アグニエシュカ・ラドワンスカ

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![]() アグニエシュカ・ラドワンスカ | ||||
基本情報 | ||||
フルネーム | Agnieszka Roma Radwańska |
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愛称 | Aga (アガ) |
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国籍 | ![]() |
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出身地 | 同・クラクフ |
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生年月日 | (1989-03-06) 1989年3月6日(30歳) |
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身長 | 172cm |
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体重 | 56kg |
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利き手 | 右 |
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バックハンド | 両手打ち |
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ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2005年 |
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引退年 | 2018年 |
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ツアー通算 | 22勝 |
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シングルス | 20勝 |
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ダブルス | 2勝 |
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生涯通算成績 | 707勝356敗 |
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シングルス | 594勝269敗 |
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ダブルス | 113勝87敗 |
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生涯獲得賞金 | $27,683,807 |
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4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | ベスト4(2014・16) |
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全仏 | ベスト8(2013) |
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全英 | 準優勝(2012) |
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全米 | 4回戦(2007・08・12・13・16) |
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4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | ベスト4(2010) |
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全仏 | ベスト8(2009・10) |
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全英 | 3回戦(2007・11・12) |
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全米 | ベスト4(2011) |
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国別対抗戦最高成績 | ||||
ホップマン杯 | 優勝(2015) |
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キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 2位(2012年7月9日) |
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ダブルス | 16位(2011年10月10日) |
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■テンプレート ■プロジェクト テニス |
アグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド語: Agnieszka Roma Radwańska, [aɡˈɲɛʂka radˈvaɲska]、1989年3月6日 - )は、ポーランド・クラクフ出身の女子プロテニス選手。2012年ウィンブルドン選手権女子シングルスの準優勝者。2015年のWTAツアー選手権(WTAファイナル)の優勝者。ポーランドの女子選手として、史上初めてWTAツアーの世界ランキングトップ10入りを果たした選手である。自己最高ランキングはシングルス2位、ダブルス16位。これまでにWTAツアーでシングルス20勝、ダブルス2勝を挙げる。身長172cm、体重56kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。1歳年下の妹、ウルシュラ・ラドワンスカもプロテニス選手である。
目次
1 来歴
2 WTAツアー決勝進出結果
2.1 シングルス: 28回 (20勝8敗)
2.2 ダブルス: 4回 (2勝2敗)
3 4大大会シングルス成績
4 脚注
5 外部リンク
来歴
アグニエシュカ・ラドワンスカが生まれた1989年は、ちょうどポーランドで共産主義から自由主義への体制転換が始まった年である。アグニエシュカは4歳の時から、妹のウルシュラとともに父親の手ほどきでテニスを始め、ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州ボルケン郡のグロナウにあるテニスクラブで練習を積んだ。2005年4月に16歳でプロ入り。その後、2005年ウィンブルドンと2006年全仏オープンのジュニア女子シングルス部門で優勝する。全仏ジュニアの直前、2006年5月に故国ポーランドの首都ワルシャワで開かれた「J&Sカップ」で、ラドワンスカは1回戦で2004年全仏オープン優勝者のアナスタシア・ミスキナを破り、エレーナ・デメンチェワとの準々決勝まで勝ち進んだ。6月の全仏ジュニアで第2シードから優勝した後、ラドワンスカは2006年ウィンブルドンで4大大会の本戦にデビューした。主催者推薦で出場したラドワンスカは、初めての本戦でキム・クライシュテルスとの4回戦まで勝ち進んだ。この後2006年全米オープンでは予選3試合を勝ち抜いたが、本戦2回戦でタチアナ・ゴロビンに敗退した。
2007年全豪オープンでは本戦直接出場を果たし、2回戦で第13シードのアナ・イバノビッチ(セルビア)に敗れた。5月のトルコ・イスタンブール大会で、ラドワンスカ姉妹は女子ツアー大会のダブルス初優勝を果たす。8月のスウェーデン・ストックホルム大会にて、ラドワンスカは決勝でベラ・ドゥシェビナを 6-1, 6-1 で破り、シングルスでも初優勝を飾った。これはポーランドの女子選手がWTAツアーで獲得した最初のシングルス・タイトルである。全米オープンで「第30シード」を得たラドワンスカは、1回戦で日本の森上亜希子に勝ち、3回戦で大会前年優勝者のマリア・シャラポワを 6-4, 1-6, 6-2 で破る勝利を挙げたが、4回戦でシャハー・ピアーに 4-6, 1-6 で敗れた。
2008年全豪オープンで、ラドワンスカは第29シードから初のベスト8に進出し、準々決勝で第9シードのダニエラ・ハンチュコバに 2-6, 2-6 で敗れた。この大会ではマルタ・ドマホフスカも4回戦まで進み、ポーランドの女子選手が2人ベスト16に勝ち残る快挙を見せた。ウィンブルドンでは、2回戦でラドワンスカとドマホフスカの“ポーランド対決”を実現させた後、4回戦でスベトラーナ・クズネツォワに 6-4, 1-6, 7-5 で競り勝ち、この大会でも初のベスト8入りを決めた。ポーランド女性によるウィンブルドン8強進出は、1939年のヤドヴィガ・イェンジェヨフスカ以来「69年ぶり」の快挙となる。準々決勝では第6シードのセリーナ・ウィリアムズに 4-6, 0-6 で敗れた。S・ウィリアムズは2回戦で、4大大会本戦に初出場した妹のウルシュラに 6-4, 6-4 で勝っていたため、同一大会でラドワンスカ姉妹を連破したことになる。
ウィンブルドン選手権終了後、ラドワンスカは2008年7月7日付の女子テニス世界ランキングで「10位」に入り、ポーランド女性として史上初の世界トップ10入りを果たした。当地の男子選手では、シングルスのトップ10に入った人は1970年代から1980年代前半にかけて活躍したヴォイチェフ・フィバク1人だけである。
2011年全豪オープンでラドワンスカは3年ぶりとなるベスト8に進出した。マイアミ大会のダブルスではダニエラ・ハンチュコバと組みダブルス2勝目を挙げた。8月のマーキュリー・インシュアランス・オープンでは1年ぶりのシングルス決勝に進出。ベラ・ズボナレワを 6–3, 6–4 で破り3年ぶりのシングルス5勝目を挙げた。2011年9月の東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメントでは決勝で、ベラ・ズボナレワに 6–3, 6–2 で快勝して大会初優勝を果たした。翌週の中国オープンでも決勝でアンドレア・ペトコビッチを 7–5, 0–6, 6–4 で破り2週連続優勝となるシングルス7勝目を挙げた。
2012年全豪オープンで2年連続のベスト8に進出。準々決勝では優勝したビクトリア・アザレンカに 7-6(0), 0-6, 2-6 で敗れた。2月のドバイ大会で決勝に進出。ユリア・ゲルゲスに 7–5, 6–4 で勝利した。3月のマイアミ大会でも決勝でマリア・シャラポワを破って優勝した。
2012年ウィンブルドン選手権では準々決勝でマリア・キリレンコを 7–5, 4–6, 7–5 で破り初めての4大大会ベスト4に進出した。準決勝ではアンゲリク・ケルバーに 6–3, 6–4 で勝利し決勝に進出。決勝ではセリーナ・ウィリアムズに 1–6, 7–5, 2–6 で敗れ準優勝となった。大会後に自己最高の2位を記録している。ロンドン五輪の開会式ではポーランド選手団の旗手を務めた。シングルスでは1回戦でドイツのユリア・ゲルゲスに 5-7, 7-6(5), 4-6 で敗退した。妹のウルシュラと組んだダブルスでも2回戦で敗退した。東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメントでは2年連続で決勝に進出したが、ナディア・ペトロワに 0–6, 6–1, 3–6 で敗れ連覇を逃した。
2013年は開幕戦のASBクラシックとシドニー国際で2週連続優勝を果たした。2013年全豪オープンでは準々決勝で李娜に 5-7, 3-6 で敗れた。ウィンブルドンでは準々決勝で李娜を 7-6(5), 4-6, 6-2 で破ったが、準決勝でザビーネ・リシキに 4-6, 6-2, 7-9 で敗れ2年連続の決勝進出を逃した。
2014年はロジャーズ・カップモントリオール大会では決勝でビーナス・ウィリアムズを6‐4,6‐2で下し初優勝。
2015年WTAファイナルでは決勝でペトラ・クビトバを 6–2, 4–6, 6–3 で破り大会初優勝を果たし初めてのビックタイトルを獲得した。
2017年7月ラドワンスカは自身のヒッティングパートナーのダヴィド・ケルトと結婚した[1]。
ラドワンスカは2018年11月14日に自身のフェイスブックで、健康問題を理由に現役引退を表明した[2]。
WTAツアー決勝進出結果
シングルス: 28回 (20勝8敗)
大会グレード | |
---|---|
2008年以前 | 2009年以後 |
グランドスラム (0–1) | |
WTAファイナルズ (1–0) | |
ティア I (0–0) |
プレミア・マンダトリー (3-2) |
プレミア5 (2-1) | |
ティア II (1–0) |
プレミア (6–4) |
ティア III (1–0) |
インターナショナル (4–0) |
ティア IV & V (2–0) |
結果 |
No. |
決勝日 |
大会 |
サーフェス |
対戦相手 |
スコア |
---|---|---|---|---|---|---|
優勝 |
1. |
2007年8月5日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6–1, 6–1 |
優勝 |
2. |
2008年2月10日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6–2, 1–6, 7–6(4) |
優勝 |
3. |
2008年5月19日 |
![]() |
クレー |
![]() |
6–3, 6–2 |
優勝 |
4. |
2008年6月21日 |
![]() |
芝 |
![]() |
6–4, 6–7(11), 6–4 |
準優勝 |
1. |
2009年10月11日 |
![]() |
ハード |
![]() |
2–6, 4–6 |
準優勝 |
2. |
2010年8月8日 |
![]() |
ハード |
![]() |
4–6, 7–6(7), 3–6 |
優勝 |
5. |
2011年8月7日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6–3, 6–4 |
優勝 |
6. |
2011年10月1日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6–3, 6–2 |
優勝 |
7. |
2011年10月9日 |
![]() |
ハード |
![]() |
7–5, 0–6, 6–4 |
優勝 |
8. |
2012年2月25日 |
![]() |
ハード |
![]() |
7–5, 6–4 |
優勝 |
9. |
2012年3月31日 |
![]() |
ハード |
![]() |
7–5, 6–4 |
優勝 |
10. |
2012年5月26日 |
![]() |
クレー |
![]() |
7–5, 6–0 |
準優勝 |
3. |
2012年7月7日 |
![]() |
芝 |
![]() |
1–6, 7–5, 2–6 |
準優勝 |
4. |
2012年9月29日 |
![]() |
ハード |
![]() |
0–6, 6–1, 3–6 |
優勝 |
11. |
2013年1月5日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6–4, 6–4 |
優勝 |
12. |
2013年1月11日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6–0, 6–0 |
準優勝 |
5. |
2013年7月28日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6–3, 4–6, 4–6 |
優勝 |
13. |
2013年9月22日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6-7(8), 6-3, 6-4 |
準優勝 |
6. |
2014年3月16日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6–2, 6–1 |
優勝 |
14. |
2014年8月10日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6–4, 6–2 |
準優勝 |
7. |
2015年6月27日 |
![]() |
芝 |
![]() |
4–6, 6–4, 0–6 |
優勝 |
15. |
2015年9月28日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6–2, 6–2 |
優勝 |
16. |
2015年10月18日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6–1, 6–2 |
優勝 |
17. |
2015年11月1日 |
![]() |
ハード (室内) |
![]() |
6–2, 4–6, 6–3 |
優勝 |
18. |
2016年1月10日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6–3, 6–2 |
優勝 |
19. |
2016年8月27日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6–1, 7–6(3) |
優勝 |
20. |
2016年10月9日 |
![]() |
ハード |
![]() |
6–4, 6–2 |
準優勝 |
8. |
2017年1月13日 |
![]() |
ハード |
![]() |
4–6, 2–6 |
ダブルス: 4回 (2勝2敗)
結果 |
No. |
決勝日 |
大会 |
サーフェス |
パートナー |
対戦相手 |
スコア |
---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 |
1. |
2007年5月21日 |
![]() |
クレー |
![]() |
![]() ![]() |
6–1, 6–3 |
準優勝 |
1. |
2009年2月22日 |
![]() |
ハード |
![]() |
![]() ![]() |
3–6, 3–6 |
準優勝 |
2. |
2009年8月9日 |
![]() |
ハード |
![]() |
![]() ![]() |
0–6, 6–4, [7–10] |
優勝 |
2. |
2011年4月3日 |
![]() |
ハード |
![]() |
![]() ![]() |
7–6(5), 2–6, [10–8] |
4大大会シングルス成績
- 略語の説明
W |
F |
SF |
QF |
#R |
RR |
Q# |
LQ |
A |
WG |
Z# |
PO |
SF-B |
S |
G |
NMS |
NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.
大会 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 通算成績 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全豪オープン |
A |
2R |
QF |
1R |
3R |
QF |
QF |
QF |
SF |
4R |
SF |
4R |
3R |
35–12 |
全仏オープン |
A |
1R |
4R |
4R |
2R |
4R |
3R |
QF |
3R |
1R |
4R |
3R |
A |
23–11 |
ウィンブルドン |
4R |
3R |
QF |
QF |
4R |
2R |
F |
SF |
4R |
SF |
4R |
4R |
2R |
43–13 |
全米オープン |
2R |
4R |
4R |
2R |
2R |
2R |
4R |
4R |
2R |
3R |
4R |
3R |
1R |
24–13 |
脚注
^ 元2位ラドワンスカが結婚
^ “ラドワンスカが29歳で現役引退表明、健康問題を理由に”. AFP (2018年11月15日). 2018年11月16日閲覧。
外部リンク
アグニエシュカ・ラドワンスカ - WTAツアーのプロフィール (英語)
アグニエシュカ・ラドワンスカ - フェドカップのプロフィール (英語)
アグニエシュカ・ラドワンスカ - 国際テニス連盟のプロフィール (英語)
アグニエシュカ・ラドワンスカ (@ARadwanska) - Twitter
- 公式サイト
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