道東自動車道
高速自動車国道 (有料/無料) | |
---|---|
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路線延長 | 258.0 km |
開通年 | 1995年 - |
起点 | 千歳恵庭JCT |
主な 経由都市 | 夕張市、帯広市、本別町 |
終点 | 阿寒IC、足寄IC |
接続する 主な道路 (記法) | 記事参照 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
道東自動車道(どうとうじどうしゃどう、DOTO EXPRESSWAY)は、北海道千歳市の千歳恵庭ジャンクション (JCT) から、北海道釧路市の阿寒インターチェンジ (IC) 及び足寄郡足寄町の足寄ICに至る高速道路である。
略称は道東道(どうとうどう、DOTO EXPWY)、十勝地方の通行区間の愛称は「十勝スカイロード」[1]。国土開発幹線自動車道及び高速自動車国道である北海道横断自動車道の一部である。
高速道路ナンバリング(高速道路等路線番号)では千歳恵庭JCT - 本別JCT - 阿寒IC間が「E38」が、本別JCT - 足寄IC間は「E61」が割り振られている[2]。
目次
1 概要
2 インターチェンジなど
2.1 千歳恵庭JCT - 釧路西IC間 (本線)
2.2 本別JCT - 足寄IC間 (端野支線)
3 歴史
3.1 無料化社会実験
3.2 年表
4 路線状況
4.1 道路施設
4.1.1 サービスエリア・パーキングエリア
4.1.2 主なトンネルと橋
4.1.2.1 トンネルの数
4.2 道路管理者
4.3 車線・最高速度・料金
4.3.1 料金
4.4 交通量
5 地理
5.1 通過する自治体
5.1.1 千歳恵庭 - 阿寒間
5.1.2 本別 - 足寄間
5.2 接続する高速道路
6 参考
7 脚注
8 関連項目
9 外部リンク
概要
道央道と接続する千歳市の千歳恵庭JCTを起点とし[3]、中川郡本別町の本別JCTで分岐して、釧路市の阿寒ICと足寄ICをそれぞれ結ぶ。このうち、北海道横断自動車道黒松内北見線の一部に相当する本別JCT - 足寄IC間は、ドラぷらE-NEXCOドライブプラザのルート検索では「道東自動車道(端野支線)」と称されている[4]。
夕張IC - 十勝清水IC間は急峻な日高山系に阻まれて建設工事が難航した。そのため先行開通した十勝区間は道内の他の高速道路と接続がない「飛び地状態」が長らく続き、交通量は低迷していた。しかし2011年10月29日の夕張IC - 占冠IC間の開通で既存の高速道路である道央道と直結されることとなり、飛び地状態が解消、交通量も大幅改善された[5]。
その後も延伸を続け、2016年3月12日には阿寒ICまで開通して北海道の日本海側の大都市札幌市と太平洋岸の大都市釧路市とが高速道路で一本に繋がった。更に釧路市の中心部である釧路西ICやその先の東端の町・根室方面へ延伸する計画となっているが、前者(約17 km)は事業化・着工済みであるものの開通時期は未定[6]、後者は根室道路として事業中の温根沼IC - 根室IC(約7.1 km)のみ2019年度開通予定と公表するに留まっている。
インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である区間は既開通区間に存在する。施設欄の背景色が■である区間は未開通区間または未供用施設に該当する。未開通区間の名称は全て仮称である。
- 略字は、JCTはジャンクション、ICはインターチェンジ、PAはパーキングエリア、SAはサービスエリア、TNはトンネル、TBは本線料金所、SICはスマートインターチェンジをそれぞれ示す。
- 本線上におけるキロポストの距離数には、数字の前に「E」の表記が存在する。
千歳恵庭JCT - 釧路西IC間 (本線)
IC番号 | 施設名 | 接続路線名 | 起点から (km) | 備考 | 所在地 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25 | 千歳恵庭JCT | E5 道央自動車道 | 0.0 | | 石狩振興局 | 千歳市 | ||
1 | 千歳東IC | 国道337号本線 国道337号道央圏連絡道路 | 12.6 | | ||||
- | キウスPA | - | 14.5 | | ||||
2 | 追分町IC | 国道234号 | 21.9 | | 胆振総合振興局 | 勇払郡安平町 | ||
- | 由仁PA | - | 29.3 | | 空知総合振興局 | 夕張郡由仁町 | ||
3 | 夕張IC | 国道274号 | 42.1 | | 夕張市 | |||
4 | むかわ穂別IC | 道道1165号むかわ穂別インター線 | 56.5 | 胆振総合振興局 | 勇払郡むかわ町 | |||
- | 穂別TN | - | ↓ | | ||||
5 | 占冠IC | 道道1172号占冠インター線 | 76.6 | | 上川総合振興局 | 勇払郡占冠村 | ||
- | 占冠PA | - | 80.0 | | ||||
6 | トマムIC | 道道1170号トマムインター線 | 102.8 | | ||||
- | 狩勝第一TN | | ↓ | 道内高速道路最高地点 標高 626m | 空知郡南富良野町 | |||
7 | 十勝清水IC | 国道274号 | 123.7 | | 十勝総合振興局 | 上川郡清水町 | ||
- | 十勝平原SA | - | 138.6 | | 河西郡芽室町 | |||
8 | 芽室IC | 道道54号東瓜幕芽室線 | 140.9 | | ||||
9 | 帯広JCT | E60 帯広広尾自動車道 | 145.3 | | ||||
10 | 音更帯広IC | 国道241号 | 152.4 | | 河東郡音更町 | |||
- | 長流枝PA/SIC | - | 165.5 | スマートICの設置構想あり[7] | ||||
11 | 池田IC/TB | 国道242号 | 174.0 | 本線料金所を併設 | 中川郡池田町 | |||
12 | 本別JCT | 足寄方面(端野支線) | 191.2 | 本別IC方面から足寄ICへは通行不可 | 中川郡本別町 | |||
13 | 本別IC | 道道1154号本別インター線 | 193.0 | ここを境に釧路方面は国土交通省管轄、 千歳方面はNEXCO東日本管轄となる。 | ||||
- | 上浦幌PA | - | 198.5 | | 十勝郡浦幌町 | |||
14 | 浦幌IC | 国道274号・国道392号 | 201.0 | | ||||
15 | 白糠IC | 国道392号 | 227.0 | 除雪ステーション・休憩施設を併設[8] | 釧路総合振興局 | 白糠郡白糠町 | ||
16 | 庶路IC | 道道242号上庶路庶路停車場線 | 235.0 | |||||
17 | 阿寒IC | 国道240号 | 240.9 | 釧路市 | ||||
事業中 | ||||||||
18 | 釧路西IC | 国道38号(釧路新道) | 259.1 | |||||
E38 / E44 釧路外環状道路 |
- 本別IC - 阿寒ICは新直轄方式によって整備、開通した北海道開発局管理区間。阿寒IC - 釧路西ICについても新直轄方式で事業中。
本別JCT - 足寄IC間 (端野支線)
IC番号 | 施設名 | 接続路線名 | 起点から (km) | 備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|
12 | 本別JCT | 帯広方面 | 0.0 | 足寄ICから本別IC方面へは通行不可 | 十勝総合振興局 | 中川郡本別町 |
1 | 足寄IC | 国道242号・国道274号 | 13.1 | | 足寄郡足寄町 | |
E61 十勝オホーツク自動車道(事業中) |
- 足寄IC - 北見西IC間は新直轄方式により事業中であり、このうち訓子府IC - 北見西IC間は十勝オホーツク自動車道として開通済である。また、足寄IC - 陸別小利別IC間は、抜本的見直し区間のうち当面着工しない区間とされ、当面は国道242号を活用するとされていたが、2014年(平成26年)5月28日の北海道開発局事業審議委員会にて陸別IC - 小利別IC間の凍結を解除する方針が示され、2014年8月に事業再開が正式に決定した。足寄IC - 陸別IC間は引き続き当面着工しないこととされている[9]。
歴史
1957年に国土開発幹線自動車道の主要幹線道路とされたが、建設が遅れていた。
1995年(平成7年)10月30日に十勝清水IC - 池田IC間が先行開通[1]。
あまり利用の見込めない十勝地方内だけの開通となり、本来の利用目的である札幌・道東圏の移動時間短縮などのメリットは全くといって良いほど得られなかった。事実、開通1カ月の1日の利用台数は1,080台程度と低迷し[10]、当時の全国の高速道路ではワーストの営業係数を記録していた。マスコミや国会などでも「不要な高速道路」の代表例として挙げられる始末で、一刻も早い札幌圏直結が望まれることとなった。
1999年(平成11年)10月7日に千歳恵庭ジャンクション - 夕張IC間が開通し[11]、同区間の開通1カ月の1日の利用台数は2,500台程度と予想を上回った[12]。
2007年(平成19年)10月21日にトマムIC - 十勝清水IC間が開通し[13]、道内の高速自動車国道では初めて日高山系を横断した(これより5年前の2002年には、これより北に位置する大雪山系を横断する高規格幹線道路・旭川紋別自動車道の北大雪トンネルが開通している)。
2009年(平成21年)10月24日に占冠IC - トマムIC間が開通し、道東道へのアクセスが劇的に改善した[14]。これにより、並行する国道38号・国道274号の難所として悪名高い狩勝峠や日勝峠を迂回できるようになったため、同区間の開通後は並行国道からの物流・交通の大幅なシフトが見られた。実際、2010年12月23日 - 2011年1月4日までの間の1日当たりの利用台数が14,716台と前年の2倍に伸びている。
2011年(平成23年)10月29日に夕張IC - 占冠IC間が開通し、高速自動車国道のみで札幌都市圏と帯広都市圏の往来が初めて可能になった[15]。
2011年11月7日、NEXCO東日本は夕張IC - 占冠IC間開通後1週間の1日平均通行台数が6,500台で当初予想していた約2倍の数値であった事が発表される。また同区間開通により並行する日勝峠の通行台数が約5%減少したとした。12月2日には、NEXCO東日本と北海道開発局が開通から1ヶ月後(11月30日まで)の1日平均 5,200台と、予想の約1.6倍であると発表した。また、勾配の大きいトマムIC - 十勝清水IC間では、大型連休を中心に10 km以上の渋滞が札幌方面に発生し、2016年には28.5 kmに達したことから、道内屈指の渋滞箇所となっている[16]。なお、千歳東IC - 追分町IC間も約1.6倍、トマムIC - 十勝清水IC間は約1.7倍となっている。一方、夕張市とむかわ町穂別の並行する国道274号は交通量が約60%以上減少し、開通前の半分以下になった[17]。
2016年(平成28年)、台風10号の襲来により、狩勝峠・日勝峠を含む国道38号・国道274号、さらには鉄道のJR北海道石勝線・根室本線に大きな被害を受け、復旧の見込みが立たない中、道東道はいち早く復旧し、道央と道東を直結する唯一の交通路として、占冠IC - 十勝清水IC間内相互発着に限り、無料開放が行われている[18]。
2017年(平成29年)には、上記の渋滞と災害対策などの観点から、占冠IC - 十勝清水IC間の4車線化が検討されている[19][16]。
無料化社会実験
平成22年度において千歳恵庭JCT - 千歳東ICを除く区間では、高速道路無料化社会実験が行われていた。
2010年6月28日より無料化社会実験が実施され、2012年3月まで実施される予定となっていたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災の復興費用確保のため、2011年6月19日をもって凍結された[20]。
対象区間は、千歳恵庭JCT - 夕張IC間、占冠IC -(本別JCT) - 本別IC間、本別JCT - 足寄IC間の3区間である。終日、全車種(ETC搭載車、非搭載車ともに対象)を対象とした。2011年10月に夕張IC - 占冠IC間が開通した後に、上記の社会実験区間に追加される予定であったが、東日本大震災の復興費用確保のため、一度も実施される事なく凍結されている[20]。
年表
1995年(平成7年)
10月30日:十勝清水IC - 池田IC間開通[10]。
1999年(平成11年)
10月7日:千歳恵庭JCT - 夕張IC間開通[11]。
2003年(平成15年)
3月15日:帯広JCT開通により帯広広尾道と接続。
6月8日:池田IC - 本別IC間・本別JCT - 足寄IC間開通[21]。
2005年(平成17年)
10月1日:日本道路公団民営化により、NEXCO東日本の管理路線となる。
2007年(平成19年)
10月21日:トマムIC - 十勝清水IC間開通[13]。
2009年(平成21年)
10月19日:トマムIC料金所・音更帯広IC・TB開設、同時に十勝清水TB廃止。
10月24日:占冠IC - トマムIC間開通[14]。
11月21日:本別IC - 浦幌IC間開通[22]。新直轄方式で開通した区間は北海道では初めてである。
2010年(平成22年)
2月2日:全線が高速道路無料化社会実験の対象区間に指定される。
6月28日:全線で高速道路無料化社会実験の運用が開始される[23][24]。
2011年(平成23年)
6月19日:政府が3月11日に発生した東日本大震災の復興費用確保のため、全線で行っていた無料化社会実験を一旦終了させ、以降の社会実験を一時凍結[20]。これに伴い当道路の通行料金が再び有料となる。
9月7日:占冠PA供用開始。
10月29日:夕張IC - 占冠IC間開通[15]。由仁PA供用開始。
2013年(平成25年)
7月13日:由仁PAに道東道初となるガソリンスタンドが上下線にオープン。
2015年(平成27年)
3月29日:浦幌IC - 白糠IC間開通。上浦幌PA供用開始[25][26][27]。
2016年(平成28年)
3月12日:白糠IC - 阿寒IC間開通[28]。
路線状況
道路施設
サービスエリア・パーキングエリア
2013年7月13日、長らくの間ガソリンスタンドが設置されていなかったが、由仁パーキングエリア (PA) にガソリンスタンドがオープンした[29]。常設売店のあるエリアがないなど、道東道は200 km以上も開通しているが、トイレ以外の充実した休憩施設は存在しない。ただし由仁PA、占冠PA、十勝平原SAにおいては期間限定で仮設売店が設置されることがある[30]。
これとは別に新直轄区間の白糠ICには白糠IC除雪ステーションがあるが、駐車場とトイレが一般に解放されているため、上下線併用のPAとしての機能を果たしている。ただし、自動販売機は設置されていない。
主なトンネルと橋
- 千歳恵庭JCT - 釧路西IC(本線)
トンネル・橋梁名称 | 延長 | 区間 | 備考 |
---|---|---|---|
栗山トンネル | 1,650 m | 由仁PA - 夕張IC | |
夕張トンネル | 290 m | ||
久留喜トンネル | 480 m | 夕張IC - むかわ穂別IC | |
楓トンネル | 1,960 m | ||
大夕張トンネル | 4,170 m | ||
長和トンネル | 1,540 m | むかわ穂別IC - 占冠IC | |
穂別トンネル | 4,320 m | ||
占冠トンネル | 3,820 m | ||
タンネナイトンネル | 820 m | ||
占冠中央トンネル | 510 m | ||
東占冠トンネル | 2,490 m | 占冠PA - トマムIC | |
滝の沢トンネル | 1,000 m | ||
ホロカトマムトンネル | 1,990 m | ||
下トマムトンネル | 750 m | ||
狩勝第一トンネル | 2,350 m | トマムIC - 十勝清水IC | 高速道路の標高が道内一(標高626m) |
狩勝第二トンネル | 2,580 m | ||
広内トンネル | 940 m | ||
十勝川橋 | 370 m | 十勝清水IC - 十勝平原SA | |
然別川橋 | 230 m | 帯広JCT - 音更帯広IC | |
音更川橋 | 460 m | 音更帯広IC - 池田IC/TB | |
利別川橋 | 917 m | 池田IC/TB - 本別JCT | |
貴老路大橋 | 730 m | 本別IC - 浦幌IC | キロロ川上に架かる橋 |
炭山第一トンネル | 1,510 m | 浦幌IC - 白糠IC | |
炭山第二トンネル | 260 m | ||
新釧勝トンネル | 4,460 m | 自動車専用トンネルでは道内一の長さ | |
小音別トンネル | 190 m | ||
衆音別トンネル | 344 m | ||
軽満トンネル | 1,964 m | ||
白涼トンネル | 516 m | ||
カラ里トンネル | 3,016 m | ||
カラマントンネル | 145 m | ||
カラマン別トンネル | 520 m | ||
白音トンネル | 714 m | ||
大曲トンネル | 896 m | ||
縫別トンネル | 499 m | 白糠IC - 庶路IC | |
鍛高トンネル | 2,383 m | ||
上庶路トンネル | 758 m | ||
庶路トンネル | 2,265 m | 庶路IC - 阿寒IC | |
阿寒トンネル | 1,173 m |
※ 全区間、対面通行(暫定2車線)
- 本別JCT - 足寄IC(端野支線)
トンネル・橋梁名称 | 延長 | 区間 | 備考 |
---|---|---|---|
利別川橋 | 518 m | 本別JCT - 足寄IC | |
美里別川橋 | 209 m |
※ 全区間、対面通行(暫定2車線)
トンネルの数
区間 | 数 |
---|---|
千歳恵庭JCT - 由仁PA | 0 |
由仁PA - 夕張IC | 2 |
夕張IC - むかわ穂別IC | 3 |
むかわ穂別IC - 占冠IC | 5 |
占冠IC - 占冠PA | 0 |
占冠PA - トマムIC | 4 |
トマムIC - 十勝清水IC | 3 |
十勝清水IC - 浦幌IC | 0 |
浦幌IC - 白糠IC | 12 |
白糠IC - 庶路IC | 3 |
庶路IC - 阿寒IC | 2 |
本別JCT - 足寄IC | 0 |
合計 | 34 |
※道東自動車道のトンネルはすべて対面通行のため、上下線で共通。
道路管理者
NEXCO東日本 北海道支社
- 札幌管理事務所:千歳恵庭JCT - 夕張IC
- 帯広管理事務所:夕張IC - 本別IC、本別JCT - 足寄IC
国土交通省北海道開発局:本別IC - 阿寒IC
車線・最高速度・料金
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区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 | 最高速度 | 料金 |
---|---|---|---|
千歳恵庭JCT - 千歳東IC | 2=1+1 | 70km/h | 有料 |
千歳東IC - キウスPA | 4=2+2 | 80km/h | |
キウスPA - 十勝平原SA | 2=1+1 | 70km/h | |
十勝平原SA - 芽室IC | 80km/h | ||
芽室IC - 本別IC | 70km/h | ||
本別JCT - 足寄IC | |||
本別IC - 阿寒IC | 無料 |
※一部区間では4車線(100 km/hまたは80 km/h)
料金
千歳恵庭JCT - 十勝清水ICは対距離制。十勝清水IC - 本別IC・足寄ICは別料金。本別IC - 阿寒ICは新直轄方式のため無料。
途中通行止めとなり、一旦高速道路を降り再度乗り継いだ場合、通常は利用距離に応じ料金調整が行われるが、NEXCO東日本によると他の高速とは異なる料金体系のため、距離制であるにもかかわらず、調整前後で料金が変わらないという区間が存在する。
交通量
24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 |
---|---|---|---|
千歳恵庭JCT - 千歳東IC | 2,515 | 4,094 | 4,775 |
千歳東IC - 追分町IC | 2,513 | 5,363 | 5,554 |
追分町IC - 夕張IC | 2,277 | 5,225 | 5,708 |
夕張IC - むかわ穂別IC | 調査当時未開通 | 6,302 | |
むかわ穂別IC - 占冠IC | 6,297 | ||
占冠IC - トマムIC | 調査当時未開通 | 6,940 | 6,033 |
トマムIC - 十勝清水IC | 7,596 | 6,305 | |
十勝清水IC - 芽室IC | 1,687 | 8,193 | 5,309 |
芽室IC - 帯広JCT | 1,645 | 8,210 | 5,179 |
帯広JCT - 音更帯広IC | 1,454 | 6,094 | 3,239 |
音更帯広IC - 池田IC | 1,706 | 6,194 | 3,279 |
池田IC - 本別JCT | 1,435 | 5,670 | 3,284 |
本別JCT - 足寄IC | 0 940 | 3,337 | 1,297 |
本別JCT - 本別IC | 0 591 | 2,333 | 2,097 |
本別IC - 浦幌IC | 調査当時未開通 | 0 994 | 2,036 |
浦幌IC - 白糠IC | 調査当時未開通 | 2,159 | |
白糠IC - 庶路IC | 調査当時未開通※ | ||
庶路IC - 阿寒IC |
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
※白糠IC - 阿寒IC 2016年3月12日からの一週間調査平均 4,100
地理
通過する自治体
千歳恵庭 - 阿寒間
北海道
石狩振興局管内
千歳市 - 恵庭市 - 千歳市 -
胆振総合振興局管内
勇払郡安平町 -
空知総合振興局管内
夕張郡由仁町 - 夕張郡栗山町 - 夕張市 -
- 胆振総合振興局管内
- 勇払郡むかわ町 -
上川総合振興局管内
- 勇払郡占冠村 - 空知郡南富良野町 -
十勝総合振興局管内
上川郡新得町 - 上川郡清水町 - 河西郡芽室町 - 河東郡音更町 - 中川郡池田町 - 中川郡本別町 - 十勝郡浦幌町 -
釧路総合振興局管内
釧路市 - 白糠郡白糠町 - 釧路市
本別 - 足寄間
北海道
十勝総合振興局管内
- 中川郡本別町 - 足寄郡足寄町
- 中川郡本別町 - 足寄郡足寄町
接続する高速道路
E5 道央自動車道(千歳恵庭JCTで接続)
E60 帯広広尾自動車道(帯広JCTで接続)
E38 釧路外環状道路(釧路西ICで直結予定)
E61 十勝オホーツク自動車道(足寄ICで直結予定)
参考
2012年(平成24年)11月10日に道央自動車道の森IC - 大沼公園IC間開通時、同区間の暫定2車線区間として初めて中央線にワイヤロープ式の防護柵が導入された後、道東自動車道の夕張IC - 占冠IC(5.0km)にも試験的設置が行われた。これはかねてより国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所において、スウェーデンで採用されている同様の防護柵を参考に研究が積み重ねられ、全国の高速道路で試験的に導入された物の一つであるが[31][32][33]、その後全国的に中央線ワイヤロープ防護柵の車両逸脱事故防止効果の高さが実証された事から、2018年(平成30年)6月15日に国土交通省が、全国の暫定対面2車線区間の高速道路全路線部分について中央線ワイヤロープ防護柵の設置を発表し、そのうち道東自動車道部分については、技術的に設置困難な橋梁・トンネル部分を除いて千歳恵庭JCT( - 本別JCT) - 本別IC・本別JCT - 足寄ICでの設置が予定されている[34]。
また「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」としてトマムIC - 十勝清水ICの一部(広内トンネル他)が、4車線化工事を行う候補区間としてあげられた[35]。
脚注
- ^ ab“<特報 土曜フラッシュ>「十勝スカイロード」30日開通 道東に夢もたらす初の高速50.3キロ”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1995年10月21日)
^ 高速道路ナンバリング路線図(国土交通省)
^ “道東自動車道 千歳-夕張、あす開通”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1999年10月6日)
^ ドラぷら 高速料金・ルート検索 - 道路名から検索
^ “道東自動車道(夕張IC~占冠IC間)開通1年後の利用状況について 平成24年10月26日プレスリリース”. 北海道開発局、東日本高速道路株式会社北海道支社. 2016年3月14日閲覧。
^ “道東道阿寒ICきょう午後開通 釧路市内初のIC”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2016年3月12日)
^ 十勝毎日新聞社 道東道全通で音更「長流枝PA」 スマートIC化へ動き
^ “平成25年度第2回阿寒地域協議会”. 釧路市. 2015年8月8日閲覧。
^ 北海道縦貫自動車道(士別市多寄町~名寄市)等の事業の再開について
- ^ ab“出足そろり道東道 開通1カ月 利用、見込み下回る1日1080台 「季節的要因も」”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1995年12月4日)
- ^ ab“道東道 千歳恵庭 - 夕張間が開通 物流、観光に期待膨らむ 「企業誘致にも有効」”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1999年10月8日)
^ “1日平均2500台 道東道新区間開通1カ月 予想上回る利用”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1999年11月13日)
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^ “由仁PA(上下線)に道東自動車道“初”となるガスステーションが新規オープン!”. NEXCO東日本 (2013年6月13日). 2013年6月13日閲覧。
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^ 2車線道路におけるワイヤーロープ式防護柵の開発と実用化 平澤 匡介・高田 哲哉・石田 樹 (独)土木研究所 寒地土木研究所 寒地交通チーム (PDF) 2018年6月20日閲覧
^ 2車線高速の中央分離帯にワイヤーロープ 試行設置23区間が決定 2017.03.01 乗りものニュース編集部2018年6月20日閲覧
^ NEXCO 3社と寒地土木研究所、ワイヤロープ式防護柵に大型車を衝突させる実験を公開 事故車が車線を塞いでいる想定の対応訓練も実施 トラベルWatch 政木 桂 2017年3月10日 18:092018年6月20日閲覧
^ “高速道の暫定2車線区間 防護ワイヤ 全国で設置 22年度までに”. 北海道新聞 (北海道新聞社)(2018年(平成30年)6月15日)2018年6月20日閲覧
^ 4車線化等の個別箇所概要(国土交通省)2019年(平成31年)3月12日閲覧
関連項目
- 高速自動車国道
- 北海道地方の道路一覧
- ミッシングリンク (日本の高速道路)
外部リンク
東日本高速道路株式会社(千歳恵庭JCT - 本別IC間・本別JCT - 足寄IC間)
国土交通省北海道開発局(本別IC - 釧路IC間・足寄IC - 北見IC間)
道東道(夕張〜占冠)|NEXCO東日本 夕張IC - 占冠ICの建設区間紹介
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