特警ウインスペクター
メタルヒーローシリーズ | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第8作 | 機動刑事 ジバン | 1989年1月 - 1990年1月 |
第9作 | 特警 ウインスペクター | 1990年2月 - 1991年1月 |
第10作 | 特救指令 ソルブレイン | 1991年1月 - 1992年1月 |
特警ウインスペクター | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 杉村升 他 |
監督 | 東條昭平 他 |
出演者 | 山下優 中西真美 宮内洋 小栗さちこ 大林勝 山本亮 佐藤信一 他 |
ナレーター | 政宗一成 |
オープニング | 「特警ウインスペクター」 歌:宮内タカユキ |
エンディング | 「今日のおれから明日のきみへ」 歌:宮内タカユキ |
時代設定 | 1999年 |
製作 | |
プロデューサー | 宇都宮恭三(テレビ朝日) 堀長文(東映) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
音声形式 | モノラル放送 / シネテープ |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1990年2月4日 - 1991年1月13日 |
放送時間 | 日曜 8:00 - 8:30 |
放送分 | 30分 |
回数 | 全49 |
特記事項: 「メタルヒーローシリーズ」第9作及び「レスキューポリスシリーズ」第1作 | |
『特警ウインスペクター』(とっけいウインスペクター)は、1990年(平成2年)2月4日から1991年(平成3年)1月13日までテレビ朝日系列で、毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に全49話が放送された東映制作の特撮テレビドラマ、および作中に登場するヒーローチームの名称。
目次
1 概要
1.1 特徴
1.2 評価
2 あらすじ
3 登場人物
3.1 警視庁特別救急警察隊
3.2 関係者
4 メカニック・装備
4.1 基本装備
4.1.1 ファイヤー専用
4.1.2 バイクル専用
4.1.3 ウォルター専用
4.2 その他の装備
4.3 その他の装備
4.4 車輌
5 キャスト
5.1 声の出演
5.2 スーツアクター
6 スタッフ
7 主題歌
8 放送日程
9 放映ネット局
10 他媒体展開
10.1 映像ソフト化
10.2 CS放送・ネット配信
10.3 漫画作品
10.4 アクションフィギュア
11 脚注
11.1 注釈
11.2 参照話数
11.3 出典
12 参考文献
13 関連項目
概要
特徴
「メタルヒーローシリーズ」の第9作。本作品の大きな特徴としては、従来のヒーロー作品のように怪人を率いる悪の組織が存在せず、犯罪や災害等から人々を救うというコンセプトが挙げられる[1][2][3]。
当時、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の影響によって漫画・アニメはおろか特撮も批判の対象にされていた[4][注釈 1]。そのため、「悪を倒すだけが正義ではない」というメッセージを視聴者に伝えるためにいわゆる「怪人」キャラや「レギュラーとしての悪の組織」をあえて登場させず、犯人を倒さず逮捕するという内容や、人命救助を重点においた[1][5][6]。その結果として、設定面ではヒーロー番組らしいSF的要素を取り入れているが、ストーリーは一般向けの刑事ドラマに近い現実的かつハードな作風のものが非常に多くなっている[1][5]。
ウインスペクターの装備の多くは武器ではなく救助用装備と設定されており、人命救助に重点を置いていることを強調している[2][3]。ただし、剣型のマックスキャリバーなど武器にしか見えないものも多く[注釈 2]、怪人が登場しないため生身の人間に使用するケースもあり、過剰な装備と言われることもあった[7][注釈 3]。強化服の着脱の描写もリアリティを志向しており、特にタイムリミットの設定は物語に緊迫感を持たせ、任務完了時にヘルメットを外して爽やかに汗を飛び散らせる描写は本作品を象徴するものとなっている[8][2][3]。
このほか、メタルヒーローシリーズとしては初めてとなる、全篇を通しての集団ヒーロー体制が導入されている。それ以前にも途中参入による集団ヒーロー化はあったものの、当初から集団ヒーローとして登場したのは本作品が初となる。これ以降、メタルヒーローシリーズはこれまでの単独ヒーロー体制から、集団ヒーロー体制へと方向転換することとなる。元バンダイデザイナーの野中剛は、『ウインスペクター』では人間が1人であることから了承を得たと証言している[9]。
ウインスペクターのデザインは、初期は前作『機動刑事ジバン』の登場メカ・レゾン、バイカン、スパイラスをイメージしており、完成デザインでも左右非対称な肩や星のエンブレムなどジバンと共通したディテールが多い[10]。玩具展開も、なりきり玩具とフィギュアおよびビークル玩具と前作を踏襲している[11]。
評価
玩具面についてはレスキュー装備という設定を不安視する声もあったが[7]、バンダイの林田伸一は「厳しかった中でも大型武器のギガストリーマーのようなものは好調で新規需要を開拓・拡大できた」と述べている[12]。ギガストリーマーは前作から導入された大型武器を発展させて「1号武器との合体」という要素を加え、以後のシリーズでも恒例となった[13]。玩具開発を担当した野中剛は特警手帳なども好調であったと証言している[7]。野中は、総売上はアイテム数が少ないにも関わらず同年放送の『地球戦隊ファイブマン』に並んでいたと述べている[11]。
またアクションフィギュア『スーパーリアルボイスDXファイヤーテクター』では日本のテレビキャラクター玩具として初めて音声合成チップを内蔵し、次作『特救指令ソルブレイン』をはじめ以後の様々な商品へと波及していった[14]。
あらすじ
特警ウインスペクターとは、平和を愛し、友情を信じ、人の命を守るため犯罪に立ち向かう、「警視庁特別救急警察隊」のことである!(オープニングナレーションより)
1999年、発達した科学技術は人々の生活を豊かにしたが、それが犯罪に悪用されたり、制御不能に陥って暴走した時に起こる被害も大きくなっていた。そんな事態に対処するために設立されたのが「警視庁特別救急警察隊」特警ウインスペクター(略称WSP)である。彼等の目的は犯罪捜査と容疑者逮捕のみならず、犯罪や災害に巻き込まれた人々の命を救うことなのだ。
登場人物
警視庁特別救急警察隊
香川 竜馬(かがわ りょうま) / ファイヤー- ウインスペクター隊長。警視正の23歳。一人称は「僕」もしくは「私」、たまに「俺」。次作では一貫して「俺」。
- スポーツ万能[注釈 4]で、5カ国語を操れる秀才。性格は熱血漢で向こう見ずだが、正義を愛し人命を大切にする優しさも兼ね備えている。またゴキブリを見ると驚くなど、虫は苦手なようである。幼い頃に火災で両親を亡くしている。
- 身長187センチメートル、体重70キログラム[15]。
- 着化後はファイヤーと呼ばれ、パワーは生身の30倍、耐熱温度は4000℃、ジャンプ力は30m、走行速度は100mを2.8 - 3.6秒。身長197cm、体重150kg[15]。
- バイクル
- 荒地や難所での作業を得意とする重機動型パワータイプのサポートドロイド(ロボット)で、両肩を回しながら歩くのが特徴。
- 組み立てた西田のおやじさん[注釈 5]がしゃべる名古屋弁を聞きながら作られたため、名古屋弁で会話をする[ep 1]。
- 性格は明朗で非常に人間臭く、第7世代コンピューター、及びタンパク質を原料としたバイオチップを内蔵し、「あいまい」の概念を理解できる。また事件の犯人である、一目惚れした女性に手錠をかけた際に涙を流したこともある[ep 2]。構造上、体をバラバラにされても意識はあり、頭部だけでも動き回ることができる[ep 3]。
- ジャンプ力は15m、走行速度は100m3.5秒。また、胸部に備えられたタイヤで自走することも可能だが、小回りが利きにくく自力で方向転換できないため前方の障害物を回避出来ずにそのまま突っ込んでしまうという欠陥がある。
- 脚本を担当した宮下隼一は、バイクルとウォルターのキャラクター性を刑事ものに多いデコボココンビの部下と捉えている[6]。
- ウォルター
- 空中からの捜査、救助活動を主に担当する機動性を重視したサポートドロイド(ロボット)で、両腕を大きく振り上げる独特の歩き方が特徴。沈着冷静で理論的な性格の持ち主。
- バイクルと同様に第7世代のコンピューターが内蔵されている他、爆弾探査機能を持つ。
- ジャンプ力は50m、走行速度は100mを1.8秒。
- サポートドロイドたちの電子頭脳はセーフティシステムにより守られており、無理に解体しようとすると自爆するようになっている[ep 4]。
- ウォルターの撮影用スーツは、他のメンバーと同様に全身FRP製であることに加え、金属支柱の入ったディスライダーを装着する構造のため、胴体の重量バランスが悪かったという[7]。
- 藤野 純子(ふじの じゅんこ)
- 美人情報捜査官、警部補の20歳。
- 性格は男勝りだが、困った人を放っておけない一面もあり、正木本部長から「お人好し純子」と呼ばれたこともある。神奈川県警にいた頃、射撃大会で優勝した経歴があり、その腕を見込まれて特別救急警察隊に配属された。愛銃はオートマグ。
- 小山 久子(こやま ひさこ)
- 秘密捜査官、警部補の22歳。
- 普段は、近所の喫茶店「チャコ」を経営している。亡き実父で刑事だった正信は正木の親友であり、彼の存在がウインスペクター設立の発端となった[ep 5]。
- 野々山 真一(ののやま しんいち)
- メカニック担当の警部補。主にバイクル・ウォルターのメンテナンスを担当する他、デミタスとウインチェイサーを製作した。
- デミタス
- 偵察型ミニサポートドロイドで通常はシリンダーの形をしており、活動を始めるとロボットに変形する。
- 元々は野々山のチェスの相手として作成されたが、あまりに高性能だったためにウインスペクターのメンバー入りを果たす。主にバイクル、ウォルターの故障時の応急処理、秘密の捜査活動を務める。
- 体内にシークレットメダルを内蔵しており、これをバイクルが投擲して犯人を怯ませたこともある[ep 4]。気取り屋で口は悪いが憎めない性格である。
- マドックス
- ウインスペクター本部のスーパーコンピューター。あらゆる犯罪者のデータを保有し、与えられた情報を瞬時に分析することが可能。
- 正木 俊介(まさき しゅんすけ)
- 階級は警視監[注釈 6]。ウインスペクター本部長で、41歳。「特別救急警察隊」を創設した中心人物。
- 仕事には厳しいが隊員想いな面もあり、自ら駆けつけ現場指揮を執る他、時には自ら犯人制圧にもあたる。
関係者
- 六角 虎五郎(ろっかく とらごろう)
- 警視庁捜査一課刑事で警部の27歳。名前の通り強面の風貌で、ウインスペクターをライバル視しつつも協力する。厳格かつ堅物な面とは裏腹にドジな性格。趣味は昆虫採集。昭和48年6月5日生まれ。埼玉出身。
- 家族は兄の存在が語られており、第22話では、甥の徹が登場。
- 香川 優子(かがわ ゆうこ)
- 竜馬の妹で13歳。工場廃液で汚染された花園を蘇らせようと奮闘する。
- 小山 良太(こやま りょうた)
- 久子の弟で小学生。警視庁には、よく出前に訪れる。生意気なところもあるが、正義感が強く、久子とは互いに唯一の肉親ということもあり、姉弟の絆は強い。竜馬のことは慕っているが、「竜馬さん程度の警察官なら、なれる」と述べている。
メカニック・装備
基本装備
- クラステクター
- いかなる災害現場でも対処可能な特殊スーツ。人間の約30倍のパワーを出すことができ、高熱や有毒ガスにも耐えられるように設計されている。朝比奈博士率いる警視庁電子工学研究所の精鋭たちの手で作られた。
- 普段はウインスコードに搭載されており、竜馬が車内でスイッチを押すことで「着化(ちゃっか)」する。全てが竜馬に合わせて作られているため、他の人間では着化不可能。肉体強化は着用者に負担を掛けることもあって活動時間は5分に設定されており、それを過ぎると竜馬の身体が傷ついてしまう。「スパーク!」と叫ぶことで高速移動も可能だが、これを使用すると活動時間が大幅に減ってしまう。しかし、竜馬の意志の力で活動時間を1分以上伸ばしたりしたこともある[ep 6]。
- ヘルメット部分のロックを解除するとスーツの機能が停止する仕組みになっており、大抵は事件解決後に竜馬(事件によっては別の人間)が手動で解除してヘルメットを取るが、スーツもしくは着用者が多大なダメージを受けた時に自動で解除されたこともある。ヘルメットを取った時の竜馬は大抵の場合汗だくになっている[注釈 7]。
- 物語の途中からウインスコードにSPカードを装填し、ウインスコードの変形と同時に着化するように描写が変化していた。
- 最終回の前話では自身の状態が悪いのもあってか倒れ、その結果20分近くもクラステクターを装着していたため、着化しないほうがいいと医師に言われるほどであった。
- デイトリックM-2
- WSP3人が右腰のホルスターに収納している、多用途に使用可能な特殊拳銃。竜馬は着化前には使用しない。レーザーガン(単発)、レーザーパルスガン(連射)、 ディジェスティブビーム(消火ビーム) シグナルナパーム(信号弾) ウエルドビーム(溶解ビーム)を発射する。銃形態のバスターモードから警棒形態のパイルモードに変形可能で、パイルモードではショックウェイブを発射可能。
- 名称は、前作『機動刑事ジバン』に登場するマクシミリアンTYPE3の玩具売上が良かったことから、同じく外国人名から命名された[17][11]。
- 特警手帳
- ウインスペクターの身分証明書となる電子手帳。通信機能を持っており、本部やサポートドロイドとの連絡が可能。
- 玩具は前作『ジバン』の[DX電子ポリス手帳]が好調であったことから初期ラインナップに加えられ、シリーズでもトップクラスの売上を記録した[11]。
- ハンドワッパー
- WSPが使用する手錠。エレベーターの切れたワイヤーを止めるために使用したこともある[ep 7]。
ファイヤー専用
- マックスキャリバー
- ファイヤー専用装備。剣とガントレットを合体させたような武器で、クリスタルバイオファイバー製のエレクトロブレードと、厚さ70cmのコンクリートに直径60センチメートルの穴を空けるレーザーパルスガンで構成されている。
- ブレードには、直径50センチメートルの鉄柱をも一撃で切り裂くソード機能、剣先から超エネルギーパルス弾を発射するレーザーパルス機能、超振動レーザーを用いた削岩機能の超振動レーザーソード機能がある。
- 下記のディスライダーとともに元々は前作『機動刑事ジバン』で未登場に終わったストロングジバンの武器として検討されていた[18]。当時バンダイの担当者であった野中剛は、『電脳警察サイバーコップ』のサンダーアームの影響により腕に装着するガントレット型アイテムが定着していったと証言している[19]。
- ギガストリーマー
- 第31話から登場するウインスペウター最強のレスキューツール。アメリカで開発された合金「ジルコナイト21」が軍需産業市場に出回り、これまでの装備が通用しなくなることを懸念した正木本部長が、警視庁電子工学研究所の朝比奈博士に依頼、開発された。
- 先端部のパーツを交換することでスピナーモードとマキシムモードに切り替えが可能。
- 一度犯罪者の手に奪われ、ファイヤーの制止を聞かずに犯罪者が使用したことがあった[ep 8]。
- スピナーモード
- 三本爪のマニピュレーター型のパーツを装着した形態。爪先に内蔵された触感センサーによりドリル、マニピュレーター、パワーアーム等の機能を持ち、超伝導モーターにより毎分最高5500回転[注釈 8]する。ブレード部には「ジルコナイト21」を、マニピュレーターの先端にはダイヤモンドの3倍の硬度を誇る「ジルコナイト32」を使用している。
- マキシムモード
- 四門のガトリングガン型のパーツを装着した形態。マックスキャリバーをジョイントすることにより、1発で50センチメートル四方の鋼鉄の塊を蒸発させるプラズマ光波弾を毎秒60発発射することが可能となる。複合装甲を施したアメリカ陸軍のM1エイブラムスを5秒間で消滅させる程。しかし、発射時に生じる反動圧力は最大20Gにも及ぶため、マキシムモードの使用時はクラステクターの出力を最大にしなければならないが、生身で使用したこともある[ep 9]。主に強力な兵器の破壊や、犯人の車両の破壊などに使用される。
バイクル専用
- バイスピア
- バイクルの背中に2本収納されている、3段階に収縮可能な2本の特殊警棒。通常はスティックモード、伸ばした状態をロッドモード、2本を繋げた状態をランスモードと呼ぶ。ウインチェイサーの左右ハンドル兼始動キーも兼ねている。
- 玩具は当初吊り下げ式ブリスターパックの簡易版のみであったが、この売上が好調であったことからDX版も発売された[11]。
ウォルター専用
- ディスライダー
- ウォルターの背中に装着される飛行用の翼。これにより時速750キロメートルで飛行可能。翼の部分はカッターにもなっているため、投擲武器として使用可能[ep 10][ep 11]。翼を閉じた状態で腕に装着し、盾としても使用される。
その他の装備
- クラッパー
- 第15話から登場。右腕に装備するツール。液体窒素弾やアンカーユニットなどの特殊カセットを発射する。第17話ではセメント弾を発射。
- スピンクロー
- 第16話から登場。右腕に装備するツール。通常のドリルモードから、先端が3つに分かれたマニピュレーターモードに変形する。ダイヤの2倍の硬度を誇るジルコナイト21で出来たブライアンの装甲には歯が立たず、先端部分が折れてしまった。
- マルチパック ファイヤーバージョン
- 背中に装備するツール。消化剤を発射する。ノズル先端にカートリッジ式アタッチメントを装着することで液体窒素弾や粘着弾を発射するコーキングバージョンなどのバリエーションがある。
- マルチパック エアーバージョン
- 救助用マルチパック。火災時に酸素供給する為の酸素マスクを装備したタイプ。マスクは6つ備えつけている。
その他の装備
以下の装備は作中には登場せず、書籍『特警ウインスペクター超全集』では、アンカーとスピックを開発中のメカと記載している[21]。
多くはバンダイから発売された可動フィギュア「着化指令シリーズ」のためにデザインされたものである[11]。
- アンカー
- 腕に装備するツール。2本のワイヤーをあらゆる角度に発射可能。
- パワーリフター
- 腕から背中にかけて装備するバイクル専用ツール[22]。怪力を発揮する大型マジックハンド。
- スピック
- 腕に装備するツール。登坂用の鉤爪。
- ガイガーカウンター
- 腕に装備する、放射線やガスの分析をするツール。
- ピストンボンバー
- 両手で持って使用する、削岩用のツール。
車輌
- ウインスコード
- 全長:515cm / 車幅:199.5cm / 車高:184.5cm / 最高速度:400km/h(パトロールスコード時)、850km/h(ファイヤースコード時)
- ファイヤー専用のスーパーパトカー。クラステクターが搭載されており、竜馬は車内でクラステクターを装着して、ファイヤーになる。
- 第13話において、死神モスの手下のスーパーカーのミサイル攻撃により大破。修理後[注釈 9]、SPカードと呼ばれる専用カードを装填することで通常のパトロールスコードから赤いファイヤースコードに約10秒で変形する機能が追加された。
- 動力はジェネシスベルリネッタV8トライターボエンジンとメガチャージャータービンエンジンを併用。ボディはクラステクターと同じ素材を4枚圧縮プレスし、さらにクリスタルファイバーをダブルコーティングしたもの。ドアの開閉時に「プシュー」と音がすることから、ドアの固定に空気圧ロックが使用されている。
- 全方位探知レーダー、消火剤を噴射するケミカルディスチャージャー、障害物除却用レーザーレールガン4門、赤外線暗視カメラ、ウォーニングハイフラッシュパトライト、強制熱空冷放出フィンを装備。
- ベース車は3代目シボレー・カマロ[24]。撮影用車輌はパトロールスコードとファイヤースコードが1台ずつ用意された[25][24]。変形シーンでは板金製のミニチュアを用いている[24]。このミニチュアは、撮影後に自動変形ギミックを加えられ、商品プロモーションの一環として全国の玩具店を展示巡業した[24]。
- ウインスコードに採り入れられている「車両が別の形態に変形する」というギミックは、1980年代にポピーから発売されていた玩具シリーズ「チェンジマシン」をリバイバルしたものである[24]。
- ウインチェイサー
- バイクル専用の白バイ。第13話から登場。現場への移動手段が不便なバイクルのために作られた高機動型オフロードバイクであり、バイスピアをハンドルとして取り付けることで起動する。フロントカウル内には特殊弾を打ち出すランチャーを装備。
キャスト
1970年代に幾多のヒーローを演じてきた宮内洋の起用は大きな話題となった[2][3]。
主演の山下優は、本作品以前はスタントやキャラクターショーを中心に活動しており、演技経験はほとんどなかった[26]。山下は、オーディションの際にマネージャーから主役は決まっていて脇役刑事の募集だと聞かされて参加していたため、合格後の打ち合わせで自身が主演だと聞かされ驚いたという[26]。
※各話のゲストは放映リストを参照。
- 香川竜馬 / ファイヤー(声):山下優
- 藤野純子:中西真美
- 正木俊介:宮内洋
- 小山久子:小栗さちこ
- 香川優子:星川揺
- 野々山真一:大林勝
- 小山良太:山本亮
- 六角虎五郎:佐藤信一
声の出演
- バイクル:篠田薫
- ウォルター:平井誠一
- デミタス:二又一成
- マドックス:岸野一彦
- ナレーター:政宗一成
スーツアクター
- ファイヤー:横山一敏(アップ・アクション兼任)[27][7][28]、野中博之[27][28]
- バイクル:金田憲明[27][28]、菊地寿幸[27][28]
- ウォルター:岩田時男[27][28]
スタッフ
第4話は監督陣の間で誰が担当するか取り合いになったといい、脚本を執筆した宮下隼一はそれを嬉しく思い後年のインタビューでも記憶に残ったエピソードとして挙げている[6]。
- プロデューサー:宇都宮恭三(テレビ朝日)、堀長文(東映)
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、たのしい幼稚園、てれびくん、テレビランド
- 脚本:杉村升、宮下隼一、高久進、扇沢延男、藤井邦夫、鷺山京子、山田隆司、荒木憲一、増田貴彦、新藤義親
- 監督:東條昭平、小笠原猛、三ツ村鐵治、小西通雄、新井清
- アクション監督:山岡淳二、村上潤(ジャパン・アクション・クラブ)
- 音楽:横山菁児
- 撮影:瀬尾脩、小泉貴一
- 照明:吉岡伝吉
- 美術:宮国登、西條実、稲野実
- 造型:前澤範
- 録音:太田克己
- 編集:菅野順吉
- 選曲:金成謙二
- 効果:大泉音映
- 計測:岡部正治、小泉貴一、田中正博、山本英夫、野沢善夫、臼木敏博
- 操演:羽鳥博幸
- 記録:深沢いづみ、高津省子、渡辺由香
- キャラクターデザイン:雨宮慶太
- 助監督:石田秀範
- 進行主任:東正信、竹内洪太、阿部文仁
- 製作担当:沼尾和典
- 製作管理:須田啓一
- 企画協力:企画者104
- 装置:東映美術センター、紀和美建
- 美粧:サン・メイク
- 衣裳:東京衣裳
- キャラクター製作:レインボー造型企画
- 装飾:大晃商会
- 合成→視覚効果:チャンネル16→映画工房
- 現像:東映化学
- 車輌協力:MAZDA、スズキ株式会社
- (株)特撮研究所(以下24話からノンクレジット)
- 操演:鈴木昶、尾上克郎
- 撮影:高橋政千
- 照明:林方谷
- 美術:佛田洋
- 操演:鈴木昶、尾上克郎
- 特撮監督:矢島信男
- 制作:テレビ朝日、東映、ASATSU
主題歌
- オープニングテーマ
- 「特警ウインスペクター」
- 作詞:山川啓介 / 作曲:鈴木キサブロー / 編曲:矢野立美 / 歌:宮内タカユキ
- エンディングテーマ
- 「今日のおれからあしたの君へ」
- 作詞:山川啓介 / 作曲:鈴木キサブロー / 編曲:矢野立美 / 歌:宮内タカユキ / コーラス:森の木児童合唱団
- 挿入歌
本作品からCDアルバムの「ヒット曲集」が2枚リリースされるようになり、挿入歌も前作までの倍近くに増えた。
- 「太陽の勇者ファイヤー」(第9、11話)
- 作詞:杉村升 / 作曲:瑞木薫 / 編曲:埜邑紀見男 / 歌:宮内タカユキ
- 第12話ではインストゥルメンタル版、第20話では前後奏のみが使用された。
- 「ヒーローはやってくる」(第17話)
- 作詞:鷺山京子 / 作曲・編曲:金森隆 / 歌:水木一郎
- 第12、14話では前後奏のみが使用された。
- 「燃やせ瞳を!」(第7、15話)
- 作詞:宇都宮恭三 / 作曲:横山菁児 / 編曲:埜邑紀見男 / 歌:宮内洋、中西真美
- 第5、8、11、20、24、25、42話ではカラオケ版、第9、13、32、最終話ではインストゥルメンタル版、
- 第14、17、21、28、31、33、38、39、43~45、48話では前後奏、第23話では前奏のみが使用された。
- 「激走!レスキューマシン」(第8、13話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:金森隆 / 歌:水木一郎
- 「君が幸せなら」(第16、19話)
- 作詞:山川啓介 / 作曲:矢野立美 / 編曲:安西史孝 / 歌:山下優
- 第16話ではインストゥルメンタル版と併用された。
- 「ファイヤーハリケーン」(第7話)
- 作詞:宮下隼一 / 作曲:瑞木薫 / 編曲:埜邑紀見男 / 歌:水木一郎
- 「この命 永遠に」
- 作詞:八手三郎 / 作曲:瑞木薫 / 編曲:埜邑紀見男 / 歌:宮内タカユキ
- 第16話では前後奏のみが使用された。
- 「愛する大地、愛する海よ」
- 作詞:杉村升 / 作曲:西木英二 / 編曲:有澤孝紀 / 歌:宮内タカユキ、森の木児童合唱団
- 「夢もひとつの仲間たち」(第48話)
- 作詞:山川啓介 / 作曲:矢野立美 / 編曲:安西史孝 / 歌:水木一郎
- 第14話ではインストゥルメンタル版、第15話では前後奏、第20話ではカラオケ版が使用された。
- 「炎は未来へ」(第48話)
- 作詞:松本一起 / 作曲:鈴木キサブロー / 編曲:有澤孝紀 / 歌:宮内タカユキ
- 「レッツゴー!ファイヤースコード」(第38、43話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲:瑞木薫 / 編曲:埜邑紀見男 / 歌:宮内タカユキ
- 第37話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「勇者ウインスペクター」(第37、40話)
- 作詞:鷺山京子 / 作曲:瑞木薫 / 編曲:埜邑紀見男 / 歌:水木一郎
- 「ジャスト・ギガストリーマー」
- 作詞:杉村升 / 作曲:瑞木薫 / 編曲:埜邑紀見男 / 歌:水木一郎
- 第38、42、46、最終話では前後奏、第45話では前奏のみが使用された。
放送日程
月刊ニュータイプ誌上のコーナー「ANIME LAND」では当時特撮番組(スーパー戦隊、メタルヒーロー)の枠が存在し、各エピソードのサブタイトルが紹介された。しかし月刊誌の発行サイクルの関係上一部のエピソードについては紹介し切れなかったり、仮タイトルで紹介されるといったこともあった。39、40、41、43、44、45話がこれに該当する。
放送日 | 放送回 | サブタイトル | ゲスト登場人物、メカなど | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1990年02月04日 | 1 | 赤ちゃん暴走! |
| 杉村升 | 東條昭平 |
2月11日 | 2 | 笑うラジコン弾! |
| ||
2月18日 | 3 | 友情に乾杯! |
| 宮下隼一 | 小笠原猛 |
2月25日 | 4 | 命を運ぶドロボウ |
| ||
3月04日 | 5 | 襲う!巨大怪鳥 |
| 高久進 | 三ツ村鐵治 |
3月11日 | 6 | 子供に戻った両親 |
| 扇澤延男 | |
3月18日 | 7 | 幸せ祈る聖少女 |
| 藤井邦夫 | 東條昭平 |
3月25日 | 8 | 脱線!親子救急隊 |
| 扇澤延男 | |
4月01日 | 9 | 爆弾じかけの犬 |
| 高久進 | 小西通雄 |
4月08日 | 10 | 大人をやっつけろ |
| 杉村升 | |
4月15日 | 11 | 良太の初恋急行便 |
| 宮下隼一 | 小笠原猛 |
4月22日 | 12 | 僕の友達ロボット |
| 鷺山京子 | |
4月29日 | 13 | 竜馬が死んだ!? |
| 高久進 | 三ツ村鐵治 |
5月06日 | 14 | 死神モスの逆襲!! | |||
5月13日 | 15 | 竜馬!正木を射て |
| 宮下隼一 | 小西通雄 |
5月20日 | 16 | 大好きウォルター |
| 杉村升 | |
5月27日 | 17 | 怖い宇宙の贈り物 |
| 小笠原猛 | |
6月03日 | 18 | 超能力!孝行少女 |
| 鷺山京子 | |
6月10日 | 19 | 愛と勇気の父子(おやこ)橋 |
| 宮下隼一 | 三ツ村鐵治 |
6月17日 | 20 | 熱いKOパンチ! |
| 扇澤延男 | |
6月24日 | 21 | 涙に散った銃弾! |
| 山田隆司 | 小西通雄 |
7月01日 | 22 | 殺人犯は二度死ぬ |
| 杉村升 | |
7月08日 | 23 | 父のマンガはがき |
| 鷺山京子 | 小笠原猛 |
7月15日 | 24 | 私のピーコちゃん |
| 高久進 | |
7月22日 | 25 | 雨に泣くロボット |
| 扇澤延男 | 三ツ村鐵治 |
7月29日 | 26 | 薄幸少女の旅立ち |
| 山田隆司 | |
8月05日 | 27 | 星を呼ぶ百歳美女 |
| 鷺山京子 | 小西通雄 |
8月12日 | 28 | 飛べ!優子号 |
| 杉村升 | |
8月19日 | 29 | 昆虫採集の妖!?怪 |
| 高久進 | 小笠原猛 |
8月26日 | 30 | ママ…ママ助けて |
| 荒木憲一 | |
9月02日 | 31 | 哀しみの最強ロボ |
| 杉村升 | 三ツ村鐵治 |
9月09日 | 32 | 警視庁を占拠せよ |
| ||
9月16日 | 33 | 目覚めた浦島太郎 |
| 扇澤延男 | 新井清 |
9月23日 | 34 | 逆転ばあちゃん |
| 山田隆司 | |
9月30日 | 35 | 母と子のSOS! |
| 宮下隼一 | 小笠原猛 |
10月07日 | 36 | バイクルのパパ |
| 鷺山京子 | |
10月14日 | 37 | アマゾネス来襲 |
| 増田貴彦 | 三ツ村鐵治 |
10月21日 | 38 | 選ばれた男 |
| 扇澤延男 | |
10月28日 | 39 | 悲しい老怪盗 |
| 新藤義親 宮下隼一 | 新井清 |
[注釈 11]11月11日 | 40 | 瀬戸大橋の怪人I |
| 杉村升 | 小西通雄 |
11月18日 | 41 | 瀬戸大橋の怪人II |
| ||
11月25日 | 42 | 裏切りの捜査官 |
| 高久進 | 小笠原猛 |
12月02日 | 43 | 爆弾になった少年 |
| 宮下隼一 | |
12月09日 | 44 | 一日だけの晴舞台 |
| 扇澤延男 | 新井清 |
12月16日 | 45 | 爆破0秒前の愛 |
| 山田隆司 | |
12月23日 | 46 | 一日一悪の少年 |
| 扇澤延男 | 小西通雄 |
12月30日 | 47 | 億ションの甘い罠 |
| 鷺山京子 | |
1991年01月06日 | 48 | 特警を壊滅せよ! |
| 杉村升 | 小笠原猛 |
1月13日 | 49 | 翔べ希望の空へ! |
|
放映ネット局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | テレビ朝日系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道テレビ | ||
青森県 | 青森放送 | 日本テレビ系列 | [注釈 13] |
岩手県 | 岩手放送 | TBS系列 | |
宮城県 | 東日本放送 | テレビ朝日系列 | |
秋田県 | 秋田放送 | 日本テレビ系列 | |
山形県 | 山形放送 | ||
福島県 | 福島放送 | テレビ朝日系列 | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | ||
長野県 | テレビ信州 | 日本テレビ系列 | [注釈 14] |
山梨県 | テレビ山梨 | TBS系列 | |
静岡県 | 静岡けんみんテレビ | テレビ朝日系列 | [注釈 15] |
石川県 | 石川テレビ | フジテレビ系列 | |
福井県 | 福井放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 | |
中京広域圏 | 名古屋テレビ | テレビ朝日系列 | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | ||
島根県 鳥取県 | 山陰放送 | TBS系列 | |
広島県 | 広島ホームテレビ | テレビ朝日系列 | [注釈 16] |
山口県 | 山口放送 | 日本テレビ系列 | |
香川県 岡山県 | 瀬戸内海放送 | テレビ朝日系列 | |
愛媛県 | テレビ愛媛 | フジテレビ系列 | |
高知県 | テレビ高知 | TBS系列 | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | |
福岡県 | 九州朝日放送 | テレビ朝日系列 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | 1990年4月開局から | |
熊本県 | 熊本朝日放送 | ||
大分県 | テレビ大分 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 | |
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 | |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | テレビ朝日系列 |
他媒体展開
映像ソフト化
いずれも発売元は東映ビデオ。
ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は傑作選として、1994年4月 - 9月にかけて6巻・24話分を収録したものがリリースされている。- テレビシリーズを再編集したHEROクラブのビデオ(全3巻)がリリースされている。またHEROクラブからは本作品の第1・2話と前作ジバンの第51・52話を再編集した『ウインスペクター&ジバン!緊急出動・スーパー刑事!』もリリースされており、内容はジバンからウインスペクターへの引き継ぎを兼ねたものとなっている。
DVDは2010年5月21日 - 9月21日にかけて全5巻がリリースされた。テレビシリーズの初となる全話ソフト化であり、各巻10話(最終巻のみ9話)収録。また最終巻には、次回作であるソルブレインの新番組予告も収録されている。
CS放送・ネット配信
- CS放送
東映チャンネル…2005年11月 - 2006年5月(「GO!GO!ヒーローズ」枠)、2008年5月 -10月(「アンコールアワー」枠)、2012年12月 - 2013年5月、2015年4月 - 9月(いずれも「メタルヒーロータイム」枠)
- ネット配信
- 東映特撮 YouTube Official…2012年1月30日 - 7月15日、2013年12月23日 - 2014年6月8日、2018年5月6日 - 10月21日
漫画作品
- せいの秀一
- 『てれびくん』連載。せいの秀一は次作『ソルブレイン』の漫画作品も執筆している。
- 相原和典
- 『テレビランド』連載。相原和典はレスキューポリスシリーズ3作品全ての漫画作品を執筆している。
- こいしさとし
- 次々作『特捜エクシードラフト』の『てれびくん』版の最終決戦に、ソルブレインとともに登場。詳しくは特捜エクシードラフト#漫画作品を参照。
アクションフィギュア
- ACTION WORKS 特警ウインスペクター
- 2008年8月30日発売。先行して発売された宇宙刑事シリーズの各商品とは異なり、主人公たち3人のフィギュアと、各種装備のセット商品として発売された。
- S.H.Figuartsシリーズ
- 詳細は「S.H.Figuarts」を参照
- S.H.Figuarts ファイヤー
- 2016年1月16日発売。
- S.H.Figuarts バイクル
- 2016年6月に魂ウェブ商店にて発送。
- S.H.Figuarts ウォルター
- 2016年8月に魂ウェブ商店にて発送。
- S.H.Figuarts 特警フルパッケージオプションセット
- 2016年10月に魂ウェブ商店にて発送。
脚注
注釈
^ バンダイで玩具開発を担当していた野中剛は、新聞への投書が直接的な要因であったことを証言している[5]。
^ ファイヤーのスーツアクターを務めた横山一敏は、マックスキャリバーを見て武器にしか見えないことに疑問を感じたという[7]。
^ バンダイの野中剛は、怪人の登場しないヒーロー番組のあり方にスタッフは苦心していたと証言している[7]。
^ 放送当時、元オリンピック強化選手だったとの紹介記事あり[要文献特定詳細情報]。
^ バイクルの声を演じた篠田自身が西田の役も演じた。
^ 書籍『全怪獣怪人大事典』では、警視正と記載している[16]。
^ この演出は後のレスキューポリスでも共通である。
^ 書籍『特警ウインスペクター超全集』では55000回転と表記している[20]。
^ 書籍『特警ウインスペクター超全集』では、新型と記載している[23]。
^ 書籍によっては、名称をバイオ植物と記載している[29][30]。
^ 11月4日は「第22回全日本大学駅伝」中継のため放送休止。
^ オープニングクレジットでは「文夫」と誤って表記されている。
^ 日曜9:30からの遅れネットだった。
^ 日曜18:30からの遅れネットだった。
^ 当該時間帯に自社制作DIY番組「住まいの110番」を放送していた関係で遅れネットだった。
^ 当該時間帯で放送していた自社制作ドキュメンタリー番組「新・ふれあいシリーズ」の終了に伴い、本作品より同時ネットとなった。
参照話数
^ 第36話。
^ 第25話。
^ 第14話。
- ^ ab第16話。
^ 第9話。
^ 第10話。
^ 第2話。
^ 第46話。
^ 第32話。
^ 第3話。
^ 第7話。
出典
- ^ abc最強戦士列伝 2014, p. 114, 「総論『ウインスペクター』とは何だったのか?」
- ^ abcd宇宙船147 2014, pp. 112-113, 「宇宙船Archives 特警ウインスペクター」
- ^ abcd野中剛 2018, pp. 4-5, 「作品紹介 特警ウインスペクター」
^ 『スーパーヒロイン画報』 竹書房、1998年8月。ISBN 4-8124-0388-X。
- ^ abc宇宙船147 2014, pp. 110-111, 「特別対談 堀長文×野中剛」
- ^ abc宇宙船152 2016, pp. 102-103, 「特別対談 宮下隼一×野中剛」
- ^ abcdefg宇宙船148 2015, pp. 110-111, 「特別対談 横山一敏×野中剛」
^ 最強戦士列伝 2014, pp. 110、114.
^ 宇宙船161 2018, pp. 100-101, 「[対談]日笠淳×野中剛」.
^ 村上克司 2017, pp. 177-179, 「特警ウインスペクター」
- ^ abcdef野中剛 2018, pp. 38-44, 「TOY COLLECTIONS レスキューポリスシリーズ玩具大全 特警ウインスペクター」
^ 『トイジャーナル1991年2月号』、トイジャーナル編集局、1991年10月。
^ 宇宙船156 2017, pp. 134-135, 「RPSF RESCUE POLICE SECRET FILES 第10回」.
^ 宇宙船147 2014, p. 118, 「名作SF3Dモデル・ワールド BUILT.28 特警ウインスペクター スーパーリアルボイスDXファイヤーテクター」.
- ^ ab超全集 1991, p. 10
^ 全怪獣怪人 中 2003, p. 155.
^ 宇宙船153 2016, pp. 122-123, 野中剛「RPSF RESCUE POLICE SECRET FILES 第7回」.
^ 機動刑事ジバン.DVD第4巻の同梱パンフレット
^ 「[インタビュー]野中剛」、『宇宙船』vol.158(AUTUMN 2017.秋)、ホビージャパン、2017年9月30日、 pp.112-113、 ISBN 978-4-7986-1548-6。
^ 超全集 1991, p. 12.
^ 超全集 1991, p. 57.
^ 超全集 1991, p. 58.
^ 超全集 1991, p. 19.
- ^ abcde宇宙船155 2016, pp. 132-133, 「特別対談 佛田洋×野中剛」
^ 宇宙船149 2015, pp. 124-125, 「特別対談 小松義人×前澤範×野中剛」.
- ^ ab宇宙船162 2018, pp. 102-103, 「[対談]山下優×野中剛 特別出演:坂本浩一」
- ^ abcde超全集 1991, p. 63
- ^ abcde“特選!!思い出の名場面「第二回 株式会社バンダイ キャラクタートイ事業部 野中剛のチョイス」”. 東映ヒーローネット. 2011年4月27日閲覧。
^ 超全集 1991, p. 41.
^ 全怪獣怪人 中 2003, p. 157.
参考文献
- 『特警ウインスペクター超全集』 小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、1991年1月10日。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit}.mw-parser-output .citation q{quotes:"""""""'""'"}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/65/Lock-green.svg/9px-Lock-green.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg/9px-Lock-gray-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/aa/Lock-red-alt-2.svg/9px-Lock-red-alt-2.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration{color:#555}.mw-parser-output .cs1-subscription span,.mw-parser-output .cs1-registration span{border-bottom:1px dotted;cursor:help}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4c/Wikisource-logo.svg/12px-Wikisource-logo.svg.png")no-repeat;background-position:right .1em center}.mw-parser-output code.cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:inherit;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-visible-error{font-size:100%}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#33aa33;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-subscription,.mw-parser-output .cs1-registration,.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right,.mw-parser-output .cs1-kern-wl-right{padding-right:0.2em}
ISBN 4-09-101425-9。 - 『全怪獣怪人大事典』中巻、英知出版、2003年4月20日。
ISBN 4-7542-2017-X。 - 『メタルヒーロー最強戦士列伝』 [監修]東映、双葉社、2014年11月9日。
ISBN 978-4-575-30779-5。 - 村上克司 『オール・アバウト村上克司 スーパーヒーロー工業デザインアート集』 パイ インターナショナル、2017年2月19日。
ISBN 978-4-7562-4865-7。 - 野中剛 『野中剛presents レスキューポリス・シークレットファイル』 ホビージャパン〈ホビージャパンMOOK〉、2018年9月29日。
ISBN 978-4-7986-1784-8。
宇宙船(ホビージャパン)
- 『宇宙船』Vol.147(WINTER 2015.冬)、ホビージャパン、2014年12月29日、 ISBN 978-4-7986-0942-3。
- 『宇宙船』Vol.148(SPRING 2015.春)、ホビージャパン、2015年4月1日、 ISBN 978-4-7986-1002-3。
- 『宇宙船』Vol.149(SUMMER 2015.夏)、ホビージャパン、2015年7月1日、 ISBN 978-4-7986-1049-8。
- 『宇宙船』vol.152(SPRING 2016.春)、ホビージャパン、2016年4月1日、 ISBN 978-4-7986-1218-8。
- 『宇宙船』vol.153(SUMMER 2016.夏)、ホビージャパン、2016年7月1日、 ISBN 978-4-7986-1261-4。
- 『宇宙船』vol.155(WINTER 2017.冬)、ホビージャパン、2016年12月29日、 ISBN 978-4-7986-1360-4。
- 『宇宙船』vol.156(SPRING 2017.春)、ホビージャパン、2017年4月1日、 ISBN 978-4-7986-1434-2。
- 『宇宙船』vol.161(SUMMER 2018.夏)、ホビージャパン、2018年6月30日、 ISBN 978-4-7986-1719-0。
- 『宇宙船』vol.162(AUTUMN 2018.秋)、ホビージャパン、2018年10月1日、 ISBN 978-4-7986-1786-2。
関連項目
写研 - オープニング・エンディングのクレジットテロップにて、本作品より同社開発の「石井明朝体」を、前作まで用いられていた「石井ゴシック体」に代わり使用。
小林靖子 - 脚本家。脚本家を目指したきっかけとして、また特撮業界に興味を持ったきっかけとして、本作品の第25話「雨に泣くロボット」を見たことを挙げている。
てれびくん - 小学館より刊行されている雑誌。本作品よりメタルヒーローシリーズ関連の記事の掲載を再開した。
テレビ朝日系 日曜8:00 - 8:30 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
機動刑事ジバン (1989年4月2日 - 1990年1月28日) | 特警ウインスペクター (1990年2月4日 - 1991年1月13日) | 特救指令ソルブレイン (1991年1月20日 - 1992年1月26日) |
|