曽根駅 (兵庫県)























































曽根駅*

駅舎
駅舎


そね
Sone



JR-A80 宝殿 (4.0km)
(2.0km) ひめじ別所 JR-A82

所在地
兵庫県高砂市阿弥陀一丁目6-1
北緯34度47分35.78秒 東経134度46分11.69秒 / 北緯34.7932722度 東経134.7699139度 / 34.7932722; 134.7699139

駅番号
JR-A81
所属事業者
西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線
A 山陽本線(JR神戸線)
キロ程
46.4km(神戸起点)
大阪から79.5km
電報略号
ソネ
駅構造
地上駅
ホーム
2面2線
乗車人員
-統計年度-

4,204人/日(降車客含まず)
-2016年-
開業年月日
1888年(明治21年)12月23日
備考
業務委託駅
みどりの券売機プラス 設置駅
* 1902年に阿弥陀駅から改称。
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曽根駅(そねえき)は、兵庫県高砂市阿弥陀一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。駅番号はJR-A81。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。




目次






  • 1 歴史


    • 1.1 年表




  • 2 駅構造


    • 2.1 のりば


    • 2.2 ダイヤ


    • 2.3 南口設置要望について




  • 3 利用状況


  • 4 駅周辺


    • 4.1 路線バス




  • 5 隣の駅


  • 6 脚注


  • 7 関連項目


  • 8 外部リンク





歴史


開業当初、当駅は所在地が印南郡阿弥陀村だったため阿弥陀駅と名づけられた。鉄道唱歌第2集山陽・九州編にも、「阿弥陀は寺の音に聞き…」と「阿弥陀」の駅名で登場している。


しかしその後1900年に東隣の印南郡米田村に新駅が開業した際、その駅名は駅から南西約1.5km離れた場所にある生石神社の「石の宝殿」にちなみ宝殿駅となった。そのころ印南郡曽根村では、石の宝殿同様の観光資源であり、阿弥陀駅の約1.5km南に所在する曽根天満宮の霊松にちなみ、阿弥陀駅を「曽根の松駅」へと改称するよう望む声が高まった。そして近隣町村の賛同を得て山陽鉄道に要請した結果、現在の曽根駅に改称された。


そもそも元来の敷設構想では、印南郡曽根村を経由し、曽根村内に駅を設ける計画だったが、「陸蒸気」に不安をもっていた村民からの反発により実現せず、現在のルートに変更されたという経緯がある[1]


高砂市議会において、当駅ないし宝殿駅のいずれかの名称を、市名である「高砂」へ変更するべきだ、という提案がたびたび行われている。市も名称変更に「意欲を持ち続けている[2]」とされ、2014年当時の市長は、駅名変更に関する質疑に対し「例えば高砂駅あるいは高砂曽根駅でもいいのではないか[3]」と答弁している。



年表




国鉄曽根駅(1984年頃)




  • 1888年(明治21年)12月23日 - 山陽鉄道の明石駅 - 姫路駅間の開通と同時に、阿弥陀駅として神戸駅から46.6kmの地点に開業[4]。旅客・貨物の取り扱いを開始。


  • 1893年(明治26年)4月21日 - 神戸駅から45.8km(東へ0.8km移動)地点に移転[4]


  • 1902年(明治35年)3月1日 - 曽根駅に改称[5]


  • 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により国有鉄道(国鉄)の駅となる。


  • 1907年(明治40年)11月1日 - 現在地(神戸駅から46.4km地点)へ移転[4]


  • 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。山陽本線の所属となる。


  • 1982年(昭和57年)11月15日 - 貨物の取り扱いを廃止。駅構内北側に有蓋車用車扱貨物ホームが設けられていた。


  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。


  • 1988年(昭和63年)3月13日 - 路線愛称の制定により、「JR神戸線」の愛称を使用開始。


  • 1995年(平成7年)


    • 1月17日 - 阪神・淡路大震災により、営業休止。


    • 1月18日 - 西明石駅 - 姫路駅間の復旧により、営業再開。




  • 1997年(平成9年)2月16日 - JR神戸線標準接近メロディ「さざなみ」導入。


  • 2003年(平成15年)11月1日 - ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。


  • 2006年(平成18年)10月1日 - JR京都・神戸線運行管理システム導入。


  • 2007年(平成19年)3月18日 - 駅自動放送を更新。


  • 2011年(平成23年)3月17日 - 高砂市によるバリアフリー化工事が完了[6]。入口スロープとエレベーターを新設、多目的トイレの使用を開始。


  • 2014年(平成26年)


    • 1月31日 - みどりの窓口の営業終了。


    • 2月1日 - みどりの券売機プラスの稼動開始。




  • 2018年(平成30年)3月17日 - 駅ナンバリングが導入され、使用を開始する[7]



駅構造







曽根駅
配線図


凡例








































↑宝殿駅











1

(2)

3














STRg


STRf












STR


STR












STR+BSr

BSl

STR+BSr












STR+BSr

BSl

STR+BSr












STR


STR












STRg


STRf





↓ひめじ別所駅




12両編成対応の単式2面2線のプラットホームを持つ地上駅。以前は単式・島式の複合型2面3線だったが、中線(2番線)が撤去されて停留所となり[8]、当該ホームの跡には柵が設置された。2番線が欠番であるのはそのためである。


プラットホームは姫路方に向かって半径500mの右カーブを描いており、停車時にはそのカーブに設けられたカントにより列車が大きく傾き、車両扉(3扉車の場合は両端の扉)とプラットホームとの間が直線のホームに停車した場合よりも広く開くほか、新快速などの通過列車は100km/hに減速する。



のりば




















のりば 路線 方向 行先
1

A JR神戸線
上り

三ノ宮・大阪方面
3
下り

姫路・相生方面

駅業務はJR西日本交通サービスへ委託[9]されており、加古川駅が当駅を管理している。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCAおよび提携ICカードが利用できる。


かつてはみどりの窓口があったが、2014年1月31日をもって営業を終了し2月1日よりみどりの券売機プラスが稼動した。市販の「JR時刻表」などでは、これ以降も「みどりの窓口設置駅」として扱われている。


改札口および1番のりばと、3番のりばとの間は階段とエレベーターで連絡されている。また、多目的トイレ[10]が1番のりばに設置されている。


駅東側には有人踏切があったが、1970年代に廃止された。






ダイヤ


日中時間帯(11 - 15時台)は1時間に2本(約30分間隔)が停車する。朝夕時間帯は本数が多くなる。


三ノ宮・大阪方面の上りは、一部を除いて加古川駅で新快速に乗り換えできる。列車種別は大半が西明石駅から快速であるが、22・23時台には西明石行きが設定されている。姫路方面への下りは、大半が姫路・網干行きであるが、朝晩には上郡行きや赤穂線直通の播州赤穂行きが少ないながら設定されている。



南口設置要望について


駅出入り口は開業時から上り線側(北側)のみの設置にとどまっている。乗客が南側と駅を行き来するには駅舎から東に約180m離れた跨線道路橋に付属した歩道橋か、西側約370m先の歩行者用踏切を渡る必要がある。駅南側の住民らは1989年に「JR曽根駅周辺整備推進委員会」を発足させ[11]、高砂市に対して南口の新設を要望している。


市は2012年に開催された住民側とのミーティングにおいて、(1)地下道を設置する、(2)橋上駅化する、(3)上記の歩道橋に駅へ通じるエレベーターを設置する、という3案のうち市でひとつに絞り、JRと協議すると回答した[12]。その後の2015年、同市議会において曽根駅周辺整備事業を含む同年度当初予算案が提出された[13]ものの、同年12月、市は橋上駅化案について、「駅のバリアフリー化が完成していることや、スペースが狭い駅南側の広場や道路の整備が難しいため」困難である、と結論づけた[11]。2017年に行われた市と住民によるミーティングで市側は、エレベーター設置案について、動線の歩車分離を図る歩道の新設を含めた設計に入ったことを明らかにした。しかし、駅南側の道路拡幅を含めた整備については「橋上駅化にかかわらず整備が必要である」としたものの、「すぐに整備できない状況」として、計画中断を表明した[14]



利用状況


「兵庫県統計書[15]」によると、2016年(平成28年)度の1日平均乗車人員は4,204人である。


近年の年間乗車人数及び1日平均乗車人員は以下の通りである。







































































































年度 年間
乗車人数
1日平均
乗車人員
1998年 1,967千 5,388
1999年 1,869千 5,106
2000年 1,813千 4,968
2001年 1,782千 4,881
2002年 1,746千 4,785
2003年 1,756千 4,797
2004年 1,729千 4,738
2005年 1,620千 4,437
2006年 1,597千 4,374
2007年 1,599千 4.368
2008年 1,569千 4,299
2009年 1,517千 4,155
2010年 1,488千 4,077
2011年 1,498千 4,093
2012年 1,505千 4,123
2013年 4,299
2014年 4,092
2015年 4,230
2016年 4,204


駅周辺




駅前




鹿嶋神社




  • 鹿嶋神社 - 北へ約3km。


  • 山陽曽根駅(山陽電気鉄道本線) - 南へ約1.5km。

  • 高砂西部病院

  • 兵庫県立姫路別所高等学校

  • 白陵中学校・高等学校

  • 高砂市立鹿島中学校

  • 高砂市立阿弥陀小学校

  • 高砂市立中筋小学校

  • はりま自動車教習所

  • 国道2号

  • 国道250号



路線バス




バス停とじょうとんバス


  • 神姫バス

21系統 : 姫路駅~鹿島神社


  • じょうとんバス(高砂市コミュニティバス、2013年4月より路線変更)


2系統:市内ループ

3系統:JR曽根駅〜大塩駅北


指定された時刻のじょうとんバスと神姫バスをJR曽根駅で乗り継ぐと、じょうとんバス料金が無料になる。



隣の駅



西日本旅客鉄道


A JR神戸線(山陽本線)


新快速
通過



普通(西明石駅以東は快速)

宝殿駅 (JR-A80) - 曽根駅 (JR-A81) - ひめじ別所駅 (JR-A82)






脚注


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  1. ^ 今の高砂市内に予定された山陽鉄道のルートは、現在の山陽電気鉄道に近いコースをたどる予定だったが、高砂、曽根などの反対により加古川経由の今のルートとなった。 ※参考:高砂観光MAP - 高砂市役所・高砂市観光協会


  2. ^ JR「高砂」駅は実現可能? 名称変更の経費高く困難(キャッシュ) 神戸新聞 2014年3月15日


  3. ^ 平成26年 3月定例会(第11日 3月14日)No.43 市長(登幸人君) 高砂市議会

  4. ^ abc 日本鉄道旅行地図帳 9号 関西2 ―全線・全駅・全廃線. 新潮社. (2009). ISBN 9784107900272. 


  5. ^ 「停車場改称」『官報』1902年2月13日(国立国会図書館デジタル化資料)


  6. ^ 高砂市平成21年度予算 主要な施策一覧表 (PDF) - 高砂市


  7. ^ 近畿エリアの12路線 のべ300駅に「駅ナンバー」を導入します!


  8. ^ このため、場内信号機が第0閉塞信号機に、出発信号機が該当する番号の閉塞信号機に変更されている。


  9. ^ 会社概要 - ジェイアール西日本交通サービス(2012年4月1日現在、同年8月27日閲覧)


  10. ^ バリアフリー着工までは駅構外から利用できた。

  11. ^ abJR曽根駅の橋上駅化困難 高砂市が結論(キャッシュ) 神戸新聞NEXT、2015年12月1日


  12. ^ 地域ミーティング 市長と話そう!「ふれあい座談会」平成24年度開催結果(概要) (PDF) 18ページ「JR曽根駅について」 - 高砂市企画総務部秘書広報広聴室


  13. ^ 平成27年度主な事業と予算 広報たかさご 平成27(2015)年4月号


  14. ^ 地域ミーティング 市長と話そう!「ふれあい座談会」平成28年度開催結果(概要) (PDF) 15ページ「JR曽根駅前の青写真について」 - 高砂市企画総務部秘書広報広聴室


  15. ^ 兵庫県統計書




関連項目


  • 日本の鉄道駅一覧


外部リンク







  • 曽根駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道




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