1997年ウィンブルドン選手権




1997年 ウィンブルドン選手権(The Championships, Wimbledon 1997)は、イギリス・ロンドン郊外にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」にて、1997年6月23日から7月6日にかけて開催された。




目次






  • 1 シード選手


    • 1.1 男子シングルス


    • 1.2 女子シングルス




  • 2 大会経過


    • 2.1 男子シングルス


    • 2.2 女子シングルス




  • 3 決勝戦の結果


  • 4 みどころ


  • 5 外部リンク





シード選手



男子シングルス




  1. アメリカ合衆国の旗 ピート・サンプラス (優勝、2年ぶり4度目)


  2. クロアチアの旗 ゴラン・イワニセビッチ (2回戦)


  3. ロシアの旗 エフゲニー・カフェルニコフ (4回戦)


  4. オランダの旗 リカルド・クライチェク (4回戦)


  5. アメリカ合衆国の旗 マイケル・チャン (1回戦)


  6. オーストリアの旗 トーマス・ムスター (大会開始前に棄権)


  7. オーストラリアの旗 マーク・フィリプーシス (1回戦)


  8. ドイツの旗 ボリス・ベッカー (ベスト8)


  9. チリの旗 マルセロ・リオス (4回戦)


  10. スペインの旗 カルロス・モヤ (2回戦)


  11. ブラジルの旗 グスタボ・クエルテン (1回戦)


  12. オーストラリアの旗 パトリック・ラフター (4回戦)


  13. ウクライナの旗 アンドレイ・メドベデフ (3回戦)


  14. イギリスの旗 ティム・ヘンマン (ベスト8)


  15. 南アフリカ共和国の旗 ウェイン・フェレイラ (3回戦)


  16. チェコの旗 ペトル・コルダ (4回戦)


  17. スウェーデンの旗 ヨナス・ビョークマン (1回戦) [第6シード・ムスターが棄権のため繰り上げ]



女子シングルス




  1. スイスの旗 マルチナ・ヒンギス (初優勝)


  2. アメリカ合衆国の旗 モニカ・セレシュ (3回戦)


  3. チェコの旗 ヤナ・ノボトナ (準優勝)


  4. クロアチアの旗 イバ・マヨリ (ベスト8)


  5. アメリカ合衆国の旗 リンゼイ・ダベンポート (2回戦)


  6. 南アフリカ共和国の旗 アマンダ・クッツァー (2回戦)


  7. ドイツの旗 アンケ・フーバー (3回戦)


  8. スペインの旗 アランチャ・サンチェス (ベスト4)


  9. フランスの旗 マリー・ピエルス (4回戦)


  10. スペインの旗 コンチタ・マルチネス (3回戦)


  11. アメリカ合衆国の旗 メアリー・ジョー・フェルナンデス (4回戦)


  12. ルーマニアの旗 イリナ・スピールリア (4回戦)


  13. アメリカ合衆国の旗 キンバリー・ポー (1回戦)


  14. オランダの旗 ブレンダ・シュルツ=マッカーシー (3回戦)


  15. ルーマニアの旗 ルクサンドラ・ドラゴミル (1回戦)


  16. オーストリアの旗 バルバラ・パウルス (2回戦)



大会経過



男子シングルス


準々決勝




  • アメリカ合衆国の旗 ピート・サンプラス vs. ドイツの旗 ボリス・ベッカー 6-1, 6-7, 6-1, 6-4


  • オーストラリアの旗 トッド・ウッドブリッジ vs. ドイツの旗 ニコラス・キーファー 7-6, 2-6, 6-0, 6-4


  • ドイツの旗 ミヒャエル・シュティヒ vs. イギリスの旗 ティム・ヘンマン 6-3, 6-2, 6-4


  • フランスの旗 セドリック・ピオリーン vs. イギリスの旗 グレグ・ルーゼドスキー 6-4, 4-6, 6-4, 6-3


準決勝




  • アメリカ合衆国の旗 ピート・サンプラス vs. オーストラリアの旗 トッド・ウッドブリッジ 6-2, 6-1, 7-6


  • フランスの旗 セドリック・ピオリーン vs. ドイツの旗 ミヒャエル・シュティヒ 6-7, 6-2, 6-1, 5-7, 6-4



女子シングルス


準々決勝




  • スイスの旗 マルチナ・ヒンギス vs. チェコの旗 デニサ・クラドコワ 6-3, 6-2


  • ロシアの旗 アンナ・クルニコワ vs. クロアチアの旗 イバ・マヨリ 7-6, 6-4


  • チェコの旗 ヤナ・ノボトナ vs. インドネシアの旗 ヤユク・バスキ 6-3, 6-3


  • スペインの旗 アランチャ・サンチェス vs. フランスの旗 ナタリー・トージア 6-2, 7-5


準決勝




  • スイスの旗 マルチナ・ヒンギス vs. ロシアの旗 アンナ・クルニコワ 6-3, 6-2


  • チェコの旗 ヤナ・ノボトナ vs. スペインの旗 アランチャ・サンチェス 6-4, 6-2



決勝戦の結果


男子シングルス


  • アメリカ合衆国の旗 ピート・サンプラス vs. フランスの旗 セドリック・ピオリーン 6-4, 6-2, 6-4

女子シングルス


  • スイスの旗 マルチナ・ヒンギス vs. チェコの旗 ヤナ・ノボトナ 2-6, 6-3, 6-3

男子ダブルス


  • オーストラリアの旗 マーク・ウッドフォード&オーストラリアの旗 トッド・ウッドブリッジ vs. オランダの旗 ヤッコ・エルティン&オランダの旗 ポール・ハーフース 7-6, 7-6, 5-7, 6-3

女子ダブルス


  • プエルトリコの旗 ジジ・フェルナンデス&ベラルーシの旗 ナターシャ・ズベレワ vs. アメリカ合衆国の旗 ニコル・アレント&オランダの旗 マノン・ボーラグラフ 7-6, 6-4

混合ダブルス


  • チェコの旗 シリル・スーク&チェコの旗 ヘレナ・スコバ vs. ロシアの旗 アンドレイ・オルホフスキー&ラトビアの旗 ラリサ・ネーランド 4-6, 6-3, 6-4


みどころ



  • 女子シングルスで、大会前年優勝者のシュテフィ・グラフが全仏オープン終了後に受けた左膝の手術のため出場断念を余儀なくされた。最年少世界ランキング1位になったマルチナ・ヒンギスが、「16歳9ヶ月」でウィンブルドン初優勝を達成。大会黎明期の1887年にロッティ・ドッド(1871年 - 1960年)が「15歳9ヶ月」で優勝した記録が残っているが、1968年に実施された「オープン化措置」(4大大会にプロテニス選手の出場を解禁すること)以後はヒンギスが最年少の女子シングルス優勝者となった。これをテニス用語では「オープン化時代」(The Open Era)以後と表現する。

  • 男子シングルス優勝者のピート・サンプラスは、全豪オープンに続く年間2冠獲得で4大大会通算「10勝」の大台に乗せた。準優勝者のセドリック・ピオリーンは、フランス人の男子テニス選手として1946年のイボン・ペトラ(1916年 - 1984年)以来51年ぶりとなるウィンブルドン優勝のチャンスを逃した。

  • 男子ダブルスで、「ウッディーズ」ことマーク・ウッドフォード&トッド・ウッドブリッジ組(ともにオーストラリア)が大会5連覇を達成。混合ダブルスではシリルとヘレナのスーク家(チェコ、姉と弟)が2連覇を達成した。

  • 大会第1週に雨が多く、試合日程の消化が大幅に遅れたため、日曜日の休養日「ミドル・サンデー」(6月29日)を返上して試合が行われた。ウィンブルドン選手権でミドル・サンデーに試合が行われたのは、1991年以来6年ぶり2度目となる。



外部リンク




  • 国際テニス連盟トーナメントリンク(男子、女子)


  • テニスサーバー(英語) (シード選手に関する情報)














先代:
1997年全仏オープンテニス

テニス4大大会
1997年
次代:
1997年全米オープンテニス
先代:
1996年ウィンブルドン選手権

ウィンブルドン選手権
1997年
次代:
1998年ウィンブルドン選手権



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