フェンホルミン
IUPAC命名法による物質名 | |
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IUPAC名 2-(N-phenethylcarbamimidoyl)guanidine | |
識別 | |
CAS番号 | 114-86-3 |
ATCコード | A10BA01 (WHO) |
PubChem | CID: 8249 |
DrugBank | APRD00511 |
KEGG | D08351 |
化学的データ | |
化学式 | C10H15N5 |
分子量 | 205.26 g/mol |
フェンホルミン(英: phenformin)とはビグアニド類の抗糖尿病薬の1つ。
概要
グアニジンが血糖降下作用を有することからビグアニドの骨格を持つ糖尿病治療薬の開発され、フェンホルミンは1957年に登場した[1]。しかし、1970年代に致死的な乳酸アシドーシスを引き起こすこと分かり、1977年に米国で販売中止となり、その後、日本を含む多くの国で販売中止となり、現在では広く用いられていない[2]。
メトホルミンと同様に、フェンホルミンは体重減少を誘導し、2型糖尿病に効果を示すことがあり、このために現在でも関心が持たれている[3]。
脚注
^ 遠藤三紀子「ビグアナイド薬の作用機序と使い方」『JIM』2003年、13巻、7号
^ Enia G, Garozzo M, Zoccali C (1997). “Lactic acidosis induced by phenformin is still a public health problem in Italy.”. BMJ 315 (7120): 1466–7. PMID 9418116. http://www.bmj.com/cgi/content/full/315/7120/1466.
^ Rosand J, Friedberg J, Yang J (1997). “Fatal phenformin-associated lactic acidosis.”. Ann Intern Med 127 (2): 170. PMID 9230023. http://www.annals.org/cgi/content/full/127/2/170.