マールボロ (たばこ)
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マールボロ (Marlboro) は、フィリップモリスが製造するたばこのブランド。現在世界でベストセラーのたばこのうちの1つ。マールボロ・マンのビルボード広告で有名。免税店など店舗によっては「マルボロ」の名称で販売されていることもある。
目次
1 歴史
2 商品名の由来
3 日本における販売
4 製品一覧
4.1 国内現行販売製品(フィリップモリス製造)
4.2 数量限定販売製品(フィリップモリス製造)
4.3 国内販売終了製品(フィリップモリス製造)
4.4 国内販売終了製品(日本たばこ産業製造)
5 著名な愛煙者
6 モータースポーツ
6.1 F1 / F3000
6.2 その他
6.3 MWCT
7 脚注
8 関連項目
9 外部リンク
歴史
ロンドンのフィリップ・モリス社はマールボロ、ケンブリッジ、ダービーといったたばこをアメリカ国内で販売するために1902年にニューヨークに子会社を設立した。
1924年に同社はマールボロを「女性向けたばこ」として展開した。「Mild as May」(5月のようにまろやか)のキャッチフレーズと共に売り出したものの、苦戦を強いられた。広告で使われた当時のポスターなどから女性向けにキャンペーンをしていたことが確認出来る。パッケージ上部のデザインは、女性の魅力的な部分である唇をイメージしたもの[2]。当時のマールボロは吸い口が赤く着色されており、これは口紅が付いても目立たないようにとの配慮であった。
第二次世界大戦中まで売り上げは伸びず、一時期市場から姿を消した。戦争の終わりまでにキャメル、ラッキーストライク、チェスターフィールドといった三銘柄がたばこ市場における確固たる地位を確保していた。
1950年代にリーダーズ・ダイジェスト誌が、喫煙と肺癌の因果関係に関する一連の記事を公表し、フィリップモリスを始めとする多くのたばこ会社はパッケージへの注意書きとフィルター付きたばこの販売を始めた。フィルター付きの新しいマールボロは1954年に発売され、1955年に三角形の傘のデザイン(マールボロ・シェブロンやルーフトップなどと呼ばれる)と世界初のフリップトップ・ボックスを導入した。
1960年代の初めに男性向けのたばことしてマーケティング戦略の大転換を行い、「マールボロ・カントリー」のキャッチフレーズとともに「マールボロ・メン」として知られている男性像を象徴したカウボーイを作り出した。これが、現在に続くマールボロ・ブランドの原点である。本来の仕事上、一日中、馬に跨って動物を相手にするカウボーイにとっては、火を使わない噛みたばこの方が人気なのだが、この宣伝効果によりカウボーイのたばこの代名詞になった。
マールボロの市場占有率は急上昇し、広告キャンペーン開始から8か月で5,000パーセント増加した。マールボロは大成功したカウボーイの広告表現を、1960年代以来現在まで継続している。
アメリカ合衆国の人種差別や迫害の歴史がタイトルの中に隠されているという説があり、パッケージを逆さまにしロゴの上半分を隠すとそれを印象付ける絵が浮かび上がるとされているが、このような話はたばこのパッケージにはつきもので、一種の都市伝説である。
1987年に発生した、大韓航空機爆破事件の実行犯である金勝一と金賢姫は、任務の最中に正体が暴露された場合、服毒自殺する事で秘密を守るよう指示を受けていた。実際、バーレーンで、2人はマールボロに仕掛けられたアンプルを噛み自殺を図る。金勝一は自殺に成功するが、金賢姫は一命を取り留める結果となる。
パッケージの基本デザインは60年にわたって変更されていなかったが、マイナーチェンジは数回行われ、ヨーロッパを中心とした多くの国では2006年頃より『Marlboro』を立体的にし、全体のバランスを修正するマイナーチェンジを行った(日本ではそれ以降の新製品を除き未導入)。2008年よりライトをゴールド・オリジナルとしてリニューアル(日本では2010年8月頃にデザインを、2011年3月頃に販売名を変更し、ウルトラライトをゴールド・ウルトラにリニューアル)を行い、2009年よりほかの銘柄でも『FILTER CIGARETTES』などの書体を変更し、パッケージにエンボス加工を行うなどのリニューアルを行った(日本では2010年から2011年にかけて順次導入)。2014年より60年ぶりのフルリニューアルを行い、マールボロ・シェブロンやルーフトップなどと呼ばれるマークを大きくデザインし、『Marlboro』のロゴやPM社章は薄いグレーで印刷してエンボス加工した新パッケージにリニューアルしている(日本では2015年2月より順次導入)。
商品名の由来
マールボロというブランド名の由来については諸説ある。
- 日本語公式サイトでは、イングランド南部のウィルトシャーにある町モールブラ(en:Marlborough)が由来とされている[3]。
- フィリップモリスの工場があった、ロンドンのグレート・マールバラ・ストリートに由来するとの説。この通りの名称はマールバラ公ジョン・チャーチルを記念している。
米墨戦争の英雄、マールボロ将軍にちなむという説[2]。
"Man Always Remember Love Because Of Romance Only" の頭文字と言う説[2]。
日本における販売
日本での製造・販売は、日本専売公社時代の1973年から。日本たばこ産業 (JT) 発足2年後の1987年からブランド展開がスタートした(新商品は平成になってからの商品が多かった)。2005年4月末をもってライセンス契約を終了し、以後はフィリップモリスからの輸入販売となり、大韓民国の工場のみで製造されている。また、JTが生産していたものと風味をあわせてあるため、パッケージに「FOR SALE IN JAPAN」の記載がある。
日本では縮めて「マルボロ」と呼ばれる場合が多い。メンソールのものはマルメンと略称される。地方の年配のたばこ店などでは「マルボーロ」と、佐賀県の菓子である丸ぼうろと同一発音で呼称する場合がある。他にもパッケージの色から「金マル(マル金)」(マールボロ・ライト→マールボロ・ゴールド・オリジナル)、「赤マル」(マールボロ)、「緑(りょく)マル」「マルメン」(マールボロ・メンソール)、「黒マル」「ブラメン」(マールボロ・ブラック・メンソール)、「アイブラ」(マールボロ・アイス・ブラスト)などと稀に呼ばれる。また「マールボロ・ライト・メンソール」はマルメンライト(さらに縮めてマルメラ)と呼ばれることが多い。
マールボロ・ライト・メンソールは、日本たばこ協会の発表した平成20年度紙巻たばこ販売実績で、外国たばこでは首位である(全体では7位)[4]。またブランド全体では、日本市場で第2位の販売量を誇るブランドであり、2008年には250億本を超える売上を記録し、フィリップ モリス インターナショナル(アメリカ合衆国と中華人民共和国を除く)において、最もマールボロの販売本数が多い国家である[5]。
現在、日本で販売されているマールボロは、全て大韓民国製となっている。
製品一覧
国内現行販売製品(フィリップモリス製造)
製品名 | 価格 | 本数 | 発売年月日 | タール | ニコチン | 販売地域 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
マールボロ | 470円 | 20本 | 2005年5月1日 | 12mg | 1.0mg | 全国 | 韓国製 |
マールボロ・ボックス | 470円 | 20本 | 2005年5月1日 | 12mg | 1.0mg | 全国 | 韓国製 |
マールボロ・ミディアム・ボックス | 470円 | 20本 | 2005年5月1日 | 8mg | 0.7mg | 全国 | 韓国製 |
マールボロ・ゴールド・オリジナル | 470円 | 20本 | 2005年5月1日 | 6mg | 0.5mg | 全国 | 韓国製[6] |
マールボロ・ゴールド・オリジナル・ボックス | 470円 | 20本 | 2005年5月1日 | 6mg | 0.5mg | 全国 | 韓国製[6] |
マールボロ・ゴールド・オリジナル・100's・ボックス | 470円 | 20本 | 2006年2月1日 | 6mg | 0.5mg | 全国 | 韓国製[6] |
マールボロ・フィルタープラス・ワン・ボックス | 470円 | 20本 | 2008年11月17日 | 1mg | 0.1mg | 全国 | 韓国製 |
マールボロ・クリア・ハイブリッド・エイト・ボックス | 470円 | 20本 | 2014年8月4日 | 8mg | 0.8mg | 全国 | メンソールボール内蔵/韓国製 |
マールボロ・クリア・ハイブリッド・シックス・ボックス | 470円 | 20本 | 2014年8月4日 | 6mg | 0.6mg | 全国 | メンソールボール内蔵/韓国製 |
マールボロ・クリア・ハイブリッド・スリー・ボックス | 470円 | 20本 | 2014年8月4日 | 3mg | 0.3mg | 全国 | メンソールボール内蔵/韓国製 |
マールボロ・クリア・ハイブリッド・ワン・100's・ボックス | 470円 | 20本 | 2014年8月4日 | 1mg | 0.1mg | 全国 | メンソールボール内蔵/韓国製 |
マールボロ・メンソール | 470円 | 20本 | 2005年5月1日 | 12mg | 0.8mg | 全国 | 韓国製 |
マールボロ・メンソール・ボックス | 470円 | 20本 | 2005年5月1日 | 12mg | 0.8mg | 全国 | 韓国製 |
マールボロ・ライト・メンソール | 470円 | 20本 | 2005年5月1日 | 8mg | 0.6mg | 全国 | 韓国製 |
マールボロ・ライト・メンソール・ボックス | 470円 | 20本 | 2005年5月1日 | 8mg | 0.6mg | 全国 | 韓国製 |
マールボロ・ライト・メンソール・100's・ボックス | 470円 | 20本 | 2005年5月1日 | 8mg | 0.7mg | 全国 | 韓国製 |
マールボロ・ウルトラライト・メンソール・ボックス | 470円 | 20本 | 2005年7月25日 | 4mg | 0.3mg | 全国 | 韓国製 |
マールボロ・ブラック・メンソール・ボックス | 470円 | 20本 | 2008年8月4日 | 8mg | 0.6mg | 全国 | 韓国製 |
マールボロ・ブラック・メンソール・ワン・ボックス | 470円 | 20本 | 2009年6月1日 | 1mg | 0.1mg | 全国 | 韓国製 |
マールボロ・アイス・ブラスト・KS・ボックス | 470円 | 20本 | 2010年7月12日 | 8mg | 0.6mg | 全国 | メンソールボール内蔵/韓国製 |
マールボロ・アイス・ブラスト・ファイブ・KS・ボックス | 470円 | 20本 | 2012年7月17日 | 5mg | 0.4mg | 全国 | メンソールボール内蔵/韓国製 |
マールボロ・アイス・ブラスト・ワン・KS・ボックス | 470円 | 20本 | 2012年7月17日 | 1mg | 0.1mg | 全国 | メンソールボール内蔵/韓国製 |
マールボロ・ダブル・バースト・ファイブ・ボックス | 470円 | 20本 | 2013年5月20日 | 5mg | 0.4mg | 全国 | メンソールボール・スペアミントボール内蔵/韓国製 |
マールボロ・フュージョン・ブラスト・エイト・KS・ボックス | 470円 | 20本 | 2014年12月22日 | 8mg | 0.7mg | 全国 | メンソールボール・ミックスボール内蔵/韓国製 |
マールボロ・フュージョン・ブラスト・ファイブ・KS・ボックス | 470円 | 20本 | 2014年12月22日 | 5mg | 0.4mg | 全国 | メンソールボール・ミックスボール内蔵/韓国製 |
マールボロ・フュージョン・ブラスト・ワン・100・ボックス | 470円 | 20本 | 2014年12月22日 | 1mg | 0.1mg | 全国 | メンソールボール・ミックスボール内蔵/韓国製 |
マールボロ・ブラック・メンソール・エッジ・8・100's | 460円 | 20本 | 2014年8月 | 8mg | 0.6mg | 全国 | スーパースリム/韓国製 |
マールボロ・ブラック・メンソール・エッジ・1・100's | 460円 | 20本 | 2014年8月 | 1mg | 0.1mg | 全国 | スーパースリム/韓国製 |
※マールボロ・ライト・メンソールとマールボロ・ウルトラライト・メンソールは、2010年のパッケージリニューアルでパッケージ側面・底面及びカートンの英語表記がそれぞれMENTHOL LIGHTS、MENTHOL ULTRA LIGHTSとなった。このため日本語表記と英語表記に違いが生じている。
数量限定販売製品(フィリップモリス製造)
製品名 | 価格 | 本数 | 発売年月日 | タール | ニコチン | 販売地域 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
マールボロ・フュージョン・ブラスト・エイト・10's・ボックス | 230円 | 10本 | 2014年12月22日 | 8mg | 0.7mg | 全国(一部店舗) | メンソールボール・ミックスボール内蔵/チェコ製 |
マールボロ・フュージョン・ブラスト・ファイブ・10's・ボックス | 230円 | 10本 | 2014年12月22日 | 5mg | 0.4mg | 全国(一部店舗) | メンソールボール・ミックスボール内蔵/チェコ製 |
国内販売終了製品(フィリップモリス製造)
製品名 | 価格 | 本数 | 発売年 | 販売終了年 | タール | ニコチン | 販売地域 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マールボロ・FSK | 20本 | 12mg | 1.0mg | 全国 | ||||
マールボロ・ボックス・14's | 210円 | 14本 | 1996年 | 12mg | 1.0mg | 全国 | ||
マールボロ・ブレンド・No.27 | 320円 | 20本 | 2007年3月1日 | 2007年11月 | 13mg | 1.0mg | 全国 | セブンスター対抗銘柄 |
マールボロ・ミディアム | 440円 | 20本 | 2005年5月1日 | 2012年7月 | 8mg | 0.7mg | 全国 | スイス製 |
マールボロ・ブラック・ゴールド・ボックス | 440円 | 20本 | 2009年7月13日 | 2013年9月 | 8mg | 0.6mg | 全国 | オランダ製/後継:マールボロ・クリア・エイト |
マールボロ・ゴールド・ウルトラ・ボックス | 440円 | 20本 | 2006年8月1日 | 2013年8月 | 4mg | 0.4mg | 全国 | オランダ製/後継:マールボロ・クリア・スリー[7] |
マールボロ・ホワイト・ゴールド・ボックス | 320円 | 20本 | 2009年7月13日 | 2010年5月 | 5mg | 0.4mg | 静岡県 | オランダ製 |
マールボロ・ゴールド・ワン・100's・ボックス | 440円 | 20本 | 2010年4月1日 | 2010年12月 | 1mg | 0.1mg | 宮城県 | |
マールボロ・クリア・エイト・ボックス | 460円 | 20本 | 2013年9月2日 | 2014年8月 | 8mg | 0.7mg | 全国 | メビウス対抗銘柄/オランダ製[8]、2014年8月よりハイブリッドに変更した上に450円に |
マールボロ・クリア・シックス・ボックス | 460円 | 20本 | 2013年9月2日 | 2014年8月 | 6mg | 0.6mg | 全国 | メビウス対抗銘柄/オランダ製[8]、2014年8月よりハイブリッドに変更した上に450円に |
マールボロ・クリア・スリー・ボックス | 460円 | 20本 | 2013年9月2日 | 2014年8月 | 3mg | 0.3mg | 全国 | メビウス対抗銘柄/オランダ製[8]、2014年8月よりハイブリッドに変更した上に450円に |
マールボロ・クリア・ワン・100's・ボックス | 460円 | 20本 | 2014年2月3日 | 2014年8月 | 1mg | 0.1mg | 全国 | メビウス対抗銘柄/オランダ製[8]、2014年8月よりハイブリッドに変更した上に450円に |
マールボロ・アイス・ミント・ボックス | 440円 | 20本 | 2007年7月9日 | 2012年7月 | 6mg | 0.5mg | 全国 | ドイツ製 |
マールボロ・ブラック・メンソール・エッジ・8 | 450円 | 20本 | 2012年5月14日 | 2014年8月 | 8mg | 0.6mg | 全国 | スーパースリム/ポーランド製・ウクライナ製、2014年8月より100'sに変更 |
マールボロ・ブラック・メンソール・エッジ・1 | 450円 | 20本 | 2012年5月14日 | 2014年8月 | 1mg | 0.1mg | 全国 | スーパースリム/ポーランド製・ウクライナ製、2014年8月より100'sに変更 |
マールボロ・ミント・ストリーム・KS・ボックス | 440円 | 20本 | 2013年7月22日 | 2014年3月 | 5mg | 0.4mg | 福岡県 | マイクロミント内蔵フィルター/オランダ製 |
マールボロ・ミント・ストリーム・ワン・KS・ボックス | 440円 | 20本 | 2012年7月22日 | 2014年3月 | 1mg | 0.1mg | 福岡県 | マイクロミント内蔵フィルター/オランダ製 |
マールボロ・ワイド・ボックス | 330円 | 20本 | 2007年 | 2008年6月 | 10mg | 0.8mg | 全国 | セブンイレブン限定/ドイツ製 |
マールボロ・ワイド・メンソール・ボックス | 330円 | 20本 | 2007年 | 2008年6月 | 8mg | 0.7mg | 全国 | セブンイレブン限定/ドイツ製 |
国内販売終了製品(日本たばこ産業製造)
製品名 | 価格 | 本数 | 発売年月日 | タール | ニコチン | 販売終了年月 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
マールボロ | 300円 | 20本 | 1973年9月15日 | 12mg | 1.0mg | 2004年4月30日 | [9] |
マールボロ ボックス | 300円 | 20本 | 1989年5月15日 | 12mg | 1.0mg | 2005年4月30日 | [9] |
マールボロ 100's | 280円 | 20本 | 1986年5月1日 | 12mg | 1.0mg | 1990年5月 | |
マールボロ 100's ボックス | 280円 | 20本 | 1992年6月2日 | 12mg | 1.0mg | 1995年12月 | |
マールボロ ミディアム | 300円 | 20本 | 2001年4月2日 | 8mg | 0.7mg | 2005年4月30日 | [9] |
マールボロ ミディアム ボックス | 300円 | 20本 | 2000年4月3日 | 8mg | 0.7mg | 2005年4月30日 | [9] |
マールボロ ライト | 320円 | 20本 | 1987年11月1日 | 6mg | 0.5mg | 2005年4月30日 | [9] |
マールボロ ライト ボックス | 300円 | 20本 | 1989年10月1日 | 6mg | 0.5mg | 2005年4月30日 | [9] |
マールボロ ライト 100's ボックス | 300円 | 20本 | 1994年6月2日 | 6mg | 0.5mg | 1997年4月 | [10] |
マールボロ メンソール | 300円 | 20本 | 1997年7月1日 | 12mg | 0.8mg | 2005年4月30日 | [9] |
マールボロ メンソール ボックス | 300円 | 20本 | 1995年11月1日 | 12mg | 0.8mg | 2005年4月30日 | [9] |
マールボロ ライト メンソール | 300円 | 20本 | 1998年4月1日 | 8mg | 0.6mg | 2005年4月30日 | [9] |
マールボロ ライト メンソール ボックス | 300円 | 20本 | 1993年11月1日 | 8mg | 0.6mg | 2005年4月30日 | [9] |
マールボロ ライト メンソール 100's ボックス | 300円 | 20本 | 2001年10月1日 | 8mg | 0.7mg | 2005年4月30日 | [9] |
著名な愛煙者
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- マールボロ
- 長瀬智也
- 赤西仁
- 持田香織
- CHARA
- 松井稼頭央
- 炭谷銀仁朗
- 北條史也
- 森友哉
- 倉田大誠
- ゴールド
- 三村マサカズ
- 北村一輝
- 大倉忠義
- メンソール・12
- 布袋寅泰
- 浜崎あゆみ
- 中村紀洋
- メンソール・8
- 田中美保
- ダブル・バースト・5
- てんちむ
- 不明
- 吉井和哉
- 木村拓哉
- 村上信五
- 渋谷すばる
- 安田章大
モータースポーツ
マールボロは4輪のフォーミュラ1 (F1) やフォーミュラ3000(全日本F3000選手権) (F3000) 、世界ラリー選手権 (WRC) 、2輪のロードレース世界選手権 (WGP,MotoGP) といったモータースポーツに参戦するチームのスポンサーとして有名である。
F1 / F3000
F1にはジョー・シフェールの個人スポンサーとして参入し、1970年代初頭よりBRM、マクラーレン、アルファロメオ、スクーデリア・フェラーリといったチームのメインスポンサーを務めてきた。マクラーレンとはロン・デニス率いるプロジェクト4の参画を仲介するなど長年にわたり密接な関係を築いていたが、1996年に撤退した。以降はフェラーリと密接な関係にあり、2006年にたばこ広告の規制を受けてブリティッシュ・アメリカン・タバコ (BAT) と日本たばこ産業 (JT) がF1から撤退した後も、両社との紳士協定を破って支援活動を継続した[11]。
マールボロの実際のパッケージカラーは赤であるが、テレビ・写真などを通した際、重みを持った色調に変わってしまう(特にテレビでは赤が、黒っぽくつぶれてしまう)ため、かつては、三角形の傘のデザイン(マールボロ・シェブロン)に「蛍光がかった朱色」に近い赤が塗色されていた(これはたばこに限らず、どのようなスポンサーでも同様)。また、1980年代以降イギリスやドイツ、フランスなどではたばこ広告が禁止されており、各国で行われるレースやイベントの際は、マールボロ・シェブロンをし、"Marlboro"のロゴをバーコード風に処理したり、ロゴそのものを消して白地にしてしまう、チーム名を代わりに記載(マクラーレンの場合は「McLAREN」)する等、イメージ広告的な方法を採っていた。
2010年4月、フェラーリのバーコード風デザインがマールボロのロゴを連想させるサブリミナル効果の疑いがあると報道されると[12]、バーコードの代わりに赤ベタに白枠のデザインへと変更した[13]。2011年のシーズン途中にはチーム名からも「マールボロ」が外されたが、ブランド名を出さずとも広告効果が望めることから、スポンサー契約は2015年まで延長されている[14]。フェラーリのマシンの全広告スペースはフィリップモリスが取得しており、その一部分を他のスポンサーに貸し出すという、特殊なスポンサーの仕方を行っている。2012年度にはF1スポンサー中最高の推定63億円を拠出したとされ[15]、この額はHRTチームの年間総予算に匹敵する[15]。
現在フェラーリF1のチーム代表を務めているマウリツィオ・アリバベーネはフィリップモリスの出身であり、両者のパートナーシップの密接さを物語っているといえる。
フィリップモリスは電子たばこの一種であるiQOSならたばこ広告の規制に抵触しないと考えており、実際に特別仕様のiQOSをフェラーリF1のVIPエリアで配布したり、iQOSのイベントのゲストにF1ドライバーを招くといったことを行っている。また、実現はしていないもののiQOSのロゴをF1マシンに掲出することも検討しているとされている。2018年10月には、フィリップモリスが新たに発足させた「MISSION WINNOW」プロジェクトのロゴがフェラーリのマシンに掲げられたが、同社では「"MISSION WINNOW"はタバコとは全く関係ないプロジェクトのため、マシンに掲げることが可能になった」と説明している[16]。
F1の直下に位置するカテゴリであるF3000も1980年代から1990年代前半にかけてDAMS(国際F3000選手権、フランスのレーシングチーム)、ノバエンジニアリング(全日本F3000選手権、日本のレーシングチーム)もメインスポンサーとして務めていた。それ以前にヨーロッパF2のチーム・スピリット・レーシングもメインスポンサーだった。
その他
インディカー・シリーズではCART時代の1990年から2009年まで、ペンスキー・レーシングのスポンサーを務めていた[17]。
ロードレース世界選手権ではヤマハ系ワークスチームを支援していた時期が長く、過去にジャコモ・アゴスチーニ率いる「チーム・アゴスチーニ」やケニー・ロバーツ率いる「チーム・ロバーツ」のメインスポンサーを務め、1999年 - 2002年にかけてはヤマハ・モーター・レーシングのメインスポンサーだった[18]。2003年からはドゥカティのメインスポンサーとなり[19]、2018年現在も関係継続中である。こちらもフェラーリと同様に2011年シーズンからカウルのバーコードが排除されている。
MWCT
この他にも過去にはチームだけでなく、ドライバー/ライダー個人をパーソナルスポンサーとして支援する「Marlboro World Championship Team」(MWCT)と呼ばれるプログラムを展開していた。支援ドライバーはレーシングスーツとヘルメットに「Marlboro」のロゴを着けた。[20]また、F3のメジャーイベントであるマスターズF3の大会スポンサーとなったり、フランスのミニテルにおいて「Marlboro Racing Service」(MRS)と呼ばれるモータースポーツ情報の提供サービスを行っていたこともあり[21]、マールボロのモータースポーツ界における高い貢献度は業界関係者の多く[誰?]が認めるところである。
1990年のアメリカGPでラグナ・セカを走行するウェイン・レイニー(チーム・ロバーツ)
WRCのグループAに参戦した三菱・ランサーエボリューションVI
1993年のインディ500を制したエマーソン・フィッティパルディのペンスキー・PC-22
脚注
^ デザインをなくし、上部に警告写真を、下部に濃い緑地に白で名称のみが表記されたパッケージ
- ^ abczippo Marlboro Adventure Team 1996 (GET THE GEAR 1996) 1995年製造(2013年4月30日時点のアーカイブ) - 商品解説(2012年5月22日閲覧)
^ marlboro.jp内のPRODUCT(2009.12.19閲覧)
^ “年度別上位20銘柄推移 (PDF)” (日本語). 2009年8月21日閲覧。(社)日本たばこ協会-たばこに関するデータ-紙巻たばこ統計データ
^ “資料 - フィリップモリス ジャパンの組織 (PDF)” (日本語). 2012年12月15日閲覧。プレスキット<PMJ Corporate Overview>
- ^ abc2011年3月頃まで「マールボロ・ライト(ボックス/100's・ボックス)」
デザイン変更は2010年8月頃だが、当初は販売名がライトのままで、側面に「Marlboro LIGHTS」の表記があった。
(宮城県では2009年10月頃より現行デザインに先行切り替え)
^ 2011年3月23日まで「マールボロ・ウルトラライト・KS・ボックス」
- ^ abcdマールボロ・クリア・シリーズの価格は、(免税店限定のメビウス・インターナショナルを除く)メビウス全銘柄より30円高い。
- ^ abcdefghijk2005年5月1日からPM社より製造・販売。
^ 1997年4月一時販売終了。2006年2月1日からPM社より製造・販売。
^ 柴田久仁夫 「F1ロゴの値段」『F1速報PLUS』Vol.26、イデア、2012年、41頁。
^ [1]
^ [2]
^ フェラーリ、フィリップモリスとの契約を2015年末まで延長 - F1-Gate.com(2011年6月11日)
- ^ ab「F1 Team Budgets 2012」『F1速報PLUS』Vol.26、イデア、2012年、50.58頁。
^ フェラーリ、新カラーを鈴鹿で発表。フィリップモリスの白いロゴが追加 - motorsport.com日本語版 2018年10月4日
^ PENSKE LOSES PHILIP MORRIS SPONSORSHIP - AUTOWEEK・2010年2月23日
^ The end of Marlboro Yamaha. - crash.net 2002年11月3日
^ Marlboro Ducati breaks cover! - crash.net 2003年2月14日
^ 代表的なドライバーとして、アンドレア・デ・チェザリスが居るが、彼の父親がフィリップモリス重役であったことから特に重厚な支援がされていた為、レースにおける成績が悪くてもレースシート喪失という事態には一切縁がなかった。但し、1993年にティレルチーム在籍時に片山右京がスポンサーとして持ってきたJTとバッティングしてしまったため、この時はチェザリス側が譲歩し、ヘルメットにも「CABIN」ブランドのロゴが着けられた。
^ ちなみにMRSには日本からもすがやみつるが記事を提供していたことで知られる
関連項目
大韓航空機爆破事件 - 実行犯(北朝鮮の工作員)は、マールボロのパッケージに自殺用のアンプル(青酸性毒薬)を仕込んでいた。
ハーレーダビッドソン&マルボロマン - 1991年公開の映画。
外部リンク
- marlboro.jp
- The Marlboro Man: The Making of an American Image