第12方面軍 (日本軍)
第12方面軍 | |
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創設 | 1945年(昭和20年)2月1日 |
廃止 | 1945年(昭和20年) |
所属政体 | 大日本帝国 |
所属組織 | 大日本帝国陸軍 |
部隊編制単位 | 方面軍 |
所在地 | 日本本土 |
通称号/略称 | 幡 |
最終上級単位 | 第1総軍 |
担当地域 | 首都圏 |
最終位置 | 東京都 |
主な戦歴 | 第二次世界大戦 |
第12方面軍(だいじゅうにほうめんぐん)は、大日本帝国陸軍の方面軍の一つ。
目次
1 沿革
2 略史
3 第12方面軍概要
4 第12方面軍の人事
4.1 歴代司令官
4.2 歴代参謀長
4.3 歴代参謀副長
4.4 最終司令部構成
5 最終所属部隊
6 関連項目
沿革
1945年2月に設置され、東日本の防衛任務に当る。旧来の東部軍によるものが多く、第12方面軍司令官(参謀長、参謀副長も同様)は東部軍管区司令官を兼ねた。
編制当初は防衛総司令部管下の防衛軍戦闘序列に組み込まれていたが、1945年4月に本土決戦に備えた第1総軍設置に伴い第1総軍隷下へ移った。
略史
- 1945年2月6日 大本営より戦闘序列下令
- 1945年4月8日 第1総軍戦闘序列へ編入、第36軍、第51軍、第52軍、第53軍が隷下部隊になる
- 1945年6月19日 東京湾兵団が隷下部隊になる
- 1945年6月23日 東京防衛軍が隷下部隊になる
- 1945年8月15日 終戦・宮城事件
第12方面軍概要
- 通称号:幡
- 編制時期:1945年2月1日
- 最終上級部隊:第1総軍
- 最終位置:東京
第12方面軍の人事
歴代司令官
藤江恵輔 大将:1945年2月1日 -
田中静壱 大将:1945年3月9日 - 8月24日
土肥原賢二 大将:1945年8月25日 -- 土肥原賢二 大将(第1総軍総司令官兼任):1945年9月14日 -
北野憲造 中将:1945年9月23日 - 10月10日
歴代参謀長
辰巳栄一 中将:1945年2月1日 -
高嶋辰彦 少将:1945年3月1日 -
歴代参謀副長
- 高嶋辰彦 少将:1945年2月1日 -
山崎正男 少将:1945年3月1日 -
小沼治夫 少将:1945年8月5日 -
最終司令部構成
- 司令官:田中静壱大将
- 参謀長:高嶋辰彦少将
- 参謀副長:小沼治夫少将
- 高級参謀:不破博大佐
- 高級参謀:日笠賢大佐
- 高級副官:米花宇太吉大佐
- 兵器部長:足羽善行少将
- 経理部長:渦川正義主計中将
- 軍医部長:河野正次軍医少将
- 獣医部長:青木昌一獣医少将
- 法務部長:島田朋三法務中将
最終所属部隊
第36軍
- 第81師団
- 第93師団
- 第201師団
- 第202師団
- 第209師団
- 第214師団
- 戦車第1師団
- 戦車第4師団
- 海上機動第4旅団
第51軍
- 第44師団
- 第151師団
- 第221師団
- 独立混成第115旅団
独立混成第116旅団(編成中終戦)- 独立戦車第7旅団
- 第7砲兵司令部
第52軍
- 近衛第3師団
- 第147師団
- 第152師団
- 第234師団
- 独立戦車第3旅団
- 第8砲兵司令部
第53軍
- 第84師団
- 第140師団
- 第316師団
- 独立混成第117旅団
- 独立戦車第2旅団
- 第11砲兵司令部
東京湾兵団
- 第354師団
- 独立混成第96旅団
- 独立混成第114旅団
東京湾要塞司令部
東京防衛軍
- 警備第1旅団
- 警備第2旅団
- 警備第3旅団
- 第321師団
高射第1師団
独立混成第66旅団(新島):中村三郎少将
- 独立混成第18連隊:野田道大佐
- 独立歩兵第427大隊:増田良雄少佐
- 独立歩兵第810大隊
- 独立機関銃第5大隊
- 独立速射砲第27中隊
- 独立山砲兵第22大隊:堤清親少佐
- 独立野戦重砲兵第100大隊第3中隊
- 特設警備第15中隊
- 特設警備第16中隊
- 特設警備第17中隊
- 独立混成第66旅団野戦病院
独立混成第67旅団(八丈島):木原義雄少将
- 独立混成第16連隊:酒井勝利大佐
- 独立混成第43連隊:上杉義武大佐
- 独立歩兵第425大隊
- 独立歩兵第426大隊
- 独立歩兵第668大隊
- 独立歩兵第669大隊
- 独立機関銃第16大隊:島谷正輔大尉
- 独立速射砲第15大隊:石岡能武大尉
- 独立速射砲第24中隊
- 独立野砲兵第12大隊:広瀬武夫少佐
- 独立山砲兵第23大隊:今村唯一少佐
- 独立野戦重砲兵第100大隊(第3中隊欠)
- 独立重砲兵第4中隊
- 独立野戦高射砲第52中隊
- 野戦機関砲第50中隊
- 特設第41機関砲隊
- 特設第42機関砲隊
- 独立工兵第63大隊:若林忠夫少佐
- 独立自動車第219中隊
- 陸上勤務第102中隊
- 第1移動兵器修理隊
- 独立混成第67旅団野戦病院
- 第2砲兵司令部(市川):鈴木正少将
- 独立野砲兵第8連隊:木村竹治中佐
- 野戦重砲兵第8連隊(飯能):高橋克己大佐
- 野戦重砲兵第11連隊:中鉢義賢大佐
- 野戦重砲兵第19連隊(松戸):佐藤修一郎大佐
- 野戦重砲兵第26連隊(市川):田地季朔中佐
- 野戦重砲兵第52連隊(相模原):水落毎幸大佐
- 自走砲第2大隊(市川)
- 自走砲第3大隊(未編成)
- 自走砲第4大隊(未編成)
- 自走砲第10大隊(未編成)
- 第3警備隊司令部(新潟):大島久忠大佐
- 特設警備第2大隊
- 特設警備第3大隊
- 特設警備第21中隊
- 特設警備第22中隊
- 第6工兵隊司令部(豊島):大河原鉄之助少将
- 独立工兵第27連隊:大峯只之少佐
- 第7工兵隊司令部(浦和):青木美苗大佐
- 独立工兵第103大隊(未編成)
- 独立工兵第117大隊
- 独立工兵第118大隊
- 第1手押軽便鉄道隊
- 第2手押軽便鉄道隊
- 第8野戦輸送司令部(川越): 平岡清中将
- 独立自動車第44大隊:山口金之助少佐
- 独立自動車第47大隊:竹本吾一少佐
- 独立自動車第53大隊:武田宝逸少佐
- 独立自動車第66大隊:遠藤金五郎少佐
- 独立自動車第67大隊:坂巻寿少佐
- 第3牽引自動車隊:小池利助大尉
- 牽引車第13中隊
- 牽引車第14中隊
- 牽引車第15中隊
- 牽引車第16中隊
- 牽引車第17中隊
- 第12方面軍司令部通信隊
- 第1通信隊司令部(本郷):斎藤文一郎大佐
- 電信第30連隊(川越):児玉徹大佐
- 電信第51連隊(入間川):原田繁効少佐
- 第2通信隊司令部(浦和):瀧上孟平大佐
- 超短波通信第1中隊
- 独立有線第136中隊
- 独立有線第151中隊
- 独立有線第152中隊
- 第13独立通信作業隊
- 第14独立通信作業隊
- 第15独立通信作業隊
- 第16独立通信作業隊
- 第17独立通信作業隊
- 第18独立通信作業隊
- 第19独立通信作業隊
- 第20独立通信作業隊
- 第21独立通信作業隊
- 第22独立通信作業隊
- 第23独立通信作業隊
- 第24独立通信作業隊
- 第25独立通信作業隊
- 第26独立通信作業隊
- 第27独立通信作業隊
- 第28独立通信作業隊
- 第29独立通信作業隊
- 第30独立通信作業隊
- 第31独立通信作業隊
- 第32独立通信作業隊
- 第33独立通信作業隊
- 第34独立通信作業隊
- 第35独立通信作業隊
- 第1通信隊司令部(本郷):斎藤文一郎大佐
- 第17野戦勤務隊本部
- 陸上勤務第190中隊
- 陸上勤務第191中隊
- 陸上勤務第192中隊
- 陸上勤務第193中隊
- 陸上勤務第194中隊
- 第2野戦建築隊本部:阪井真一郎中佐
- 第5野戦建築隊本部:平島正少佐
- 第6野戦建築隊本部:谷本義夫少佐
- 建築勤務第39中隊
- 要塞建築勤務第1中隊
- 要塞建築勤務第3中隊
- 海上輸送第22大隊
- 第65兵站病院:北代一実軍医少佐
関連項目
- 第2総軍
- 近代陸軍の編制