弦 (数学)
弦(げん、chord)とは、曲線上の2点を結ぶ線分のことである。
弦の両端の2点を A, B としたとき、直線AB をその曲線の割線 (secant) という。また、弦AB と、曲線の弧AB からなる閉曲線およびその内部を弓形という。
円の弦
円の弦に対しては、円の中心から弦におろした垂線は弦を2等分する。したがって、半径 r の円O とその弦AB に対して、中心O と弦AB の距離を d とすると、
- AB=2r2−d2{displaystyle {text{AB}}=2{sqrt {r^{2}-d^{2}}}}
が成り立つ。
正弦・余弦
座標平面における一般角 θ と単位円に対して、sin θ は単位円の弦の半分(正弦)である。
また、cos θ は、θ の余角の正弦(余弦)である。
関連事項
- 接線