市付近で栽培されることも多い。苦味は茎には無く、葉を加熱した際に出てくる。



観賞


ヨーロッパでは観賞用とされていたが、近年では和食の影響を受け、徐々に料理に使われてきている。
日本では食用のイメージが強いせいか花のことはあまり知られていないが、写真のようにきれいな黄色い花がつく。また、舌状花の外側が白い覆輪になっているものもある。


なお、シュンギクに似た欧米の観賞用種にハナワギク Glebionis carinata があるが、これは有毒であり食用にはならない。



ギャラリー




脚注




  1. ^ 文部科学省 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」


  2. ^ 厚生労働省 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」



関連項目


  • 大和きくな











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