北海道札幌北高等学校
北海道札幌北高等学校 | |
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過去の名称 | 北海道庁立札幌高等女学校 北海道立札幌女子高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 北海道 |
学区 | 北海道石狩(全日制のみ) |
校訓 | 寛容・進取・良識 |
設立年月日 | 1902年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程・定時制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 2学期制 |
高校コード | 01104F |
所在地 | 〒001-0025 |
北海道札幌市北区北25西11 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
北海道札幌北高等学校(ほっかいどう さっぽろきたこうとうがっこう、Hokkaido Sapporo Kita High School)は、北海道札幌市北区にある公立(道立)の高等学校。北海道を代表する進学校として、多方面に人材を輩出している。定時制普通科を併設する。
目次
1 概要
2 沿革
3 著名な卒業生
3.1 政治、行政、司法
3.2 経済
3.3 学問
3.4 文学
3.5 美術
3.6 音楽・芸能
3.7 マスコミ
3.8 スポーツ
3.9 その他
4 関連項目
5 注釈
6 出典
7 外部リンク
概要
前身は1902年(明治35年)に設立された北海道庁立札幌高等女学校である。1948年に学制改革によって北海道立札幌女子高等学校となったのち、1950年に北海道札幌北高等学校と改称、男女共学となった。
校訓は「寛容」「進取」「良識」。平成14~17年度においては、文部科学省の定めるスーパーサイエンスハイスクールの指定校であった。
スクールカラーは「緑」となっている。しかし生徒には定着していない。
学校祭の行灯行列は有名である。また、学校祭で作成された一部の行灯は、旭川の烈夏七夕まつりへ出品される。
制服をAKB48の渡辺麻友がソロ第3シングル「ヒカルものたち」収録の「サヨナラの橋」のミュージックビデオにて着用。
沿革
1902年
- 3月27日 - 北海道庁告示第一二五号により、札幌区へ設置許可[1]。
- 4月1日 - 北海道庁立札幌高等女学校が開校。(北海道初となる女学校)[1]
- 5月20日 - 札幌市北3条西7丁目(現在:北水協会)にて入学式。
- 10月27日 - 札幌市北2条西11丁目(旧大通小学校、現在:札幌市立大通高等学校・札幌市立中央幼稚園)へ新築移転。
- 1904年
- 4月1日 - 補習科[注釈 1]設置[1]。
- 1910年
- 4月1日 - 専攻科設置[1]。
- 1939年
- 3月30日 - 補習科廃止に伴う募集停止[1]。
1945年
- 3月6日 - 補習科閉科[1]。
1947年
- 4月1日 - 学制改革により北海道庁立札幌高等女学校併置中学校を設置。旧制時の3年生以下を編入。[1]
- 4月1日 - 学制改革により北海道庁立札幌高等女学校併置中学校を設置。旧制時の3年生以下を編入。[1]
1948年
- 4月1日 - 専攻科廃止。学制改革により高等教育課程の北海道立札幌女子高等学校となる。[1]
- 4月1日 - 専攻科廃止。学制改革により高等教育課程の北海道立札幌女子高等学校となる。[1]
1949年
- 3月16日 - 旧制の札幌高等女学校本科の5ヶ年課程の最後の卒業生を送り出す[1]。
1950年
- 3月16日 - 北海道立札幌女子高等学校として最後の卒業生を送り出す[1]。
- 4月1日 - 北海道教育委員会告知第一号による高等学校再編により北海道札幌北高等学校と改称し、男女共学となる[1]。
1953年
- 5月1日 - 定時制課程設置[2]。
1954年
- 7月17日 - 札幌市北区北25ー26条西10ー11丁目(現在地)へ新築移転。
1970年
- 3月11日 - 火災により校舎一部(職員室、普通教室13室、生徒玄関)焼失。
- 5月25日 - 火災により校舎一部(普通教室1室)焼失。
- 5月28日 - 火災により校舎一部(普通教室14室、特別教室5室、準備室4室)焼失。
- 7月21日 - 仮設校舎竣工(普通教室14室、生徒玄関など)。
- 8月18日 - 仮設校舎竣工(特別教室3室、準備室1室)。
1971年
- 8月3日 - 仮設校舎竣工(普通教室16室、事務室、他18室)。旧校舎解体(木造)。
1972年
- 11月30日 - 旧校舎(鉄筋コンクリート)一部竣工。2・3年生移転。
1973年
- 12月19日 - 旧校舎(鉄筋コンクリート)落成
2002年
- 4月10日 - スーパーサイエンスハイスクール指定(平成14年度から16年度まで)
2003年
- 4月 校地内埋蔵文化財発掘調査開始
2005年
- 4月1日 - スーパーサイエンスハイスクール指定延長(平成17年度)
- 「プロフェッサー・ビジット(PROFESSOR VISIT)」
「2018年度プロフェッサー・ビジット」が2018年10月3日に開催された。国立大学13校の教員が全国各地の高校を訪れ、最先端の研究成果や、大学での学びの楽しさを伝える企画で、一橋大学大学院経済学研究科の岡田羊祐教授による、タイトル「市場経済における競争と規制」についての出張講義を行った[3]。
著名な卒業生
政治、行政、司法
石崎岳(元衆議院議員、元ニュースキャスター): 1974年卒
長内順一(元衆議院議員、現在ニトリ特別顧問)
小笠原貞子(元参議院議員): 1937年卒(庁立札幌高等女学校)
柄沢とし子(元衆議院議員)
大越農子(北海道議会議員、漫画家、イラストレーター): 1988年卒
別所智博(農林水産省技術総括審議官、元農林水産政策研究所長):中退
竹内純一(札幌高等裁判所部総括判事、元旭川地方裁判所長):1973年卒
経済
大星公二(NTTドコモ会長): 1951年卒
笹原晶博(北海道銀行頭取)
松田昌士(元JR東日本社長): 1954年卒
中川隆(元SBIインベストメント社長、SBIホールディングス副社長):1972年卒
丹羽祐而(丹羽企画研究所社長、元クリエイティヴ・コア社長、元札幌市教育委員会教育委員長)- 赤坂祐二(日本航空社長)
学問
中野美代子(中国文学者、北海道大学名誉教授):1951年札幌西高卒
浅見公子(法学者、成城大学名誉教授):1951年札幌東高卒
牛丸元(経営学者、明治大学副学長・教授)
木村直司(独文学者、上智大学名誉教授)
大塚龍児(法学者、北海道大学名誉教授、北海学園大学教授)
小川英治(経済学者、一橋大学副学長・教授)
目黒良門(経営学者、東京工科大学教授)
加藤信行(法学者、北海学園大学教授)
木下和朗(法学者、熊本大学准教授)
近藤良一(哲学者・苫小牧駒澤大学元学長)
丹治愛(英文学者、東京大学教授)
常本照樹(法学者、北海道大学教授)
豊国孝(英文学者、小樽商科大学名誉教授)
成田憲彦(政治学者、駿河台大学学長)
町村敬志(一橋大学大学院社会学研究科教授)
松井剛(経営学者、一橋大学教授)
文学
素木しづ(作家):1912年卒(庁立札幌高等女学校)
藤堂志津子(直木賞作家)
中村佐喜子(作家・翻訳家)
森田たま(随筆家)
中村和恵(詩人・比較文学者)
五十嵐秀彦(俳人)
美術
小川マリ(画家)
片岡球子(画家): 1923年卒(庁立札幌高等女学校)
佐々木康人(華道家)
福井爽人(画家)
音楽・芸能
佐々木一樹(ヴァイオリニスト): 1962年卒
柳田孝義(作曲家): 1966年卒
坂田おさむ(歌手): 1971年卒
松崎真人(シンガーソングライター): 1984年卒
まきりか(作曲家、ミュージカル作家): 1987年卒
今沢カゲロウ(ベーシスト、作曲家、四国大学特認教授): 1988年卒
三宅唱(映画監督)
マスコミ
高橋練(NHKプロデューサー)
佐藤のりゆき(フリーアナウンサー)
牧原俊幸(フジテレビアナウンサー):1977年卒
神原智己(フリーアナウンサー)
薮淳一(元HBCアナウンサー)
小野優子(元HTB アナウンサー):1991年卒
武田明子(元HBCアナウンサー):1991年卒
舟津宜史(元日本テレビアナウンサー):1991年卒
塩地美澄(元AABアナウンサー):2001年卒
巻山晃(元STVアナウンサー)
河原多恵子(元HBCアナウンサー)
斎藤綾乃(フリーアナウンサー):1991年卒
宮永明子(フリーアナウンサー):1992年卒
八田知大(日本放送協会アナウンサー)
佐々木由衣子(元TVHアナウンサー)
横舘英雄(元テレビ朝日アナウンサー)
島ひとみ(フリーアナウンサー)
近藤肇(HBCアナウンサー)
スポーツ
中井祐樹(修斗チャンピオン):1989年卒
田代岩弘道(元大相撲十両):3年で中退
その他
遠藤誠一(元オウム真理教)
福永操(社会運動家)
南部明子(教育家)
関連項目
- 北海道高等学校一覧
注釈
^ 旧制の中等教育学校におけるもの。旧制中学校を参照
出典
- ^ abcdefghijk『北高九十年』 北海道札幌北高等学校創立九十周年記念事業協賛会、1992年、pp.339 - pp.363 (年表)。
^ 『北高九十年』 北海道札幌北高等学校創立九十周年記念事業協賛会、1992年、pp.294 - pp.298 (年表)。
^ 「2018年度プロフェッサー・ビジット」」朝日新聞主催、駿台予備校、代々木ゼミナール協賛、2019年1月9日、朝日新聞、P19-21、2019年1月9日閲覧。
外部リンク
- 北海道札幌北高等学校
- 札幌北高等学校同窓会