スリクソン




スリクソン (Srixon) は、住友ゴム工業が所有する、ゴルフとテニス用品に特化したブランド[1]世界的に最も広く知られているスリクソン製品は[要出典]、ゴルフボールであり、世界的にもっと多くゴルフボールに関する特許を取得しているほか、かつてはダンロップ・スラセンジャー(英語版)など複数の主要メーカーに製品を供給し、大きな成功を収めた[要説明][2]。このブランドは、ゴルフクラブや、その他のゴルフ関連商品も全面的に製造している。




目次






  • 1 沿革


  • 2 ゴルフボール


  • 3 ゴルフクラブ


  • 4 スポンサー契約


    • 4.1 ゴルフ


    • 4.2 テニス




  • 5 脚注


  • 6 外部リンク





沿革


「スリクソン Srixon」は、もともと住友ゴム工業が、1996年以来、おもに東南アジアの子会社で製造し、日本以外の市場向けに低価格で供給していたゴルフボールのブランドであった[3][4]。日本国内では、1999年から、スリクソン・ブランドのゴルフボールなどの販売が始まった[4]


スリクソンは、2001年の時点で、住友ゴム工業や傘下企業にとって「世界戦略ブランド」と位置付けられており[5]、同年には、東南アジアでのスリクソン・ブランドのゴルフクラブの販売が開始された[6]


2003年、住友ゴム工業のスポーツ事業部門からの分社独立によってSRIスポーツ株式会社が設立され、同社から2005年にゴルフボール「スリクソン Z-UR」が発売された[7]


2006年10月に、SRIスポーツは東証1部に上場し、以降、堅調に成長した[8]


2007年10月、SRIスポーツは、アメリカ合衆国のゴルフクラブ・メーカー、クリーブランドゴルフ(英語版)を取得し、翌年にはスリクソンの事業とクリーブランドゴルフとの統合が発表された
[7][9]


2007年には、スリクソンのブランドでゴルフクラブが発売され、さらにゴルフボールのラインもリニューアルされた[7]。テニスボールがスリクソンのブランドで発売されたのもこの年であった[7]


2012年2月、SRIスポーツは、ダンロップスポーツに社名変更した[8]


2014年から、従前の「福島オープンゴルフ」の主催者に日本ゴルフツアー機構 (JGTO) とダンロップスポーツが加わり、新たに「ダンロップ・スリクソン福島オープン」が男子ツアーの公式戦として開催されるようになっている。


2015年4月、ダンロップスポーツとデサントは、「スリクソンブランドのゴルフアパレル分野の業務提携」を発表した。これによれば、企画制作などはデサントが行うこと。ウェアの販売はデサントが、アクセサリー類の販売はダンロップスポーツが行うこと、となっている[10]



ゴルフボール


SRIスポーツは、以前から、他の主要なゴルフ用品ブランドにゴルフボールを製造供給しており、特にダンロップ・スラセンジャーには、ハイエンド商品であるマックスフライ(英語版)の「Maxfli Tour Balata HT」を含む様々な製品を供給していたが、現在は自社ブランドであるスリクソンで様々なゴルフボールを市場に出している。





グレーム・マクドウェル、2012年撮影。



  • Z-STAR

  • Z-STAR X

  • Z-STAR TOUR Yellow

  • Q-STAR

  • TriSpeed

  • AD333

  • Soft Feel

  • Soft Feel for Ladies

  • Distance


2011年には、新たにZ-STAR XV(グレーム・マクドウェルや石川遼が使用契約)が導入された。スリクソンのZ-STAR XVは、スイングの速いゴルファー向きに設計されている。



ゴルフクラブ


スリクソンは、各種のゴルフクラブや関連用品も広く揃えている。

















スポンサー契約



ゴルフ


スリクソンは、世界中の主要なツアーで活躍する数多くのプロゴルファーとスポンサー契約を結んでいる。
以下のリストには、過去の一時期に契約があった者も含まれている。










テニス


ATPツアー



  • 南アフリカ共和国の旗 ケビン・アンダーソン

WTAツアー




  • カザフスタンの旗 ザリナ・ディアス


  • 日本の旗 土居美咲


  • 日本の旗 奈良くるみ



脚注





  1. ^ “スポーツ用品事業”. ダンロップスポーツ. 2016年12月31日閲覧。


  2. ^ “Make Yourself Familiar With This Name: Srixon”. WISN. (2004年2月26日). http://www.wisn.com/sports/2878716/detail.html 2008年10月13日閲覧。 


  3. ^ “ゴルフボール、東南アで拡販、住友ゴム、高級イメージ前面――来年出荷20万ダース”. 日経産業新聞. (1997年10月30日). "住友ゴムの東南アジアのゴルフボール事業はマレーシアにある全額出資子会社スリクソンスポーツ・アジア(クアラルンプール、伊井康高社長、資本金約二千五百万円)を通じ、昨年末から展開している。"  - 日経テレコン21にて閲覧

  4. ^ ab“住友ゴム、海外向けゴルフ用品3品目を国内発売”. 日経産業新聞. (1999年7月23日). "九月に発売するのは九六年から海外で販売している「スリクソン」ブランドのゴルフボール。現在二十一カ国で販売しており、ローラ・デービースやグラハム・マーシュ、ファジー・ゼラーなど欧米の有名選手と使用契約を結んでいる。... 今後「スリクソン」ブランドでは、現在のボールやアクセサリー類のほか、ゴルフクラブを販売することも検討している。"  - 日経テレコン21にて閲覧


  5. ^ “日本ダンロップ、ゴルフ用品で英プロらと契約”. 日経産業新聞. (2001年1月29日). "住友ゴム工業の販売子会社、日本ダンロップ(神戸市)は ... 両選手は同社が世界戦略ブランドとして展開している「スリクソン」ブランドのゴルフ用品を使用してツアーに参加する。"  - 日経テレコン21にて閲覧


  6. ^ “スポーツ用品アジアで攻勢――ヨネックス、中国に代理店、ミズノ、韓国で野球用品”. 日本経済新聞. (2002年4月26日). "このほか、住友ゴム工業は昨年からマレーシア、シンガポール、タイ、香港でゴルフクラブの販売を始めた。アジアの販売統括会社スリクソン・スポーツ・アジア(クアラルンプール)を通じ主力商品「スリクソン」ブランドのクラブを売り込む。"  - 日経テレコン21にて閲覧

  7. ^ abcd“沿革”. ダンロップスポーツ. 2016年12月31日閲覧。

  8. ^ ab“SRIスポーツ株式会社社名変更についてのお知らせ”. ダンロップスポーツ. 2016年12月31日閲覧。


  9. ^ “Cleveland, Srixon merge operations”. Golfweek. (2008年6月30日). オリジナルの2008年10月28日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20081028234040/http://www.golfweek.com/business/equipment/story/cleveland-srixon-news-063008 2008年9月17日閲覧。 


  10. ^ “ダンロップスポーツ株式会社と株式会社デサントとのゴルフアパレル分野における業務提携に関するお知らせ”. ダンロップスポーツ. 2017年5月5日閲覧。




外部リンク


  • 公式ウェブサイト



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