周辺機器
周辺機器(しゅうへんきき)またはペリフェラル(英:peripheral)とは、コンピュータやゲーム機などの電子製品の本体に対して、ケーブル等で接続して使用する機器(ハードウェア等)のこと。
何が周辺機器とされるかはその製品により、時代やメーカーやモデルにもよっても変わる。なお、本体と周辺機器と間でのデータ、制御信号、状態(ステータス)など相互のやり取りは転送と言われる。
目次
1 パーソナルコンピュータの周辺機器
1.1 主な周辺機器
1.2 税法上の取り扱い
2 コンピュータゲーム機の周辺機器
2.1 主な周辺機器
3 携帯電話等の周辺機器
3.1 主な周辺機器
4 関連項目
パーソナルコンピュータの周辺機器
パーソナルコンピュータの主な周辺機器には、外付けのキーボード、マウス、プリンター、外付け補助記憶装置(ドライブ)などがある。周辺機器という呼称は外部に接続する製品を指すことが多く、コンピュータ内部に装着するものは「PCパーツ」などと呼ばれる。しかし、何が周辺機器であって、何がコンピュータ本体の一部であるかは、常に明確に決められる物ではない。
主な周辺機器
- 補助記憶装置
- 入力用
- 入力機器
- 出力用
出力機器
- ディスプレイ
- プリンター
- その他
ネットワーク機器
ケーブル類
税法上の取り扱い
税法(特に法人税法及び固定資産税を定める地方税法)において、周辺機器はコンピュータ本体と一体として取り扱うことが原則となっており、この場合、対象物件の金額が大きくなるため、固定資産とされ損金は使用期間にわたって減価償却によることとなるが、本体と各周辺機器が各々独立のものと認定されれば、個々の金額が低くなるため、課税年度において損金処理できる可能性がある。企業側としては、税務上、後者が有利であるので、周辺機器を個別・単独の目的で購入したものと主張するが、税務当局側は、「本体がなければ機能しない」ことを理由に、一体性を認め固定資産とすることが一般的である。
コンピュータゲーム機の周辺機器
ゲーム機は特殊な接続インターフェースを採用することが多いため、周辺機器のほとんどは特定のゲーム機本体専用に設計される。ゲームコントローラなど、特定のゲームソフトに特化して設計される場合もある。
主な周辺機器
ゲームコントローラ - ジョイスティック、ステアリングコントローラ、ガンコントローラなど、特定のジャンルを対象に様々な形態がある。
メモリーカード - セーブデータの保存。ソフトの供給メディアが読み取り専用で、本体に内蔵記憶装置がないゲーム機で必要となる。
AV出力ケーブル - アナログ出力の場合は各ゲーム機専用のケーブルが必要。デジタル出力はHDMIで統一された。
携帯電話等の周辺機器
携帯電話・スマートフォン・デジタルオーディオプレーヤー・携帯ゲーム機等の利便性を向上する周辺機器が多数販売され、大きな市場規模を形成している。機械ではない製品や、機能よりもファッション性を重視したものも多く、まとめて「アクセサリー」と呼ぶ場合が多い。汎用タイプの品を除けば特定の製品専用に設計され、とりわけアップルのiPod・iPhoneシリーズを対象にしたものは需要が高い。
主な周辺機器
- 充電用ケーブル
- モバイルバッテリー - スマートフォンは内蔵バッテリーの持続時間が十分でない場合があり、それを補うため需要が急増した。
- モバイルWi-Fiルーター
- ポータブルヘッドフォン、ヘッドフォンアンプ、スピーカー等
- モバイルキーボード
- 機械ではないもの
- ストラップ
- 画面保護シート
- タッチペン
- 保護ケース、ジャケット
ポーチ、カバー類
関連項目
- 情報機器
- 拡張カード