金蘭会中学校・高等学校
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金蘭会中学校・高等学校 | |
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過去の名称 | 金蘭会女学校 金蘭会高等女学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人金蘭会学園 |
校訓 | 己を恥じ 人を愛し 神を敬う |
設立年月日 | 1905年 |
創立者 | 堂島高等女学校同窓会「金蘭会」 |
共学・別学 | 男女別学(女子校) |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学科内専門コース | 特進コース 総合コース 看護進学コース |
所在地 | 〒531-0075 |
大阪府大阪市北区大淀南三丁目3番7号 | |
外部リンク | 公式サイト |
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金蘭会中学校・高等学校(きんらんかいちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、大阪府大阪市北区大淀南三丁目にある私立中学校・高等学校である。
目次
1 概要
2 沿革
2.1 年表
3 著名な出身者
4 交通
5 内部進学を巡る訴訟
6 脚注
7 参考文献
8 関連項目
9 外部リンク
概要
学校法人金蘭会学園が運営する女子校で、堂島高等女学校(現在の大阪府立大手前高等学校)の同窓会組織である「金蘭会」が女子教育の普及を目指し創設したもの。
1973年から30人学級を実施している。ただし、学年によっては30名を超えるクラスが存在する。
高等学校では普通科の中に、特進コースと総合コース、さらに2008年からは看護進学コースを設置した。また中学校では英語学習や情報教育に力を入れている。金蘭会中学校卒業生は、原則として全員が金蘭会高等学校へ内部進学できる。
2007年、かつて大阪府立南寝屋川高等学校バレー部を数度全国大会にまで出場させた池条義則監督を招き、バレーボール部を創部し、2014年度は、バレーボール部がインターハイ・国体(少年女子の部)・春高バレーで初優勝3冠を達成した。
それ以降秋の国体の大阪選抜で2016年・2017年度(その内4人は四天王寺の選手)で2連覇。
特に春高バレーでは前述の2014年度の優勝以降現在、最低ベスト4以上の実績を残しその内2018年度大会は2連覇を達成した。
現在全国のタイトル数は(総体1、国体3、春高の選手権3、計7つ)
沿革
明治時代中期(1900年代)には女子教育への要求が拡充し、高等女学校への進学希望者が急増した。しかし1904年時点では大阪市内の高等女学校は大阪府立堂島高等女学校(現在の大阪府立大手前高等学校)・大阪府立清水谷高等女学校(現在の大阪府立清水谷高等学校)の2校のみで、私立は0校だった。そのため高等女学校進学希望者は入学難状態に陥っていた。
大阪府立堂島高等女学校同窓会「金蘭会」(1891年設立)は1904年、進学希望者への門戸を広げる一環として、同窓会の運営による高等女学校を設置する構想を立てた。しかし当面は高等女学校令・同施行規則に定められた条件を満たさないとして、女学校として設立したのちに高等女学校への移行・昇格を目指すことにした。
1905年4月に金蘭会女学校の設立が認可され、大阪市北区曾根崎新地で開校した。開校当初は大手前高等女学校校長が金蘭会校長を兼務していた。
校舎は借家だったが、翌1906年には家主が校舎を売却し、立ち退きを迫られることになった。そのため大阪市北区北梅田町(現・大深町)の土地を購入することになった。1907年には梅田に移転している。
1908年1月に高等女学校昇格を申請し、同年3月に認可[1]されて金蘭会高等女学校となった。1910年には大阪府立梅田高等女学校(堂島高等女学校から改称)が隣接地に移転している。梅田・金蘭会両高等女学校が隣接していた時期には、姉妹校の関係にあたる両校は、遠足や運動会などを合同で実施するなど協力関係にあった。
一方で金蘭会高等女学校の校地は狭く、移転の話が持ち上がっていた。1915年12月に西成郡鷺洲町浦江(現在地)を移転先として購入している。折しも大阪駅(梅田貨物駅)拡張の話が具体化し、金蘭会高等女学校敷地も拡張用地として立ち退き対象になった。このことから1919年より現在地での校舎新築工事に着工し、1922年4月より現在地に移転している。
1924年には学校組織が同窓会「金蘭会」より独立して運営することになった。
年表
1905年 - 金蘭会女学校として開校。
1908年 - 金蘭会高等女学校となる。
1947年 - 新制金蘭会中学校となる。
1948年 - 新制金蘭会高等学校となる。
1973年 - 30人学級制となる。
著名な出身者
伊藤良夏 - 大阪市会議員(大阪維新の会所属)
小鹿みき - 女優
かづきれいこ - フェイシャルセラピスト
野田幹子 - シンガーソングライター、ソムリエ
宮部藍梨 - バレーボール選手
林琴奈 - バレーボール選手(JTマーヴェラス)- 安藤仁子(あんどうまさこ)
昭和11年卒、日清食品創業者 安藤百福夫人、
NHK 2018年後半 第99作目
連続テレビ小説 まんぷく 主人公 今井(のちに立花)福子のモデルとなった。
交通
JR大阪環状線 福島駅 北西へ約600m。徒歩約8分
阪神本線 福島駅・JR東西線 新福島駅 北へ約850m。徒歩約10分- JR東海道本線・大阪環状線 大阪駅 桜橋口より西へ約1.2km。徒歩約15分
京阪中之島線 中之島駅 北へ約1.4km。徒歩約20分
内部進学を巡る訴訟
2011年に金蘭会高校を卒業した元生徒6人が、卒業時に付属の千里金蘭大学看護学部に、原則として全員が内部進学できると約束されていたが、2009年12月になって、同校は、「入学後3カ年の評定平均値が3.5以上」など5項目の条件に満たない者は大学に推薦しないと方針変更し、約束を破ったとして、大阪地方裁判所に、入学時の契約に違反するとして、約3,000万円の損害賠償を求め提訴し、現在係争中である[2]。
脚注
^ 明治41年文部省告示第75号(『官報』第7410号、明治41年3月12日、p.289)
^ 内部進学できなかった卒業生が高校提訴 大阪の金蘭会 朝日新聞 2011年5月23日
参考文献
- 大阪府立大手前高等学校百年史編集委員会 『大手前百年史』 大阪府立大手前高等学校同窓会・金蘭会、1987年。
関連項目
- 大阪府高等学校一覧
- 大阪府中学校一覧
- 高等女学校
- 金蘭千里高等学校・中学校
- 千里金蘭大学
外部リンク
- 金蘭会中学校・高等学校
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