プリモルスカ地方
西の1がプリモルスカ地方（水色）
プリモルスカ地方（スロベニア語: Primorska, 発音 [priˈmóːrska] (
音声ファイル)、イタリア語: Litorale、ドイツ語: Küstenland）は、ゴリシュカとイストラが属するスロベニアの伝統的な地方であり、行政単位としての意味は持たない。主な都市はゴリシュカのノヴァ・ゴリツァ、イストラのコペルである。
目次
1 地理
2 経済
3 脚注
4 外部リンク
地理
プリモルスカ地方はスロベニアの西部に当たる。南のアドリア海から北のジュリア・アルプスまで伸びている。プリモルスカはイタリアとクロアチアに接しており、スロベニアの唯一の海岸線がある。プリモルスカ地方の海岸が多言語地域であり、教育と行政では、スロベニア語とイタリア語を使っている。第二次世界大戦の終了後は、プリモルスカに20万人のスロベニア人と３万人のイタリア人が住んでいた[1]。
経済
リュブリャナに次いで、プリモルスカ地方はスロベニアの最も繁栄する地方である。
プリモルスカ地方の伝統的な産業が漁業、製塩業、農業とブドウ栽培である。主要作物はオリーブ、ブドウ、果物と野菜である。現在は果物とブドウの生産が増えている。観光産業と港湾運送業も重要である。イタリアとの国境に近いため、観光産業、飲食店とカジノが盛んである。最も重要な観光都市はピランとポルトロシュである。リピツァという村はリピッツァナーで有名である。そして、シュコツィアン洞窟群という洞窟はユネスコの世界遺産に登録されている。
脚注
^ Slovenski zgodovinski atlas, Nova revija, Ljubljana 2011 – ISBN 978-961-6580-89-2
外部リンク
- プリモルスカ地方
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スロベニアの行政区画
