線路は続くよどこまでも
本作の「津川主一・佐木敏による訳詞・編曲」は著作権の保護期間中のため、著作権法により認められている引用の場合を除き、Wikipediaへの掲載は著作権侵害となります。「#歌詞の成り立ち」もご参照ください。また、演奏などの著作隣接権についても注意ください。本作の著作権の有効・無効は作品データベースJ-WID(日本音楽著作権協会 JASRAC)で確認できます。 なお「作曲」は、著作権保護期間が終了しました。 |
みんなのうた 線路はつづくよどこまでも | |
|---|---|
| 歌手 | 西六郷少年少女合唱団(*1) 海援隊(*2) |
| 作詞者 | 佐木敏(訳詞) |
| 作曲者 | アメリカ民謡 |
| 編曲者 | 小林秀雄(*1) 三保敬太郎(*2) |
| 映像 | 実写(*1) アニメーション(*2) |
| 映像制作者 | 菊田武勝(*2) |
| 初放送月 | 1962年12月-1963年1月(*1) 1975年8月-9月(*2) |
| 再放送月 | 2013年12月(*2、お楽しみ枠) |
『線路は続くよどこまでも』(せんろはつづくよどこまでも、原曲名 I've Been Working on the Railroad)は、アメリカの民謡。日本では佐木敏作詞の歌詞が付けられ、明るく楽しい汽車旅を歌っている。
目次
1 概要
2 歌詞の成り立ち
3 原詩
4 みんなのうた版
5 その他
6 線路の仕事
7 実際の鉄道における使用例
8 録音した歌手
9 脚注
10 関連項目
11 外部リンク
概要
原曲は、1863年から始まった大陸横断鉄道建設に携わったアイルランド系の工夫達によって歌われ始めたもので、線路工夫の過酷な労働を歌った民謡・労働歌の一つである。1955年に日本でも『線路の仕事』の題名で比較的忠実に紹介された。
この曲が日本で大いに広まったのは、まず1960年、テレビドラマ「テキサス決死隊」“Tales of the Texas Rangers”の主題歌としてであった。「テキサス決死隊」はアメリカで製作されたテレビドラマで、モノクロ30分、製作本数52本、ウィラード・パーカー、ハリー・ローターの主演。1955年から1957年に放送され、日本では1960年6月1日よりKRT(現:TBSテレビ)系・サンスターシオノギ(現:サンスター)一社提供で放送された。番組のオープニングとエンディングに、出演者が歌う主題歌「見よ!テキサス決死隊」“We are the Texas Rangers”が、“I've Been Working on the Railroad”の替え歌で、「あれが西部の荒くれ者と…」と子供達に歌われた。
そして1962年、NHK『みんなのうた』の中で、『線路はつづくよどこまでも』(NHK版では『つづくよ』は平仮名)として紹介されて以降、ホームソング、童謡として愛唱されるようになった。
フォークダンスの曲としても知られている。
歌詞の成り立ち
『線路は続くよどこまでも』の作詞者は、佐木敏であり、これは『みんなのうた』の二代目のディレクターであった後藤田純生(2004年死去)のペンネームである。しかし、作詞は氏の単独作業によるものではなく、「ノッポさん」こと高見映による原案を元に、当時の番組スタッフの共同作業により作り上げられた。
原詩
I've Been Working on the Railroad
I've been working on the railroad
All the livelong day
I've been working on the railroad
Just to pass the time away
Don't you hear the whistle blowing
Rise up so early in the morn
Don't you hear the captain shouting
Dinah, blow your horn
Dinah, won't you blow
Dinah, won't you blow
Dinah, won't you blow your ho-o-orn
Dinah, won't you blow
Dinah, won't you blow
Dinah, won't you blow your horn
Someone's in the kitchen with Dinah
Someone's in the kitchen I kno-o-o-ow
Someone's in the kitchen with Dinah
Strummin' on the old banjo!
Singin' fi, fie, fiddly-i-o
Fi, fie, fiddly-i-o-o-o-o
Fi, fie, fiddly-i-o
Strummin' on the old banjo
Someone's makin' love to Dinah
Someone's making love I know-o-o-o
Someone's making love to Dinah
'Cause I can't hear the old banjo
俺は線路で働いている(邦題:鉄道稼業)
俺は線路で働いている
まる一日中だ
俺は線路で働いている
あっという間に時間が過ぎてゆく
警笛が鳴り響くのが聞こえるだろ
こんな朝っぱらから起きろってさ
親方の叫び声が聞こえるだろ
ダイナ、ホーンを吹き鳴らせってさ
ダイナ、吹き鳴らしてくれ
ダイナ、吹き鳴らしてくれ
ダイナ、吹き鳴らしてくれ、お前のホーンを
ダイナ、吹き鳴らしてくれ
ダイナ、吹き鳴らしてくれ
ダイナ、吹き鳴らしてくれ、お前のホーンを
誰かがキッチンにダイナと居る
誰かがキッチンに居る、俺は知ってるんだ
誰かがキッチンにダイナと居る
あの古いバンジョーをかき鳴らしてるんだ!
歌ってやがるぜ、フィ、フィー、フィドリーオって
フィ、フィー、フィドリーオー
フィ、フィー、フィドリーオ
あの古いバンジョーをかき鳴らしながらな
誰かがダイナと愛し合ってる
誰かが愛し合ってる、俺は知ってるんだ
誰かがダイナと愛し合ってる
あの古いバンジョーが聞こえないからな
ここでダイナ (Dinah) は列車の名前と女性の名前の両方の意味に用いられており、この労働歌は猥歌として読むこともできる。
みんなのうた版
前述の通り、この歌はNHKの『みんなのうた』で歌われたが、初回は1962年12月で、歌は西六郷少年少女合唱団だった。それから12年強後、1975年8月にカラーアニメ版によるリメイク版が放送、この時は海援隊が歌った。カラーリメイク版はテンポがマーチからフォークソング風に変わり、1番→2番→1番(転調)の順で放送、各番の間の部分は省かれた。
双方とも再放送されなかったが、「みんなのうた発掘プロジェクト」でリメイク版の映像と音楽が提供され、2013年12月に「みんなのうたお楽しみ枠」で実に38年3ヶ月ぶりに再放送、再放送では歌手・映像製作者・歌詞の各テロップがニュープリント化されて放送した。
なお1988年頃放送した『愉快にオンステージ』(当時NHKで放送された公開バラエティ)のスペシャル版で、『愉快に』のレギュラー出演者である堺正章・木の実ナナ・山田邦子・西田敏行・南こうせつ・武田鉄矢(元「海援隊」)が集まっての「みんなのうたメドレー」で、武田鉄矢がこの歌を歌った事があった。
その他
米国では、州立大学の名門テキサス大学オースティン校の校歌や応援歌として1903年に、“The Eyes of Texas”というタイトルで編曲されたものも有名である。 歌詞は、「いかなる時も、テキサス全体が君達に注目し、期待を寄せている。 逃げ出してはならない。」という内容になっており、多くの州民や学生、特に全米屈指の強豪であるフットボール部を中心としたスポーツチーム、ロングホーンズ(Longhorns)にとって、誇りある伝統の一つになっている。
歌詞
The eyes of Texas are upon you,
All the live long day.
The eyes of Texas are upon you,
You cannot get away.
Do not think you can escape them,
At night, or early in the morn'.
The eyes of Texas are upon you,
'Till Gabriel blows his horn!
- アメリカ映画『大平原』“Union Pacific”(1939年、セシル・B・デミル監督)は、アメリカ大陸を横断するユニオン・パシフィック鉄道の建設を描いたドラマで、この映画の主題曲として使われている。
- プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの応援にも使用されている。相手投手交代時には1コーラスが、試合・攻撃開始時、勝利での終了時および打者の出塁や、犠打・得点の際にはサビの部分が演奏される。かつてのチームの親会社が鉄道会社(南海電気鉄道)であったことに由来しており、親会社変更後(ダイエー→ソフトバンク)も引き続き使用されている。また、2010年のホークスのキャッチフレーズでもある『今年はやらんといかんばい!』に合わせて、藤井フミヤ、秋山幸二監督とホークスの選手、カイくんが歌うCMが存在する。南海時代には、これとは別の部分が同球団所属の新井宏昌の個人応援歌として使用されていた。
社会人野球のJR東日本東北硬式野球部は、都市対抗野球大会において得点が入った際に、応援団とチアリーダーがステージ上で「ジェンカ」を踊りながら歌う。勿論これも、鉄道会社の野球部ゆえの演出である。- 1990年代前半に東芝が発売するワープロ『Rupo』の唐沢寿明が出演するCMにおいて、替え歌(三行革命)が使用された。
- 2009年にアニメ『ミラクル☆トレイン』に出演した声優陣であるKENN・杉田智和・置鮎龍太郎・小野大輔・梶裕貴・森田成一によって、それぞれソロでカバーされた。「線路は走るよ6の字に〜大江戸線へようこそ・○○ver.〜」(○○には演じたキャラクターの名前が入る)の曲名で、ボーカルの声優陣がアニメで演じた各キャラクターに沿った新たな詞(作詞:こだまさおり)がつけられている。
ACジャパンのCMでは「話そう!笑おう!メシ食おう!(2004)」と「進学できた。前に進めた。(2013)」に使われた。
義大ライノズにて「殺殺歌」という応援歌のひとつとして使われている。この応援歌は誠泰コブラズ~米迪亜ティー・レックスにて使われていたものを同チーム解散後引き継いだものである。- 漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第2部戦闘潮流において、柱の男ワムウと対峙した主人公ジョセフ・ジョースターがこの歌を歌うシーンがある。直後、ジョセフは鉄球を利用してワムウを攻撃した。
- 映画『シン・ゴジラ』では、主人公矢口蘭堂が赤坂秀樹内閣官房長官代理に対し「戦後は続くよどこまでも」と発言する。
線路の仕事
『線路の仕事』は津川主一(1896-1971)訳。歌詞は、英語の内容を比較的よく伝えている。[1]誤解される事が多いが、歌い出しは「線路は続くよ どこまでも」ではなく「線路の仕事は 何時迄も」である。合唱編曲もなされている。
実際の鉄道における使用例
阪神電気鉄道
接近メロディとして各駅(梅田駅、神戸三宮駅2番線、近鉄管轄の大阪難波駅および山陽管轄の西代駅を除く)で停車列車の接近放送の最初に流されている(阪急電鉄神戸高速線高速神戸駅・新開地駅を含む)。1990年から2009年1月までは西浦達雄編曲のものであったが、2009年1月からは阪神なんば線(旧・西大阪線)延伸開業を機に向谷実編曲のものに変更された。2009年1月から使用されている分は阪神電気鉄道のラジオCMとして使われていた。
西日本旅客鉄道
岡山支社管内の駅(岡山駅・津山駅・倉敷駅)の一部ホームで接近メロディとしてほぼ1コーラスが使われている。
2015年3月22日から大阪環状線弁天町駅の発車メロディとして採用されている。かつて駅前に交通科学博物館があったことに因んでいる。[2]
高山本線猪谷駅で接近メロディとして使用されている。ジャズ風のアレンジがされている。[3]
近畿日本鉄道
- かつて近鉄特急の一部形式(アーバンライナーや伊勢志摩ライナーなど)に列車電話が設置されていた頃は、自動放送で乗客に電波が弱いが故に列車電話が暫く使用不可であることを伝えるアナウンスの車内チャイムとして使われていた。列車電話が全廃された現在は使用されていない。
- また、1999年まで近鉄特急では終点に近づくと車掌が車内を巡回して特急券を回収しており、その旨を伝えるアナウンスのチャイムとしても使われていた。
九州旅客鉄道
鹿児島本線竹下駅で正午の時報に用いられており、駅前のスピーカーから駅周辺に正午を告げる。[4]
東日本旅客鉄道
桜木町駅・2代目横浜駅誕生100周年イベントにあわせ、2015年7月25日から根岸線桜木町駅で発車メロディとして採用されている。
録音した歌手
- 森の木児童合唱団
脚注
^ 線路の仕事で全文を読むことができる。
^ 『大阪環状線改造プロジェクト』進行中 大阪環状線発車メロディ全駅曲目決定! - 西日本旅客鉄道ニュースリリース 2015年3月16日
^ https://www.youtube.com/watch?v=0HuUrxHeT0c
^ 音源元は、TOA株式会社が制作したメロディクスと呼ばれる機器のメロディーが収録されたカード(メロディクスカード)「MC-1010」の4番目に収録されている「ごはんの歌(線路は続くよどこまでも)」であり、フルバージョンで流れる。
関連項目
- タコ部屋労働
びわこ競艇場 - 締め切り前BGMで使用。
外部リンク
志村建世のブログ : みんなのうた50年の軌跡 - 1962年12月放送当時の音声を聞くことができる。
I've Been Working on the Railroad - YouTube
I've Been Working on the Railroad - YouTube
線路はつづくよ どこまでも - YouTube(ハピクラワールド)
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