必殺仕置屋稼業



























































































必殺仕置屋稼業
ジャンル
時代劇
脚本
安倍徹郎
中村勝行
野上龍雄
監督
蔵原惟繕
松本明
工藤栄一
田中徳三
出演者
沖雅也
新克利
渡辺篤史
小松政夫
中村玉緒
白木万理
菅井きん
藤田まこと
ナレーター
草笛光子
オープニング
作曲:平尾昌晃「合議」
エンディング
葵三音子[1]「哀愁」
時代設定
天保年間
製作
プロデューサー
山内久司(朝日放送)
仲川利久(朝日放送)
櫻井洋三(松竹)
制作
朝日放送

放送
放送国・地域
日本の旗 日本

第1 - 13話
放送期間
1975年7月4日 - 9月26日
放送時間
金曜日22:00 - 22:55
放送分
55分
回数
13

第14 - 最終話
放送期間
1975年10月3日 - 1976年1月9日
放送時間
金曜日22:00 - 22:54
放送分
54分
回数
15



特記事項:
放送回数:全28話


必殺仕置屋稼業』(ひっさつしおきやかぎょう)は1975年7月4日から1976年1月9日まで、毎週金曜日22:00 - 22:55[2]に、朝日放送と松竹(京都映画撮影所、現・松竹撮影所)が共同製作・NETテレビ(現・テレビ朝日)系で放送された時代劇。全28話。主演は藤田まこと[3]


必殺シリーズの第6作目、中村主水シリーズの第3作目である。




目次






  • 1 概要


  • 2 あらすじ


    • 2.1 依頼の仕組み




  • 3 登場人物


    • 3.1 仕置屋


    • 3.2 その他


    • 3.3 ゲスト




  • 4 殺し技


  • 5 スタッフ


  • 6 主題歌


  • 7 放送日程


  • 8 ネット局


  • 9 脚注


  • 10 外部リンク





概要


前作『必殺必中仕事屋稼業』は必殺仕置人殺人事件以来、控えていた「必殺」の文字を復活させ、シリーズ最高視聴率を記録するヒット作となった(近畿地区で30%台)が、放送中に腸捻転解消(ネットチェンジ)が行われた影響で、視聴率は半分以下の13%台にまで落ち込んでしまった[4]。そこで、人気の高かった中村主水を再度登場させることで挽回を図るべく企画されたのが本作である。後番組の『必殺仕業人』を含めるとおよそ丸一年に渡り主水がお茶の間に登場することになり、必殺シリーズの看板キャラクターとして定着させようという制作陣の意図が感じられる。


藤田以外のキャストには第1作『必殺仕掛人』のレギュラーなどで、シリーズに実績のある中村玉緒と、『必殺仕置人』で棺桶の錠を演じた沖雅也を再び起用。主に、ホームドラマで活躍していた新克利、渡辺篤史。コメディアンの小松政夫らを新たに迎えた。沖雅也が演じる、市松は熱血漢の棺桶の錠とは正反対のクールな殺し屋であり、後年、組紐屋の竜を演じた京本政樹は「風貌から仕草に至るまで、市松を手本にした」とインタビューで答えている[要出典]


オープニングは現代(放映当時)の京都市内をスーツ姿で歩く主水、スクーターのヤマハ・メイトに飛び乗る印玄、街中で、本を読む市松を描く、斬新な趣向が盛り込まれた。


新聞、テレビ情報誌の番宣広告、番組表、宣伝ポスターでは主水が先頭に記載されているが、本編のクレジットタイトルでは市松が先頭で、主水がトメ(最後尾)になっている[5]。これは市松役の沖の養父で、所属事務所社長の日景忠男が、主水が完全な主人公であることにクレームをつけたためである。日景は制作スタッフに感謝していたという。詳しくは、必殺シリーズ#中村主水の主人公問題も併せて参照。



あらすじ


裏稼業から離れていた、中村主水は北町奉行所から南町奉行所へ転属する。形式上は栄転であり、目明しの亀吉も付いたが、規律に厳しい南町奉行所では袖の下もままならず、離れの新築もあり、中村家は困窮を極める。


そんな中、髪結いのおこう(中村玉緒)が主水に接触する。おこうは主水がかつて裏の仕事をしていたことを知っており、自分が受けた依頼を行うように主水に頼むが、断固として断る。そのために頼み人は悲惨な死を迎えることとなり、おこうに裏の仕事に復帰することを約束する。


主水は裏稼業を再開するために、自分を慕う銭湯の釜番の捨三と、捨三の紹介を受けた破戒僧の印玄を仲間とする。そして、殺しの現場を見られたため主水の命を狙う殺し屋の市松(沖雅也)に声を掛け、逆に裏の稼業へと誘う。


彼らとおこうを含めた「仕置屋」は時に反目しながら、行き所の無い弱者の晴らせぬ恨みを晴らしていく。



依頼の仕組み


依頼はおこうが原則として請け負う。おこうは「おさすり地蔵」で主水と密会し、依頼内容と自身の取り分を除き、残りを手渡す。主水は竹の湯の釜場で、依頼内容を市松、印玄、捨三に伝え、頼み金を分配し、作戦を練った上で、仕置きを実行する。


おこうは仕置の実働部分には一切関わらず、仲介しか行わない。そのために印玄を知らず、指名手配された島帰りの友人を逃がしてもらうように金を渡したり(第8話)、印玄殺しを請け負ったこともある(13話)。第10、12、14、23、27話はおこうが登場せず、仕留人以前と同じように、主水、市松、印玄、捨三のいずれかが直接依頼を受け、仕置を行っている。


この仕組みは『必殺仕業人』に踏襲された。



登場人物



仕置屋



中村主水

演 - 藤田まこと[6]

南町奉行所の定町廻り同心。

組替えで、北町奉行所から、南町奉行所に転勤となり、監視役の亀吉が付き、厳しい規律のために袖の下を得ることができなくなり、新築した離れの代金や表の仕事の失敗による減俸で困窮する。他方で、村野の出す金一封のために職務に励む姿も見られる。また、飯屋の娘おはつに一目惚れし、隙を見ては出入りする。また、昼食に奉行所前で屋台の蒸かし芋(馬鈴薯)を食べる描写が第一話のおこうと出会うシーンをはじめ度々登場するが、これは本作だけである。

裏の仕事からは足を洗っていたが、おこうの再三の誘いを受けて復帰することを決める。

第10回での南町奉行所綱紀粛清係、土方左馬之介の調べでは、42歳(りつ35歳)。

最終回で、自分の命と仲間の命(市松)を天秤に掛けて悩んだ挙句に後者を選び、伝馬町牢屋敷の牢屋見廻り同心に降格(最下位の地位)となったが、おこうの死に際の頼みを受け、裏の仕事は継続した。

市松

演 - 沖雅也

竹細工師。

整った顔立ちの色男ながら、私情を表に出さない冷淡な性格。どんな難解な状況や強敵であろうとも遂行しようとするなど、殺し屋としてのプロ意識が非常に高い。殺しの現場を主水に目撃され彼の命を狙うが、逆に誘いを受けて仕置屋となる。ただし他の組織から別の殺しの依頼を受けている。父親の市造[7]も殺し屋だったが、仲間にはめられて死亡。その後、育ちの親の元で殺し屋稼業を続けていたが、その親を自分の手で始末した。

表向きは感情を出さず、仲間意識も乏しいように見えるために主水や捨三から警戒されることが多い反面、裏稼業に関わらない人間に対しては無償の優しさを示し、竹細工の玩具(たけとんぼ)で遊ぶ子供たちの前では温かい笑顔も見せている。

最終回で奉行所に捕らえられるが、主水の手で逃亡に成功し、江戸を離れる。次作『必殺仕業人』の赤井剣之介(中村敦夫)は旅先で、市松と出会い、主水を紹介されたという設定である。

印玄

演 - 新克利

破戒僧。

坊主頭の中年男。捨三とは親友で、釜場に入り浸り、女湯を覗いたりしている。設定年齢は30歳(第26話)。本名は「多助」[8]。上州で幼少期を過ごしたが家庭環境は恵まれず、母とは幼少時に生き別れ、その後は父と暮らしていたが父が生活苦から印玄を道連れに無理心中を図り、印玄のみが生き残った。印玄が青年になった頃に母と再会を果たしたものの印玄やその父に全く愛情は無く、再会した印玄に関係を求めてくるほど性に奔放になっており、印玄は彼女の情夫とともに始末した(第13話)。それがトラウマとなり、基本的には明るい性格だが躁鬱と言えるほど気分の浮き沈みが激しい。

捨三の紹介で、仕置屋となる。裏の仕事に出向く前に、女郎屋に足を運んでは女を抱くのが習慣[9]。市松の態度に不快感を示すこともあるが、捨三ほどではなく、邪険にされても、市松との交流を深めようという姿勢を見せている。

最終回で悪人に捕らえられたおこうを助け出すが、その最中に敵に刺されてしまう。その相手を道連れに屋根から飛び降り、死亡する。

捨三

演 - 渡辺篤史

銭湯「竹の湯」の釜番で、仕置屋の密偵。彼が働く釜場が、仕置屋の隠れ家となっている。

かつて、スリをしていた頃に主水に目こぼしを受けたことから、彼を慕う。主水シリーズのこれまでの殺し屋組織の密偵が対等な関係であるのに対して、主水と捨三の関係は完全な主従関係である。主水への忠誠心は高く、主水に不遜な口をきく市松の態度に食ってかかったり、第2話で鳶辰の銃口から身を呈して庇ったりと配下として、主水に尽くす描写が多い。また「仕置屋」であることに矜恃を抱くがゆえに、「殺し屋」である市松に対して不快感および不信感を抱いている。

第1話の時点で、主水の裏の顔を知っていたが、経緯は不明。主水の裏稼業再開に際し、印玄を紹介し、自らも情報収集と連絡役として活動する。初期は変装術を駆使している。

おこう

演 - 中村玉緒[10]

新富町の、髪結い床の女主人。

主水の裏稼業の過去を知り、復帰させる。彼女が頼み人から依頼を受け「おさすり地蔵」で主水と密会して、仕事を依頼する。

上方出身で関西弁を話す。客に対するおべっかがうまく金にがめついが、弱者への情は厚い。主水が間に入るため、仕置屋の実働部分については殆ど知らないが、市松のことは知っていた。

主水に想いを寄せており、主水が中村家から離縁されたとしても自分が養うとまで言い切るほどだった(最終回)が、その矢先に市松と、市松の仕置きを目撃した睦美屋(仕置きされた者の兄と配下の者達)との抗争に巻き込まれ、熾烈な拷問を受ける。印玄と市松に救出されるが、最期は主水に裏稼業を続けるように頼み、死亡した。



その他



中村せん

演 - 菅井きん

主水の姑。婿養子の主水をいびる。

南町への転属に関して、形式的には栄転のため、当初は主水を褒めていたが、心付けが貰えず、離れの新築費用もあり、困窮を極めると主水をいびるようになっていく。

中村りつ

演 - 白木万理

主水の妻。せんとともに、婿養子の主水をいびる。

亀吉

演 - 小松政夫[11]

目明し。

手柄が無く、主水の南町奉行所 着任に伴い、彼の配下となる。明るく、お調子者の性格で、主水の無茶に付き従う一方で、せんとりつから小遣いを貰い、主水の行動を監視する役目も仰せつかっている。

後に『新・必殺仕置人』第15話で、ゲスト出演している。

与力 村野

演 - 宗方勝巳[12]

南町奉行所の与力で、主水の上司。煩さ型で、規律に厳しい南町を代表する清廉な人物。昼行灯の主水を叱責することは多いが、通常は軽んじられる主水の話をよく聞き、逆に相談を持ちかけ、金一封を餌に、主水を動かすことがあった。

おはつ

演 - 石原初音[13]

主水の行き着けの一膳飯屋の女中の少女。主水がその飯屋に行くのは彼女が目的だが、当人は同心であることは気づいておらず、主水を信頼している。家庭と職場で軽んじられる主水に取って、癒しのような存在である。

おふく

演 - 近松麗江[14]

おはつが勤務する食堂の女将。ある旗本たちが、町で無法行為をした際は奉行所に訴状を持って直訴しに行くなど、正義感のある女性である(第16話)。

るみ

演 - 香川留美[15]

おこうが営む、髪結い床の従業員。

のぞみ

演 - 星野のぞみ[16]

おこうが営む、髪結い床の従業員。



ナレーター

オープニング - 草笛光子

作 - 早坂暁

次回予告 - 野島一郎



ゲスト




第1話 「一筆啓上 地獄が見えた」



  • 与力 高畑 - 谷村昌彦

  • 近江屋利兵衛 - 高木均

  • おみよ / おいと(二役) - 工藤明子

  • 番頭 参造 - 浜田晃

  • 伝次 - 金井進二

  • 瓦屋 仙助 - 小田部通麿

  • 与力 牧野 - 西山辰夫

  • 同心 坂井 - 田畑猛雄

  • そば屋の亭主 - 日高久




第2話 「一筆啓上 罠が見えた」



  • 鳶辰 - 津川雅彦

  • おみつ - 今出川西紀

  • 源次 - 石山律雄

  • 大和屋 - 北村英三

  • 高岩 - 成瀬正

  • 鳶辰の情婦 - 内村レナ

  • おせつ - 山口朱美

  • 浪人 - 出水憲司




第3話 「一筆啓上 紐が見えた」



  • 加吉 - 中尾彬

  • 富蔵 - 江幡高志

  • 同心 奥村 - 小林勝彦

  • おさと - 津路寿々代

  • おちさ - 上原ゆかり

  • 人足 - 東悦次




第4話 「一筆啓上 仕掛が見えた」



  • 桔梗屋仁左衛門 - 大滝秀治

  • 高田京楽 - 山本學

  • お美津 - 竹下景子

  • 火消し 伝八 - 横沢祐一

  • 江戸屋長五郎 - 北見唯一

  • 八百久 - 古川ロック




第5話 「一筆啓上 幽鬼が見えた」



  • およう - 三条泰子

  • 菊次 - 二宮さよ子

  • 円屋高兵衛 - 川合伸旺

  • 絵師 国春 - 菅貫太郎

  • おしん - 森崎由紀

  • 小八 - 大木正司

  • 竹次郎 - 志賀勝

  • 料亭の女中 - 松谷令子




第6話 「一筆啓上 怨霊が見えた」



  • 清二郎 - 和田浩治

  • おその - 西尾三枝子

  • 花森源造 - 原田清人

  • 喜助 - 堺左千夫

  • 信一郎 - 岡本崇

  • 仙八 - 阿木五郎




第7話 「一筆啓上 邪心が見えた」



  • 堀内以蔵 - 今井健二

  • おちか - 入江若葉

  • 矢之助 - 河原崎次郎

  • 茂作 - 花上晃

  • 鶴造 - 高並功

  • 清十郎 - 浜田雄史

  • 松吉 - 松尾勝人




第8話 「一筆啓上 正体が見えた」



  • おしま - 吉行和子

  • 山崎格之進 - 織本順吉

  • 伊勢屋 - 藤岡重慶

  • 辰平 - 田口計

  • 与力 真部 - 西山辰夫

  • 銀次 - 田畑猛雄

  • おみよ - 原田あけみ

  • 仙吉 - 佐々山洋一




第9話 「一筆啓上 偽善が見えた」



  • 蛙亭文蝶 - 寺田農

  • 孫兵衛 - 長谷川明男

  • おきく - 津田京子

  • 清太 - 野口貴史

  • 三次 - 須賀良

  • 江戸屋 - 天王寺虎之助




第10話 「一筆啓上 姦計が見えた」



  • 安田弥一郎 - 横内正

  • 志津 - 弓恵子

  • 土方左馬之介 - 伊藤孝雄

  • 佐々木兵庫 - 波田久夫

  • 瀬川一蔵 - 柳原久仁夫

  • 小太郎 - 伊藤洋一

  • お寅 - 近江輝子




第11話 「一筆啓上 悪用が見えた」



  • 黒門町の左平次 - 大木実

  • お栄 - 松本留美

  • 良庵 - 柳沢真一

  • 伊三郎 - 平泉征

  • 駕篭屋 源造 - 鶴田忍

  • 駕篭屋 辰次 - 小林尚臣

  • 徳兵衛 - 芝本正




第12話 「一筆啓上 魔性が見えた」



  • 銀次 - 岸田森

  • おるい - 中川梨絵

  • ろく - 近藤宏

  • 留吉 - 山村弘三

  • 参造 - 出水憲司




第13話 「一筆啓上 過去が見えた」



  • およね - 武原英子

  • 伝兵衛 - 遠藤太津朗

  • 清吉 - 松山照夫

  • おふく - 松川純子

  • おしん - 水上竜子

  • おとき - 谺のぶ子

  • おりん - 小柳圭子

  • 彦市 - 東悦次

  • あるじ - 日高久




第14話 「一筆啓上 不義が見えた」



  • 浅吉 - 佐々木剛

  • 長門屋治平 - 米倉斉加年

  • おそで - 田島令子

  • 丹蔵 - 大木晤郎

  • 源七 - 平沢彰







第15話 「一筆啓上 欺瞞が見えた」



  • たか - 山田五十鈴

  • 佐一郎 - 綿引洪

  • 勘次郎 - 外山高士

  • 仙太 - 牧野義介

  • 小栗克之進 - 杉本孝次

  • ちづ - 志乃原良子

  • おしん - 桃山みつる

  • 三州屋 - 藤尾純




第16話 「一筆啓上 無法が見えた」



  • 久坂房次郎 - 菅貫太郎

  • 稲村 - 穂積隆信

  • お糸 - 秋谷陽子

  • 古泉堂 - 小鹿番

  • 滝沢 - 不破潤

  • 伊織 - 道井和仁

  • 佐野 - 芝本正

  • おちか - 藤山喜子

  • そば屋 - 北見唯一

  • 格地 - 山口幸生




第17話 「一筆啓上 裏芸が見えた」



  • 向坂右門 - 上野山功一

  • お蝶 - 白川みどり

  • 羽左衛門 - 浜田寅彦

  • 六兵ヱ - 嵯峨善兵

  • お雪 - 森崎由紀

  • 弥吉 - 大竹修造

  • 紋次 - 田畑猛雄




第18話 「一筆啓上 不実が見えた」



  • 巳代吉 - 石橋蓮司

  • お仲 - 横山リエ

  • 喜三郎 - 長谷川弘

  • 大山勝之進 - 五味龍太郎

  • 弥助 - 浜伸二

  • 藤造 - 阿木五郎




第19話 「一筆啓上 業苦が見えた」



  • 全覚 - 佐藤慶

  • 正覚 - 石橋雅史

  • 囚人 弥蔵 - 汐路章

  • 田所隼人正 - 波田久夫

  • 小出俊蔵 - 田中弘

  • 正木 - 成瀬正

  • 同心 米倉 - 伴勇太郎




第20話 「一筆啓上 手練が見えた」



  • 疾風の竜 - 中村敦夫

  • 石神辰五郎 - 北村英三

  • 四天王 - 阿藤海

  • おふみ - ひろみどり

  • 伊佐吉 - 島米八

  • お千代 - 桑垣浩子

  • 同心 - 古川ロック

  • 殺し屋 - 東悦次




第21話 「一筆啓上 逆夢が見えた」




  • 鳥居耀蔵 - 志村喬

  • 泉屋 - 神田隆

  • 千里 - 花紀京

  • お袖 - 稲野和子

  • 日暮 - 近藤宏

  • 勘助 - 内田勝正

  • 越後屋 - 永野達雄

  • 水沼 - 溝田繁

  • 小鹿 - 下元年世




第22話 「一筆啓上 狂言が見えた」



  • 三原屋宗右衛門 - 稲葉義男

  • 浅吉 - 蟹江敬三

  • おりん - 大関優子

  • 浜田屋 - 国一太郎




第23話 「一筆啓上 墓穴が見えた」



  • 榊 - 戸浦六宏

  • お篠 - 吉沢京子

  • 清吉 - 山本紀彦

  • 子分 - 大橋壮多

  • 春慶 - 天王寺虎之助

  • お里 - 三浦徳子

  • 清太郎 - 浜田雄史

  • 伏見屋 - 沖時男




第24話 「一筆啓上 血縁が見えた」



  • 伝蔵 - 長谷川明男

  • おきぬ - 荒砂ゆき

  • おかよ - 宮前ゆかり

  • 丹波屋助右ヱ門 - 中村錦司

  • おみね - 葵三音子[1][17]

  • おせき - 近江輝子

  • 女郎 - 徳田尚美




第25話 「一筆啓上 不倫が見えた」



  • 志乃 - 市原悦子

  • 清吉 - 寺田農

  • 岡崎左門 - 小笠原良知

  • 三州屋惣兵ヱ - 谷口完

  • 相模屋勘右ヱ門 - 永田光男

  • 弥助 - 五味龍太郎

  • 茶屋の女 - 山口朱美

  • 同心 - 出水憲司




第26話 「一筆啓上 脅迫が見えた」



  • 富蔵 - 美川陽一郎

  • 弥七 - 山本麟一

  • お京 - 志摩みづえ

  • 鉄吉 - 高峰圭二

  • 益田屋 - 西川ヒノデ

  • 水村 - 唐沢民賢

  • 女衒 - 国広富之[18]

  • 風呂の客 - 松尾勝人




第27話 「一筆啓上 大奥が見えた」



  • みわ - 竹下景子

  • おさと - 本阿弥周子

  • 横溝甚兵衛 - 山田禅二

  • 戸田左近 - 佐藤京一

  • おとき - ひろみどり

  • 岩田外記 - 波田久夫

  • 竹次郎 - 伊吹新吾

  • 仙吉 - 表淳夫

  • 甲州屋 - みの和田良太

  • おかね - 松井加容子




第28話 「一筆啓上 崩壊が見えた」



  • 睦屋佐兵衛 - 観世栄夫

  • 徳太郎 - 大林丈史

  • 伊蔵 - 沼田曜一

  • 松吉 - 浜伸二

  • おさよ - 飯塚明美







殺し技



市松

竹串で悪人の首筋を刺す。

串を装着した白い折鶴を紙飛行機のように飛ばし、首筋に刺す。その時、折鶴が赤く染まる(第2、4話)、刺した串を折って首に押し込む(第8、13、28話)、竹とんぼの羽を飛ばし喉を切って串で刺す(第10話)、竹箒を削った串(第16話)、二又に分かれた串(第17話)、おでん串(第21話)など、状況に応じて使い分ける。

また、一人だけ殺しの際に流れるBGMが通常の「仕置」ではなくスローバラード調の専用テーマ曲「市松Ⅱ」や主題歌のインストゥルメンタル曲になるパターンがあるなど、「必殺仕事人」以降の主水に先駆けた特別な演出がなされた。

印玄

悪人を屋根の上に担ぎ上げ、背中を押して、転落死させる。押された悪人は転落している最中に「止めて! 助けて!」などと叫ぶのが定番である[19]

中盤以降は持ち前の怪力を活かし、後のシリーズでも見られる、回転落とし、人体二つ折などのバリエーションが登場する[20]

中村主水

大刀・脇差で悪人を斬る、刺す[21]



スタッフ



  • プロデューサー - 山内久司、仲川利久(朝日放送)、櫻井洋三(松竹)

  • 脚本 - 安倍徹郎、中村勝行、村尾昭、國弘威雄、素一路、保利吉紀、田上雄、野上龍雄、横光晃、猪又憲吾



  • 監督 - 蔵原惟繕、松本明、松野宏軌、大熊邦也、三隅研次、工藤栄一、渡邊祐介、田中徳三



  • 撮影 - 石原興



  • 音楽 - 平尾昌晃

  • 編曲 - 竜崎孝路



  • 制作協力 - 京都映画撮影所(現・松竹撮影所)

  • 制作 - 朝日放送、松竹



主題歌


  • 葵三音子[1]「哀愁」(ビクターレコード(現・ビクターエンタテインメント))
    作詞:片桐和子、作曲:平尾昌晃、編曲:竜崎孝路



放送日程


  • 強調部は、サブタイトルのフォーマット(「一筆啓上 ○○が見えた」)。









































































































































































































話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督
第1話 1975年07月04日
一筆啓上 地獄が見えた
安倍徹郎 蔵原惟繕
第2話 7月11日 一筆啓上 罠が見えた 中村勝行[22]
松本明
第3話 7月18日 一筆啓上 紐が見えた 村尾昭 松野宏軌
第4話 7月25日 一筆啓上 仕掛が見えた 中村勝行 大熊邦也
第5話 8月01日 一筆啓上 幽鬼が見えた 安倍徹郎 松野宏軌
第6話 8月08日 一筆啓上 怨霊が見えた 國弘威雄 蔵原惟繕
第7話 8月15日 一筆啓上 邪心が見えた 村尾昭
第8話 8月22日 一筆啓上 正体が見えた 素一路 大熊邦也
第9話 8月29日 一筆啓上 偽善が見えた 保利吉紀 松野宏軌
第10話 9月05日 一筆啓上 姦計が見えた 田上雄 松本明
第11話 9月12日 一筆啓上 悪用が見えた 中村勝行 松野宏軌
第12話 9月19日 一筆啓上 魔性が見えた 安倍徹郎 蔵原惟繕
第13話 9月26日 一筆啓上 過去が見えた 村尾昭 三隅研次
第14話 10月03日 一筆啓上 不義が見えた 國弘威雄 松野宏軌
第15話 10月10日 一筆啓上 欺瞞が見えた 蔵原惟繕
第16話 10月17日 一筆啓上 無法が見えた 保利吉紀 大熊邦也
第17話 10月24日 一筆啓上 裏芸が見えた 松本明
第18話 10月31日 一筆啓上 不実が見えた 野上龍雄 蔵原惟繕
第19話 11月07日 一筆啓上 業苦が見えた 安倍徹郎[23]
工藤栄一[24]
第20話 11月14日 一筆啓上 手練が見えた 中村勝行 渡邊祐介
第21話 11月21日 一筆啓上 逆夢が見えた 保利吉紀 大熊邦也
第22話 11月28日 一筆啓上 狂言が見えた 横光晃 松野宏軌
第23話 12月05日 一筆啓上 墓穴が見えた 保利吉紀
第24話 12月12日 一筆啓上 血縁が見えた 猪又憲吾 田中徳三
第25話 12月19日 一筆啓上 不倫が見えた 中村勝行 大熊邦也
第26話 12月26日 一筆啓上 脅迫が見えた 保利吉紀 松野宏軌
第27話 1976年01月02日 一筆啓上 大奥が見えた 國弘威雄 渡邊祐介
第28話 1月09日 一筆啓上 崩壊が見えた 村尾昭 蔵原惟繕


ネット局


系列は放送当時のもの。



































































































































































































放送対象地域
放送局
系列
備考

近畿広域圏

朝日放送

NETテレビ系列

制作局

関東広域圏

NETテレビ
現・テレビ朝日

北海道

北海道テレビ


青森県

青森テレビ

TBS系列


岩手県

岩手放送
現・IBC岩手放送

宮城県

東北放送
1975年9月まで
日曜深夜23:45 - 24:40の放送

東日本放送
NETテレビ系列
1975年10月から

秋田県

秋田テレビ

フジテレビ系列


山形県

山形放送
日本テレビ系列


福島県

福島テレビ
TBS系列
フジテレビ系列


新潟県

新潟総合テレビ
フジテレビ系列
日本テレビ系列
NETテレビ系列


長野県

信越放送
TBS系列


山梨県

テレビ山梨


富山県

富山テレビ
フジテレビ系列


石川県

北陸放送
TBS系列


福井県

福井テレビ
フジテレビ系列


静岡県

静岡放送
TBS系列


中京広域圏

名古屋テレビ
NETテレビ系列


鳥取県・島根県

山陰放送
TBS系列


岡山県

テレビ岡山
フジテレビ系列
NETテレビ系列
現・岡山放送
当時の放送免許エリアは岡山県のみ

広島県

広島ホームテレビ
NETテレビ系列
第12話まで、8日遅れの土曜12:00 - 12:55の放送
第13話はテレビ新広島開局に伴う編成調整のため、未放送
(後年の再放送で、初放送となる)

山口県

テレビ山口
TBS系列
フジテレビ系列
NETテレビ系列


徳島県

四国放送
日本テレビ系列


香川県

瀬戸内海放送
NETテレビ系列
当時の放送免許エリアは香川県のみ

愛媛県

南海放送
日本テレビ系列


高知県

テレビ高知
TBS系列


福岡県

九州朝日放送
NETテレビ系列


長崎県

長崎放送
TBS系列


熊本県

熊本放送


大分県

大分放送


宮崎県

宮崎放送


鹿児島県

南日本放送


沖縄県

琉球放送



脚注


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  1. ^ abc本名は伊藤美音子のようであり(葵三音子-昭和碟典)、ネットでは「美音子」の表記も見られるが、当番組の主題歌や出演の表記は音子(みねこ)である


  2. ^ 第14話以降は、22:00 - 22:54。


  3. ^ エンドロールにおいては市松役の沖雅也が先頭(藤田はトメ)であるため沖が主演であると誤解されることが多いが、ストーリー上では一貫して藤田が主演である。


  4. ^ 参照:必殺必中仕事屋稼業#腸捻転解消(ネットチェンジ)


  5. ^ ただし局側も「藤田のテロップ部分のみ起こし効果を追加する」「他の出演者は背景が静止画なのに対し、藤田の部分のみ動画とする」という措置をとっている。


  6. ^ クレジットは「起こし」。


  7. ^ 第2話で市松の回想という形で登場。沖の二役。


  8. ^ LD『必殺仕置屋稼業』ライナーノーツ解説、角川書店『必殺シリーズ 完全殺し屋名鑑』に記載。


  9. ^ どうやらかなりの絶倫らしく、女郎達からは敬遠されているが、嫌がる女郎を捕まえては脇に抱えて廓内の部屋へと連れ込み事を終えてから裏の仕事へと向かう。


  10. ^ 第1 - 9、11、13、15 - 22、24 - 26、28話


  11. ^ 第1 - 13、16 - 19、22 - 25話


  12. ^ 第2 - 5、7 - 9、11、12、16、17、19 - 21、23 - 25、27、28話


  13. ^ 第2 - 11、13 - 17、19、21 - 24、26、27話。第15話のみ、お初と表記。


  14. ^ 第2、4、9、16話


  15. ^ 第3 - 6、8、9、13、20、22話。第3話のみ、髪結の少女 るみと表記。


  16. ^ 第3 - 6、8、9、13、17、20、22、28話。第3話のみ、髪結の少女 のぞみと表記。


  17. ^ 主題歌『哀愁』の歌唱者。劇中でも一節披露している。


  18. ^ 大学在学中で松浦竹夫演劇研究所に入る前の仕事。1分足らずだがおそらく初めての映像出演


  19. ^ 大八車の車輪に頭と手足をはめ込んで転がしたり、網で捕まえて、砲丸投げの要領で投げ飛ばした事があった(第25話ほか)。


  20. ^ 第26話を除く。


  21. ^ 第5、11、13、14、19、22話を除く。


  22. ^ 一部資料での「田上雄」という情報は誤り。


  23. ^ 一部資料での「桜井康裕」という情報は誤り。


  24. ^ 一部資料での「長谷和夫」という情報は誤り。



外部リンク


  • 必殺仕置屋稼業 - テレ朝動画



























NET系 金曜22時台(当時は朝日放送の制作枠)
前番組 番組名 次番組


必殺必中仕事屋稼業(第14話から)




  • 腸捻転解消に伴いTBS系列&土曜22時台から移行






必殺仕置屋稼業


必殺仕業人


NET系 金曜22:54 - 22:55枠
(1975年7月 - 9月)


必殺必中仕事屋稼業(第14話から)


必殺仕置屋稼業(第13話まで)
【1分縮小して継続】



ANNスポーツニュース
※22:54 - 23:00
【66分繰り上げ】





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