ジョギング
ジョギング(Jogging)とは、ゆっくりした速さで走ることである。陸上競技・長距離走や他のスポーツにおける持久力を高めるためのトレーニングとしてのジョギング、娯楽としてのジョギング、フィットネス、健康増進のための有酸素運動としてのジョギングなど、さまざまな目的で行われる。ジョギングする人をジョガー(Jogger)と呼ぶ[1]。1977年にアメリカ合衆国で出版された『The Complete Book of Running』(邦題:奇蹟のランニング)にてジム・フィックスが提唱した。
目次
1 ジョギングの定義
2 走ると歩くの違い
3 有酸素運動としてのジョギング
4 脚注
5 関連項目
ジョギングの定義
ジョギングに定義はないが、一つの指標としては時速9.6kmよりゆっくり走ること[2]。
走ると歩くの違い
「走る」と「歩く」の違いは、両足が地面から同時に離れることがあるかないかにより分けられる。走る動作の場合、両足が同時に地面から離れるので、短いジャンプを連続的に繰り返していることになる。このため、着地時にかかとやヒザには体重の3倍[3]から5倍の衝撃力がかかる。体重の重い者や加齢により関節が弱っている者は、長時間走ることによって脚に障害を抱える危険性をはらんでいる。また、走ることで心拍数が急激に増加するので、準備運動をせずに走り出すと循環器系統に過度の負担がかかる場合も多い。以上の理由から、近年はより体への負担が少ないウォーキングへの注目が高まっている。なお、ある一定以上の速さで歩いた場合には走る以上にエネルギーを消費するので、体への負担が少ないからといって運動量まで少ないわけではない。
有酸素運動としてのジョギング
ジョギングは、一般的にランニングよりもスピードが遅く、長時間の有酸素運動ができるため、健康に良いとされている。ただし、やりすぎは疲労のピークに達して、逆効果になることも考える必要がある[4]。
脚注
^ ジョガーとは コトバンク
^ [1]
^ 石橋秀幸・著者『レベルアップする!野球 化学・技術・練習』2013年、189頁
^ 『楽しくきれいに走りたいマラソン完走BOOK』72ページ。
関連項目
ジム・フィックス(ジョギングの提唱者)- トレッドミル
- ランナーズハイ (生体)
- JOGLIS