アデノシン二リン酸
アデノシン二リン酸 | |
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IUPAC名 | Adenosine 5'-(trihydrogen diphosphate) |
分子式 | C10H15N5O10P2 |
分子量 | 427.20 |
CAS登録番号 | 58-64-0 |
SMILES | O[C@H]1[C@H]([C@H](N2C3=C (N=C2)C(N)=NC=N3)O[C@@H] 1COP(O)(OP(O)(O)=O)=O)O |
アデノシン二リン酸(アデノシンにリンさん、英:Adenosine diphosphate、略:ADP )は、アデニン、リボース、および二つのリン酸分子からなる化学物質。リン酸は高エネルギーリン酸結合をとっており、ATP から ADP とリン酸基に分かれる際に放出されるエネルギーは生体内での主要なエネルギー源となっている。詳細は ATP の項目を参照のこと。
アデニル酸(AMP)とATPからアデニル酸キナーゼによって生成される。
- AMP+ATP ⇆ 2ADP{displaystyle {ce {{AMP}+ATP leftrightarrows 2ADP}}}
ATPアーゼ(ATPase)によりATPが加水分解される場合にも生成される。
- ATP+H2O⟶ADP+H3PO4{displaystyle {ce {{ATP}+ H2O -> {ADP}+ H3PO4}}}
ADPは上記の化学反応のようにATPの分解やAMPのリン酸化によって生ずる。
参考文献
- 植村琢、崎川範行、桜田一郎、水島三一郎 『万有百科大事典 15 化学』 相賀徹夫、小学館〈日本大百科全書〉(原著1974年10月20日)、初版(日本語)。
関連項目
- DNA
- RNA
- オリゴヌクレオチド
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