F/A-18E/F (航空機)
F/A-18E/F スーパーホーネット
「ジョージ・ワシントン」に着艦するVFA-27所属のF/A-18E。
用途:戦闘機
分類:艦上戦闘機、戦闘攻撃機(マルチロール機)
製造者:マクドネル・ダグラス(現ボーイング)社
運用者
アメリカ合衆国(アメリカ海軍)
オーストラリア(オーストラリア空軍)
初飛行:1995年11月29日
生産数:600機(2018年10月)
生産開始:1998年
運用開始:1999年
運用状況:現役
ユニットコスト:7,050万USドル(2017年)
F/A-18E/Fは、マクドネル・ダグラス社が開発したF/A-18A-D ホーネットの発展型戦闘攻撃機。F/A-18E/Fとは本シリーズの総称であり、その内容は単座型のF/A-18Eと複座型のF/A-18Fからなる。
愛称は、ホーネットを超越しているという意味を込めて「スーパーホーネット」(Super Hornet)に変更された。A型からD型までのレガシーホーネット[1]と識別するために、「ライノ」(Rhino)[2]という愛称を無線でコールする際に用いている。「レガシーホーネット」・「ライノ」ともに非公式な呼称でもある。
目次
1 概要
2 開発の経緯
3 機体
3.1 機体の大型化
3.2 エアインテークの二次元型への変更
3.3 エンジンの変更
3.4 アビオニクスの変更
3.5 空中給油
4 型式
5 採用状況
5.1 運用国
5.2 採用検討国
5.3 過去に検討された国家
6 スペック
6.1 兵装
7 登場作品
8 出典・脚注
9 関連項目
10 外部リンク
概要
F/A-18E/Fは、第4.5世代ジェット戦闘機に分類される戦闘攻撃機(マルチロール機)である。A-12の開発中止を受けて、既存のF/A-18(A-D型)の基本設計から全面的に再設計することで開発された。航続距離や兵器搭載能力の向上を図り、機体の大型化やステルス性を考慮した設計変更が行われた。
2001年にF/A-18E/Fが初期作戦能力を獲得し、アメリカ海軍のF-14艦隊防空戦闘機(艦上戦闘機)を更新する形で配備が進められ、イラク戦争などの実戦に参加した。
アメリカ海軍の他、オーストラリア空軍でも採用されている。
開発の経緯
アメリカ海軍は、1963年から運用を続けていたA-6艦上攻撃機の退役における後継機選定のための ATA(Advanced Technology Attacker=先進戦術航空機)計画において、マクドネル・ダグラス社とジェネラル・ダイナミクス社(いずれも当時)の共同計画案を1987年末にA-12として本格的に開発を開始した。
このA-6後継機が選定されたのと同じ1987年にマクドネル・ダグラス社では海外への輸出を主眼にF/A-18C/Dを発展させたホーネット2000開発を計画している。F/A-18の原型機であるYF-17は、ノースロップ社独自の社内開発計画であったP-530 コブラで空軍の軽量戦闘機計画に応募したものであり、ホーネット2000では胴体と翼面の大型化や高出力エンジンへの換装によって、性能向上を図るものであったが、結局この計画は各国からの関心を集めることはなかった。
1991年初頭になり、国防総省は開発コストの高騰やスケジュールの遅延に機体重量の増大、冷戦終結による国防費削減などを理由からA-12開発計画を中止した。A-12とは別にA-6Eのアップグレード型のA-6Fも開発されていたが、こちらも予算などの問題から開発が中止された。2つのA-6後継機開発計画が中止された結果、アメリカ海軍は別の開発・調達計画を必要とした。1992年5月、アメリカ海軍はホーネット2000をベースにしたF/A-18発展型機採用の意向を表明し、結果としてこの機体がF/A-18E/Fとなった。アメリカ海軍は、採用意向表明するのに先立ち、EMD(技術・製造・開発)段階移行のためにマクドネル・ダグラス社に対する地上試験用の3機と飛行試験用の単座型5機、複座型2機の製造承認と、ジェネラル・エレクトリック社に対するF/A-18C/D搭載のF404の発展型F414エンジンの開発承認を与えた。
1995年、飛行試験用の単座型1号機が完成し同年11月29日に初飛行した。1996年4月1日には複座型1号機が初飛行している。その後の各種試験を経て、1998年12月18日に量産型のF/A-18E初号機が海軍に納入され、2001年にF/A-18E/Fが初期作戦能力(IOC)を獲得した。
機体
F/A-18E/FはF/A-18C/Dを改良し大型化したものであるが、多くの変更の結果、C/D型とE/F型の共通部品は僅か1割程度となった。E型は単座型、F型は複座型である。
在来型F/A-18からの主要な変更点を以下に示す。
機体の大型化
全長はF/A-18の17.07mから18.38mへと延長され、レドームも大型化している。
主翼・尾翼・ストレーキなどといった翼の面積も拡大している。主翼面積はF/A-18の37.2m2から46.45m2となっており、操舵翼の面積も拡大されている。エアブレーキは後部胴体背面から左右のストレーキ上に移設され、主翼下ハードポイントが1箇所ずつ増加している[3]。
これらの変更によりアビオニクス用スペースの増加、機内搭載の燃料タンクの容量増加[4]による航続距離の延長、運動性の向上などを実現している。その一方で、機体の大型化と翼面積の拡張などによって加速力は在来型と比べ低下しているともされる。
しかし、機体の大型化の一方でD型までにあった垂直尾翼間のエアブレーキを廃止するなど、機体の総部品数はA-D型より減少している。
以上により、F/A-18E/F・スーパーホーネットの機体規模はかつて大型戦闘機とされたF-4戦闘機すらを上回り、空虚重量ではF-15Eに匹敵する。最大離陸重量でも、大重量の可変翼を備えた純粋複座型のF-14に迫るものとなっているため、もはや旧ホーネットおよび原型機のYF-17 コブラのコンセプトである軽量戦闘機(英: Light Weight Fighter)にカテゴライズされる機体ではなくなっている。
エアインテークの二次元型への変更
F-14やF-15の二次元型エアインテークのような断面積可変式ではなく固定式のままであり、従来型同様に超音速性能を重視しないままでのステルス性考慮のための変更である。
エンジンの変更
F/A-18A-DのF404から、その発展型であるF414へ変更されている。このエンジンは完全自動化デジタル式電子制御システム(FADEC)を備えることで推力制御の自動最適化が達成されている。ただし、エンジンサイズを拡大せず高推力化するために排気速度を高めたせいで、かねてより騒音が大きいとされていたF404よりもさらに大きくなり、開発国アメリカでは訴訟にまで至った。また、ステルス性向上のため吸気ファン前方にレーダーブロッカーを装備している。
アビオニクスの変更
レーダーは、AN/APG-65からサイズや重量をほとんど増加することなしに性能を向上させたAN/APG-73に変更しており、より高性能なAN/APG-79も搭載可能としている。
AN/APG-79はアクティブ・フェーズド・アレイ・レーダーで同時処理が可能な目標数がAN/APG-73のおよそ倍となっており、限定的な電子妨害にも使用可能とされている。
その他、ATFLIRの携行能力や運用可能な兵装の種類が増えている。イラクでのサザン・ウォッチ作戦においてVFA-115 "イーグルス"所属機がF/A-18Eとして初めて実戦に出撃し、イラク軍の地対空ミサイル陣地に統合直接攻撃弾薬(JDAM)を投下している。
空中給油
退役するKA-6DやS-3Bの代替として空中給油機の役割も果たせるようになっている。
プローブアンドドローグ方式が採用されており、"aerial refueling system"(ARS、空中給油システム)と呼ばれる増槽を装着することで内部タンクとあわせて最大29,000ポンド(13トン)の燃料を搭載することができる。
F/A-18A-D | F/A-18E/F | |
---|---|---|
全長 | 17.07m | 18.38m |
全幅 | 11.43m | 13.62m |
全高 | 4.66m | 4.88m |
主翼面積 | 37.2kg/m2 | 46.45kg/m2 |
空虚重量 | A/B:12,973kg C/D:10,810kg | 14,007kg |
最大離陸重量 | A/B:21,888kg C/D:23,542kg | 29,938kg |
エンジン | F404-GE-400 ターボファンエンジン×2 | F414-GE-400 ターボファンエンジン×2 |
推力 | A/B:7,260kg×2 C/D:8,160kg×2 | 6,350kg(ミリタリー)×2 9,980kg(アフターバーナー)×2 |
最大速度 | A/B:M1.7 C/D:M1.8 | M1.6 |
航続距離 | 3,700km | 3,710km |
戦闘行動半径 | C/D : 540km | |
実用上昇限度 | 15,240m | 15,250m |
型式
- F/A-18E
- F/A-18E/Fの単座型。
- F/A-18F
- F/A-18E/Fの複座型。
- F/A-18E/F ブロック2
- 2003年会計年度から発注されたF/A-18E/Fのアップグレード型。以下の改良が行われている[5]。
- 搭乗員ステーションの改良
- F型は後席コックピットを8x10インチの大型ディスプレイを搭載したACS(Advanced Crew Station)と呼ばれるものに変更。
レーダーを機械走査式のAN/APG-73からアクティブ電子走査アレイ(AESA)式のAN/APG-79に変更。レーダー換装でアンテナ面角度が変わったため、それに併せてレドーム素材を変更、前部胴体に一体型の複合材料を使用してパーツ数を40%減らし、軽量化した。ただし、2003年-2005年に発注されたブロック 2の中にはAN/APG-73を搭載する機体が含まれている。
多機能情報伝達システム(MIDS-LVT)の搭載によるリンク 16への対応。多機能情報伝達システム(MIDS-LVT)では通信衛星を経由しているため伝送速度、データ量とも充分ではなく、現在では統合戦術無線システムの成果を取り込んだMIDS-JTRSに更新されつつある。- 発達型目標指示前方赤外線ATFLIRポッドの装備能力の付加。
ECM機器のAN/ALQ-165をBAEシステムズ製のAN/ALQ-214へ換装。
レーダー警報装置をAN/ALR-67(V)2からAN/ALR-67(V)3へ変更。
AN/ALE-55 光ファイバー曳航式デコイへの対応。
- F/A-18E/F ブロック 2+
- 2006年会計年度からの発注されたブロック2のアップグレード型。
- 各種センサーからの情報を統合するため、新型ミッションコンピュータと光ファイバーネットワークを追加。
2008年度より納入された機体には480ガロン増槽FPU-13を改造したAN/ASG-34IRSTポッドが装備可能となっている。このポッドは先端にIRSTが装備され、残りの部分には普通の増槽同様330ガロンの燃料が搭載される。このポッドは通常スーパーホーネットのsta.6に搭載される[6]。
- ブロック 3
- 元は2010年7月に開催されたファンボロー航空ショーにてCGイラストが発表された機体であり2月8日には2011年度インド航空ショー"エアロ・インディア"にて公開したF/A-18Eの新たなオプション案「インターナショナル・ロードマップ」としてモックアップが発表されていたものであった。初期の発表ではF/A-18E/Fをベースにした国際共同開発仕様と報じられており、ボーイングはこの計画で追加される装備や能力をユーザーのニーズに合わせて開発していく方針を提案していた。海外への輸出(既存ユーザーへの改修なども含む)やF-35Cの開発が今後さらに遅れた場合にアメリカ海軍へも売り込むことを視野に開発が進められている。提供開始時期は2015年以降となるとされていた。
- 報道陣には2011年6月29日にボーイング本社にて試作機が発表されている。改良点としては以下のものがあげられている。
- コックピットをF-35やF-15SEと似た次世代型コックピットへ換装。コックピットには11x19インチの大型カラーディスプレイ(タッチパネル式マルチタッチ対応)が装備され、レーダー、僚機、空中警戒管制機、イージス艦などからの各種情報をデータリンクを通じ表示できるのが特徴。また、ディスプレイの表示をいくつかのウィンドゥに区切って分割し画面分割数やウィンドゥのサイズなど、表示する情報をパイロットが変更できる。
エンジン推力を20%向上させたF414-GE-EPE(Enhances Paformance Engine)へ換装し、低い加速力・上昇力の改善。燃焼効率の改善による航続距離の延長。
ミサイル・レーザー警戒用のセンサーや機首下へのIRSTの増設など監視・警戒システムを強化。ボーイングはこの改良により機体全周囲を警戒可能になるとしている。米海軍では不採用となり、代わりにIRST(ASG-34)を先端に組み込んだ胴体下増槽(FPU-13/A)を取り付けることとなった。- ステルスウェポンポッドの搭載。ウェポンポッドの搭載量は、AIM-120なら4発、Mk 82 500lb爆弾なら2発、Mk 83 1,000lb/Mk 84 2,000lb爆弾なら1発搭載可能。F/A-18E/Fはこのポッドを最大3個搭載する事が可能。これによりステルス性の向上、空気抵抗による加速力の減少を改善、航続距離の延長などが見込める。米海軍では不採用となった。
- 機体背部にコンフォーマル・フューエル・タンクの装備。ドロップ・タンクよりも低抵抗かつ揚力も発生する形状により戦闘行動半径が10%向上する。タンクの容量は片側につき1,500lb、左右合計3,000lbである。また、タンクの装備によって重心位置が変化し尾翼によるトリムが不要となる事により速度性能が上昇するとも言われている。
- ステルス性能の向上も図っており、現行のF/A-18E/Fと比較し、全面のRCSは50%未満に低減されているといわれている。
2013年8月28日にはボーイング社のサイトで「F/A-18F アドバンスト・スーパーホーネット」として発表された[7]。- 試作機は2013年8月9日に初飛行[8]。
- ステルス性と追加センサーの関する要素を削除したブロック 3として米海軍に採用された。米海軍では、ブロック2で更新されつつあるMIDS-JTRSでも容量が不足しているため、同時に4チャンネルのCMN(並列多重ネットワーク)で送受信を行ない、より多くのデータをやりとり出来るMIDS-JTRS CMNー4が開発中である。
- EA-18G
EA-6Bの後継機としてF/A-18Fを改修した電子戦機。2007年9月24日に量産初号機(G-1)がアメリカ海軍へ引き渡された。
採用状況
F/A-18E/Fは、アメリカ海軍、オーストラリア空軍で運用されている。その他いくつかの国の次期戦闘機計画で提案されたが、いずれも他の候補に敗れている。
運用国
アメリカ合衆国
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- アメリカ海軍では、A-6退役後の空母航空団ストライクパッケージの要となっていたF-14艦隊防空戦闘機(対地攻撃能力付加型)の老朽化による維持コストの高騰を受け、当初は2010年としていた引退時期を2006年の第1四半期に早めた。このため、F-14やEA-6B電子戦機、S-3B艦上哨戒機が退役すると、次世代の戦闘機であるF-35C統合打撃戦闘機の就役までは、F/A-18シリーズが空母航空団の主戦力となる[9]。
- F-14よりも騒音が大きいため一部の航空基地ではF/A-18E/F型の配備は極力後回しとされた。EおよびFどちらかのみを配備している飛行隊は10隊あり、双方を配備しているのは、地上の機種転換部隊の2隊のみである。
アメリカ第7艦隊・第5空母打撃群/ジョージ ワシントン打撃群所属の第5空母航空団は、2011年5月11日にVFA-195がF/A-18CからF/A-18Eに機種転換されたことにより[10]、すべての戦闘攻撃飛行隊(VFA-102・VFA-27・VFA-115・VFA-195)がF/A-18E/F スーパーホーネットとなる。2012年3月23日に電子攻撃飛行隊もEA-18Gが配備された第141電子攻撃飛行隊が転属される。第5空母航空団は、戦闘攻撃飛行隊と電子攻撃飛行隊にスーパーホーネット系のみが配備される最初の空母航空団となる。
ブルーエンジェルスは2015年に老朽化したC/DをEで更新している[11]。
オーストラリア
2007年にオーストラリア空軍がF-111Cの更新機種としてF型を24機を発注し、2009年から順次配備している。オーストラリア向けのF/A-18Fは、既に採用を決定しているF-35Aが配備されると余剰化するため、12機が電子戦型EA-18G グラウラーへの改造を容易にできるよう予め配線を済ませた状態で生産されていたが、EA-18Gの新規購入に切り替えたため結局改造は行われないことになった[12]。
採用検討国
クウェート
- 2015年5月にクウェート空軍が28機を発注した[13]と一時報じられていたが、同年9月11日にF/A-18E/Fを退けてユーロファイター タイフーン28機の採用を決定した[14]。
- 2016年11月17日アメリカ国防総省は、対外有償軍事援助にてE型24機、F型8機の輸出許可をアメリカ議会に求めた[15]。
過去に検討された国家
日本
航空自衛隊のF-4EJ改の更新計画「第4次F-X」の候補機種の1つ。最終的にF-35Aが選定された。
ブラジル
ブラジル空軍の次期戦闘機F-X2計画をダッソー ラファール、サーブ JAS39グリペンE/Fと争っていたが、2013年12月にグリペンE/Fが採用された。
韓国
- 2014年12月29日、ボーイングとエアバス、大韓航空が3社連合を組みKFX計画に参画することが発表された。報道によると、ボーイングがスーパーホーネットにウェポンポッドとコンフォーマルタンクの搭載改造を施し、エアバス社が同機にステルス化を施すもので、3社はこの機体をKFXとして採用する様、韓国政府に提案する意向を示していた[16][17]。これは上述のアドバンスト・スーパーホーネット計画によるものである。しかし、2015年2月9日締切の同事業の入札に応募したのはKAIとロッキード・マーチンによる計画のみであった[18]。
カナダ
- 2016年にCF-18 ホーネットの更新機種としてカナダ空軍が18機を発注し、2016年9月14日までにアメリカ国務省はE型10機、F型8機を輸出する方針をアメリカ議会に通告した[19]。しかしその後カナダ政府はボーイングとボンバルディアの貿易摩擦を受け、2017年12月12日、購入計画を撤回し代わりにオーストラリアから中古のF/A-18A/B型を購入する方針を発表した[20]。
スペック
- 乗員
- E:1名
- F:2名
- 全長:18.38m
- 全幅:13.62m
- 全高:4.88m
- 主翼面積:46.45m2(E/F)
- 最大離陸重量時翼面荷重:644.52kg/m2
- 空虚重量:14,552kg
- 兵装最大搭載量:8,029kg(離陸時)/4,491kg(着陸時)
- 最大離陸重量:29,937kg
- 燃料容量:8,063L(機内タンク)
- エンジン:GE製 F414-GE-400 ターボファン×2
- 推力:6,350kg(ミリタリー)×2/9,980kg(アフターバーナー)×2
- 最大速度:M1.6
- 航続距離:3,710km
- 実用上昇限度:15,250m[21]
- 搭載電子機器
- AN/APG-73
- AN/APG-79
- AN/ASN-139 リング・レーザー・ジャイロ慣性航法装置(GPS装備)
- AN/ASQ-173 レーザー探知追跡装置/ストライクカメラ(LDT/SCAM)
- AN/AAR-50 感熱画像航法セット(TINS)
AN/AAS-38 ナイトホーク目標指示ポッド
AN/ASQ-228 ATFLIR- AN/ARN-118 TACAN
- AN/ASD-12 SHARP偵察ポッド
- A/A-42R-1 空中給油ポッド
- 電子戦装備
型式 | 搭載位置 | 補足説明 |
レーダー警報受信機 | ||
---|---|---|
AN/ALR-67(V)2 | 内部 | Block 1に搭載 |
AN/ALR-67(V)3 | Block 2に搭載 | |
チャフ・フレアディスペンサー | ||
AN/ALE-47 | 内部 | 全機に搭載 |
AN/ALE-50 | 全機搭載に対応 | |
AN/ALE-55 | Block 2以降 | |
ジャミング装置 | ||
AN/ALQ-184 | 外部 | 全機搭載に対応 |
AN/ALQ-162 | 内部 | 全機搭載 |
AN/ALQ-165 | Block 1に搭載 | |
AN/ALQ-214 | Block 2に搭載 |
兵装
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ハードポイント11箇所。兵装搭載量 8,051kg
- 固定武装
M61A1 20mmバルカン砲×1(装弾数:412発)
- 空対空ミサイル
- AIM-9 サイドワインダー
- AIM-7 スパロー
- AIM-120 AMRAAM
- 空対地ミサイル
- AGM-65 マーベリック
- AGM-84K SLAM-ER
- AGM-154 JSOW
- 空対艦ミサイル
- AGM-84 ハープーン
- 対レーダーミサイル
- AGM-88 HARM
- 爆弾/ロケット弾
Mk82/83/84
- CBU-87/89/97
- GBU-10/12/16/24
- GBU-39
- GBU-29/30/31 JDAM
B61/83
- LAU-68 Hydra70
など
登場作品
出典・脚注
^ レガシーホーネット - E/F型を「スーパーホーネット」と呼ぶのに対して、A型からD型の従来機種を「レガシーホーネット」(Legacy Hornet:旧式のスズメバチ)と区別する
^ 「ライノ」(Rhino) - スーパーホーネットのコックピット前のIFFアンテナのカバーをサイの角に見立ててつけられた愛称。航空母艦への着艦時にアレスティング・ワイヤーの張力確認時に機種を無線のコールには「ライノ」を用いている
^ ただし、主翼下パイロンは取り付け角が進行方向から外側に1°斜めになっている
^ 機内搭載の燃料は、C型が6,061リットルだったのに対し、E型では8,063リットルになっている
^ USN developing new Super Hornet upgrades
^ Heat Vision: US Teen Series Fighters Getting IRST
^ Advenced Super Hornet its debut
^ 米改良型「スーパーホーネット」、初のテスト飛行 - チャイナネット 2013年9月9日観覧
^ 少数ながらその他にE-2C/D早期警戒機、MH-60R統合多用途/S多用途・補給支援ヘリコプターなどが存在する
^ 2011年5月11日、VFA-195はF/A-18Eへの機種転換訓練を終え厚木基地に戻るVFA-195、F/A-18Eで厚木に帰還
^ USN moves to modify Super Hornet for Blue Angels role
^ Australian Government announces additional Growlers for Air Force By AFHQ, 03 May 2013
^ Exclusive - Boeing poised to clinch $3 billion-plus Kuwait F/A-18 order
^ クウェート、ユーロファイター・タイフーン28機を導入 FlyTeam ニュース
^ 航空ファン2017年2月号126ページ
^ Boeing, Airbus, Korean Air Join To Bid For KF-X
^ 『韓国の次期主力戦闘機開発計画「KF-X」、Boeing/Airbus/Korean Airlinesが共同提案へ』(2015年1月6日 business newsline)
^ "KFX stalls after only one bidder meets development deadline"(2015年2月8日 IHS Jane'360)
^ “米国務省、カナダへのFA18型戦闘機売却を承認 議会に通知”. CNN. (2017年9月14日). https://www.cnn.co.jp/m/usa/35107300.html?ref=rss 2017年9月16日閲覧。
^ “米と通商摩擦のカナダ、ボーイングからのF18購入を撤回”. CNN (2017年12月13日). 2017年12月13日閲覧。
^ F/A-18E/F Super Hornet, Aerospaceweb.org(英語) - Aerospaceweb.org
関連項目
- YF-17
F/A-18 ホーネット - ベース機
スーパーホーネット(競走馬) - 愛称が馬名の由来となっている。
外部リンク
F/A-18E/F Super Hornet, Global Aircraft(英語)
F/A-18 Hornet, Federation of American Scientists(英語)
F/A-18E/F SuperHornet(日本語)
(YouTube動画:インターナショナルロードマップの説明)(英語)
(YouTube動画:アドバンスドスーパーホーネットの説明)(英語)
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