高梨裕稔



















































高梨 裕稔
東京ヤクルトスワローズ #14

Takanashi(fighters).jpg
日本ハム時代
(2018年3月14日 マツダスタジアムにて)

基本情報
国籍
日本の旗 日本
出身地
千葉県茂原市[1][2]
生年月日
(1991-06-05) 1991年6月5日(27歳)
身長
体重

187 cm
87 kg
選手情報
投球・打席
右投右打
ポジション
投手
プロ入り
2013年 ドラフト4位
初出場
2015年5月3日
年俸
3,600万円(2019年)[3]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)



  • 千葉県立土気高等学校

  • 山梨学院大学


  • 北海道日本ハムファイターズ (2014 - 2018)


  • 東京ヤクルトスワローズ (2019 - )




高梨 裕稔(たかなし ひろとし、1991年6月5日 - )は、千葉県茂原市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。東京ヤクルトスワローズ所属。




目次






  • 1 経歴


    • 1.1 プロ入り前


    • 1.2 日本ハム時代


    • 1.3 ヤクルト時代




  • 2 選手としての特徴


  • 3 詳細情報


    • 3.1 年度別投手成績


    • 3.2 表彰


    • 3.3 記録


    • 3.4 背番号




  • 4 脚注


  • 5 関連項目


  • 6 外部リンク





経歴



プロ入り前


小学2年生の時に野球をスタート。内野手だった中学生時代には、公式戦で安打を1本しか放てなかった影響で、下級生にレギュラーの座を奪われかけた時期があったという[4]


千葉県立土気高等学校への進学直後には、友人からの誘いでサッカーへの挑戦を考えたものの、結局野球部へ入部。1年時の夏までは三塁手だったが、監督の勧めで、1年時の秋から投手へ転向した[4]。在学中は春夏ともに甲子園球場での全国大会へ出場できなかったが、投手転向の直後は122km/hだったストレートの最高球速が、3年時には142km/hを計測[4]。3年夏の全国高等学校野球選手権千葉大会で自身の投球を見た高橋一三からの誘い[5]で、当時高橋が硬式野球部の監督を務めていた山梨学院大学へ進学した。


大学時代にはヤクルトスワローズの投手だった伊藤彰コーチや高橋の指導によって、関甲新学生野球のリーグ戦で活躍。3年時の春季リーグ戦には、読売ジャイアンツ (ファーム)との練習試合への登板中に右肘の違和感を訴えたことから、大事を取って登板しなかった[4]。3年時の秋季リーグで実戦に復帰すると、延長15回にまで及んだ平成国際大学との初戦に、先発で168球を投げて完投勝利を達成。この勝利を皮切りに、5勝1敗という成績で、ベストナイン・最多勝利・最優秀防御率のタイトルを手にした[4]。リーグ戦では、通算26勝を記録する[1]とともに、ベストナインと最多勝利を2度ずつ獲得[1][2]。4年時の6月に大学野球日本代表の合宿へ参加すると、チーム内の練習試合で主力打者を完璧に抑えたことを機に、NPB球団のスカウトから注目されるようになった[4]


2013年のドラフト会議で、北海道日本ハムファイターズから4巡目で指名。契約金4,000万円、年俸780万円(金額は推定)という条件で入団した。担当スカウトは川名慎一[4]で、背番号は39



日本ハム時代


2014年には、イースタン・リーグ公式戦17試合に登板。しかし、1勝8敗1セーブ、防御率4.90と振るわず、一軍公式戦への登板機会がなかった。このため、シーズン終了後の契約交渉では、推定年俸760万円(20万円減)という条件で契約を更改した。


2015年には、5月3日の対千葉ロッテマリーンズ戦(QVCマリンフィールド)で先発投手として一軍にデビューした。しかし、3回1/3を投げて4失点を喫した末に敗戦投手になった。結局、一軍公式戦全体では2試合の登板で0勝1敗に終わった。その一方で、イースタン・リーグの公式戦には21試合へ登板。チームトップ(リーグ2位)の11勝を挙げるとともに、投球回数(114回2/3)がリーグ2位、防御率(3.38)がリーグ4位に達した。


2016年には、前年までの一軍公式戦通算投球回数が7回1/3であったことから、大卒での入団3年目ながらNPBの規定で新人王の有資格者とみなされていた(当該項に詳述)。レギュラーシーズンでは、救援要員として初めての開幕一軍入りを果たすと、5月までの一軍公式戦23試合の救援登板で2勝2敗1ホールドを記録した。6月8日の対広島東洋カープ戦(札幌ドーム)からは、先発に再び転向。この試合で一軍での先発初勝利を挙げる[6]と、先発ローテーションの一角へ定着するとともに、チームのパシフィック・リーグ(パ・リーグ)優勝に大きく貢献した。レギュラーシーズン通算では、10勝2敗1ホールド、防御率2.38を記録。先発への転向後は、8月13日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(楽天Koboスタジアム宮城)で一軍初の完投勝利を完封で挙げる[7]など、14試合の登板ながら8勝無敗という好成績でレギュラーシーズンを終えた。ポストシーズンでは、福岡ソフトバンクホークスとのクライマックスシリーズ第4戦(10月15日)[8]および広島との日本シリーズ第4戦(10月26日、いずれも札幌ドーム)[9]で先発を任されたが、いずれも自身に勝利は付かなかった。しかし、新人王の受賞資格を有するパ・リーグの投手ではただ1人レギュラーシーズンで2桁勝利(10勝)を挙げたことなどが高く評価されたため、日本シリーズの終了後にはパ・リーグの新人王に選ばれた。記者投票(総数255票)では楽天の1年目の野手である茂木栄五郎が116票を集めたが、高梨は131票を集めて茂木を僅差で抑えた。記者投票で同時に2名に100票以上入った事例は過去にもなかった。また、NPBの新人王を入団1年目以外の有資格者が受賞した事例は、2012年の榊原諒以来5年振り12人目。入団3年目以上の有資格者が受賞した事例は、2002年の正田樹(いずれも受賞時点では日本ハムに所属)以来14年振り5人目であった。ただし、高校以外のアマチュア球界からNPBの球団へ新たに入った選手が有資格者として入団3年目で受賞した事例は史上初めてである[10]


2017年には、4月4日の対ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)で、レギュラーシーズン一軍の今年度、初登板・初先発・初勝利を記録。次に先発で登板した4月11日の対ソフトバンク戦で敗戦投手になったため、前年途中から続いていたレギュラーシーズンにおける自身の連勝が10で止まった[11]ものの、5月2日の対ロッテ戦で自身2度目の一軍公式戦完封勝利を挙げた[12]。その後の先発登板試合で2連敗を喫するなど調子を落としたことから、同月下旬に救援要員へ再転向。5月26日の対ソフトバンク戦(いずれも札幌ドーム)では救援登板で勝利投手になったが、セ・パ交流戦以降は先発に復帰している。


2018年は18試合に登板し、5勝7敗だった。



ヤクルト時代


2018年12月11日、秋吉亮・谷内亮太との2対2での交換トレードにより、太田賢吾とともに東京ヤクルトスワローズへの移籍が発表された[13]



選手としての特徴


大学ではピッチングを基本から学ぶ。その結果、ストレートは140キロ台中盤に達し、タテに大きく割れるカーブとのコンビネーションでリーグ戦通算26勝をマークするまでに成長した[5]
その他キレのあるフォークボールや[14][2]、スライダーを投じる[1]。プロ入り後の最速は151km/h[15]



詳細情報



年度別投手成績




























































































































































































































W
H
I
P

2015

日本ハム
2 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 31 7.1 5 1 3 0 1 7 0 1 5 3 3.68 1.09

2016
37 14 1 1 1 10 2 0 1 .833 439 109.2 79 6 36 0 4 86 0 0 30 29 2.38 1.05

2017
22 18 1 1 0 7 7 0 0 .500 504 117.1 110 13 40 1 3 100 6 1 51 48 3.68 1.28

2018
18 18 1 0 0 5 7 0 0 .417 459 110.0 110 21 28 1 3 78 2 0 61 55 4.50 1.25
通算:4年
79 51 3 2 1 22 17 0 1 .564 1433 344.1 304 41 107 2 11 271 8 2 147 135 3.53 1.19


  • 2018年度シーズン終了時

  • 各年度の太字はリーグ最高



表彰




  • 新人王(2016年)


  • 日本プロスポーツ大賞最高新人賞(2016年)



記録


投手記録


  • 初登板・初先発登板:2015年5月3日、対千葉ロッテマリーンズ8回戦(QVCマリンフィールド)、3回1/3を5被安打4失点(自責点3)で敗戦投手

  • 初奪三振:同上、2回裏に根元俊一から見逃し三振

  • 初勝利:2016年4月1日、対福岡ソフトバンクホークス1回戦(静岡県草薙総合運動場硬式野球場)、9回表に5番手として救援登板、1回無失点

  • 初ホールド:2016年5月7日、対埼玉西武ライオンズ7回戦(西武プリンスドーム)、6回裏途中に2番手として救援登板、1/3回無失点

  • 初先発勝利:2016年6月8日、対広島東洋カープ2回戦(札幌ドーム)、5回0/3を2失点(自責点1)

  • 初完投勝利・初完封勝利:2016年8月13日、対東北楽天ゴールデンイーグルス15回戦(楽天Koboスタジアム宮城)、9回3被安打6奪三振


打撃記録

  • 初打席:2016年6月15日、対横浜DeNAベイスターズ2回戦(横浜スタジアム)、2回表に石田健大から空振り三振


背番号




  • 39(2014年 - 2018年)


  • 14(2019年 - )



脚注


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  1. ^ abcd小関順二 『プロ野球スカウティングレポート2014』 廣済堂出版、2014年、242頁。ISBN 978-4-331-51810-6。

  2. ^ abc『2014プロ野球オール写真選手名鑑』 日本スポーツ企画出版社、2014年、101頁。ISBN 978-4-905411-17-8。


  3. ^ 日本ハム - 契約更改 - プロ野球. 日刊スポーツ. 2018年12月14日閲覧。

  4. ^ abcdefg“高梨裕稔・右腕 ~幼少の夢叶う~北海道日本ハムファイターズに入団 「一軍で勝つ」を目標に新たな夢へ”. 山梨学院大学 (2013年12月6日). 2016年12月1日閲覧。

  5. ^ ab『2014プロ野球カラー名鑑2014』 ベースボール・マガジン社、2014年、135頁。ISBN 978-4-583-62082-4。


  6. ^ “日本ハム高梨「少しは親孝行できた」両親前で3勝目”. 日刊スポーツ (2016年6月8日). 2016年12月1日閲覧。


  7. ^ “日本ハム・高梨 プロ初完投初完封で7勝目!あるぞ新人王” (2016年8月13日). 2017年6月3日閲覧。


  8. ^ “栗山監督、CS初先発の高梨に「球は悪くなかった」”. 日刊スポーツ (2016年10月15日). 2016年12月1日閲覧。


  9. ^ “【日本シリーズ】日本ハム・高梨 5回1失点も5四球を反省”. 東京スポーツ (2016年10月26日). 2016年12月1日閲覧。


  10. ^ “日本ハム高梨裕稔がパ最優秀新人賞「まさか自分が」”. 日刊スポーツ (2016年11月28日). 2016年12月1日閲覧。


  11. ^ “日本ハム・高梨、連勝10で止まる・・・"転倒ボーク"はかかとが地面に引っかかる”. サンケイスポーツ (2017年4月11日). 2017年6月27日閲覧。


  12. ^ “日本ハム 11得点で大勝 高梨が完封勝利” (2017年5月2日). 2017年6月8日閲覧。


  13. ^ 移籍の高梨「経験生かして」太田「レベルアップを」 - 日刊スポーツ、2018年12月11日掲載、同日閲覧


  14. ^ “山学大エース高梨がプロ志望届 大学で進化、3球団注目”. 山梨日日新聞WEB版. 2013年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月19日閲覧。


  15. ^ http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20170908-OHT1T50228.html




関連項目



  • 千葉県出身の人物一覧

  • 山梨学院大学の人物一覧

  • 北海道日本ハムファイターズの選手一覧

  • 東京ヤクルトスワローズの選手一覧



外部リンク




  • 個人年度別成績 高梨裕稔 - NPB.jp 日本野球機構

  • 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube


  • 高梨裕稔 (@h_takanashi14) - Twitter







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