太股
太股、太腿(ふともも、Thigh)は、人間の体において骨盤と膝の間の部分である。解剖学的には、下肢の一部を構成する[1]。
太股を構成する1本の骨は、大腿骨と呼ばれている。この骨は、皮質骨の割合が多いため、太くて強い。尻と球関節で、膝と楕円関節で繋がっている。
目次
1 筋膜区画
2 血管
3 衰弱
4 筋肉と筋膜
5 出典
筋膜区画
太股の横断面は、3つの筋膜区画に分かれる。これらの区画は大腿骨を軸として、丈夫な結合組織か隔膜で分離されている。それぞれの区画ごとに血管と神経系があり、別々の種類の筋肉でできている。
- 中間筋膜区画:内転勤
- 後部筋膜区画:屈筋、ハムストリング
- 前部筋膜区画:外転筋
血管
太股には、大腿動脈と閉鎖動脈によって動脈血が供給される。リンパ排液は動脈のすぐ近くを流れており、腰リンパ本幹を経て乳糜槽に達している。
深部静脈系は、膝窩静脈の近位部である大腿静脈とその他の細い静脈である。太股には深部静脈血栓症の基部が存在する。
衰弱
太股の衰弱は、健康診断においてガワーズ徴候となって表れる。
筋肉と筋膜
太腿の筋肉の前面 (Gray's Anatomy of the human body from 1918.)
太腿の筋肉の背面 (Gray's Anatomy of the human body from 1918.)
太腿の筋肉の横断面
外閉鎖筋
出典
^ "thigh" - ドーランド医学辞典