黒木優太



















































黒木 優太
オリックス・バファローズ #54

170308 yuta kuroki.jpg

ほっともっとフィールド神戸にて(2017年3月8日)

基本情報
国籍
日本の旗 日本
出身地
神奈川県横浜市港北区
生年月日
(1994-08-16) 1994年8月16日(24歳)
身長
体重

179 cm
85 kg
選手情報
投球・打席
右投左打
ポジション
投手
プロ入り
2016年 ドラフト2位
初出場
2017年3月31日
年俸
3,500万円(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)



  • 橘学苑高等学校

  • 立正大学


  • オリックス・バファローズ (2017 - )




黒木 優太(くろき ゆうた、1994年8月16日 - )は、神奈川県横浜市港北区出身のプロ野球選手(投手)。右投左打。オリックス・バファローズ所属。




目次






  • 1 経歴


    • 1.1 プロ入り前


    • 1.2 プロ入り後




  • 2 選手としての特徴


  • 3 人物


  • 4 詳細情報


    • 4.1 年度別投手成績


    • 4.2 年度別守備成績


    • 4.3 記録


    • 4.4 背番号


    • 4.5 登場曲




  • 5 脚注


  • 6 関連項目


  • 7 外部リンク





経歴



プロ入り前


横浜市立北綱島小学校2年時から、軟式野球チームのブラックシャークに所属。横浜市立日吉台中学校への入学(2007年4月)と同時に港北リトルシニアへ所属したことを機に、硬式野球に転向した。中学2年生からは、同校の軟式野球部で投手や外野手を経験している。


橘学苑高等学校への進学後は、1年生の秋から2年生の夏まで遊撃手だった[2]が、強肩を買われて秋から投手に転向。短期間で最速146km/hのストレートを投げられるまでに成長したが、春夏共に甲子園球場での全国大会に出場できなかった。3年生だった2012年の秋に日本学生野球協会へプロ志望届を提出したものの、その年のNPBドラフト会議でどの球団からも指名されなかった[3]ことから、高校卒業後の2013年4月に立正大学へ進学した。


立正大学では、1年生の秋から、主戦投手として東都大学野球の2部リーグ戦で登板。2年時の春季リーグ戦では、先発・抑えの両方でリーグ最多の4勝を挙げるとともに、チームを14シーズン振りの2部優勝に導いた。3年時には、東都大学野球選抜チームの一員として、6月の韓国選抜戦で先発。4年時の春季リーグ戦では、先発登板で4連勝を達成した。しかし、5月の試合中に、一塁へのベースカバーで走者と接触した影響で右肩を脱臼。秋季リーグで実戦復帰を果たした[4]ものの、在学中の1部昇格までには至らなかった。なお、在学中には2部リーグ戦46試合に登板。通算投球回数248回1/3で、16勝(6完投1完封)12敗、248.1回、防御率1.74を記録した。また、ウェートトレーニングで体格の向上に努めた結果、4年生の春季リーグ戦ではストレートで153km/hを計測[2]。高校3年生の夏に続いて、NPBの複数球団のスカウトから注目されるようになった[4]


大学4年生だった2016年の9月23日に改めてプロ志望届を提出した[5]ところ、10月20日のNPBドラフト会議でオリックス・バファローズから2巡目で指名。契約金8,500万円、年俸1,200万円(金額は推定)という条件で入団した。背番号については、千葉ロッテマリーンズで背番号54を着用して活躍した黒木知宏に因んで決定した[6]。なお、この時に開かれた育成ドラフト会議では、大学時代のチームメイトだった投手の神戸文也もオリックスから3巡目で指名。後に育成選手として契約したため、大学時代に続いて、黒木のチームメイトになった[7]



プロ入り後


2017年には、春季キャンプのスタートから一軍に帯同[8]すると、オープン戦では、5試合の救援登板(通算5イニング)でいずれも無失点を記録した。オープン戦期間中の3月中旬には教育リーグで先発登板も経験した[9]が、「今の力なら勝利の方程式に入れられる」という一軍監督・福良淳一からの評価[10]を背景に、チームの新人選手から自身と同じ大卒の右投手・澤田圭佑とともに開幕一軍入りを果たした[11]。3月31日には、東北楽天ゴールデンイーグルスとの開幕戦(京セラドーム大阪)で、延長10回表に救援投手として一軍公式戦にデビュー。1イニングを無失点に抑えるとともに、プロ初ホールドを記録した。4月中旬から「勝利の方程式」を担うセットアッパーとして、おおむね8回を任されていた[12]。5月16日の対福岡ソフトバンクホークス戦(京セラドーム大阪)では、同点の8回表から登板するとわずか10球でソフトバンク打線を三者凡退に抑えて交代。その裏にチームが勝ち越して連敗を6で止めたことから、一軍公式戦での初勝利を挙げた[13]。さらに5月18日の同カード(ほっともっとフィールド神戸)でプロ入り後初めて3失点を喫するまで、13登板試合連続無失点をマーク。同期入団の山岡泰輔が先発した6月4日の対読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)では、8回裏まで無失点に抑えた山岡の後を受けて9回裏に登板すると、一軍公式戦での初セーブを記録した[14]。6月には、23日の対千葉ロッテマリーンズ戦(ほっともっとフィールド)9回表にウィリー・モー・ペーニャへの頭部死球(危険球)による退場処分を受ける[15]一方で、4勝を挙げた。オリックスの新人投手が一軍の公式戦で1ヶ月間に4勝を記録した事例は、阪急ブレーブス時代の1971年に児玉好弘が達成して以来46年振りである[16]。オールスターゲームでは、パシフィック・リーグ(パ・リーグ)の新人投手から山岡と共に同リーグの監督推薦選手へ選ばれる[17]と、7月15日の第2戦(ZOZOマリンスタジアム)で5番手投手として初登板を果たした。後半戦では、クローザーの平野佳寿が不調で二軍調整に入った7月下旬から、平野に代わってクローザーへ抜擢された。オリックスの新人投手としては加藤大輔(2003年)以来のクローザーであった[18]が、7月30日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦・8月1日の対ソフトバンク戦(いずれも京セラドーム)で2試合続けて救援に失敗。8月上旬からセットアッパーに復帰した[19]ものの、疲労の蓄積を懸念する首脳陣の判断で、12日に初めて出場選手登録を抹消された[20]。8月27日の対埼玉西武ライオンズ戦(メットライフドーム)から一軍のマウンドに復帰したが、前半戦ほどには活躍できず、防御率が4.22に達した。シーズン全体では、一軍公式戦55試合の登板で6勝3敗2セーブをマーク。シーズン終了後の12月5日には、推定年俸3,700万円(前年から2,500万円増)という条件で契約を更改した。昇給率は208%で、アマチュア球界からオリックスへ入団した新人選手としては、更改の時点で歴代最高とされている[21]



選手としての特徴


最速154km/h[22]のストレートに加えて、スライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップなどの変化球[2]で三振を奪えるだけの投球術の持ち主[23]。現役時代の黒木知宏と同じく、強い気持ちを前面に出す投球スタイルも持ち味である。オリックスへの入団時に自ら選んだ背番号54には、そのスタイルを継承する意思とともに、「プロ野球選手になったからには、(ロッテのエースとして知られた現役時代の黒木と同じ)自分の姓をファンや報道関係者に早く覚えて欲しい」という希望を込めているとされる[24]。さらに、高校時代までは内野も守っていたことから、フィールディングにも自信を持っている[2]。特にストレートは火の玉ストレートと称賛されプロ野球解説者の岡義朗も太鼓判を押している。



人物


趣味は釣り。


「歌詞にメッセージ性がある」として、高校時代から倖田來未の楽曲を愛聴。オリックス球団から初任給が出たことを機に、「自分でお金を稼げるまでは控えていた」という倖田のファンクラブへの入会を果たした。オリックスでの登場曲にも、倖田の楽曲「LIFE so GOOD!!」を使用。その一方で、プロ野球選手として、倖田からオリジナルの登場曲を提供されるほどの活躍を目指している[25]


好きな漫画は、高校時代に監督から勧められたことを機に読み始めた『砂の栄冠』。「野球の教科書」という表現するほど感銘を受けた野球漫画で、この作品を通じて、投手心理や取材への対応方法などを学んだという[26]



詳細情報



年度別投手成績






































































































































































W
H
I
P

2017

オリックス
55 0 0 0 0 6 3 2 25 .667 226 53.1 39 2 26 0 2 62 3 0 26 25 4.22 1.22

2018
39 0 0 0 0 1 1 0 17 .500 145 34.0 37 3 12 2 0 26 1 0 17 17 4.50 1.44
通算:2年
94 0 0 0 0 7 4 2 42 .636 371 87.1 76 5 38 2 2 88 4 0 43 42 4.33 1.33

  • 2018年度シーズン終了時


年度別守備成績















































投手














2017
オリックス
55 1 10 1 0 .917
2018
39 3 6 0 0 1.000
通算
94 4 16 1 0 .952

  • 2018年度シーズン終了時


記録


投手記録


  • 初登板・初ホールド:2017年3月31日、対東北楽天ゴールデンイーグルス1回戦(京セラドーム大阪)、10回表に5番手で救援登板、1回無失点

  • 初奪三振:同上、10回表に今江年晶から見逃し三振

  • 初勝利:2017年5月16日、対福岡ソフトバンクホークス10回戦(京セラドーム大阪)、8回表に2番手で救援登板、1回無失点

  • 初セーブ:2017年6月4日、対読売ジャイアンツ3回戦(東京ドーム)、9回裏に2番手で救援登板・完了、1回無失点


打撃記録

  • 初打席:2018年5月29日、対中日ドラゴンズ1回戦(ナゴヤドーム)、8回表に藤嶋健人から空振り三振

その他の記録


  • オールスターゲーム出場:1回 (2017年)


背番号



  • 54 (2017年 - )


登場曲


  • 「LIFE so GOOD!!」- 倖田來未(2017年 - )


脚注


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  1. ^ “オリックス - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2018年12月11日閲覧。

  2. ^ abcd“【オリックス2位】立正大・黒木 大学で成長“2部の星”は最速153キロ”. スポーツニッポン (2016年10月20日). 2017年5月26日閲覧。


  3. ^ “日吉台中出身の立正大・黒木優太投手、プロ野球オリックスが2位で指名”. 横浜日吉新聞. (2016年11月21日). http://hiyosi.net/2016/10/21/daichu-2/ 2016年12月2日閲覧。 

  4. ^ ab“東都2部からまたドラフト1位立正大・黒木最速153キロ”. 日刊スポーツ. (2016年9月15日). http://www.nikkansports.com/ajaxlib/root/baseball/news/1710075.html 2017年5月26日閲覧。 


  5. ^ “立正大・黒木、東海大北海道・水野らがプロ志望届”. 日刊スポーツ. (2016年9月23日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1714329.html 2016年12月2日閲覧。 


  6. ^ “オリックス2位黒木「1年間戦い抜ける選手に」”. 日刊スポーツ. (2016年11月14日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1738182.html 2016年12月2日閲覧。 


  7. ^ “オリックス育成3位神戸「ガンガン」直球で支配下へ”. 日刊スポーツ. (2016年11月23日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1742025.html 2017年5月26日閲覧。 


  8. ^ “オリックス1位山岡ら1軍/春キャンプ振り分け一覧”. 日刊スポーツ. (2017年1月28日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1771344.html 2017年5月26日閲覧。 


  9. ^ “オリックス 黒木優太が先発でもアピール”. 週刊ベースボールONLINE (2017年3月23日). 2017年5月26日閲覧。


  10. ^ “「今の力なら勝ちパターンだ」/福良監督”. 日刊スポーツ. (2017年3月26日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1797876.html 2017年5月26日閲覧。 


  11. ^ “オリックス 開幕1軍登録メンバー一覧”. 日刊スポーツ (2017年3月29日). 2017年5月26日閲覧。


  12. ^ “オリックス 黒木優太・存在感を示す“8回の男””. 週刊ベースボールONLINE (2017年5月25日). 2017年5月26日閲覧。


  13. ^ “オリックス黒木、わずか10球でプロ初勝利 強運ドラフト2位「記念球は母親に」”. スポーツニッポン (2017年5月16日). 2017年5月26日閲覧。


  14. ^ “オリックス3年ぶり7連勝 山岡&黒木ルーキー継投”. 日刊スポーツ (2017年6月5日). 2017年6月7日閲覧。


  15. ^ “オリックス黒木が危険球退場 パリーグでは今季6人目”. 日刊スポーツ (2017年6月23日). 2017年7月2日閲覧。


  16. ^ “オリックス黒木 球団新人46年ぶり月間4勝 前日危険球退場の影響なし”. スポーツニッポン (2017年6月25日). 2017年7月2日閲覧。


  17. ^ “マイナビオールスターゲーム2017 出場者”. 日本野球機構 (2017年7月3日). 2017年7月4日閲覧。


  18. ^ “オリックス黒木 守護神代役に「やることは変わらない」”. スポーツニッポン (2017年7月25日). 2017年7月30日閲覧。


  19. ^ “オリックス 黒木また救援失敗、配置転換決定「考え過ぎてしまっている」”. スポーツニッポン (2017年8月1日). 2017年8月2日閲覧。


  20. ^ “【プロ野球】黒木優太が疲労で登録抹消 オリックスドラフト2位”. 産経WEST (2017年8月12日). 2017年8月19日閲覧。


  21. ^ “オリックス黒木、12年川端超え208%増でサイン”. 日刊スポーツT (2017年12月5日). 2017年12月14日閲覧。


  22. ^ セットアッパーとして活躍 黒木優太投手大阪日日新聞


  23. ^ “2016年度ドラフト会議 契約交渉権獲得選手”. オリックス・バファローズ (2016年10月20日). 2017年5月26日閲覧。


  24. ^ “オリックス新人・黒木優太が躍進中!背番号「54」に込めた2つの意味”. 週刊ベースボールONLINE (2017年4月27日). 2017年5月26日閲覧。


  25. ^ “オリックス2位黒木、初任給で倖田来未ファンクラブ”. 日刊スポーツ (2017年1月10日). 2017年5月26日閲覧。


  26. ^ “オリックス・黒木優太投手「僕にとっての教科書みたいなもんです」”. 週刊ベースボールONLINE (2017年5月11日). 2017年5月26日閲覧。




関連項目



  • 横浜市出身の人物一覧

  • 立正大学の人物一覧

  • オリックス・バファローズの選手一覧

  • 大谷・藤浪世代



外部リンク




  • 個人年度別成績 黒木優太 - NPB.jp 日本野球機構

  • 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube


  • 黒木優太 (@Inter0816) - Twitter






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