群像
『群像』(ぐんぞう)は、講談社発行[1]の、月刊文芸雑誌。1946年(昭和21年)10月創刊。群像新人文学賞を主催し、野間文芸賞と野間文芸新人賞の受賞発表も行っている。講談社の純文学部門を担う位置付けとされており、同社の『小説現代』が大衆小説部門を担っているのと対をなす。
目次
1 概要
2 主な執筆者の一部
3 企画
4 歴代編集長
5 元編集者
6 脚注
6.1 出典
7 外部リンク
概要
群像新人賞が優れた新進作家に多くの道を開いたこともあって、実験的な手法による作品が掲載されることが多い。主要文芸誌の中で、群像新人賞のみが評論部門をもっていることもあり、新人評論家発掘に功績がある。3人による〈創作合評〉、匿名時評〈侃侃諤諤〉などの名物コーナーもあり、それが特色ともなっている。
この『群像』と、『新潮』(新潮社発行)、『文學界』(文藝春秋発行)、『すばる』(集英社発行)、『文藝』(河出書房新社発行、季刊誌)は「五大文芸誌」と呼ばれ[2]、これらに掲載された短編・中編が芥川賞の候補になることが多い。
2012年現在、印刷証明付の月間発行部数は7,000部。
主な執筆者の一部
- 阿部和重
- 大江健三郎
- 柄谷行人
- 笙野頼子
- 高橋源一郎
- 中沢新一
- 村上春樹
- 村上龍
- 山田詠美
- 三浦雅士
企画
現代小説・演習(2003年)
現代文学演習2004(2004年)
戦後文学を読む(2009年 - )
歴代編集長
- 高橋清次(1946 - 1951年)
- 有木勉(1951 - 1953年)
- 森健二(1953 - 1955年)
大久保房男(1955 - 1966年)
中島和夫(1966 - 1971年)
徳島高義(1971 - 1973年)
大村彦次郎(1974 - 1975年)- 橋中雄二(1975 - 1981年)
辻章(1981 - 1984年)- 天野敬子(1984 - 1989年)
- 渡辺勝夫(1989 - 1996年)
- 籠島雅雄(1996 - 2002年)
- 石坂秀之(2002 - 2005年)
- 唐木厚(2005 - 2007年)
- 松沢賢二(2007 - 2011年)
- 佐藤とし子(2011年 -2016年)
- 佐藤辰宣(2016年-
元編集者
- 川島勝
脚注
出典
^ 「モテアイテム」不要の『1Q84』という時代 村上春樹になってはいけない【第3回】:PRESIDENT Online - プレジデント
^ 衝撃!あの最高年齢受賞の芥川賞作品はダイジェスト版だった。黒田夏子「abさんごoriginal」 - エキレビ!
外部リンク
- 群像
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