中国中央電視台
中国中央電視台新本社ビル(央視新大楼) | |
種類 | 国営企業 |
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略称 | CCTV |
本社所在地 | 中国 北京市朝陽区光華路甲1号中国中央電視台本部ビル |
設立 | 1958年 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 放送業 |
代表者 | 慎海雄(事業法人中央広播電視総台局長) |
従業員数 | 正社員2529人 その他4905人 |
主要株主 | 事業法人中央広播電視総台 |
中国中央電視台 | |
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運営 | 中華人民共和国政府 |
設立 | 1958年5月14日 |
在籍国 | 中国 |
所在地 | 北京市 |
演奏所 | 北京市 |
外部リンク | 公式サイト (中国語) |
中国中央テレビ | |
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各種表記 | |
繁体字: | 中國中央電視臺 |
簡体字: | 中国中央电视台 |
拼音: | Zhōngguózhōngyāngdiànshìtái |
発音: | チュンクオチュンヤンティエンシータイ |
日本語読み: | ちゅうごくちゅうおうでんしだい |
英文: | China Central Television |
中国中央電視台(ちゅうごくちゅうおうでんしだい、簡体字: 中国中央电视台、拼音: )は、中華人民共和国の国営放送のテレビ局。「央視 (ヤンシィー)」[1]の略称でも呼ばれる。英語名は「China Central Television(CCTV)」。日本語名は「中国中央テレビ」。
目次
1 概要
2 所在地
3 放送形態
4 沿革
5 放送系統
5.1 主要放送
5.2 ウォーターマーク
5.3 デジタル放送
6 中国大陸以外の取材拠点
7 中国大陸以外での視聴方法
7.1 日本
8 アナウンサー
9 脚注
10 関連項目
11 外部リンク
概要
中華人民共和国国務院・国家新聞出版広電総局直属の放送局で、ニュースは中国共産党からの指示に基づいて報道を行っている。そのため国営通信の新華社とともに「メディア」というよりも中国共産党のための宣伝機関と評されることがある[2]。なお2018年2月現在、最高経営責任者に当たる『局長』の慎海雄は国家新聞出版広電総局の上に、中国のメディア政策を統括する国家新聞出版広電総局の党書記兼局長でもある[3][4]。
ただし、放送の大部分はドラマとバラエティから成り立っている。
当初は中国政府の負担で放送されていたが、1990年代に国庫からの補助金が減少したため、広告を放送するようになった。今は100%広告収入で運営し、受信料や国庫援助はない。
また、中国では視聴者を求めて続々と地方のテレビ局が創設され大きく成長しているため、中央テレビも地方テレビ局との競争に晒されている。
電波は放送衛星(一部通信衛星)を経由して送られている。
所在地
- 本社 - 北京市朝陽区東三環中路32号 海淀区復興路11号の旧本社は放送センターとなり、一部の番組の収録に使われている。
放送形態
中国標準時19時から、CCTV-1とCCTV-新聞で『新聞聯播』というニュース番組を放映しており、CCTVの各局やほとんどの地方局が、CCTV-1が流すこのニュース番組を同時放映している。
CMは頻繁に有るわけではなく、番組の間の15分-30分にまとめて放映される。15秒ほどのCMの他、テレビショッピングのミニ番組形式や、その日放映予定のほかのドラマやバラエティ番組の予告など、さまざまな種類のCMが流れている。
ドラマは日本・韓国・台湾など中国国外のドラマも字幕つきの吹き替え版を放映している。通常3話連続で放映され、週一回ではなく、基本的に土日を含めた毎日放映される。
朝6時には中華人民共和国の国歌である『義勇軍進行曲』が2分ほど流される。
沿革
- 1958年5月1日 - 試験放送開始
- 1958年9月2日 - 「北京電視台」の名称で本放送開始(現在は別の放送局として存在)
- 1973年 - カラーテレビ(現CCTV-2)、試験放送の開始
- 1978年5月1日 - 「中国中央電視台」に名称を変更
- 1983年10月31日 - CCTV-2で本放送開始
- 1986年1月1日 - CCTV-3で本放送開始
- 1992年10月1日 - CCTV-4で本放送開始
- 1994年12月1日 - CCTV-5で本放送開始
- 1995年11月30日 - CCTV-6、CCTV-7、CCTV-8で本放送開始
- 1999年5月3日 - CCTV-8で放送コンテンツの変更
- 2000年9月25日 - CCTV-9で本放送開始
- 2001年7月9日 - CCTV-10、CCTV-11で本放送開始
- 2002年5月12日 - CCTV-12で本放送開始
- 2003年5月1日 - CCTV-ニュース(新聞)で試験放送開始
- 2003年7月1日 - CCTV-ニュース(新聞)で本放送開始
- 2003年12月28日 - CCTV-子供(少児)で本放送開始
- 2004年3月29日 - CCTV-音楽で本放送開始
- 2004年10月1日 - CCTV-E&Fで本放送開始
- 2004年12月28日 - CCTV-12で放送コンテンツの変更
- 2007年4月1日 - CCTV-4をアジア向け、ヨーロッパ向け、アメリカ向けに分割
- 2007年10月 - CCTV-E&FをCCTV-EとCCTV-Fに分割、独立
- 2008年5月1日 - CCTV-HD(高清)で本放送開始
- 2009年2月9日 - 中央電視台電視文化センター火災にて50億元(約670億円)をかけて建設された新社屋に付属する「北配楼」が花火で焼失。
- 2009年7月25日 - CCTV-アラビア語(العربية)で本放送開始
- 2009年9月10日 - CCTV-ロシア語(русский)で本放送開始
- 2009年9月28日 - CCTV-1ハイビジョン放送開始
- 2010年4月26日 - CCTV-9はCCTV-NEWSに改名,放送コンテンツを変更する
- 2011年1月1日 - 新CCTV-9で本放送開始,同日の,CCTV-新聞はCCTV-13に改名、CCTV-少児はCCTV-14に改名、CCTV-音楽はCCTV-15に改名、CCTV-E(スペイン語国際放送)はCCTV-Españolに改名、CCTV-F(フランス語国際放送)はCCTV-Françaisに改名。
- 2012年1月1日 - 中国の3Dテレビチャンネルで本放送開始
- 2012年9月28日 - CCTV-3、CCTV-5、CCTV-8、ハイビジョン放送開始
- 2013年1月1日 - CCTV-6ハイビジョン放送開始
- 2013年8月18日 - CCTV-HDはCCTV-5+に改名し放送コンテンツを変更する
- 2014年1月1日 - CCTV-2、CCTV-7、CCTV-9(国内向け)、CCTV-10、CCTV-12、CCTV-14ハイビジョン放送開始
- 2014年1月7日 - CCTV-9(国外向け)でハイビジョン試験放送開始
- 2015年4月15日 - CCTV-4でアジア向ハイビジョン放送開始
- 2016年2月5日 - CCTV-4でヨーロッパ向、CCTV-NEWSでハイビジョン放送開始
- 2016年12月31日 - 外国語放送(CCTV-9(国外向け)、CCTV-NEWS、CCTV-スペイン語、CCTV-フランス語、CCTV-アラビア語、CCTV-ロシア語)はCGTN(中国グローバルテレビジョンネットワーク)に改名。
- 2017年2月20日 - CCTV-4アメリカ向ハイビジョン放送開始
- 2018年9月1日 - CCTV-11、CCTV-15でハイビジョン放送開始
- 2018年10月1日 - CCTV-4K本放送開始
放送系統
主要放送
CCTV-1 - 総合チャンネル(アナログ放送 ハイビジョン放送 24時間放送)
- 中国本土向け(CCTV 1, 中国語放送、中国語字幕)
- 香港・マカオ向け(CCTV 1 香港,中国語(北京語)·広東語放送、中国語字幕)
- CCTV-2 - 経済(財経)チャンネル(24時間放送)
- CCTV-3 - バラエティー(総芸)チャンネル(ポピュラー音楽、アナログ放送 ハイビジョン放送 24時間放送)
CCTV-4 中国語国際放送(24時間放送)
- アジア向け(CCTV International Asia)
- ヨーロッパ向け(CCTV International Europe)
- アメリカ向け(CCTV International America)
CCTV-5 スポーツ(体育)チャンネル(2008年1月から9月30日までCCTV-オリンピック(奥运)の名称であった。アナログ放送 ハイビジョン放送 24時間放送)- CCTV-6 映画(電影)チャンネル(アナログ放送 ハイビジョン放送 24時間放送)
- CCTV-7 軍事・農業チャンネル
- CCTV-8 ドラマ(電視劇)チャンネル(アナログ放送 ハイビジョン放送 24時間放送)
- CCTV-9 ドキュメンタリー(紀錄)チャンネル(2011年1月1日に放送を開始,24時間放送)
- CCTV-10 科学・教育チャンネル
- CCTV-11 伝統芸能(戯曲)チャンネル
- CCTV-12 社会・法律(社会与法)チャンネル
CCTV-13 中国語ニュース専門(新聞)チャンネル(24時間放送)- CCTV-14 子供(少児)チャンネル
- CCTV-15 音楽チャンネル(ポピュラー音楽は含まない)
- CCTV-5+ スポーツ プラス(体育賽事)チャンネル (ハイビジョン放送 24時間放送)
CCTV-4K - 総合チャンネル(4K放送)
CGTN 英語ニュースチャンネル 英語国際放送(24時間放送)
CGTN-フランス語 フランス語国際放送(24時間放送)
CGTN-スペイン語 スペイン語国際放送(24時間放送)- CGTN-アラビア語 アラビア語国際放送(24時間放送)
- CGTN-ロシア語 ロシア語国際放送(24時間放送)
- CGTN-ドキュメンタリー 英語ドキュメンタリーチャンネル(英語国際放送、24時間放送)
ウォーターマーク
番組放送中やCM中も表示されている。
デジタル放送
デジタル放送は「中央デジタルメディア有限公司(中央数字電視伝媒有限公司、China DTV Media)」が管理し、「中央テレビクラウドメディア有限公司(央視風雲伝播有限公司、China DTV Production)」が配信(放送)している(両社とも中央電視台が出資)。
- サッカーチャンネル(風雲足球)
- 現代音楽チャンネル(風雲音楽)
- ベストドラマチャンネル(第一劇場)
- 現代ドラマチャンネル(風雲劇場)
- 囲碁・将棋チャンネル(天元囲棋)
- 懐かしのドラマチャンネル(懐旧劇場)
- 国防軍事チャンネル(国防軍事)
- 女性ファッションチャンネル(女性時尚)
- CCTV-娯楽チャンネル(CCTV-娯楽)
- CCTV-伝統劇チャンネル(CCTV-戯曲)
- CCTV-映画チャンネル(CCTV-電影)
- ゴルフチャンネル(高尓夫)
- 中央テレビ傑作選(央視文化精品)
- テレビショッピングチャンネル(電視購物)
- テレビ番組表・ガイド(電視指南)
など2008年2月現在40チャンネル(今後も増える可能性がある)
このほか、全ての省、直轄市、自治区(香港、マカオ、及び台湾を除く)を対象にした36の地方向けチャンネルや、携帯電話向けの放送も行っている。インターネットでも番組を放送している。
中国大陸以外の取材拠点
- 香港
- マカオ
- 台北
- バンコク
- 東京
- ニューデリー
- ブリュッセル
- ロンドン
- パリ
- モスクワ
- シドニー
- ワシントンD.C.
- ニューヨーク
- ベルリン
- カイロ
- トロント
- ヨハネスブルグ
- リオデジャネイロ
中国大陸以外での視聴方法
日本
スカパー!プレミアムサービス568チャンネル、およびひかりTVプレミアム・チャンネルの一つである885チャンネル(どちらもチャンネル名称は「CCTV大富」)でCCTV-1とCCTV-4の一部番組が、日本語翻訳付きの2ヶ国語放送で視聴可能である(本国発の番組編成ではない)。
インターネット放送でCCTV-1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,E,F,高清(HD),NEWS,العربية,русский がリアルタイムで視聴可能である(CGTN、CGTN-ドキュメンタリーは英語、CGTN-スペイン語はスペイン語、CGTN-フランス語はフランス語、CGTN-アラビア語はアラビア語、CGTN-ロシア語はロシア語, その他はすべて中国語)。
なお、インターネット放送はインターネット回線を使用しているため、30秒-1分程度のラグがある。回線の状況によっては映像が乱れたり表示されないことがある。
公式サイトでも、一部番組がストリーミング放送によって視聴可能である。
2016年8月26日、ドワンゴと提携し[5]、日本語では初のインターネット放送チャンネルをニコニコ動画に開設している[6]。ネット規制の厳しい中国で情報統制を担うCCTVが海外ネットメディアと提携するのは前例はないが[7]、ニコニコ動画の創設者でドワンゴ会長の川上量生は中国のネット管理政策を度々擁護してることで知られる[8][9]。
アナウンサー
主に地方局出身や民間の企業出身から輩出したアナウンサーが多い[要出典]。配置については中央テレビ所属であるもののチャンネルやその番組しか出演ができない仕組みになっている[要出典]。
すべての情報は官公伝を準にするか、あるいは事実に準拠している
脚注
^ 拼音:
^ 【コラム】中国CCTVの無礼、これが「親誠恵容」なのか
^ 中央电视台台领导 | cctv.com
^ 【コラム】中国CCTVの無礼、これが「親誠恵容」なのか
^ “ニコニコと中国中央テレビが提携 CCTV公式チャンネルを開設”. ドワンゴ (2016年8月26日). 2016年9月30日閲覧。
^ 日中ホットライン(日中ホットライン) - ニコニコチャンネル:社会・言論
^ “ニコニコ動画が中国国営放送と“親密”なワケ”. 日経ビジネス (2016年9月15日). 2016年10月9日閲覧。
^ “川上量生「中国のネット管理政策は正しい」”. 東洋経済オンライン (2017年8月21日). 2018年2月17日閲覧。
^ “ニコ動創設者・川上量生が「中国のネット政策は正しい」と思う理由”. AERA (2017年8月21日). 2018年2月17日閲覧。
関連項目
- 新華社
- 北京メディアセンター
- 中央人民広播電台
中国国際放送(北京放送)- 国営放送
- 新聞聯播
- 中国中央電視台本部ビル
- 中央広播電視塔
- 中国中央電視台春節聯歓晩会
- 中国中央電視台3・15晩会
- 中央電視台電視文化センター火災
- 動画城
- 中国新聞社 (中華人民共和国)
外部リンク
公式サイト (中国語)
CCTV-9公式サイト (英語)
CCTV-E公式サイト (スペイン語)
CCTV-F公式サイト (フランス語)
- 中国テレビ・映画オンライン放送
- 中国テレビ番組生放送
- CCTV大富
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