月山 (小説)
『月山』(がっさん)は作家森敦(1912-1989)の小説。1973年に雑誌「季刊芸術」に掲載。1974年に第70回芥川賞を受賞し、“老新人作家”(当時、森は62歳で、第148回に黒田夏子が75歳で受賞するまでは最年長記録だった)のデビューが話題になる。1976年には本作の文章に新井満(1946-.当時は電通社員)が曲をつけたLP版『組曲:月山』が発表される。更に1978年には本作を原作とする同名の映画(後述)が製作された。
目次
1 映画版
1.1 スタッフ
1.2 キャスト
2 関連項目
映画版
1979年10月20日公開。エキプド・シネマ配給。サレルノ国際映画祭グランプリ受賞。日本映画の代表として1980年の米国アカデミー賞に出品された。
スタッフ
- 製作:佐藤正之・太田六敏・村野鐵太郎
- 脚本:高山由紀子
- 音楽:松村禎三
- 監督:村野鐵太郎
キャスト
- 明:河原崎次郎
- 文子:友里千賀子、映画デビュー作
- 太助:滝田裕介
- 岩蔵:井川比佐志
- 源助:稲葉義男
- 武男:小林尚臣
- 加代:片桐夕子
- 飛鳥の老婆:北林谷栄
- かね:菅井きん
- とき:川上夏代
- 方丈:鈴木瑞穂
- 方丈の妻:川口敦子
- 石田:望月太郎
- 文子の祖母:牧よし子
- カラス:河原崎長一郎
ほか
関連項目
- 注連寺