興國高等学校
興國高等学校 | |
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過去の名称 | 興國商業学校 久保田工業学校 興國商業高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人興國学園 |
設立年月日 | 1926年3月17日 |
創立記念日 | 4月17日 |
共学・別学 | 男女別学(男子校) |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 ITビジネス科(商業科) |
学科内専門コース | 普通科 ITビジネス科 ITアドバンスコース ITビジネスコース |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 27512D |
所在地 | 〒543-0045 |
大阪府大阪市天王寺区寺田町1丁目4番26号 | |
外部リンク | 公式サイト |
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興國高等学校(こうこくこうとうがっこう、英称:Kokoku High School)は、大阪府大阪市天王寺区寺田町にある私立高等学校(男子校)。
目次
1 概要
2 沿革
2.1 年表
3 学校行事
3.1 宿泊オリエンテーション
3.2 校外学習
3.3 体育祭
3.4 球技大会
3.5 文化祭
3.6 修学旅行
3.7 マラソン大会
4 設置学科・コース
4.1 普通科
4.2 ITビジネス科(商業科)
5 KOKOKUオンリーワンキャンパス
6 出身者
6.1 スポーツ
6.2 芸能
6.3 政治・法曹
6.4 経済
6.5 宗教
7 交通
8 関連項目
9 外部リンク
概要
前身の興國商業学校は、当時の大正ルネッサンスの気運を受け、金崎貞三が主唱者となり、瀬川卯三郎・福田一光が参画し、商都大阪にふさわしい商業人の育成を目指して、東京商科大学より草島惣治郎を招聘し、1926年に男子校として設立される。初代理事長は草島惣治郎。1964年より男女共学となったが、1978年から再び男子校へ移行した。現在は前理事長校長・草島一の提唱する、自分の長所や得意なところで夢や目標をみつける「オンリーワン教育」を行っている。
校名は中国の古典に由来する。正式名称は正字体を用いた「興國」であるが、新字体を用いて「興国」と表記される場合もある。校章は論語に記されている「歳寒くして然る後に松柏のしぼむ後るるを知る」の柏からのヒントを得ている。また校歌は土岐善麿と小松耕輔が作詞作曲を担当している。
- 教学の精神
- 若きわれら知能をみがき
- 若きわれら研究心を深め
- 若きわれら体軀をきたえ
- 若きわれら独創力を培い
- 若きわれら以上の項目を計画的に又協調して完遂に務めよう
- 教育方針
- 「豊かさと生きがいのある学校教育をめざし、学校教育の原点に立ちかえってきめこまかな指導をする。断片的な知識の習得をさけ、現実に密着し、そのまま生活の基礎となる学力の涵養に重点をおき、学習意欲の高揚をはかる。基本的生活習慣の確立をめざし、生活指導に重点をおく。自他の人格を尊重し、友情を重んじ、責任感の強いしかも忍耐力のある人間を育成することをめざす。平常授業を大切にし基礎学力の充実をはかるとともに自発的、積極的学習態度を錬成し学力の強化をはかる。知育・徳育・体育の三面にわたって調和のとれた人間性豊かな生徒を育成する。」
沿革
1926年に甲種商業学校として設立認可され、興國商業学校として設立された。開設当初は大阪市此花区下福島(現在の大阪市立福島小学校南側付近)・大阪工科学校内に仮校舎を設置した。翌1927年には大阪市東成区岡之町(のちの生野区勝山通8丁目。現在は住居表示変更により生野区勝山北3丁目)・元大阪府立農学校敷地跡に移転した。
1944年に戦時臨時措置として久保田工業学校へ改組した。工業学校当時は、久保田鉄工所が学校経営に参画していた。1945年には建物疎開により、校舎が強制撤去されている。
終戦後の1946年に興國商業学校に復元したものの、久保田鉄工所が学校経営から撤退を余儀なくされたことや、大阪市から敷地を新制中学校に譲ってほしいという要請がきたことで、廃校の危機に立たされた。大阪市からは「公立学校への合併」を打診されたものの、学校復興の道を選択し、空襲で焼け野原となっていた現在地を購入して移転している。なお移転前の旧敷地は、大阪市立勝山中学校となった。
1948年の学制改革によって興國商業高等学校に改組され、1963年に興國高等学校に改称された。
年表
1926年3月17日 - 興國商業学校として、下福島の仮校舎で開校。
1927年2月 - 大阪市東成区岡之町(現在の生野区勝山北3丁目)・大阪府立農学校敷地跡に移転。
1944年3月 - 戦時臨時措置により久保田工業学校と改組。
1946年2月 - 興國商業学校に復元。
1948年4月 - 学制改革により興國商業高等学校となり、中学校を併設。
1949年12月 - 天王寺区寺田町1丁目に新築移転。
1961年4月 - 普通科を併設。- 1961年6月 - 興國高等学校と改称。
1964年 - 商業科で女子の募集を開始。男女共学となる。中学校の募集を停止。
1968年8月22日 - 野球部が第50回全国高等学校野球選手権大会で全国制覇。
1973年 - 定時制の募集を停止。
1975年 - 普通科で女子の募集を開始。
1976年11月 - 創立50周年記念式典挙行。
1978年 - 女子の募集を停止し男女別学化。男子校となる。
2001年 - 普通科にアドバンスコース、スタンダードコースを設置、商業科をITビジネス科へ改編。
2002年12月 - 新本館が竣工。
2004年 - 普通科にキャリアトライコース設置。
2005年8月 - ボクシング部が平成17年度全国高等学校総合体育大会で団体優勝。
2006年3月17日 - 創立80周年を迎える。
2008年 - 普通科にアスリートアドバンスコース設置。
2013年 - 特進クラスの普通科スーパーアドバンスクラスが本格始動する。
2013年10月12日 - 前理事長学校長・草島一の死去に伴い、お別れ会が行われた。
2014年1月 - 「KOKOKUオンリーワンキャンパス」が竣工。
2015年12月 - 新西館が竣工。
2017年4月 - 進学スタンダードコースを進学アカデミアコースへ改変。- 2017年6月6日 - 講堂兼体育館となる新アリーナが竣工。
学校行事
宿泊オリエンテーション
中学生時代に区切りをつけ、新しく高校生としての展望や意気込みを身に付け、信頼関係を深め、クラス活動を充実させることを目的として、1年生のみ行われる2泊3日の宿泊行事。兵庫県の鉢伏高原で行われる。集団行動や校歌の練習、野外活動などが実施される。
校外学習
春季(6月上旬ごろ)に実施されている。場所は、学年やコースによって異なる。
体育祭
6月中旬ごろに行われる。2011年度より京セラドーム大阪で行われている。3年生体育祭の男子は上半身裸で行われる学年演技である「エッサッサ」で締めくくるのが恒例となっている。2013年6月19日放送のナニコレ珍百景(テレビ朝日系)にて放送された。
球技大会
10月下旬に開催。ソフトボール、フットサル、ドッチボール、卓球、ソフトバレーの5種目。決勝戦は翌日に午後の授業がカットされて行われる。
文化祭
球技大会と立て続けに開催される。球技大会と文化祭を「興國祭」と呼ばれることがある。前夜祭と本祭の2日間にかけて行われる。また、「24時間ラン&ウォーク」と呼ばれるチャリティーマラソンも同時に開催され、東日本大震災による被災地への募金などが行われる。
修学旅行
2年生にて実施される。研修旅行と呼ばれている。コースごとに実施日・場所が異なる。アドバンスコース・セミアドバンスコースはケアンズ・シドニー、アスリートアドバンスコースはバルセロナ・ハワイ、キャリアトライ・スタンダードコースはグアム、ITビジネス科(アドバンス・ビジネスコース)はオーストラリアとシンガポールに行く。
マラソン大会
2月上旬に行われている。長居公園で実施され、距離はアスリートアドバンスコースは10km、それ以外のコースは7kmとなっている。制限時間は50分。3学期の体育の成績に大きく関わってくるため、不参加者や制限時間内に走れ切れなかった者には、後日補習がある。
ほかにも希望制で人数制限があるが、夏期休講中に2週間ほどのカナダ短期語学研修、1学期末テスト休暇期間中に無人島サバイバルキャンプや学年末テスト休暇期間中に山形県の蔵王温泉スキー場でのスキー、スノーボード実習がある。
設置学科・コース
普通科
- スーパーアドバンスクラス(略:SAD)
- 特進クラス。医歯薬系の大学や最難関私立・国公立大学合格を目指すためのカリキュラムが編成されている。春・夏・冬休みに講習や勉強合宿がある。
- アドバンスコース(略:AD)
- 国公立大学・難関私立大学合格を目指すためのクラス。春・夏・冬休みに講習や勉強合宿がある。
- セミアドバンスコース(略:SA)
- 2年生時より。
- アスリートアドバンスコース(略:AA)
- トップアスリートを目指すためのコース。充実した学習カリキュラムで、難関大学進学へも対応する。
- キャリアトライコース(略:CT)
- 公務員や保育士を目指すためのコース。公務員試験や保育士に必要な知識を授業で学べ、専門指導者による指導や実習を通した体験学習もできる。就職指導に重点を置く。
- 進学アカデミアコース(略:AC)
- 三種類のカテゴリー(type A:ベーシック、type B:チャレンジ、type C:スポーツ&アクト)から選択する。様々な未来に向かって、それぞれの能力を伸ばす。大学・専門学校への進学、就職と各人の最適進路に対応できるカリキュラム。2年生より火・水・木曜日5・6限目にオンリーワンロード(選択授業)がある。20科目以上の科目がある。
ITビジネス科(商業科)
商業検定(簿記・ビジネス文書・情報処理・商業経済など)の取得や漢字検定・英語検定などを取得し、大学や、専門学校への進学、企業への就職などそれぞれの進路を目指す。
- ITアドバンスコース(ITA 2年生時より)
- 大学進学に有利な簿記や情報処理、ビジネス文書などの上級資格の取得を目指す。上級取得により資格推薦を駆使し難関大学への進学も可能。7時間授業や春・夏・冬休みに講習がある。
- ITビジネスコース(ITB 2年生時より)
- パソコンを扱う授業が多い。ビジネス文書や情報処理などの検定取得により、大学や専門学校や就職などの進路を目指す。また、木曜日5・6限目に選択授業がある。しかし、スタンダードコースよりも選択できる科目が大幅に限られており、ITB科のみ選択可能な2科目しか選択できない。ITAとITBの大きな違いは簿記の授業、7時間授業+補習、選択授業があるかないか。
KOKOKUオンリーワンキャンパス
14の教室と柔道場を有する新校舎。完成と同時に現在の校舎を順次改築し、改築期間中は代替教室として新校舎が利用される。2014年1月に校舎が完成し、平成25年3学期開始と同時にAD、AA、CTコースが新校舎へ教室が移動することになった。現校舎改築完了後のキャンパスの使用用途は発表されていない。
出身者
スポーツ
野球
- 岡本一光
- 岡本利三
- 笠松実
- 河瀬雅英
- 国久松一
- 田中辰次
- 溜池敏隆
- 徳山文宗
- 富田勝
- 中峰清二
- 西浦敏弘
- 西脇興司
- 堀田明
- 前田諭治
- 益川満育
松井猛 (中退)- 松浦庄司
- 松山昇
村井保雄 - 元高校野球解説者- 八木茂
- 山田敏彦
- 湯舟敏郎
- 吉川久一
- 吉田隆史
サッカー
- セレッソ大阪U-18出身
- 秋山大地
- 石尾崚雅
- 魚里直哉
- 大津耀誠
- 岡田武瑠
- 沖野将基
- 斧澤隼輝
- 庄司朋乃也
- 杉本健勇
鈴木冬一 (中退)- 瀬古歩夢
- 夛田凌輔
- 鶴崎智貴
- 中島元彦
- 藤原雅斗
- 舩木翔
- 丸岡満
- 南野拓実
- 宮田大輔
- 森下怜哉
- 山田寛人
- サッカー部出身
- 大垣勇樹
- 岡本裕樹
- 起海斗
- 奥野将平
- 亀井大地
- 北谷史孝
- 島津頼盛
- 田代容輔
- 戸根一誓
- 中川裕仁
- 西村恭史
- 古橋亨梧
- 村田透馬
- 山本祥輝
- 余川ジョウイ
- 吉田大河
- 和田達也
- 渡部大樹
ボクシング
- 井岡一翔
- 石田順裕
- 上谷雄太
- 大里拳
- 中澤奨
- 中谷正義
- 仲村正男
- 宮崎亮
ゴルフ
- 東健太郎
- 澤崎安雄
- 林照大
その他
朝興貴祐貴 - 大相撲力士
阿部博幸 - 元卓球選手
酒井拳蔵 - 競輪選手
スペル・デルフィン - プロレスラー、和泉市議会議員
TORU - プロレスラー
豊嶌雅男 - 元大相撲力士
中村勇輔 - 元ラグビー選手
山中秀仁 - 陸上競技選手
吉永浩則 - 競艇選手
芸能
井上茂 - 俳優
おかけんた - 漫才師「おかけんた・ゆうた」
帯谷孝史 - お笑い芸人
黒崎輝 - 元俳優 (中退)
里見まさと - 漫才師「ザ・ぼんち」
島木譲二 - 元お笑い芸人、元プロボクシング選手
笑福亭笑瓶 - お笑いタレント
橘家圓三 - 落語家
九十九一 - お笑い芸人、放送作家
友井雄亮 - 元俳優、元歌手「純烈」 (中退)
中村美律子 - 演歌歌手
林家染八 (3代目) - 落語家
平田健太 - 舞台芸人
ぼんちおさむ - 漫才師「ザ・ぼんち」
真木ひでと - 歌手(中退)
山内圭哉 - 俳優
ゆうき哲也 - 俳優、元お笑い芸人「チャンバラトリオ」
政治・法曹
濱田剛史 - 高槻市長、弁護士、元検事
経済
竹本圭一 - タケモトピアノ代表取締役社長
寺田寿男 - アートコーポレーション創業者(中退)
山村輝治 - ダスキン代表取締役社長
宗教
鈴木啓之 - 牧師 (中退)
交通
JR大阪環状線 寺田町駅 徒歩10分
関連項目
- 大阪府高等学校一覧
- 日本の商業に関する学科設置高等学校一覧
- 私学7強
外部リンク
- 興國高等学校
部活動実績 | |||||||||||||||||||||||||
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