スラング
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スラング(英: slang)は、
・俗語の英訳。改まった場面で用いられない品のない言葉で、広く知られている言葉も含む。
・特定のエスニック集団、職業、年代、生活環境、生活様式、趣味、嗜好を共通にする集団の中でのみ通用する隠語、略語、俗語のこと。(以下、本項で詳述)。
目次
1 解説
2 スラングの機能や起源
3 スラングの例
3.1 英語
3.2 日本語
4 脚注
5 関連項目
解説
広く知られている俗語と異なって閉鎖性が強く、同好者同士や同じ職種などの特定集団の中で使われる。そのため、口語として通用しているものと同じ単語でありながらも逆さま言葉であったり、違った読みをしていたりと、敢えて一般人には理解できないような用法が好んで用いられる。
隠語 (英: jargon) や専門用語とも異なり、遊び言葉のような意味を持ち、特定集団や分野の中であっても正式な言葉とみなされない傾向がある。ただし言葉の「経時変化」により、スラングから転じて公式な専門用語となることはある。
特に大都市の若者文化の中から生まれたスラング、薬物、スケボー、若者ファッションに関するスラングは数が多い。若者言葉、ギャル語という分類をされる言葉もスラングの一種である。
スラングの機能や起源
スラングは、公然の場で口に出すことが一般に躊躇されるような言葉[注 1]を、別の言葉で言い換えて表現することが、社会的な起源のひとつとなっている。性、暴力、犯罪、薬物、差別に関する場合は、特にこうした由来を持つことが多い。
また、特定の時代の風潮、ファッションやエンターテイメントの流行に伴って発生することも多く、その場合はそれらの起源や背景を知らなければその言葉の意味を理解できない。ゆえに、特定のスラングを理解しているかどうかで、その人物がその集団に帰属するかどうかを示す[注 2]、いわばリトマス試験紙として機能することがある。
スラングの例
英語
wanna(原音に近い日本語表記で:ウォナ) - want to(同様に:ウォン トゥ)
gonna(同上:ゴナ)- going to(同上:ゴーイング トゥ)
日本語
- 倒語やズージャ語など、単語の中の文字を入れ替えたもの。放送・芸能関係者や犯罪者の間でよく用いられる。
- 「ワイハ」 - ハワイ
- 「ザギンでシースー」 - 銀座で寿司
- 「レツ」 - 連れ(同伴者、仲間)
- 「ワイハ」 - ハワイ
- 長い言葉を縮めたもの。女子学生が多用する傾向にある。
- 「チョベリバ」- 超ベリーバッド (1990年代半ばごろに流行した。現在では死語とされている)
- 「ギャラ」 - 芸能人の出演報酬を意味する「ギャランティ」
- 言葉をローマ字化し、そのそれぞれの頭文字だけをつないだもの。 - とくに女子高校生の間で流行した時期があり、ポケットベルや携帯電話による電子メール・掲示板の普及と相関が高い。
- 「MK5」 - 「マジ(Maji)でキレ(Kire)る5秒前」
- 「KY」 - 「空気が読めない[注 3]」(Kuuki ga Yomenai)
- 「毒者」-「毒みたいな読者」
脚注
- 注釈
^ 性別によってそれを口にするとみっともないと見なされるような性役割的なタブーなど
^ 一定の文化を共有しあうエスニック集団に固有のものとして発生したスラングにも同様の性質がある
^ 2007年の流行語大賞にノミネートされた。これを受けてKY式略語関連の出版物も発売される。
- 出典
関連項目
- 隠語
- 俗語
- 略語
- 専門用語
- 業界用語
- 若者言葉
- インターネットスラング
- ギャル語