ファサード

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「危険」を意味する「ハザード」とは異なります。
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ファサード(仏: façade)とは、建築物の正面部分(デザイン)のことである。フランス語に由来し、英語のfaceと同根。最も目に付く場所であり、町並みを形成するもので、設計上、重要視される。
内部空間を率直に表現するもの(例:ゴシック建築のランス大聖堂)と、内部空間との有機的なつながりなしに造形されるもの(例:ルネサンス建築のアルベルティによるサンタンドレア教会[1])がある。側面や背面でも装飾的に造形されている場合などはファサードと呼ぶことがある[1]。
またファサードは、建物の格式、性格を示すものでもある[2]。
事例
フィレンツェのサン・ロレンツォ教会はミケランジェロによるファサード案があったが、現在も未完成のままである。
フィレンツェ大聖堂、ミラノ大聖堂なども19世紀までファサードが未完成であった。
ファサード保存
- 歴史的建築物の保存方法として、ファサード保存が選択されることがある。これは、建築物の正面部分(時には正面の一部)だけを保存する方法で、都市における再開発と歴史的建造物の保存を両立させるための苦肉の策である。つまり、このファサード保存には、正面構造物以外の多くの構造物や内部空間などが全て失われてしまうことになるため保存方法として甚だ不十分であるという欠点がある。しかしながら、既に建て替えが不可避であり、かつ、ファサードが街全体に与えるイメージに特に価値が見出されているような場合はやむを得ず、このファサードだけを保存するという方法が選択されることがある。日本国内では主として土地の高度利用のため、ファザード部分を保存しつつ背面を高層建築とする手段が近年の再開発において、しばしば採用されている。
- ファサード保存の例:東京銀行協会ビルヂング(旧東京銀行集会所)、 損保ジャパン日本興亜横浜馬車道ビル(旧川崎銀行横浜支店)、中京郵便局、JPタワー(旧東京中央郵便局)、DNタワー21(旧第一生命館)、大阪松竹座、大阪取引所ビル、神戸地方裁判所など。
歌舞伎座、丸の内パークビルディング(旧三菱一号館)、中央警察署 (北海道)などは新築(レプリカ)であり、ファサード保存と言えない。
関連項目
- ゴシック建築
- ファサード看板
- Facade パターン
脚注
^ 『日本大百科全書』20(小学館、1988年)P7、前川道郎執筆。
^ 『世界大百科事典』24(平凡社、2007年)P266、鈴木博之執筆。
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