カセットロン




カセットロン(Decepticon Mini-Cassette)は、『トランスフォーマーシリーズ』に登場する架空の部隊である。デストロンに所属している。




目次






  • 1 概要


  • 2 リーダー


    • 2.1 情報参謀 サウンドウェーブ/Soundwave


    • 2.2 情報参謀 サウンドブラスター




  • 3 メンバー


    • 3.1 『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』より登場


    • 3.2 『トランスフォーマー ザ・ムービー』より登場


    • 3.3 『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』より登場


    • 3.4 『トランスフォーマー キスぷれ』より登場


    • 3.5 玩具のみ


      • 3.5.1 ダブルカセットロン






  • 4 玩具


  • 5 関連キャラクター


    • 5.1 サウンドウェーブ/サウンドブラスター


    • 5.2 ランブル


    • 5.3 フレンジー


    • 5.4 ジャガー


    • 5.5 コンドル


    • 5.6 バズソー


    • 5.7 ラットバット


    • 5.8 オーバーキル




  • 6 脚注


  • 7 関連項目





概要


カセットテープをモチーフにしたデストロンの諜報部隊で、メンバー全員がカセットテープに変形する。


ポータブルカセットプレーヤーをモチーフにしたサウンドウェーブがリーダーである。
後に、同じくカセットテープがモチーフである、サイバトロンのカセットボットが登場した。


『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』から『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』まで活躍した。


また、カセットボットとは異なり、動物型のメンバーは言葉を話す事ができないが、『ザ☆ヘッドマスターズ』では動物型の数体も言語を話す場面があり、宇宙の情報屋カウンターパンチ(ダブルスパイ)の登場で、自分達の地位が危うくなる事を恐れた。
サウンドウェーブとの信頼は元より厚く、サウンドブラスターとして復活した際には大いに喜んだ。サウンドブラスターを「兄貴」と慕う。


本編においてカセットロンと呼ばれたのは、主に日本で制作された作品であり、海外作品では『2010』で1回呼ばれただけである。



リーダー



情報参謀 サウンドウェーブ/Soundwave


声 - 政宗一成/英 - フランク・ウェルカー


メガトロンの右腕。ポータブルカセットプレーヤーに変形。その諜報能力を駆使して、仲間の弱味を握る陰険さや、卑劣な作戦を好む一面を持っている。


体の大きさを変えて日用品として人間社会に潜入したり、電磁波により他者の心を読むブレインスキャン、石油などのエネルギー資源からエネルゴンキューブを生成する機能、飛行能力などの能力も備えている。


常に無感情。顔のデザイン上、表情も伺えず、冷静沈着な行動を取っているが、ラジカセに変形するブロードキャストだけには敵愾心を剥き出しにする[1]。また、第40話「チルドレン・プレイ」でトランスフォーマーよりも巨大な宇宙人の子供アロンの飼い猫・ナイトロー(こちらもトランスフォーマーより巨大)に追いかけられた際には、珍しく慌てながら仲間に救援を求めていた。


音波を使った攻撃や工作活動を得意とし、胸のケースにはカセットテープから変形する小型ロボットの部下「カセットロン」を収納している。
セイバートロン星にいた頃は街灯を思わせる形態に変形。スパイ活動を行っていた(初代玩具でも、完全にではないものの再現可能)。


一人称は主に「俺」(まれに「私」)。原語版でも日本語版でも、常に片言で発言する。


第60話「ひきおこされた戦争」で、エアーボットが飛ばされた過去のセイバートロン星でもメガトロンのそばにいた事から、デストロンには900万年以上前から所属していた事が分かる。出身地はセイバートロン星ではなく、音楽惑星の出身であるとされている。[要出典]


カセットロンを出撃させる際の掛け声は「イジェクト」、胸部に収容する際の掛け声は「リターン」。


自らがリーダーとなるよりは、組織内での栄達を志向するタイプである。スタースクリームのように表立ってメガトロンへ反逆する場面はないが、その一方で日和見主義の一面もあり、『ザ・ムービー』ではメガトロンを含めた負傷兵の放逐に賛同し、スタースクリームがメガトロンを捨て去ろうとした際にも止めに入らず、メガトロン亡き後スタースクリームとビルドロンが新リーダーに立候補する中、サウンドウェーブも立候補していた。


『2010』では前作に比べ出番は少なくなったが、第14話「音楽惑星の挑戦」では録音機能を生かして活躍した。


続く『ザ☆ヘッドマスターズ』でブロードキャストと相打ちとなり死亡するが、サウンドブラスターとして復活する。


武器は「振動ブラスターガン」と右肩の「エレクトリックランチャー」。左手から100万ボルトのサイバートニックエレクトロウェーブを放つ。玩具では銃身を外すことにより乾電池に変形させ、背部に収納が可能。額の飾りには無線が仕込まれており、戦闘時にはそこと胸部から攻撃用の音波を出している。


初期のエピソードでは声のサウンドエフェクトが強く、何を言っているか不明瞭なことが多かった。そのためか、中盤以降はエフェクトが弱められている。


G1より時系列上過去のストーリーである『ビーストウォーズ』に、起動前の姿が登場。『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズ』の第20話においても一瞬ではあるが、同型のトランスフォーマーが登場している。


また、アナザーストーリーに当たる『ギャラクシーフォース』では、サウンドウェーブと同型のステレオが登場している。
en:Soundwave (Transformers)


デストロンマークは、諸事情によりサウンドウェーブの顔がモチーフになっている。



情報参謀 サウンドブラスター


声 - 政宗一成


『ザ☆ヘッドマスターズ』第4話「カセット大作戦」より登場。


第2話「マスター星の謎」で、ブロードキャストとの死闘で相討ちとなって倒れたサウンドウェーブが、スコルポノックのハイテク技術によって復活した姿。
ポータブルカセットプレーヤーに変形。


身体は藍色から黒色になり、胸のケースの形状が変化した(玩具ではカセットロンを2体収納できる)。


性格も以前と殆ど変わらないが、敬語で話すことが多くなった。また、第16話では岩に躓いて転んだり、自分で足を踏んで痛がるというコミカルな面を見せている。


ガルバトロンへの忠誠心は健在であり、腑抜けになってしまったサイクロナスに代わってガルバトロンの右腕的存在になる。自身が責任を取りつつ、メガザラックの復讐心を利用することを進言したこともあった。



メンバー


英語版ではジャガー以外の全キャラクターの声を、フランク・ウェルカーが演じていた(ただし、第3話での一部シーンをクリス・ラッタ、『ビーストウォーズメタルス』ではリー・トッカーが演じていた)。



『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』より登場



特殊破壊兵 フレンジー/Frenzy

声 - 城山知馨夫/ 未放送分 - 鈴木勝美 / HM - 掛川裕彦

紫(玩具では青)のカセットテープから、ヒューマノイドに変形。生意気で騒々しい性格。

サウンドウェーブに収納される場面は少なく、単独で活動する事が多い。

武器は背部に装備しているマシンガンで、手に装着して使用する。アニメでは、ミサイルを発射するシーンも見られた。

両腕をハンマーアームに変化させ、地震を起こす事ができる。テックスペックではこれに加え、200dBの大音響による神経系への攻撃能力も持つ。

スラージとの戦いをきっかけにダイノボット部隊を苦手としており、映画スタジオの模型の恐竜をダイノボットと勘違いし、怯えるほどのトラウマを持っている様子も見られた。

『ザ・ムービー』ではランブル・ジャガー・ラットバットと共に通信塔に乗り込み、カセットボットと交戦。

『2010』では惑星ジャールにて、デストロン復興を訴えていた。

アニメでは製作サイドの混乱ゆえか色がランブルと入れ替わり、赤と黒の配色になっている(日本吹替版ではカラーリング準拠に、フレンジーとランブルの配役そのものを入れ替えている)。en:Frenzy (Transformers)

特殊破壊兵 ランブル/Rumble

声 - 難波圭一/ 未放送分 - 長島雄一 / MOVIE - 山口健

赤いカセットテープから、フレンジーと同型のヒューマノイドに変形。攻撃的で喧嘩っ早い性格。

フレンジー同様にマシンガンが武器で、両腕をハンマーアームに変化させる事が可能。

アニメではフレンジー同様に色が取り違えられており、青と紫の配色になっている(日本吹替版ではカラーリング準拠に、フレンジーとランブルの配役そのものを入れ替えている)。

バイナルテックの海外版である『オルタネーターズ』ではホンダ・シビックSiに変形。en:Rumble (Transformers)

諜報破壊兵 ジャガー/Ravage

声 - 原語版流用、島香裕(3話のみ)/ HM - 江原正士 / BWメタルス - 森川智之、クリス・ラッタ(3話の一部シーン))/ リー・トッカー(英)

カセットテープからジャガーに変型。主に追跡やスパイ活動が任務。両脇に陽子爆弾を装備している。前足から小さなマニピュレーターを出せる。

スパイクの相手をする事が多いが、彼が生身の人間かつ戦闘の素人であるにも関わらず負ける事も頻繁にある。フレンジーやコンドルに比べると戦闘力に乏しい印象を受けるが、諜報活動自体の成功率は高い。

喋ったのは初期において、サウンドウェーブに収納されて報告した場合のみ(後の「ザ☆ヘッドマスターズ」では会話が可能になっていた)。

初期カセットロンメンバーでは、彼のみ同形のキャラクターが存在しない。

後に再プロミング、リフォーマットされ『ビーストウォーズメタルス』に、ビースト戦士(プレダコン)として登場。初代メガトロンへの忠誠心を見せたが戦死。

その後『ユニバース』にて、エイリアンの手によってトリプレダカスエージェント/TripredacusAgentとして復活する。そこで再度死亡するが、遺体は『バイナルテック』期に発掘。地球の秘密機関「諜報情報研究局(I.I.I.)」の手によって、シボレー・コルベットに変形するラヴィッジ/Battle Ravageとして復活を遂げた。

この際、彼が「スパーク」と呼ぶ生命エッセンスの核が欠損していたため、この世界で捕虜になっていた「もう一人の自分」ジャガーと合体させられている。

彼がデストロンに帰還する事を恐れたI.I.I.は、その体に幾重もの安全装置を装備させたが、未来の超技術を知る彼の前には全くの無力であった模様。デストロンへの帰還に成功した彼は、軍団再興のためレーザーウェーブのBT化に関与することとなる。

彼はこの遍歴から、ビーストウォーズによる歴史改変の前後両方を知っており、彼によって語られた歴史改変前の世界(つまり、彼らにとっての『未来』)はバイナルテック世界の住人たちの動揺を呼んだ。これにより、ホイルジャックが死の恐怖に取り付かれ、ボディショップ計画を発動させている。

バイナルテックの海外版である『オルタネーターズ』では、ジャガー・XKからビーストモードに変形する=すなわち「ジャガーからジャガーに変形するジャガー」であるラヴィッジ/Ravageも登場している。en:Ravage (Transformers)

空中攻撃兵 コンドル/Laserbeak

声 - 原語版流用/HM - 山口健

カセットテープからコンドルに変型(地球でリペアされる前は、体の部分が円盤型だった)。

偵察・攻撃・奇襲をこなせる万能さに、小型にも関わらずコンボイに勝つ強さ、スタースクリームを軽々と持ち運ぶ程のパワーを持つ有能な兵士であり、メガトロンからも「役立たずでドジな誰か(スタースクリーム)とは大違いで、お前はよく働く」と評価されている。その強さは大抵の攻撃を卓越した機動性で回避するという戦術と、退き際を誤らない危機察知能力によるものであり、コンドルの素早い動きにも対応できる敵に対しては意外と弱い。初代第16話では、サイバトロン側が増援として呼んだダイノボット部隊をバズソーと共に迎撃に出たものの、高い飛行能力と空対空ミサイルを持つスワープに完敗している。

バックパックの左右に、分離して相手を追尾しながらレーザーを発射する自動追尾式レーザー砲を備える。頭頂部に仕込まれたマイク(地球でリペアされる前は両即頭部に仕込まれていた)で録音を行い、背中に仕込んだカメラで自身周辺の監視を行う。目からは攻撃用のレーザーと撃った対象を浮遊させる光線を発射する。

テックスペックによると「主武装である自動追尾式レーザー砲がエネルギー切れになるとパニックに陥ってしまう」という。

『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の第1話でのサイバトロンの宇宙探索や『ザ・ムービー』でのムーンベースでの諜報活動等、多くの重要な情報を収集し、人知れずストーリーを動かしてきたキャラクターと言える。『2010』第26話「原始の呼び声」では他のカセットロンが出撃する中、彼とバズソーは出撃しなかった。

海外では、後に『ビーストウォーズ』の世界でジャガー同様にプレダコンとなっており、モットーの「オレがサイバトロンで唯一好きな点は融点だ」も変わっていない(トイはテラザウラーのリデコ。後に日本では『BWネオ』にて塗装を追加され、ハイドラーとして販売された)。
『BOTCON』では『スーパーリンク』のシャドウホークのリペイントで、バズソーと共にトイが限定販売された。en:Laserbeak

空中攻撃兵 バズソー/Buzzsaw

声 - 原語版流用

コンドルと同型のカセットロン。コンドルのボディが赤いのに対し、バズソーのボディは黄色という違いがある。コンドル一体では、任務が完遂できない場合に出撃する。

テックスペックによると、いつも気に入らないかのような仏頂面をしているという。迫撃砲を装備。能力値はコンドルより上。

海外の『BOTCON』では、シャドウホークのリペイントとしてトイが限定販売。前身同様、コンドルと同型の色違いである。付属コミックでは、タイガトロンとエアラザー(セイバートロンモード)にコンドル共々撃墜されてしまった。en:Buzzsaw (Transformers)



『トランスフォーマー ザ・ムービー』より登場



偵察兵 ラットバット/Ratbat

声 - 城山知馨夫 / HM - 山口健(4話)、大塚芳忠(17話)

カセットテープからコウモリに変形。コンドルに代わって偵察任務を務める。武器はレーダー誘導のエレクトロンレーザーガン。

テックスペックによれば友人はおらず、彼にとって友軍はあくまでも“仕事仲間”でしかない。

日本ではムービーが当時公開されなかったために、OVA『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー スクランブルシティ発動編』が初出となる。同作では、カセットボットの攻撃を掻い潜り、スクランブルシティの情報をスパイした。en:Ratbat



『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』より登場


2体とも第26話「原始の呼び声」に1カットのみ登場。



破壊工作兵 オーバーキル/Overkill

カセットテープからティラノサウルスに変形(実際にはケラトサウルスに似ている)。武器は2基の追跡ミサイル発射砲。

テックスペックでは「Overkill」という名前の通り、何でもかんでも過剰にやり過ぎる傾向にある。

情報伝達兵 スラッグフェスト/Slugfest

カセットテープからステゴサウルスに変形。武器は2基のビグロ・キャノン。

テックスペックでは役職に反して非常に鈍く、デバスター並の知能しか持たない。



『トランスフォーマー キスぷれ』より登場



医師 グリット

ジャガーと同型の白いジャガーに変形。カセットボットであるロザンナ・サンドルとともに、地球へとやって来た。

素晴らしい腕を持つ医者だが、怪我をした者は敵味方問わず治療する為、かつてメガトロンに両腕を切り落とされそうになった。しかしその腕前と性格ゆえにデストロン内で恩赦を求める声が高まった事により難を逃れた。

左右の青いミサイル状のパーツは、医療用ツールボックスである。



玩具のみ



潜伏工作員 フリップサイズ/Flipsides

白と紫のカセットからヒューマノイドに変形。女性カセットボットの一員としてサイバトロンの戦闘ドロイドの操作に従事しているが、本人も知らない実態はカセットロンのスリーパー・エージェントで、いずれは時限プログラムによってカセットロンに豹変する運命にある。

e-Hobby限定の『コレクション』版 ツインキャストに付属。

自律兵器 ウイングシング

反動兵士 エネミー



ダブルカセットロン


1988年、海外で発売され、日本ではロボットポイント通販商品として発売された。二体が合体し、翻訳尋問兵士 スクォークボックス/Squawkboxとなる。



翻訳兵 スクォークトーク/Squawktalk

水色のカセットテープからワシに変形。250種類以上の地球の言語と6300種類以上の地球外の言語に通じている。

食事中以外は無駄なおしゃべりばかりしており、友軍からは非常にやかましく不快に思われている。

他のカセットロンのカセットテープ形態がメタルテープであるのに対し、彼のみノーマルテープである。

尋問兵 ビーストボックス/Beastbox

紫色のカセットテープからゴリラに変形。証言の記録を6000時間行うことが可能。

暴力的な気性の持ち主であり、尋問を行うはずが拷問となってしまうことが多く、口を割る前に死んでしまう捕虜も多いという。



玩具


サウンドウェーブ及び『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』から登場していたカセットロンはニューミクロマンカセットロボ・カセットマン(ミクロス、ジャガー、コンドル)からの流用。ランブル、バズソーがその色換えである。


サウンドウェーブは国内では、ランブルとのセットで「17」のナンバーを与えられ、1985年6月に発売。ミクロマン時にもあったヘッドホン、カセットケースが付属した。フレンジー以下のカセットロンは「18~20」と後に続いた。


海外では、サウンドウェーブとのセットはバズソーになっており、フレンジーとコンドル、ランブルとジャガーはセットで発売されている。

サウンドウェーブとフレンジーは10月に、ダイノボットのグリムロック及びカセットドラマが同梱された「VSY」でも発売された。


86年3月にカセットロンに位置づけられ、TF用の新規造型・ラットバットを加えて、新たなナンバー「D-58~61」を与えられ、サック箱からブリスターパックに変更され、カセットケースは削除された。この時期のフレンジーは武器が銀メッキから金メッキ、ダイキャスト部分が樹脂パーツに変更されるなどの仕様変更がされている。

9月に、バズソーがオートボットのサンストリーカーとスキッズとのセット「VSZ」で発売された。


当時放送されたTVCFでは、玩具で遊ぶ子供が「サイバトロンを倒せ! 地球は、デストロンのものだ!」と宣言している。子供が悪を称えているかのようで、奇異に見えるが、デストロンもまた主役であるトランスフォーマーシリーズでは、ごく自然なことである。


サウンドブラスターは国内のみの販売で、「D-101」のナンバーを与えられ、「D-106」のナンバーを与えられたバズソー(フォートレスの情報を示すシークレットシール付き)とのセットで1987年8月に発売。胸部が改修されて、2体のカセットロンを収納できるようになった。


当時のカタログによると、ランブルが「D-102」、フレンジー、ジャガー、コンドルが「D-103~105」、ラットバットが「D-107」と新たなナンバーを与えられていたが、実際には「D-108」のスラッグフェストと「D-109」のオーバーキルが発売されたのみであり、この2体のパッケージも再びサック箱となっている。


サウンドウェーブはコンドルとのセットで、2003年9月に『トランスフォーマー コレクション10』、2007年8月にはアニメに近づけた彩色かつ、ミクロマン時代のカセットケースを同梱したものが『トランスフォーマー アンコール』にてラインナップされるなど、何度も復刻されている。

2005年3月には、サウンドブラスターも『トランスフォーマー コレクション18』にてバズソーとジャガーとのセットで復刻された。


2009年には『トランスフォーマー アンコール』にて「カセット大作戦」として、VOl.1にてバズソー、ジャガー、VOl.2にてラットバット、スラッグフェスト、VOl.3にてフレンジー、ランブル(以上、2体は金型が新造)、コンドル(先に発売されたものと体色が僅かに異なる)、オーバーキルが復刻された。2012年2月25日にはサウンドブラスターが「21」のナンバーを与えられ頭部がアニメ風かつタンポ印刷で再発売、ラットバット、フレンジーの仕様変更品ウイングシング、エネミーが同梱された。


2012~2013年にはマスターピースシリーズにてリメイク版が発売された。



関連キャラクター



サウンドウェーブ/サウンドブラスター


  • 『トランスフォーマー アクションマスター』

海外展開。銃に変形する、ウイングシング/WingThingとセット。

  • 『マシーンウォーズ(Machine Wars)』

海外展開。ミサイルタンクから変形。Universeでは塗装変更品も発売。

  • 『トランスフォーマー G-2』

ゴーボットシリーズで、自動車より変形。日本ではセブンより発売。

  • 『ビーストウォーズミュータント(Beast Wars Mutants)』

海外展開。ロボットモードを持たないシリーズで、コウモリから、ワニへ変形。

  • 『トランステック(transtech)』

ビーストマシーンズの後に企画されていたものの、企画倒れとなった。

  • 『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』


情報参謀 サウンドウェーブが登場。F-117によく似た宇宙戦闘機に変形し、胸部にはヘキサゴンと呼ばれる、六角柱型のメカを格納する。トイズドリームプロジェクト限定商品として、色を塗り換えた、情報参謀 サウンドブラスターも発売された。

  • 『タイタニウム(TitaniumSeries Transformers)』

海外展開。コンドル(LaserBeak)が付属。

  • 『トランスフォーマー ミュージックレーベル』


iPod内蔵型の携帯音楽プレーヤーとして発売。塗装を変更したものもあり。

  • 『トランスフォーマー アニメイテッド』

自動車から変形する、地球製トランスフォーマー。コア部分はG1のサウンドウェーブに酷似。

  • 『トランスフォーマー: リベンジ』

衛星のような形態を持ち、情報戦略に長けているディセプティコン戦士。ロボット形態だけでなく、宇宙船にも変形できるが、劇中では人工衛星以外の形態には変形していない。

  • 『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』

従来と同様にディセプティコンの情報戦術担当の戦士で、他者から録音した音声を復唱するように喋る。RQ-4やMQ-9によく似た無人偵察飛行機に変形する(つまり、ロボットからロボットに変形する)。

  • 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』

『リベンジ』より引き続き登場。ディセプティコンの協力者 ディラン・グールドと結託して行動を共にする。尚、本作では地球で活動するに当たりメルセデス・ベンツ・SLS AMGに変形する。


ランブル


  • 『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』

クモ型戦車に変型するランブル/Scrapmetalが登場。

  • 『トランスフォーマー ミュージックレーベル』

フレンジーとセットで、ヘッドフォンの片側(赤)が変形する。


フレンジー


  • 『トランスフォーマー』

ラジカセと携帯電話に変形するフレンジー/Frenzyが登場。

  • 『トランスフォーマー ミュージックレーベル』

ランブルとセットで、ヘッドフォンの片側(青)が変形する。


ジャガー


  • 『ビーストウォーズメタルス』


中盤から新たなデストロン戦士として、メタルス ジャガー/Ravageが登場。

設定上はG1のジャガーと同一個体だが、玩具はカセットからではなく、黒豹から人型に変形するようになった(ただし、顔だけはそのまま)。劇中では直立歩行する黒豹(ほぼ人型)の姿で登場し、カセットテープに変形した。トイもCGモデルも、メタルス チータスをベースにしている(書籍『ビーストウォーズ ユニバース』より)。


  • 『トランスフォーマー スーパーリンク』


テラーコンの一種であるコマンド ジャガー/Battle Ravageが登場。

変形が可能ではあるが、ロボットモードでの劇中の活躍は比較的少なかった。


  • 『トランスフォーマー: リベンジ』


四足歩行獣型のTFとして、ラヴィッジ/Ravageが登場。

カセットには変形しないものの、サウンドウェーブから射出されるという点は踏襲されている。


  • 『トランスフォーマー デヴァイスレーベル』


デヴァイス ジャガーは2GBのUSBメモリに変形して、実際に使用することが可能。色違いとして、タイガトロン、チータスも発売。メモリにはデスクトップ アクセサリーもインストールされている。


コンドル


  • 『ビーストウォーズ』(海外版)

玩具オリジナルのキャラクターのレーザービーク/Lazorbeakが、テックスペック上で彼と同一人物であるらしく紹介されている(スペル、役割は異なるが、座右の銘と基本的な背景が同一)。また、それとは別に、『BOTCON』でも『スーパーリンク』のシャドウホークのリペイントとして限定販売された。こちらのボディカラーは赤。G1と同一人物である事が明言されている。

  • 『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』

ビデオカメラに変形するサイバーホーク/LesarBeakが登場。

  • 『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』

サウンドウェーブのヘキサゴンの一つとして、キラーコンドル/LaserBeakが登場。

  • 『トランスフォーマー アニメイテッド』

サウンドウェーブの部下として、レーザービーク/LaserBeakが登場。エレキギターから変形する。

  • 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』

ディセプティコンの工作担当員としてレーザービーク/LaserBeakが登場。玩具ではガンシップ型に変形するが、劇中では決まった変形形態は持っておらずあらゆる周辺機器に擬態できる。


バズソー


  • 『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』

玩具オリジナルのキャラクターとして、スズメバチに変型するバズソー/Buzzsawが登場。ジャガーやコンドルとは違い、初代との関連性はない。これとは別に『BOTCON』にて、コンドル同様、シャドウホークのリペイントとしてトイが限定販売。こちらもG1と同一人物である事が明言されている。ボディカラーはブラウン。

  • 『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』

ヘリコプターに変型するバズソー/Buzzsawが登場。カラーリング、ロボットモードの頭部のデザインは、ビーストウォーズに登場したバズソーを意識したものとなっている。


ラットバット


  • 『トランスフォーマー アニメイテッド』

レーザービークと同じく、サウンドウェーブの配下としてラットバット/RatBatが登場。ショルダーキーボードから変形する。


オーバーキル


  • 『変形!ヘンケイ!トランスフォーマー』(海外版)

海外版である『ユニバース』では、グリムロックのリペイントとしてオーバーキル/Overkillが販売。グリムロックのリペイントであるため、従来と異なり、恐竜からロボットモードに変形する。


脚注





  1. ^ 「サウンドシステムの面汚し」と言われた際には、「口だけのイカレサウンドが!」と言い返している。




関連項目


  • カセットボット




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