アイ・ウォント・ユー
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「アイ・ウォント・ユー」 | |||||||
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ザ・ビートルズの楽曲 | |||||||
収録アルバム | 『アビイ・ロード』 | ||||||
リリース | 1969年9月26日 | ||||||
録音 | トライデント・スタジオ(1969年2月22日) アビー・ロード・スタジオ(1969年4月18日 - 8月11日) | ||||||
ジャンル | ブルースロック[1][2] ハードロック[3] プログレッシブ・ロック[1] | ||||||
時間 | 7分47秒 | ||||||
レーベル | アップル・レコード | ||||||
作詞者 | レノン=マッカートニー | ||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | ||||||
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「アイ・ウォント・ユー」(I Want You (She's So Heavy))は、1969年に発表されたビートルズのアルバム『アビイ・ロード』に収録された曲。
目次
1 概要
2 演奏
3 脚注
3.1 出典
概要
作詞、作曲、リード・ヴォーカルはジョン・レノン[4]。ビートルズの公式発表曲中、歌詞のあるものに限れば一番長い曲でもある(7分44秒)。タイトルは「She's So Heavy(シーズ・ソー・ヘヴィ)」と表記されることもある。
ジョンは1968年頃から後に妻となるオノ・ヨーコに捧げた曲を作っているが、本作も彼女にささげたもの[5]。単純な歌詞がひたすら繰り返されることから、発表当時「ジョンの作詞能力は枯渇した」と非難する向きもあった。ジョン自身は「アイ・ウォント・ユーこそが、一番、大切な言葉なんだ。それを繰り返しただけ」と語っている。
1969年2月22日、トライデント・スタジオで演奏のベーシック・トラックとレノンのガイド・ボーカルが録音された。同日のレコーディング・セッションにはグリン・ジョンズが参加した(ジョンズの名義をプロデューサーとする資料もあれば、エンジニアとする資料もある)[6][7]。その後、4月18日から8月11日にかけてアビー・ロード・スタジオでオーバーダビングが行われた。
ラストではジョンによるモーグ・シンセサイザーによる演奏(ホワイト・ノイズ)が延々と続く。この曲はアナログアルバムではA面最後の曲だが、いきなり止まって終わる。実際の演奏時間は8分4秒あったのだが、ミックスを聴いていたジョンが「そこでテープを切れ!」と叫び、レコーディング・エンジニアのジェフ・エメリックが7分44秒の位置でテープを切ったことから今のような形になった[8]。
2006年にリリースされた『ラヴ』にて「ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト」や「ヘルター・スケルター」とコラージュされた音源が収録されており、本作のラストのギター・コードが使用されている。[9]。
演奏
ジョン・レノン - ボーカル、コーラス、リードギター、オルガン、モーグ・シンセサイザー
ジョージ・ハリスン - コーラス、リードギター
ポール・マッカートニー - コーラス、ベース
リンゴ・スター - ドラムス、コンガ
ビリー・プレストン - ハモンドオルガン
脚注
出典
- ^ abMoon, Tom (2008). 1,000 Recordings to Hear Before You Die. p. 62. https://books.google.com/books?id=zk0Z0bD2DGcC&pg=PA62. "the most convincing exploration of blues and progressive rock the Beatles ever attempted, "I Want You (She's So Heavy)""
^ Perone, James E. (2012). The Album: A Guide to Pop Music's Most Provocative, Influential, and Important Creations. Praeger. p. 213. ISBN 978-0-313-37907-9. https://books.google.com/books?id=M5Dh_Owq0agC&pg=PA213.
^ Sander, Ellen (1969-10-25). “The Beatles: "Abbey Road"”. Saturday Review 52: 69. ISSN 0036-4983. https://www.unz.org/Pub/SaturdayRev-1969oct25-00069.
^ “59 – 'I Want You (She's So Heavy)' -”. 100 Greatest Beatles Songs. Rolling Stone. 2012年6月18日閲覧。
^ ジョニー・ディーン編『ザ・ベスト・オブ・ザ・ビートルズ・ブック 日本語翻訳版』平林祥・新井崇嗣・上西園誠訳、リットーミュージック、2005年、p.228
^ 22 February 1969: Recording: I Want You (She's So Heavy) | The Beatles Bible
^ グリン・ジョンズ; 新井崇嗣訳 『サウンド・マン』 シンコーミュージック・エンタテイメント、2016年2月22日、157頁。
^ Willman, Chris (2006年12月26日). “peace”. Entertainment Weekly. 2018年10月14日閲覧。
^ “The Beatles: LOVE”. Yahoo! (2006年11月20日). 2018年10月14日閲覧。