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中堅手（ちゅうけんしゅ、英: center fielder）とは、野球またはソフトボールにおいて、外野のうち左翼手と右翼手に挟まれた位置を守る選手。本塁と二塁を結んだ直線上を中心として外野の中央部分が主な守備位置。二塁手（セカンド）・遊撃手（ショート）の後方に位置する。守備番号は8。英略字はCF（Center fielderから）。日本ではセンターとも呼ばれる。

野球のポジション図

概要

守備の要、センターラインに位置するポジションの１つ。

球場の構造上、中堅手の守備範囲となる左中間・中堅・右中間は両翼に比べて広くなっているため^[1]、中堅手は外野手の中でも特に足の速さ、身体能力の高さを活かした広大な守備範囲を保持していることが求められる^[2]。その他、自身の守備位置の打球処理はもとより、レフトやライトのカバー、二塁への牽制、捕手の二塁盗塁阻止の際のバックアップなど、求められる作業も多い。

加えて「強肩」であることも要求される厳しいポジションであるが、どちらかというと「俊足」であることが優先されることが多い。それは「本塁まで直接走者を刺せるほどの強肩をもつ選手はプロでも少ないため、返球については中継プレーで補えばよい」といった考え方からである。

捕手・二塁手・遊撃手・中堅手は特にボールに触る機会が多いが故に、センターラインと呼ばれるチームの守備の要であり、該当する守備位置につく選手の守備力が試合の流れを大きく左右する。実際日本野球機構では、中堅手を守る選手がゴールデングラブ賞を獲得する傾向が強い^[3]。

脚注

^ 日本の主な球場において本塁からフェンスまでの距離を比較すると両翼に比べセンターは20m前後長い。

^ 全日本野球会議 > オンライン野球教室 > 守備（外野手）

^ “GG賞にホークス最多4人も…激戦の外野手部門で中村晃、上林が選外に”. Full-Count. 2018年3月12日閲覧。

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[1] 日本の主な球場において本塁からフェンスまでの距離を比較すると両翼に比べセンターは20m前後長い。

[2] 全日本野球会議 > オンライン野球教室 > 守備（外野手）

[3] “GG賞にホークス最多4人も…激戦の外野手部門で中村晃、上林が選外に”. Full-Count. 2018年3月12日閲覧。

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