東北高等学校
東北高等学校 | |
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(泉キャンパス遠景) | |
過去の名称 | 東京数学院宮城分院 仙台数学院 東北中学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人南光学園 |
併合学校 | 東北商業高等学校 |
校訓 | 至誠、忍耐、勤勉 |
設立年月日 | 1894年(明治27年) |
創立記念日 | 9月3日 |
創立者 | 上野清、五十嵐豊吉、大松沢実政 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
学科内専門コース | 創進コース 文理コース 文教コース スポーツコース 総合コース |
学期 | 2学期制 |
高校コード | 04502A |
所在地 | 〒981-0905(小松島キャンパス) 〒981-3214(泉キャンパス) |
宮城県仙台市青葉区小松島四丁目3番1号(小松島キャンパス) 宮城県仙台市泉区館七丁目101番1号(泉キャンパス) | |
外部リンク | tohoku.ed.jp |
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東北高等学校(とうほくこうとうがっこう)は、学校法人南光学園が運営する男女共学の私立高等学校。通称は「東北高校」(とうほくこうこう)[1] もしくは学校法人名を取った「南光」(なんこう)。宮城県仙台市青葉区小松島四丁目(小松島キャンパス)と同市泉区館七丁目(泉キャンパス)にキャンパスがあり、「創進」・「文理」・「文教」・「スポーツ」・「総合」の5コース編成となっている。明治27年に仙台数学院として創設され、以来120年を越える歴史の中で、「個性の尊重」「文武両道」を重視し、幅広い視野で社会に有為な人材の育成に努めてきた。部活動は、47部を数え、多くの生徒が活動しており全国大会での優勝も数多くある。2017年に小松島キャンパスに情報室やメディアセンター、ホールなどの施設を持つ中央校舎が完成している。
目次
1 概要
2 沿革
2.1 年表
2.2 小松島スケートセンター
3 設置コース
4 部活動
5 著名な卒業生
5.1 プロ野球選手(引退)
5.2 プロ野球選手(現役)
5.3 フィギュアスケート
5.4 プロゴルファー
5.5 バレーボール
5.6 競輪
5.7 その他のスポーツ
5.8 芸能関係
5.9 官界
5.10 その他
6 注・出典
7 関連項目
8 外部リンク
概要
校舎は、青葉区小松島四丁目の小松島キャンパス(地図)と、泉区館七丁目の泉キャンパス(地図)の2つがあり、コースによっていずれかに所属することになる。
硬式野球部は甲子園出場常連校ではあるが、30年以上にわたって仙台育英と宮城県代表の座を争っている。2003年(平成15年)の第85回全国高等学校野球選手権記念大会では、エースのダルビッシュ有を擁し、準優勝を果たした。また、明治神宮野球大会では歴代優勝回数1位を誇る。
2003年~2007年の5年連続と2009年に、女子ゴルフ部が、全国高等学校ゴルフ選手権大会で優勝した[2]。
また、フィギュアスケートでは長野五輪日本代表のうちシングル全3名とペア1名を当時の在校生から送り出している。2006年トリノオリンピックで荒川静香、2014年ソチオリンピックでは羽生結弦がそれぞれ金メダルを獲得し、同校出身者から男女の金メダリストが誕生した。野球、ゴルフ、スケートのほか、アイスホッケー、水泳、バレーボール、サッカー、ソフトテニス、自転車競技、駅伝などの強豪でもあり、卒業生も多数活躍している。
沿革
年表
1894年(明治27年)、仙台市東三番丁75番地に私塾「東京数学院宮城分院」として創立[3]。同年、「仙台数学院」に改称。男子校。
1898年(明治31年)、仙台市北一番丁139番地(現・仙台市青葉区上杉、地図)に校舎を新築して移転。
1900年(明治33年)、「東北中学校」として認可。
1929年(昭和4年)、仙台市原町小田原字南光沢57番地(現・仙台市青葉区小松島、現・小松島キャンパス)に校舎を新築して移転。
1930年(昭和5年)、東北商業学校を設立。
1939年(昭和14年)、財団法人東北薬学専門学校(現・東北薬科大学)を設立。
1943年(昭和18年)、東北商業学校を東北農業学校に転換。
1947年(昭和22年)、東北農業学校を東北商業学校に転換。
1948年(昭和23年)、学制改革により、東北中学校・東北高等学校・東北商業高等学校に改組・改称。
1960年(昭和35年)、東北高等学校および東北商業高等学校を統合して「東北高等学校」とし、普通部および商業部を設置。
1964年(昭和39年)、野外スケートリンク「小松島スケートセンター」を開設し、一般にも開放[4]。
1987年(昭和62年)、泉市実沢(現・仙台市泉区館)に第二校地を取得。
1989年(平成元年)、第二校地に"Athle Field 21"(アスレ・フィールド・トゥエンティ・ワン)と命名した体育施設を整備。第二校地に「仙台アメリカンスクール」を開校。
1993年(平成5年)、コース制を導入。
1994年(平成6年)、第二校地に校舎を新築し、泉キャンパスとして運用開始。
1995年(平成7年)、部分的に男女共学化開始。
2003年 (平成15年)、全国高校野球選手権大会にて準優勝。
2004年(平成16年)、全校男女共学化。
2011年(平成23年)、日本大学の提携校となる。
2016年(平成28年)、夏の甲子園に7年ぶり22回目の出場。
2017年(平成29年)、小松島校地に中央校舎完成。
小松島スケートセンター
1929年(昭和4年)に小松島に移転した当校は、総合型教育の方針、および仙台がフィギュアスケートの日本発祥地(参照)であることに鑑みて、新しい冬季スポーツであるアイススケートを奨励した[5]。また、当校が氷の管理をした与兵衛沼(地図)は、当校がアイスホッケーの練習場所として使用したほか、大勢の観衆が集まる各種大会の開催地ともなった[5]。
1964年(昭和39年)10月、当校は野外スケートリンク「小松島スケートセンター」(地図)を開設した[5]。当センターは10月から3月まで開場され、午前は当校が使用、午後は一般に開放、夜間はアイスホッケー部が使用した[5]。しかし、1974年(昭和49年)3月に閉鎖された[5]。
当センターが開設された理由は不明だが、高度経済成長期には仙台の冬季の気温も上がって、湖沼や河川が結氷しづらくなり、昭和40年代には市内の多くの湖沼や河川でのアイススケートが廃れたことが知られている。当センターの閉鎖理由も不明だが、市内で湖沼や河川でのアイススケートが廃れ始めると、人工製氷の屋内リンクが次々開場し、アイススケートの環境が大きく変化していた(参照)。
設置コース
- 創進コース(小松島キャンパス)
- 文理コース(小松島キャンパス)
- 文教コース(小松島キャンパス・泉キャンパス)
- 総合コース(泉キャンパス)
- スポーツコース(泉キャンパス)
部活動
・小松島キャンパス 【運動部】
アイスホッケー部/ライフル射撃部/サッカー部(女子)/バスケットボール部(女子)/バスケットボール部(男子)/バドミントン部/ハンドボール部/ ヨット部/剣道部/自転車競技部/山岳部/柔道部(男子)/少林寺拳法部/水泳部/ボート部/卓球部/軟式野球部
【文化部】PFC(ペンフレンドクラブ)/インターアクト/演劇部/ワープロ部/映画部/陶芸部/将棋部/文芸部/放送部/漫画部/科学技術部/軽音楽同好会(東北高校HPより)
・泉キャンパス 【運動部】
ゴルフ部/サッカー部(男子)/バレーボール部(男子)/フィギュアスケート部/ソフトテニス部/硬式野球部/ソフトボール部(女子)/ ソフトボール部(男子)/弓道部/テニス部/スピードスケート部/柔道部(女子)/陸上競技部/合気道部/チアリーディング部
【文化部】
茶道部/音楽部/科学技術部/英語部(東北高校HPより)
著名な卒業生
プロ野球選手(引退)
若生忠男 (西鉄ライオンズ、読売ジャイアンツ)- 若生智男
- 若生照元
- 小川康雄
波山次郎(大洋ホエールズ)- 伊藤勲
- 及川宣士
- 日下正勝
千葉剛 (広島東洋カープ)
樋沢良信 (読売ジャイアンツ)
佐藤政夫 (読売ジャイアンツ)
立野清広 (ロッテオリオンズ)
鈴木孝行 (西武ライオンズ、日本ハムファイターズ)
及川美喜男 (広島東洋カープ)
中条善伸 (読売ジャイアンツ、南海ホークス、大洋ホエールズ)
安部理 (西武ライオンズ、近鉄バファローズ)
佐藤洋 (読売ジャイアンツ)
金子誠一 (阪神タイガース)
中根仁 (近鉄バファローズ、横浜ベイスターズ)
葛西稔 (阪神タイガース)
佐々木主浩 (横浜ベイスターズ、シアトル・マリナーズ)
白鳥浩徳 (西武ライオンズ)
加藤将斗 (大洋ホエールズ)
羽根川竜 (読売ジャイアンツ)
加藤暁彦 (福岡ダイエーホークス)
後藤伸也 (横浜ベイスターズ)
渡辺雅弘 (横浜ベイスターズ)
佐藤弘祐 (読売ジャイアンツ)
嶋重宣 (広島東洋カープ、埼玉西武ライオンズ)
斎藤隆 (横浜ベイスターズ、ロサンゼルス・ドジャース、ボストン・レッドソックス、アトランタ・ブレーブス、ミルウォーキー・ブルワーズ、東北楽天ゴールデンイーグルス)
加藤政義 (北海道日本ハムファイターズ、横浜DeNAベイスターズ)
プロ野球選手(現役)
高井俊(読売ジャイアンツ(育成))
高井雄平 (東京ヤクルトスワローズ)
ダルビッシュ有 (シカゴ・カブス)
フィギュアスケート
荒井万里絵 (1998年長野オリンピックペア20位)
荒川静香 (長野オリンピック13位、2006年トリノオリンピック金メダル)
田村岳斗 (長野オリンピック17位)
本田武史 (長野オリンピック15位、2002年ソルトレークシティオリンピック4位)
羽生結弦 (2014年ソチオリンピック、平昌オリンピック金メダル)
プロゴルファー
- 有村智恵
- 大江香織
- 菊地絵理香
- 木戸愛
- 佐藤のぞみ
- 原江里菜
- 宮里藍
- 和田正義
バレーボール
- 大村悟
- 鈴木健太
- 富松崇彰
- 三上圭治郎
- 佐藤和哉
- 小野寺太志
競輪
河内剛 (日本競輪学校21期生、東京オリンピック出場)
荒川秀之助 (25期)
小山靖 (27期)
阿部力也 (100期)
その他のスポーツ
神永昭夫 (柔道選手・1964年東京オリンピック銀メダル)
阿部香菜 (柔道選手)
五城楼勝洋 (元大相撲力士、現濱風親方。中退)
今野泰幸 (プロサッカー選手・コンサドーレ札幌、FC東京、ガンバ大阪)
平間智和 (元サッカー選手)
村田純平 (サッカー選手)
佐藤真哉 (プロバスケットボール選手・仙台89ERS)
福藤豊 (日本人初のNHL選手。ロサンゼルス・キングス所属)
森田智己 (水泳選手・アテネオリンピック銅メダル)
遠藤光博 (レーシングドライバー・HONDA 明和MSC所属)
若生正広 (九州国際大学附属高校野球部監督)
嶺岸佳介 (プロサッカー選手・ツエーゲン金沢)
芸能関係
本間秋彦 (ラジオDJ。宮城県のテレビ番組の司会も務める)
中川晃教 (シンガーソングライター)
宮田慧 (歌手)
イケメン'ズ伊東洋平(歌手)
官界
萱場軍蔵 (内務官僚。内務次官・警視総監・警保局長の内務三役を歴任)
その他
荒川真嗣 (アニメーター)
内崎まさとし (漫画家)
鈴木東民 (ジャーナリスト)
加藤結李愛 (将棋女流棋士)※在学中(2018年4月 - )
注・出典
^ 「東北」では、一般名詞なのか、他の固有名詞(例:東北大学)の略なのか判別できないので、「東北高校」と「高校」をつけて呼ばざるを得ない。東北大学も「東北大学」「東北大」と略さずに呼ばれるのが通常である。
^ “全国高校ゴルフ選手権 歴代優勝校”. nikkansports.com. 2014年6月28日閲覧。
^ 東京数学院は、現在の学校法人上野塾東京高等学校および東京実業高等学校にあたる。
^ 「仙台市史 通史編8 現代1」(2011年5月31日、仙台市 発行) P.546
- ^ abcde仙台市青葉区 小松島地区 平成風土記(編者:小松島地区平成風土記作成委員会、発行日:2008年3月)p.28-p.29
関連項目
東北インターナショナルスクール(泉キャンパス内)- 宮城県高等学校一覧
- 日本の商業に関する学科設置高等学校一覧
- 旧制中学校
- 寮がある日本の中学校・高等学校の一覧
- 南光台
宮城県仙台南高等学校 - 「みなみこう」と略される。
外部リンク
- 東北高等学校の公式サイト
部活動実績 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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