広瀬川 (群馬県)
広瀬川(ひろせがわ)は、群馬県渋川市、前橋市及び伊勢崎市を流れる利根川水系の一級河川である。
目次
1 地理
2 歴史
3 支流
4 橋梁
5 河川施設
6 関連項目
7 外部リンク
地理
群馬県渋川市で利根川から分かれ前橋市街を南東へ流れる。概ねJR両毛線に沿った形で流れ、伊勢崎市で利根川に合流する。
小出発電所から出て、県営競技場東から前橋市立岩神小学校東では暗渠となっている。上毛電気鉄道中央前橋駅付近では、駅前ロータリーの整備により暗渠化されている。
歴史
江戸時代には比刀根川と呼ばれ、利根川を利用した灌漑用水として整備された。
上流部は広瀬用水、途中で分流・合流する桃の木用水と併せて広桃用水、広瀬桃木用水とも呼ばれ、現在は疏水百選に選ばれている。
古くは江戸から物資などを運ぶ舟運などで栄えたが、現在では親水施設を整備し「水と緑と詩の町」として前橋市のシンボルとなっている。
1947年(昭和22年)に発生したカスリーン台風の影響により、広桃用水取水口が壊滅的打撃を受けたため、協議の結果対岸を流れる天狗岩用水と共同の取水口を設置することになり、群馬県渋川市北橘に新たに坂東大堰合口を設置、隧道内で分岐をし、一方を広桃用水、もう一方を天狗岩用水として板東橋直下をトンネルで対岸へ渡す工事が行われ、1950年(昭和25年)5月に完成した。
しかし砂礫などの流入が多く、取水口からだけの取水では水量が安定しなかったため、1964年(昭和39年)より取水口の改修、隧道の延長等により佐久発電所からの放水を新たに加え、板東大堰合口を予備とすることとなり、昭和42年3月に同工事が完了し安定した水量を確保することが可能となった。
群馬県企業局により、坂東水系総合開発事業の一環として広瀬用水各所に田口、関根、小出、柳原の4発電所を建設、東京電力により前橋発電所、日本カーリットにより広桃発電所がそれぞれ建設された。
柳原発電所手前の広瀬川制水門以南より(一級河川の)広瀬川として利根川の支流となり、下流にて分流した桃木川なども合流し、伊勢崎市境平塚付近にて再び利根川と合流する。
支流
- 風呂川(分流)
- 柳原放水路(分流)
- 端気川(分流)
- 佐久間川
- 韮川(分流)
- 桃ノ木川
- 荒砥川
- 平釜川
- 赤坂川
- 蛇川
- 大川
- 粕川
- 韮川
橋梁
- 利根川から取水
- 広瀬川橋(国道17号 前橋渋川バイパス)
- 広瀬橋(群馬県道161号南新井前橋線)
- 稲荷橋(群馬県道6号前橋箕郷線)
- 梅が橋
- 広瀬橋
- 相生橋
- 石川橋
- 柳橋
- 厩橋(国道17号)
- 比刀根橋
- 絹の橋
- 朔太郎橋
- 諏訪橋(群馬県道3号前橋大間々桐生線)
- 久留万橋(群馬県道4号前橋赤城線)
- 桃井橋
- 広東橋
- 共栄橋
- 朝貝橋
- 新東橋(国道50号)
- 天六橋(群馬県道2号前橋館林線)
- 天大橋
- 新川橋(群馬県道40号藤岡大胡線)
- 新小屋原橋(群馬県道2号 駒形バイパス)
- 落合橋
- 北関東自動車道
- 新須永橋
- 須永橋
- 宮子大橋
- 龍宮橋
- 三ッ家橋
- 新開橋
- 新橋
- 永久橋(群馬県道24号)
- 水管橋
- 広瀬大橋
- 競運橋
- いせさき大橋(群馬県道295号境島村今泉線)
- 光円橋(国道462号)
- 茂呂大橋(群馬県道295号)
- 豊受橋(群馬県道295号)
- 豊東橋
- 武士橋(国道354号)
- 昭和橋
- 中島橋
- 利根川合流点
河川施設
- 広瀬川河畔緑地(前橋市) - 国道17号~中央前橋駅間に整備された緑地。広瀬川詩碑がある。
- ラブリバー親水公園うぬき(伊勢崎市安堀町)
日本カーリット広桃発電所
群馬県営田口発電所
群馬県営関根発電所
群馬県営小出発電所
群馬県営柳原発電所
東京電力前橋発電所
関連項目
広瀬川 (曖昧さ回避) - その他の広瀬川- 広瀬川サイクリングロード
- 群馬県道401号高崎伊勢崎自転車道線
外部リンク
広瀬用水(広瀬川) - 疏水名鑑
水土里ネット広桃用水 - 広瀬桃木両用水土地改良区
|